転生して、動き始めて数時間はたった頃かな?
俺は、森の中をずっと同じところを歩いてる気がするし、誰かに会えるような感じもない。まだ何も食べてないし、このままじゃマズイな・・・
「もう、誰でもいいから出てきてくれ。」
俺がそう呟くと、後ろから『ドシンッ!』という大きな足音?がして、振り向くとそこには、鋭い赤い目をした巨大な熊が俺の事を睨んでいた。
「く、熊!?」
そしてその熊は俺に襲いかかってきた。
俺はやばいと思って逃げたが、凄い速さで追いかけてきて、そしてついに追い詰められてしまう。
このままじゃ、本当にマズイ。俺はまた死ぬのか?そう思ってしまう。
熊が攻撃してきて俺は思わず目を閉じた。
『レジェンドライバー』
すると、俺の右手に何かが出現すると、バリアのような物が展開されて熊の攻撃から守ってくれた。
何が起きたのか分からず困惑した。手に持ってるこれが守ってくれたのか?
これが何なのか見たら、俺は驚いてしまった。何故なら、持っていたのはあの仮面ライダーレジェンドの変身ベルト・・・レジェンドドライバーだ。そしてレジェンドのレジェンドライダーケミーカードもあった。
「レジェンドライバー!?それに、カードまで・・・よし、やってみるか!」
俺はレジェンドライバーを腰に装着し、レジェンドのレジェンドライダーケミーカードをバックルに装填する。
『CHEMYRIDE!』
「へ、変身。」
『LE-LE-LE-LEGEND!』
左右のハンドルを引くと、中央部が90度回転して扉が展開された。
すると、ディケイドのように複数の残像が現れると俺に重なり、数枚のプレートが顔に装着され、俺は仮面ライダーレジェンドに変身した。
「ほ、本当に変身出来た・・・!」
俺は驚いて自分の体を見てると、熊も驚いたのか動きを止めてたが、すぐさま俺に襲いかかってきた。
とりあえずここは、カグヤが言っていたあのセリフを言おう。
「さあ、ゴージャスタイムだ!」
俺は、熊に向かって歩いて行く。
熊の攻撃をかわしつつ、俺は攻撃を繰り出して徐々に押していく。
(行ける。戦えてる!)
『LEGEND RIDE MAGNUM』
「はっ!はっ!」
蹴り付けて後退させ、装備したレジェンドライドマグナムで熊に向けて銃撃する。
熊はふらつくも、再度突進してきた。意外とタフだな。
俺は攻撃を受け流し、強烈なパンチを叩き込ませて熊を吹き飛ばす。
そして、俺はドライバーを操作する。
『GORGEOUS ATTACK RIDE!LE-LE-LE LEGEND!』
「ゴージャスに、散れ!」
高くジャンプし、レジェンドのライダーズクレストが書かれたカード状のエネルギーを通り抜けてライダーキックを放った。
直撃した熊は、大きく吹き飛び、そのまま爆発した。
「やった・・・!」
初めての戦闘にしては上出来。我ながらゴージャスな戦いぶりだっただろう。
それにしても、本当にレジェンドになれるなんて驚いたな・・・俺はそう思いながら、変身を解こうとした。
「ワオオオオーン!!」
その時、近くで狼のような鳴き声が聞こえた。しかも、ものすごい速さでこっちに来てる。
俺はまたさっきみたいなのが襲ってくるのかと思い、周辺を警戒してると、一匹の狼が俺の前に現れた。
額の星に一本の角がある狼だ。そしてその背中に乗っているのは・・・
「・・・スライム?」
そう、RPGゲームで有名なあのスライムだ。背中に乗っているスライムを見て、思わず呆然としてしまった。
でも、これで確信したよ。やっぱり俺は転生して異世界に来たんだ。
「なあ、さっきすごい爆発がしたんだけど、何かあったか?」
すると、さっきからすごい見てくるスライムが俺にそう聞いてきた。
・・・ええっ!?スライムが喋った!?嘘でしょ!?
思わず驚いたが、なんとか落ち着くことができた。
と、とりあえず、聞かれたことを答えるか。
「ああ、さっき巨大な熊に襲われてな。ちょうど倒したところだったんだ。お前達は、何故ここに?」
「俺達は村に戻ろうとした時、爆発音が聞こえてな。敵が来たのかもしれないと思って、様子を見にきたんだ。」
「なるほどな・・・先に言っとくが、俺はお前達と戦うつもりはない。少し話を聞いてくれ。俺は気づいたらこの森にいたんだ。それで誰かに会えないかずっと歩き続けてたんだ。」
さっきの襲ってきた熊と違って話し合えそうだから、こちらに戦う意思はないことを理解してもらいたい。
それで俺は嘘を言わず、スライムと狼にそう伝えた。
だが、相手は人間じゃない。俺の言ったことを信じてくれるかは分からない。警戒していてもおかしくはないな。
「・・・どう思いますか?」
「嘘はついてなさそうだし、大丈夫だろ。」
あのスライムと狼が小さい声で話してる。一応言っとくけど、聞こえてるからな。
ああは言ったけど、やっぱり警戒されてるな。
ってか、狼も喋れるんだ・・・
「分かった。俺達もお前と戦うつもりはないから安心しろ・・・せっかくだし、俺達と一緒に来てくれないか?」
「え?」
「大したおもてなしとかは出来ないけどさ、聞きたいこともあるし。どうだ?」
「・・・分かった。お前達についていこう。」
俺は変身を解いて、スライムと狼について行くことになった。
スライムの話によると、近くに住んでる村があるらしく、そこへ向かってるらしい。
「ところで、お前の名前は?」
光輝「ん?そういえば、まだ言っていなかったね。俺は・・・天野光輝。仮面ライダーレジェンドだ。」
村に向かってる途中、スライムが俺の名前を聞いてきた。
ひとまず俺は、前世の名前を名乗ってレジェンドライバーとレジェンドライダーケミーカードを見せた。
すると、スライムは驚いて「や、やっぱり!」と言った。
まさか、仮面ライダーのことを知ってるのか?
光輝「それで、お前の名前は?」
リムル「え?ああ、俺はリムル。リムル=テンペストだ。こっちはランガ。」
ランガ「よろしく頼む。光輝殿。」
スライムはリムル、狼はランガって言うのか。
基本魔物は、人間と違って名前は持たないみたいだ。それで名前をいただくことによって、魔物としての格を上げて進化をする。そうリムルに教えてもらった。
ランガもリムルに名前をいただいたおかげで
こうして話してる内に、俺達はリムルが言っていた村に到着した。その村にはなんとゴブリンがいた。この世界には、ゴブリンや色んな種族がいるのか・・・
そう考えてると、俺達の元にムキムキのゴブリンがやってきた。
「おかえりなさいませリムル様!」
リムル「おう。リグルド、調子はどうだ?」
リグルド「はっ!今のところ問題はありません。」
リムル「そうか。なら良かった。」
リグルド「ところで、リムル様・・・そちらの人間は?」
リムル「ああ。天野光輝、俺の客人だ。」
光輝「よろしく。」
リグルド「こちらこそ。リムル様の客人であれば歓迎いたしますぞ。」
リグルドは俺に一礼してそう言った。
すると、俺のお腹が『ぐう〜っ。』と音がなった。
そういえば、何も食べてなかったな。
リムル達はキョトンとした表情で俺の事を見ていた。
光輝「・・・すまない。リムルと会うまで、何も食べてなくてな。」
リムル「そうなのか?リグルド、光輝に食事を用意してやってくれ。」
リグルド「はっ!すぐに用意いたしましょう!」
リグルドはすぐに食事を用意しに走って行った。
光輝「いいのか?食事用意してもらって。」
リムル「ああ。お前は客人だからな。それに困った時はお互い様だろ?」
光輝「リムル・・・感謝するよ。」
リムル「おう!どういたしまして!」
用意してる間は、少しリムルと話をしていた。
その時に聞いたのだが、リムルはこの村に住んでいる者達の主らしい。
それを聞いてまた驚いたよ。まさか主だったなんて・・・
そして食事の用意が出来たみたいで、俺はゴブリンの家?と思われる所に案内された。
中には、リグルドと頭に赤いハチマキを巻いてるゴブリン、リグルがいて、中央には果実と魔物の肉を焼いた物が用意されていあ。
俺は座っていただきますと言い、肉を一口いただいた。
おお、中々美味しいな。
光輝「美味しいよ。リムル」
リムル「そうか。口にあって何よりだ。」
果実の方も甘酸っぱくて美味しいな。
そして、用意された食事を食べ終えた。
光輝「ふう。ごちそうさま。ありがとな。」
リグルド「 喜んでいただければ、幸いです。」
食事を終えた俺はリグルドに礼を言うと、リグルドはそう言った。
リムル「さてそろそろ、お前のことを色々と聞きたいんだが、いいか?」
光輝「ああ。出来ればリムルと2人で話がしたいが。」
リムル「いいぞ。リグルド、リグル、お前らは少し外で待っててくれ。」
リムルにそう言われて、2人は頭を下げて外へ出て行った。
リムル「さて、じゃあ聞きたいことがあるんだが、いいか?」
光輝「もちろん。」
リムル「光輝、お前は・・・日本人だよな?」
光輝「!ああ、そうだ。死んでこっちに転生してきたんだ。」
リムル「やっぱりか!名前と仮面ライダーのことを聞いた時にそうじゃないかって思ったんだ!」
光輝「まさかと思ったけど、リムルも・・・」
リムル「ああ。俺も元日本人だ。僕は悪いスライムじゃないよ。」
光輝「ブッ!それ、あの有名なゲームでしょ?・・・なるほどな、仮面ライダーのことを言ったら反応した訳か。」
リムル「そうだ。いやー、まさか同郷の人に会えるとは思ってもなかったよ。」
それから俺とリムルは、俺が変身した仮面ライダーのことや前世のことを話したりした。
リムルは、前世では三上悟と言って、サラリーマンだったらしい。
転生した理由は、俺と同じように、通り魔に刺されたからだ。にしてもスライムに転生するなんてな。
俺の前世はフリーターだったこと、転生した理由はリムルと同じで、転生した時にカグヤに近いイケメン顔になって、仮面ライダーレジェンドになれるようになったことを教えたら、すごく羨ましがられた。
そんな感じで話してると、リムルがあることを聞いてきた。
リムル「なあ、光輝はこれからどうするつもりなんだ?」
光輝「そうだな・・・森を出て、人がいる所へ行こうと考えている。」
リムル「そのあては?」
そうリムルに言われると何も言えなかった。
そこまで考えてなかったからな。
どうしたものかと考えていると・・・
リムル「もしよかったら、しばらくの間ここにいないか?」
光輝「いいのか?人間の俺がいるのは、マズイんじゃないか?」
リムル「問題ないよ。みんなも光輝のことを歓迎してくれるはずだ。」
光輝「そうか。なら、世話になるよ。」
リムル「おう!じゃ、そうと決まれば・・・」
リムルは外にいるリグルドにみんなを集めてくれと命令した。
そして、ここに住んでいる者が全員が集まった。
ここに住んでる者の数、結構いるな。
そして、リムルは集まった者達に俺を紹介してくれた。
リムル「・・・という訳で、しばらくこの村に滞在することになった天野光輝だ。みんな仲良くするように。」
光輝「しばらくの間、よろしくね。」
そう言うと、集まってるみんなは俺のことを歓迎してくれた。
警戒されると思ってたけど、全くそんなことなかったな。
その後は、夜遅くまで歓迎会的なことをやった。
こうして、俺はしばらくの間この村で住むことになったのだった。
今回はここまでです。
次回はドワルゴンに向かう話を作る予定です。
それでは、また次回。