【本編完結】呪術高専伝タフ(続編投稿済み)   作:魚の肝

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前回のあらすじ
偽キー坊はゴリラに殺されキー坊となり、蝿頭に遭遇しました。
ちなみにキー坊の見た目は高校鉄拳伝タフのころの短髪キー坊なんだよね。


BATTLE.2 しゃあっ 都会だ 呪霊が目の前にいる

 

 

 

 「えっ? なにっ? なにこれ…? ねーっ なんなのこの生き物?!」

 

 その生き物?を見たキー坊は恐怖と困惑で絶叫することしか出来なかった。自分の目の前に得体の知れない化け物がいたのだから当然であろう。補足だがキー坊はタフ・シリーズ以外の漫画は全く読んでいないので呪術廻戦を知らない

 

 

である。

 

 「プァアァアァァァアアァ!!」

 

 ブブブブブ

 

 「うっ うえーーっ 怖いよーーっ」

 

蝿頭はキー坊の存在を彼の絶叫で気付き、何を考えているのかまるで読み取れない表情で花沢に近づいてゆく。キー坊は助けを求めようと周りの人々に声をかけるが、冷ややかな視線を送って無視され、花沢は都会の人間の冷たさを生身で感じた。

 

 どうやら蝿頭は自分だけではないかもしれないが、少なくとも此処では自分しか視認することができないらしい。キー坊は刹那、蝿頭がお化けであると推測する。キー坊はお化けが大の苦手、蝿頭を見て足が恐怖でガクガク震える。

 

 こうしている間にも蠅頭は身の毛のよだつ羽音を響かせ、やがてキー坊の目の前にまで近づいてきてしまった。キー坊は転生したばかりだというのに死を予感し、覚悟を決めて両目を瞑った。

 

 ブブブブブ

 

「プァアアァァァ」

 

「はうっ…」パチッ

 

 

 

 

 ブブブブブブブブブブブブブ

 

 

 

 

 

 「えっ」

 

 ブブブブブブブブブブブブブ

 

(な なにっ? 襲ってくる様子がまるでないっ!?)

 

 蝿頭は花沢を襲ったゴリラの様に暴力を振るってこず、多少肩が重くなったものの、蝿頭はキー坊の頭の上をぐるぐる飛び回るっているだけだった。

 

 

 

 この世界には呪霊は人に害を与える存在で、蝿頭もその一種なのだが、呪霊"蝿頭"は最弱クラスの四級呪霊。蠅頭の人に与える被害はせいぜい肩凝りや目の疲れ程度。キー坊は最初こそビビりまくっていたものの、少しキモくて生理的嫌悪感があるが、何処か愛嬌のある可愛らしい見た目に少しずつ恐怖が薄れていく。

 

 「ムフフフ…とってもキモかわいいのn 『プァァァアアアァァ』なにっ?!」

 

 キー坊がほんの少し蝿頭に見とれていると蝿頭は仲間達を引き連れてキー坊の近くに一斉に集結した。

 

 

 

 

ブブブブブブブブブブブブブブブブブブブブブブブブブブブブブブブブブブブブブブブブブブブブブブブブブブブブブブブブブブブブブ

 

 

 (ものすごい数のお化けが集まってきているっ!)

 

 蝿頭の見た目にほっこりしていたキー坊も、蝿を連想させる鳥肌の立つ気持ち悪い羽音に腹の底から強烈なストレスが噴火した火山の溶岩の様にとめどなく湧き上がってくる。

    

 「じゃかあしいっ 頭の上でお化けが飛んどるわっ『ビタッ』あっ こいつワシの顔に引っ付いてきたマジ殺す しゃあっ 灘神影流"刺鉄拳"!」

 

キー坊は青筋を浮かべながら蝿頭に灘神影流の打撃技を浴びせるとそのほとんどが打撃と衝撃波で祓われ、刹那不可解な事象がキー坊に生じた。

 

 

ズズゥウゥウウウウ

 

「なっ 何ですかこれはァ お…おててから変なものが出てきたですゥ(ボアッ)

青い炎だ…青い炎が出てきたですゥ(ボワボワ) はひーっ」

 

 

  キー坊は蝿頭を殴る際、怒り、即ち負の感情を持って蝿頭を殴ったのだ。まだ多少のブレはあるもののキー坊は無意識の内に呪力を精製することにたまたま成功した。残った僅かな蝿頭は路地裏に逃げ込むが、キー坊はそれを追跡する。

 

 「待たんかいボケ──っ いい加減に晒せやこのチンカスっ」

都会の中心であるにも関わらず下ネタを吐きながら全力で一般人には見えない蝿頭を追いかけるキー坊。周りは「こ…こいつ…へ…変なクスリでもやっているのか」とドン引いていた。

 

 

 ◇◇◇

 

 

 

 

 そしてキー坊が路地裏に到着し辺りを見渡したとたn

 

 

            ガチィィィィィッイ

 

              「なにっ!!」

 

 

突如 巨大な口が噛みつき攻撃を仕掛けてきたのだ。それをキー坊は反射神経で後ろにバックして致命傷は避けたもののその牙でキー坊の皮膚は裂かれ、血が流れていた。ゴリラに遭遇した時は呪力がなかったが今は呪力を多少なりともねることができそれで身体能力を向上させたからこそ致命傷を避けられたのだ

 

 改めてキー坊が路地裏の中を目をこらしてよくみてみる。

 

3mもあろうかという巨大さに集合体恐怖症が見れば思わず絶叫したくなるようなびっしりと張りついた目。四方八方に伸びた触手、極め付けはカバの様にデカく、サメの様に鋭い牙。 

 

 この呪霊は術式を持っていないので2級で止まっているが、その身体的特徴と感知される呪力量を蝿頭レベルにまで小さくできる呪力操作、先程の蝿頭を囮として使った不意打ちで数多くの2級術師を屠ってきた強力な呪霊。渋谷事変の蝗GUYと同じく実力だけなら準一級クラスは余裕である。

 

  呪力感知をしたこともないキー坊もその呪霊が強力だとその悍ましい見た目を見ただけで十分に理解できた。

 

  「エエヤンケ、わしは南京○の豚まんと同じくらい喧嘩が好きなんやで ()()()()()ハッピーハッピーやんけ」

 

しかし、そうキー坊は目の前の化け物に対して全く怯える動作もなく言い放ち、構えをとる。

 

  

◇ゴングをならせっ 戦闘開始だっ




◇次回、どのような展開が…?

タフ坊のキャラクター・ボイスは誰がいいのか教えてくれよ

  • 岩田光央
  • 小野坂昌也
  • 福山潤
  • 岩崎諒太
  • サクーシャ
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