【本編完結】呪術高専伝タフ(続編投稿済み)   作:魚の肝

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禁断の挿絵"二度打ち"
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ムフッ 自分の絵柄で描いてみたのん…


BATTLE.24 しゃあっ 殺法すなわち活法なり!

 

 ◇◇◇

 

 前回、タフの財布は老○記の豚まんと帰りの新幹線の交通費で荼毘に付したよ。 

 

 そしてタフは京都校の面々にこれからのお付き合いも兼ねて豚まんを送る事にした。

 

 「ジャーン 霞 お土産を持ってきたで! 南京町の豚まんや! 勿論冷凍で」

 

「あーありがとうございます!タフ君……あれ?なんか豚まん多くないですか?」

 

 三輪がタフに渡された袋の中身を見てみると、お土産というには余りにも多すぎる程の豚まんが入っていた。

 

 「霞……聞いています…弟2人を養う為に呪術師になったと……だから実家に帰ってきた時に弟達に分け与える用の豚まんも入ってるんス 忌憚の無い意見ってヤツっス 3人で分けるから尊いんだ 家族愛が深まるんだ」

 

 「えっ?いいんですか!ありがとうございます!!」

 

(タフ君…最初はちょっと怖い人かな〜…と思ったけど普通にいい人だったな〜! やった〜これで当分の間食費が浮くぞ〜!!)

 

三輪はタフに深くお辞儀をし、タフと別れた。

 

 

 (き…気持ちええやんケ イエイッ 他人に感謝される事がこれほど快感とは! フォフォフォ これは癖になりそうだ! 

 

 静虎のおとんも言うとったけど他人のために何かをするということは快感なんや 言うとったしなっ ヌ ッ 

 

 しゃあっ この調子でお土産の豚まんを渡す芸を見せてやるよ 次の相手は……)

 

 

 

 

 

 

 

 ◇◇◇

 

 

 

「真依・ペンライちゃん 君に300円をプレゼントするよ ただし現金じゃなくて300円分のお土産の豚まんでn『だからその真依・ペンライって呼び方やめて 後誰がウン・スタの買ってきた豚まんなんて食べたいワケ? 汚らしくて食べられたもんじゃないわ 自意識過剰も甚だしい……』あうっ」

 

真依にお土産を渡そうとするものの高火力の愚弄でタフは押し黙ってしまった しかしこれは悔しさや怒りなどではなかった。

 

 (ぐ…愚弄が心地いい……)

 

 タフは真依のツンデレにより心が完全に鷲掴みにされて立派な真依の僕になってしまっていた。

 

 (人を愚弄するのは気持ちいいんだよネ 興奮するんだよネ だからマイ・ペンライちゃんはその愛くるしい三白眼でワシを見下げて愚弄するんだよネ でもワシも真依・ペンライに愚弄されて気持ちいいんだよネ……しゃあけど…マイ・ペンライちゃんのデレが一番やわっ)

 

「ムフフフフ………」

 

タフは真依への好意が心から遂に溢れて顔に表れて、顔を赤らめてしまう。 

 

 「うわぁ……何煽られて顔赤くしてんの…キッッショ…マゾじゃない…サブイボ出てくるわ」

 

真依は両手を組んで身体を震わせ寒そうな演技をしながらタフに冷たい視線を送るがむしろそれはタフには全く効かずさらに身体中を震わせた事で微妙に 揺れる巨乳…… でタフの股間がバーストしそうなんだっ

 

 

 「ホッ ホッ ホッ ホッホア─────ッ!!」

 

「あっ! ちょっと待ちなさッ!……あ────っ……いっちゃった」

 

タフは赤面したままバーストしそうな事を悟られない様にその場を去った。奇声をあげながら撤退する姿は人というより猿だな……

 

 

 

 

 

 

(………赤面してる時のタフ君…可愛かったからもっと見ときたかったのに…………)

 

 

 

 

 

 ◇◇◇

 

 豚マンをアオヤン、庵先生、楽園寺学長 etcに配った後、タフは再度外出した。

 

 特に理由などなかった……本当は自分の部屋でゴロゴロしておこうとも思ったのだが、おとんがせっかくくれた休暇……やっぱり有効に使いたいと思い目的を探す為プラプラ出歩きながらタフ語録に置き換え替え歌を歌っていた。

 

 

 (しゃあっ  ホアーッ チート・ギフテッド シマキン ウォンテッド チンゲ モリヤン 明らかもうでん (幻突 幻魔は この世の物では) ないです なんだあっ それ聞いてないよッ えっ ガルシア 口を揃えて あうっ ガルシア 口を揃えて 消えるっ 消えるっ 納得できない 灘神影流 蠢蟹掌 "二度打ち" しゃあっ しゃあっ しゃあっ なんだあっ しゃあっ しゃあっ しゃあっ なんだあっ………ッッッ!!?)

 

替え歌……ボッ・パンパン・ボッ・パンパン・ボッ・パンパン・ゴッの歌詞を考えている最中、感じ覚えのある呪力を探知した。

 

 (ワシ…この呪力に心当たりがあるんや……メカ丸やっ!!)

 

 タフはメカ丸の呪力を探知した。普段自分達とコミュニケーションをとるメカ丸は傀儡で、今日その傀儡は学校におりメカ丸に任務もなかった。

 

 

 (つまり、この呪力を辿れば……本体に会えるって事やん!)

 

 今までてくてくと普通に歩いていたタフはクラウチング・スタートの構えを取り、メカ丸の本体の居場所へ全速力で向かってゆく。

 

 

 タフが高速で移動する中遂に扉の様なものを発見し、タフはそれをこじ開けて中に侵入していく。

 

 「しゃあっ ワシ 宮沢熹一御登場だあっ えっ」

 

 

「………!! タフ…何故お前が此処にいる?!」

 

そこにいたのは四肢が所々欠損し、全身を包帯で巻き、ケーブルで繋ぎ、バスタブを血の海の様な液体で満たし浸かっている見るに耐えない痛ましい姿をしたメカ丸の本体こと 与幸吉であった。

 

 

 

 

 

 

 ◇◇◇

 

 「……ふうん…つまり天与呪縛の関係でこうなっているというワケヤンケ…」

 

 「そうだ……常に全身の毛穴から針で刺されたかの様な痛みが走り、皮膚は月光で焼けてしまう程に脆く、生まれてから右腕と膝からの下の肉体と腰から下の感覚がない……その代わりに日本全土に渡る広大な術式範囲と実力以上の呪力出力を与えられた……」

 

顔を顰めながらメカ丸は続ける

 

 「だがコレは俺が望んで手に入れた(能力)じゃない…この能力を差し出して普通の肉体が手に入るなら…喜んでそうするさ…」

 

「………………トダー…いや…ムター…手……出してもらっていヤンケ?」

 

「…? まぁ…別にいいが……どうするつもりだ?」

 

 

  「…………」

 

   ギュッギュッ

 

  「ッッッ?!!」

 

メカ丸はタフの言われた様に左手を差し出す……するとタフがその左手を親指で圧し始めた。

 

「おいタフ!お前何をやって……?」

 

刹那、与の肉体に変化が訪れる。左手を中心に体の痛みが和らいでいくのだ。

 

 「タフ…?コレは一体何を……?」

 

 「武道は三術を講ず 「技」「医」「芸」術なり 人体を熟知しているのは医者だけではないヤンケ! 殺法すなわち活法なりヤンケエッ!! (クワッ!)」

 

「おおっ?!………な…なるほどぉ??」

 

「具体的に言うと光ある所に影あり、人を殺す術もあれば人を活かす術もある……灘神影流はそのハイブ・リットの言わば血統のいい武術ヤンケ 今ムターのツボを突いて痛みを和らげてるヤンケ」

 

「………………」

 

にわかに信じ難いが、実際痛みが引いていっているのだ。

 

 「ヨター ワシ…京都にいるまで毎日此処に来て活法を施すヤンケ 肉体を元に戻すヤンケ そして皆んなに会わせてやるヤンケ」スッ

 

 

「ッッッ………!!!」

 

そうだ…!タフの言う通りだ…!俺は皆んなに会いたい…傀儡じゃなく…俺自身の身体で皆んなに会って関わりたい…この身体を治して皆んなと関わりたい!! 

 

 「タフ……俺の身体の治療を…よろしく頼む()()()!」

 

「クククク…任せるヤンケ!!」

 

 

こうして宮沢先生による与の治療が始まった

 

タフ坊のキャラクター・ボイスは誰がいいのか教えてくれよ

  • 岩田光央
  • 小野坂昌也
  • 福山潤
  • 岩崎諒太
  • サクーシャ
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