【本編完結】呪術高専伝タフ(続編投稿済み)   作:魚の肝

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BATTLE.21 しゃあっ ワン・ショット・イコール・ワン・ジュレイ・キル

 

 ◇◇◇

 

 タフ達4人は今回の任務場所に到着した。

 

 任務場所は一件の家なのであるが、その家が周りの家よりも一回りも二回りも大きく、博物館なのではないかと勘違いする程………まるでドラえ○んのス◯夫の住んでいる豪邸のようであった。

 

 「ひぇ〜〜〜っ! 凄い豪邸ですね〜〜〜っ!!」

 

「けどかな〜りボロっちぃわね」

 

 真依の言った通り、その豪邸は手入れが全くされていないのか、庭の雑草は生え放題で、所々塗装も剥がれ落ちてしまっている。

 

「はい、…ここは所謂幽霊物件という奴でして……土地の割に価格が異様に安かったんです…だから当時はこの家の購入を希望する人が多かったんですよ」

 

 そういって窓の人は説明を始める。

 

 "窓"

 

呪術界の隠語の一つであり、呪いを視認できる非術師を指す。呪術師はこの窓を経由して任務を遂行する。

 

 今回の窓はコメカミから額を何かで削られた様な傷跡がある女性の会社員である。恐らく呪霊に襲われて出来た傷だと思われるが……

 

「あの……全然家の中人が沸いてないんすけど…いいんスかコレ?」

 

「そう、そこなんです。実はこの家を購入した人が次々と死んでいったんですよ。5年間でざっと30人位死にました。だからこの家を購入する人が誰もいなくなり、私気になって家の玄関付近行ってみたんですよ…そしたら呪霊の残穢がべっとりと付いてて……」

 

 「恐らくこの家の中に呪物が仕込まれているナ……その回収も行うゾ……」

 

こうして4人はその空き家の豪邸の中に入っていった。

 

 

 

 ◇◇◇

 

 バフッ ギシッ ギシッ スタッ ギシッ ザッ

 

 4人が歩を進めてゆく中、タフが口を開いた。

 

 「あの…屋敷の中不気味を超えた不気味なんスけど…いいんスかコレ?」

 

 「屋敷の中の呪霊の生得領域よ 高専で習わなかったワケ?」

 

 「あのう、話変わるけどもしかしてマイ・ペンライは真希と同一人物なんじゃないスか?」

 

「真希の妹よ私は…何よ同一人物って……後その呼び方をやめて キモい喋り方もやめて」

 

 「えっ 妹なんスか? ……好感がもてる『キッモ 死ね』 その美しい声と話し方といい立ち振る舞いといい美人()()の鑑やで 呪具ばっか振り回しとるどこぞのゴリラとは月とスッポンや

あとキモい喋り方……?独特でユーモアのあるセンスのいいセリフ回しと言ってくれや」

 

 「フンッ!!」 パァソ

 

 「はうっ はうっ あうっ」

 

タフにプライドを逆撫でされ、お姉ちゃんも侮辱させられた事にキレた真依はタフの太ももにローキックを浴びせ、タフを悶えさせる。

 

 ブラック・フラッシュの余韻が未だに治らず、自分に酔いまくっておりかつ、真依に自分を構ってほしくてタフは未だに失礼を超えた失礼な態度ばっかりとりつづけた為当然の報いである。

 

 「……………」

 

遂に真依が完全に黙りこくってしまった。もうタフと話したくないらしい。

 

 「そ…そういえばタフ君って東堂先輩と互角に渡り合ってたんですよね? めちゃくちゃ凄いじゃないですか!!」

 

 かなり険悪になった空気を三輪は何とか和ませるようにタフに別の話題を持ちかける。

 

 「………互角やない」

 

 「えっ?」

 

先程までヘラヘラしていたタフの顔が突如引き締まった。

 

 「おとんが来て東堂はあの時ほんの一瞬やが気を取られていた……ワシはその隙をついただけや あの時マトモにやり合ってたらワシは東堂に締め落とされとるわっ」

 

タフがあの時東堂に放った"幻魔脚"の幻魔は呪力を練り幻術とし対象に浴びせる。その為かなり呪力消費が激しく、更に避けられる可能性もある。 あの時夜蛾学長が来ていなければ東堂はタフの放つ幻魔脚の効果を自称IQ53万の頭脳で打たれる前に理解し、指を極められたまま跳躍し、幻魔を避けていただろう。

 

 秤戦の時も善戦し、ブラック・フラッシュを三発打ったが結局は負けた……幾ら不死身とはいえ相手はピンピンとしていたのだ。

 

 まだまだ自分は未熟であると考えていた。

 

 「へ〜〜っ 意外と自分に厳しいんでs うわあっ?!

 

  「「「ッッッッ!!!?」」」

 

 突如三輪が地上から引き摺り落ろされた。地面から呪霊の手が生えてきて三輪を下に追いやったのだ。

 

 「なにっ "呪霊"の"術式"!? トダー!三輪を追うんだァ!! ワシと真依は地上を確認するワ!!」

 

「言われなくとも既に追っていル!! 後トダーって何ダ?!」

 

 

「何って…お前のあだ名やん 2人で地下の呪霊を殲滅するんだ。いっけぇ!」

 

そう言ってメカ丸はチカにチカらずくで潜って行った。(今なんか言ったか龍星?)

 

 「ちょっと?! 何アンタ勝手に指示してんのよ!!」

 

 「女2人だと危険すぎるだろうがよ えーっ これは差別ではない差異…… う あ あ あ(pc書き文字)

 

 「今度は何よ?!」

 

「呪霊ィ 呪霊がいるゥ」

 

パァソ

 

 真依は返事をする前にその呪霊に吹っ飛ばされ壁にめり込んだ。咄嗟に受け身をとっていた事が幸いして気絶しているだけのようだった。

 

 「こ…この呪力量は ま…まさか」

 

 

 

  ケタケタケタケタケタケタ

 

 

 

 

 

 

 

  特級呪物"宿儺の指"を取り込む事によって生まれた特級呪霊がタフの前に姿を現し不気味に高笑いをあげていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

  

 

 ◇◇◇

 

 

 

 

 「この力に一番戸惑っているのはワシなんだよね」

 

 

  「ギィイイイヤアァアイィィィィ………イイイア」

 

戦闘が開始して数分、タフが呪霊をタコ殴りにした後、倒れ伏した呪霊に腰掛けていた。

 

 

 「不思議ですね…ワシは数ヶ月前まで二級呪霊相手に大きく恐ろしく絶対に超えられない存在だと思っていたのに……今では特級呪霊が雑魚キャラに見える」

 

 

 それもそのはず、タフは全力で殺しにかかってきた東堂を相手取り、秤との実に六時間半もの長時間の戦闘と、禁断のブラック・フラッシュ"三度打ち"により、タフの実力はかつてないほどの成長を見せていた。

 

 タフは体勢を変え、今度は特級呪霊の頭を踏みつける。

 

 「今日からお前は蛆虫だ。負の感情を放つ人間にたかりこの世で最も汚く蔑まれる蛆虫だ。」

 

 蛆虫呪霊は自分を踏みつけてる足を取っ払ってタフと距離を取り、自分の莫大な呪力の攻撃をタフに放ち、タフがその攻撃を咄嗟に両手で受け止める。

 

 

     ドカァアアアソ シュウウウウウ

 

 放たれた呪力は爆発を起こし、タフの両手は焼き焦げ無くなってしまった。 それを見た蛆虫呪霊は再度高笑いをあげる。一体どんな無様な泣き叫び方を見せてくれるのだろうと……。

 

 

 「あーあー… また勲章が増えちゃた。」

 

 タフは身体中に分泌されているアドレナリンと特級呪霊を圧倒している優越感で痛みを感じていなかった。これには蛆虫呪霊も「ウ…ウソやろ こ…こんな事が…こんな事が許されていいのか」という顔を「エ──ッ!!?」と絶叫しながらしていた。

 

 「"蛆虫"の癖におしゃべりなんですよ お前ら特級呪霊はクラスター核爆弾とトントンと言われているけどねグビッグビッ  ワシは全然お前を恐れていないの 灘神影流はミサイル相手でも戦ってみせるの クククク…ワシなんてお前に本物の呪力飛ばしを放つ芸を見せてやるよ」

 

 そう言ったタフは蛆虫呪霊の前で思い切りドンッと地面を踏み込んだ。

 

 

  「しゃあっ 幽玄真影流"奥義" "幻突"!!!」

 

         ボッ

 

 するとタフの呪力が腕の付け根あたりから投射され蛆虫呪霊を叫ぶ間もなく消し飛ばした。

 

 因みにこの技は "軽やかさ" "しなやかさ" "力強さ" を全て兼ね備える剛脚 "玄腿" (モンスター・フット)の持ち主しか使えない

 

 「イエイッ 特級呪霊をぶちのめすことがこれほど快感とは フォフォ これは癖になりそうだ!!」

 

 そう言い切った直後に三輪とメカ丸が地上から姿を現した。

 

 「地下の呪霊全員祓いまし…ってうわあっ?! タフ君?! 両手無くなってるじゃないですか?! 大丈夫何ですか?!」

 

 「ククク…三輪ちゃん ワシは身も心もごっつうタフなんや 両手の欠損だよ どうということないっ!!」

  三輪はタフの両腕を見てビビりまくり、メカ丸は気絶した真依を起こしにいった。

 

 

 「おい真依起きロ 任務は終わったゾ」

 

「ん…アレ…?私は何を?」

 

 

「マイ・ペンライちゃん 貴女を襲った呪霊を祓ったのは…ワシなんだ! うーっ 讃えろ ワシを讃えろ」

 

(タフ君……両手が……私を助ける為に…? タフ君が私を守ってた間に私は呑気に寝てたっていうの……?)

 

自分がタフの足手纏いとなった事実に真依の心は深く曇っていた。

 

 「は────っ 呪霊討伐 完全遂k…………………」

 

 

タフがセリフを言い切る前にタフの体が硬直し、痙攣した。アドレナリンが切れたのだ。

 

 

 

 

 

 

 「ぎ   や   あ    あ     あ   あ  あ     あ   あ  あ    あ  あ  あ  あ(pc書き文字)」

 

「やっぱり大丈夫じゃないじゃないですかぁ!!?」

 

 

 

 タフの無様な姿はこれだけでは終わらない。

 

 

 

「あ」 ジュ…ジュイ…シャアアアア……ブリ…ブリブリ…ブリュリュリュリュリュ チョロロロロロロロロロロ 「はうっ」 ブリッ カクーン

 

  (((う………うわぁ)))

 

そしてタフは失神K・Oし失禁し脱糞した。

 

 

  




マネモブ達よ 教えてくれ タフ君が魅力的かどうかを よく愚弄したりイキったりするし嫌われてないかかなり心配なんだ

タフ坊のキャラクター・ボイスは誰がいいのか教えてくれよ

  • 岩田光央
  • 小野坂昌也
  • 福山潤
  • 岩崎諒太
  • サクーシャ
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