急遽ストーリーにラブコメを捩じ込むからゲトーボーの登場が少々遅くなるんだ……だから…すまない……
◇◇◇
ひとまず秤は呪力と体力を使い切って一歩も動けなくなってしまったタフをおんぶし、終電から降り改札を通って駅から脱出し、ビジネスホテルにでも泊まろうかと考えながら街を歩いていた。タフは秤に何百発もぶん殴られていて血だらけである為、周りの人からの視線が少々痛いが秤はそんな事を気にする程安っぽい漢ではない。
「あの…重かったら謝ります」
「謝るこたぁねーよキー坊…あの闘いは第一お前に俺がストーカーみてぇに付き纏ったから勃発したみてぇなもんだし……最高だったが……あぁ後一泊する宿の金の心配はするな。俺がお前の分まで払ってやる。」
「金ちゃん太っ腹すぎる 本気で惚れちゃうかも」
「ハッ そいつァ困るなあ! 俺には既に愛しの彼女がいるんだ」
「それって交流会で金ちゃんと一緒にいた子なのん?」
「ああ多分そいつは綺羅羅だな あとアイツ男だぞ『えっ』まぁそういう事だ だから御遠慮させてもらうぜ!」
おおっ こうして秤がタフとだべってる内に秤の貯金残高が減っていくっ 秤の彼女のリボ払いが効いとるんやっ
秤達はホテルの予約を取ろうとするも、既に今の時間は12時30分で全てのホテルが空いていなかった。
「クソッ……まぁ当然っちゃ当然なんだが……」
「あの…いきなりを超えたいきなりで悪いんスけど…どうやってでキー坊っていうあだ名を知ったんスか?」
「ん?あぁそれか パチンコ台の一つにパチスロ鉄拳伝タフっていう台があって、それでお前と瓜二つな主人公のキー坊って奴が出てきててよ…お前が使う武術は確か灘神影流って名前だったよな?」
「はい!そうですよ!!ニコニコ」
秤の質問にタフは笑顔で解答する。しゃあけど…今タフは血だらけだから秤におんぶされながらその血で真っ赤に染まった歯を見せつけてくる笑顔はホラーを超えたホラーなんだ。
「そのキー坊が使ってる武術も灘神影流なんだ……キー坊…いやタフに一つ聞きたい事がある……お前何者だ?」
(えっ この世界タフ・シリーズあるんですか? 見事やな…ニコッ しゃあっ じゃああそこにいくしかないで!!)
「ワシ…ホテルが全部埋まってる時何処に行けばいいのか心当たりがあるんやっ」
「聞けよ」
そんな秤の質問をまるで認識していないかの様にタフは別の話題を持ちかけた。
「漫画喫茶やっ」
「漫画喫茶?」
「漫画喫茶って素晴らしいゼェ 夜間の長時間・滞在プランを使えば実質的に一泊できるし……ドリンク・バーとソフト・クリームも喰えるし…パチスロ鉄拳伝タフのモチーフであるタフ・シリーズ及び漫画も読み放題だしなっ ヌ ッ 」
「お前絶対タフ読むのが主な目的だろ」
「ムフフフ………」
「まぁ…ホテルが全部埋まってんのは事実だしな……よしっ タフ!漫画喫茶に連れてってやるぜ!」
この時の秤はタフとの長時間の戦闘で疲労し、タフもいい奴である事からあまり深掘りはしなかった。普通に漫画のキャラと技をマネしてるオタクだと思う事にし、二人は漫画喫茶に向かう。
◇◇◇
漫画喫茶 快○CLUBに到着したタフと秤、まず秤は漫画喫茶の前払いを済まし、タフにシャワー・ルームを使う様に指示し、秤は先に部屋にチェックインした。
(ここが漫画喫茶の部屋か…おおっ すげえ 床がふかふかしててベッドみたいだし…パソコンも置かれてやがるのかよ…!)
秤は初めての漫画喫茶に熱をビンビンに感じまくっていた。
秤が漫画喫茶の部屋を見渡している時、丁度シャワー・ルームから帰ってきたキー坊が高校鉄拳伝タフ全42巻とTOUGH 龍を継ぐ男の最新刊を持って入ってきた。
「よしっ 久々に漫画喫茶に来たことだし、もう一回タフ読み返すかあっ しゃあけど 疲れすぎてるから少し寝るわっ」
そう言い残したタフはその場で横になり、ぐっすりいびきをかきながら眠ってしまった。
「タフの野郎ぐっすり眠ってやがるな…しかも寝るにはうるさ過ぎる程の絶妙ないびきをかいてやがる……」
「ンゴーッ ンゴーッ ンゴーッ ンゴーッ」
(うーん…タフがめちゃくちゃこの漫画に熱を持ってるからなぁ…ちょっと俺も見てみるか!!)
タフが寝ている内に秤は高校鉄拳伝タフを読むことにした。
1巻読了
(な〜んか…良くも悪くもどこにでもある普通のヤンキー漫画って感じだが…下ネタきついし…もう少し読み進めてみるか……それにしてもこの時のキー坊って涙ホクロあったんだな……途中から消えてるけど……)
2〜13巻読了
(ん?…コレ面白くないか?
確かに展開はキー坊が敵にやられる→修行する→新技を習得する→それでも倒せない→キー坊のオリジナル技で倒す
のワンパターンかもしれないが、敵の戦闘方法の一つ一つが違ってていいな…
そして関節技の描写がいい、唯の絵のはずなのに目が動いていると認識してしまう程の迫力がある…
で、戦った後はキー坊と握手して握手…ってとこが清々しいな……確かに俺もキー坊と握手した時すげぇ爽やかな気分だったからな〜〜
あと金田のあだ名の金ちゃんって俺のあだ名と同じじゃねぇか!シンパシーと愛着湧いてくるぜ!
……あれ?コレキー坊が引用した元のセリフか?!あのセリフこういうシーンでいってたのか?! こういうの探すのも楽しいな……)
13巻〜22巻読了
(アイアン木場……すげぇ熱のある漢だったぜ……最初はなんだこのアントニオ○木とジャイアント○場を雑に混ぜた様なキャラとか思ってたが、ガルシアに瞬殺されながらも宿敵のおとんにリハビリを行ってもらいリベンジ…勝つことは出来なかったもののガルシアをかなり追い詰めたのがいい……あれ?そういえばクロちゃんどこいった?)
23巻〜38巻読了
(トーナメント戦って漫画あるあるって言われてるけどドラゴンボ○ルくらいしか知らなかったから新鮮だったな…ゴードン兄弟とか熱あったし、噛ませ犬とかいるのもいい……!やっぱし王道が一番だよな!あんま俺漫画読まないけど……ラスボス?の鬼龍がかなりヤバそうな雰囲気が漂っててカッコいいな……続編の龍継ぐでも最強のラスボスとして君臨しているんだろうな……!)
38巻〜42巻読了
(おと──────ん!! おと───────んっ!!!!)
秤が高校鉄拳伝タフを読み終える頃にはもう昼になっていた。
「あぁ まーじで熱かったな……続編のTOTGHが読みたいですね……
……単行本を買ってねグッ なーんちゃって! ハハッ!!」
秤は最後に龍継ぐの最新刊がいつ発行されたのかを確認した
(ん? 2024年?! 今2016年だよな?!……一体どういう事だ?…記入ミスか…?それとも寝ぼけてんのか?)
「どわーっ もう朝になっとるヤンケ 金ちゃん! 何で起こしてくれへんねん!!」
「あぁ 悪ィ 悪ィ ……実はタフが寝てる間高校鉄拳伝タフを読んだんだァ っで! めちゃくちゃ熱があって面白かったワケよ!!」
「おーっ しっかりと"猿"が植え付けられとるやん!!」
(まっ いいか!)
秤は高校鉄拳伝を読んだ後の余韻で正直最新刊の発行日の事はすっかりどうでも良くなっていた
「じゃあな! タフ! また来年闘り合おうぜ!!」
「さようならなのん 金ちゃん! 後彼女の件一応気を付けた方がいいっスよ 最近カップル内でのリボ払い問題が流行ってるらしいよ」
「マイ・ペンライ(大丈夫)!!」
「ムフフフ…それは良かった」
ワシと金ちゃんは改札で別れ、ワシは神戸市への電車に乗るための駅に移動した。
「ステイション・ファクトリーの門を開けろっ 完全なる術師の誕生だっ」
この時タフは知らなかった……
今回の任務で
あの…黒閃のツッコミの一つとして呪力が1だったら黒閃打っても呪力が1のままって話を聞いてずっと思ってる事があるんスよ…怒らないで下さいね……呪力が1しかない蛆虫が黒閃を打てるワケないじゃないですか
タフ坊のキャラクター・ボイスは誰がいいのか教えてくれよ
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岩田光央
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小野坂昌也
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福山潤
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岩崎諒太
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サクーシャ