【本編完結】呪術高専伝タフ(続編投稿済み)   作:魚の肝

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ムフフフ 見て見て ワシタフ坊描いたのん 
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BATTLE.14 しゃあっ おーっしっかり"幻魔"植え付けられとるやん

 

●●●

 

 高校青春伝タフ(東堂書き文字)

 

 太陽が真ん中でサンサンと照り輝く昼休み、学校の屋上で二人が漫画雑誌を読んでいた。

 

 「おう タフお前何読んでんだよ俺にも見せろ」

 

一人は俺東堂葵そしてもう一人は──

 

 

 

 

 「ヒャハハハ やっぱり龍継ぐはめちゃくちゃおもろいデェ」

 

俺の戦友(ブラザー)、宮沢熹一ことタフ。

 

 俺たち二人はこの中学校で知り合い、今の様に共に漫画も読んだり、部活動をしたり、ラーメン屋に行ったり、勉強したり、喧嘩を売りに来た他校のヤンキーを返り討ちにしたりしている内に友情などという陳腐な言葉では言い表せない程の固い絆で結ばれた。

 

 この時俺は思いもしなかった。

 

 

 そんな硬い絆があの日を境に崩れようなどとは─────

 

 

 

 

 

 

 

 

「今日からこのクラスに転校生が来ることとなった。」

 

「はぁーい♡転校生の高田でーす♪よろしくお願いしまーす♡」

 

「はうっ」

 

その瞬間俺の視界はその転校生のみに縛られた。

 

 さらりとしていて華麗でありながら、ツインテールにすることで可愛さが含まれている髪型

 

 デキモノが一切なく、生まれて間もない赤ん坊のようなつるんとした肌

 

彼女を見た全ての人間に恋心を抱かせる様な色気のある目つき

 

 

 そして何よりも女子とは思えない程の高身長で抜群のスタイルと長めのスカートを履いていながらも隠しきれない程の存在感を放つ大きなヒップ………

 

 彼女の体のパーツ一つ一つ……いや、彼女の構成する細胞一つ一つ、彼女が着ている服の繊維、果ては彼女付近に漂う気体まで、彼女に関連する要素すべてに俺は虜になってしまっていた……誰にも言えない……初恋の味……ふんわりと花の香る蜂蜜レモンを吸っているかの様な………

 

 しかしタフはその日の昼休みの学校の屋上で俺が彼女の魅力を熱弁していると、彼女の事を愚弄してきたのだ。

 

 「高田ちゃんなんてセン○リする為だけの道具ヤンケ なにガチ恋してんねん」

 

その言葉をタフが放った瞬間俺とタフの喧嘩が勃発した。昼休みが終わっても……放課後になっても……太陽が今にも沈み込もうとしても……決着は激闘の末、タフが仰向けなって倒れた。

 

 「はぁ…はぁ…東堂 ワシ…高田ちゃん…糞ゆうとったけど…あれは欺瞞だ。ホントはワシあの子の事めちゃくちゃ好きやねんでケツとタッパのデカい女ってそそられるよね」

 

「なにっ」

 

「しゃあけど 東堂もあの子に惚れとったさかいのぉ…この喧嘩で勝った方がどっちが告白するべきか勝手にワシ決めとったんやっ」

 

「タフ………」

 

「おめでとう!君は立派な漢になった!高田ちゃんのボーイ・フレンドを名乗るに相応しい完璧な漢になった」パチバチ

 

「お前って奴は……」ウルウル

 

 「ファイト一発ヤンケ」スッ

 

 「ッッッ!ああっ!」ガシッ

 

 

 こうして俺とタフの絆は以前より固く結ばれた。

 

 

 

 

 

 そして東堂はフラれた。

 

 

 

 

 「う    お    お     お     お    お

 お  お    お    お     お   お  お(東堂書き文字)」

 

 「そう泣くなや お前が泣いてる時ワシのこの大胸筋で何度でも受け止めたる!ワシめっちゃタフやし……」

 

「タフ………」

 

「立てっ 立つんや 東堂! ラーメンおごったるわっ」

 

「………おうっ!!」

 

●●●

 

 

 

 

 

 

 

 

 「みろっ さっきまで鬼の形相だった東堂が…観音様みてぇに優しい顔して涙を流してやがる」

 

「どうやら俺たちは"親友"の様だな……」

 

「当たり前やん!ワシと心ゆくまで闘って親友にならないわけないやん!これからもよろしくのおっ……(あだ名つけたいのお…おおっ 東堂葵の葵ってモリヤンの森井とクリソツやんケ決まったやんケ)…………………アオヤン!!」スッ

 

「よろしくな!タフ!」スッ

 

 

    

      ガシッ

 

 

 こうしてワシは東堂と握手を交わし戦友となりそして、幻魔を取り除いた。これでもう幻魔を見ることはないだろう。

 

 後日談やけど存在しない記憶が東堂の頭の中に一年後また流れることになるらしいよ

 

 は…話が違うであります ワシは完全に幻魔を取り除いた筈であります

 

 

 

そして案の定、親父から教育という名の鉄拳をアホみたいに浴びせられた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

◇◇◇

 

 

 

 ワシは病院に運ばれ反転術式を施してもらい、完全復活を果たした。

 

 「しゅわ─────っ」

 

「タフ!タフ!」

 

「おーっ 棘やんケ 心配かけたのおっ」ペコーッ

 

「おっと あんまり動くなよ まだ治ったばかりなんだからな」

 

「ムフフフ」

 

 「タフ……こんな事アタシがいうのも珍しいと思うんだけどよ……タフの関節技の完成度すげぇよ……全部ガッチリと極まったんだからよ」

 

 

「ワシを誰やと思うとんねん ワシは宮沢熹一やっ "灘神影流継承者ここにありっ" なーんつってアハアハ」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 (……………オイオイなんでこんな所にキー坊がいるんだよ)

 

 

 

 

 

 

 

 タフの事を遥か遠くから見ていた東京校二年、秤金次は驚愕していた。

京都校生徒と東京校生徒との喧嘩が勃発していると聞いて、熱を感じた秤は現場に向かおうとしたが、既に喧嘩は終わっており、どんな生徒が闘っていたのかを知るために病院に侵入し、観察していたのだ。

 

 秤金次の術式はパチンコが大きく関係しており、北斗の拳、亜人、銀河英雄伝説、マジンガーZなどパチンコに出てくる漫画やアニメ及びキャラクターを広く浅く知っている。高校鉄拳伝タフを元にしたパチスロも存在しており秤もそれを回した経験がある。だからこそキー坊の顔を認知している。

 

 (まあ……漫画のキャラが現実に出てくるワケねぇし、第一キー坊みたいな顔してるやつなんかこの世にいくらでもいるだろ…知らんけど)

 

 秤は交流会にもうすぐ出場しなければならない事もあり、タフに話しかけるのを後にした。

 

 「あれっ 乙骨がおらんやんケ」

 

「ああ…もうすぐ交流会だからな…準備してるんだ」

 

「頑張って欲しいですね……ガチでね」

 

「しゃけ……」

 

「しゅわ───────っ!」

 

「ん?どうしたタフ?」

 

「あの……ワシエエ事思いついたんすよ……実行していいスか?」

 

「えー……ゼッテェろくでもねぇ事だろうけど……まあいいんじゃねぇか?親父にもっとブン殴られてぇんならよ」

 

 

「ムフフフフフフムフムフムフフのフ…………」

 

 

 

 

 

 

 

 




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