今見返すと東堂に本気を出させる為かなりタフが蛆虫になっているんダァ…だから…すまない
BATTLE.12 しゃあっ いきなり愚弄してくる奴は精神異常の傾向があるんだぜ まぁワシもそのタイプなんだけどね
◇◇◇
タフと乙骨が呪術高専に入ってから数ヶ月が過ぎ、九月に突入した。
二人は今教室で机につっぷしている。それもそうだ。夏は気温がめちゃくちゃ高く馬鹿みたいにに暑いのは勿論の事、更に呪霊が蛆虫の様に湧きやすい時期である。乙骨とタフは絶え間ない呪霊の討伐と戦友との組み手でまるで休む日が無かったのだ。そしてやっと呪霊の湧きにくい秋の季節になり、今までの疲労がここでどっと出てきたのだ。しかしそれは真希、狗巻、パンダも同様である。三人はつっぷしてはいないが完全に椅子に身を任せて放心状態。五人とてもこれから授業を受けられる状態ではないんだ。グロッキー状態なんだ。
「タフ〜〜大丈夫か〜…?生きてるか〜〜……?」
「パンダ兄…何をゆうとんのじゃあっ ワシはチン○の先までピンピンしとるわぁっ……」
「タフ…おかか…サバ」
「欺瞞だ。ほんとはめちゃくちゃ疲れてる。祓っても祓っても呪霊が出てくるんだから話になんねーよ。ふぃ〜っ 真夏の呪霊討伐は地獄やったのおっ まっそれのおかげで三級に昇級したからバランスは取れてるんだけどねっ」
「もう何にもやりたくない……真希さん今日の組み手休んでもいい?」
「いーや駄目だ…気持ちは分かるが少し休めばまたいつもの状態に戻るはずだ…だりぃけど…」
「ワシなんて疲れすぎて頭の中でジェット機が飛んどるわっ アハアハ」
こんなやる気0のグダグダな会話を続ける中、ワシらの担任が元気よく教室に入っていく。
「はーい!今日の授業を始めまーっすってあれっ?みんなどうしたのそんな?バテバテじゃん!もっとテンション上げてこーよ!!僕の様に…」(無意識の内にタフ語録を使ってしまっている五条に悲哀を感じますね)
(((((この馬鹿目隠し早いとこくたばらへんかなぁ)))))
5人の思考がほぼ一致した所で五条が続ける。
「今日は皆んなにいいニュースといいニュースがあるんだけど…どっちから聞きたい?」
「五条先生…ワシらの今の状態みてくれや…とても話を聞く気が起きんわ「じゃーまずいいニュースなんだけど」なにっ」
「姉妹校交流会って知ってるよね?」
姉妹校交流会
呪術高専・東京校と京都校の学生同士で競い合う恒例行事。2日間の戦いの中で、仲間を知り己を知ることを目的とした呪術合戦である。
相手に再起不能の怪我を負わせること及び殺害以外は何でもありのバーリ・トゥード
呪術師にとっての繁忙期が過ぎて落ち着いてくる毎年9月に、東京校・京都校それぞれの学長が提案した勝負方法が1日ずつ2日間かけて実施される。といってもそれは建前で、初日に団体戦、2日目に個人戦が行われるのが通例となっている。
また、前年に勝ちを収めた方の学校が開催場所となる。(因みに今年は京都)縦の繋がりのない呪術師にも交流会の話は伝わりやすく、ここで活躍した学生には在学中の昇級のチャンスが多く与えられる。そのため昇級を望む学生にとって交流会は実力をアピールするには最適の行事となっている。呪術高専の二年と三年が参加する。
「しゃあけど…残念ながらワシら一年はそれに出れんわっ」
タフの言う通りである。しかし時に人数合わせの為にその大会に一年が出場する事がある。
「で…その一年に憂太が選ばれたってわけ!!」
「ええっ?! ボ…僕ぅ!?」
「おお!良かったな憂太!ぶちかましてこい!!」
「しゃけしゃけ」
「チッ………」
「なんでやーっ なんでワシらは出れへんのじゃあっ」
乙骨が選ばれた事を賞賛する者二人と不服な者二人がキッパリ別れた。
「まあまあタフそう怒らないでよ。で!もう一つのニュースなんだけど!今年の交流会の場所は京都でしょ?だから皆んな四人とも見学として連れてってあげるよ!もちろん運賃の負担は僕が持つ!」
五条は決して憂太だけを強くしたい訳ではない。生徒全員を強くしたいのだ。その結果五条は自分の権力と実力を使い、他の生徒に見学させる許可を得ることができた。このニュースに他の四人も
「う お お お お お お お(一年書き文字)」
このテンションの上がり様である。
かくして五人は京都へ向かうこととなった。
◇◇◇
飛行機と新幹線の長い旅も終わり、遂に目的地の京都高に到着した。因み京都は呪術界で「呪術の聖地」と呼ばれる伝統ある古都であり京都校は東京校に比べて保守的な気風が強いらしい。
五人で京都高を徘徊していると、目の前に突然京都校の生徒らしき男が現れた。
「おい、お前ら東京校の生徒だな…お前らに一つ質問しよう… どんな女がタイプだ!! 因みに俺は ケツとタッパがデカい女がタイプです!!」
「はうっ」
タフのトラウマが蘇るっ。それもそのはずその京都高の生徒は195cmもの巨体に厳つい顔、長い髪をヘアゴムでパイナップルの様にとめているゴリラの様な風貌をしている。
そんな男が初対面でいきなり性癖を聞いてきたのだからタフのみならず他の四人も混乱していた。
「えっと……?誰ですか?後……女のタイプ?」
「初対面にそれ聞くのは失礼なんじゃねぇのか?」
「しゃけ しゃけ」
「気持ち悪りぃ……」
「笑えるな 下種で厚顔無恥の変態は堂々としている」
「俺の名前は東堂葵 これで友達だな!何…簡単な事だ…好みの女のタイプを言うだけだ。男でもいいぞ。人間の性格は性癖に反映されるものだ。性癖がつまらん奴はそいつ自身もつまらん!!」
五人からの疑問や罵倒などまるで気にも留めていないかのように東堂は続ける。このタイプは無視したら何しでかすかわからないタイプであると察した五人は
「……少なくとも…アタシより喧嘩が強いヤツ」
「サバ サバ」
「俺はやっぱりツヤのある毛をもったパンダがタイプだな……」
「僕は……その……里香ちゃんが…タイプ……です……昔も今も」里香ちゃん大歓喜である。
「なるほど、全員悪くない性癖を持っているようだな…さて…最後はお前だ…どんな女がタイプだ。」
この時タフは女のタイプを答える気はさらさらなかった。なぜならタフは東堂と戦闘する気マンマンであったからだ。五条の呪力を練る修行を終えたタフは東堂の実力を呪力感知と視覚情報で読み取っていた。
(コイツ……路地裏でヤった呪霊より数段強いやんケ ワシコイツと闘いたい 泣きたい位闘いたいんや)
先程の東堂に対する恐怖感はすっかり消え失せ、闘気で溢れている。しかも見た目や振る舞いから地雷を踏み愚弄すればすぐに仕掛けてきそうとも考えていた。そこでタフは東堂と闘う為のきっかけをタフ語録で生み出す作戦を決行する事にした。
「あの…ワシ具体的に貴方にタイプの女の人は誰なのか知りたいんすよ…もしかしたらワシのタイプの人が貴方と同じ人かも知れないんです」
「おおっ!!そうなのか!!じゃあ教えてやろう!!長身アイドル高田t「ふうん ああそう」ピキ」
東堂が高田ちゃんの愛を熱弁するのをタフはいかにも興味なさげな返答で遮る。東堂が少しキレた。そんなことはいざ知らずタフは続ける。
「どうでもいいけどワシアイドルって嫌いなんだよね 衣装に品が無いし 大抵はファンの事頭が悪いと馬鹿にしてそうな心醜き者でしょう」
ビキビキビキ
東堂が更にきれる。顔面全体に青筋を立てたその姿はもはや人間のナリをしたナニカである。
「東堂さん…ワシ…貴方に一つ言いたいことがあるんです……アイドルなんてセン○リする為だけの道具やんケ 何をガチ恋してんねん」
プツンっ
「えっ」
ヒュウン バキッ バキッ バキッ バキッ ドカァアアアアン
タフがそう言い放った直後、東堂のラリアットがタフに直撃し、タフが何枚もの壁を突き破りながら吹き飛ばされた
「おーっ こわっ」ガラガラ スタッ
しかしタフはその攻撃では全くダメージを受けておらず、ピンピンとしていた
「殺す」
「やる気マンマンやのおっ んかあっ」
((((あーもうメチャクチャだな))))
東堂とタフに完全に置いてけぼりにされていた四人であった。
タフ坊のキャラクター・ボイスは誰がいいのか教えてくれよ
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岩田光央
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小野坂昌也
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福山潤
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岩崎諒太
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サクーシャ