【本編完結】呪術高専伝タフ(続編投稿済み)   作:魚の肝

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遅くなってごめんなあっ
R18版御投下だあっ
https://syosetu.org/novel/357312/
タフ君のセリフと描写極力排除したんダァ 
しゃあけど…ほう…性癖が出てますね な展開だから見ても見なくても何でもいいですよ

 


BATTLE.37 しゃあっ "修行"かぁ いいねぇその武道家特有の胡散臭くて古臭い言い方

 

 ◇◇◇

 

 京都都立呪術高専専門学校、休み時間に二年の教室に一年の生徒が走り込みながら入ってくる。

 

 「ジャーン!西宮先輩 ワシの作品を見せに来たで!」

 

 「あー出来た?見せてみて…どれどれ…う〜ん……まぁ…及第点って所ね!ちょっと目の位置がズレてるし糸が所々ほつれてるけど十分可愛いじゃないの」

 

「よっしゃあっ!あざーっス!ムフフフ…とっても嬉しいのん」

 

タフは謹慎を喰らい、その間呪骸の兄弟達の存在が恋しくなり、自分で兄弟達の姿を模倣したぬいぐるみを西宮に制作方法を教えて貰っていた。最初こそとてもぬいぐるみとは呼ばない代物であったものの、丁寧に教えて貰うにつれ、タフは少しずつではあるがぬいぐるみ制作が上手くなっていき、そして遂に今、西宮師匠から作ったぬいぐるみを見てもらい見事合格を勝ち取ったのだ。

 

 「八回目の審査だよ どうということない! あ────っ やっぱパンダ兄ィの身体はモフモフを超えたモフモフなんダァ 再会した時には思いっきり触らせて貰おうカァ」

 

「タフ君も後一週間で東京に帰っちゃうのかぁ……なんかそう考えると寂しくなるわねぇ……もう京都校の生徒になっちゃえば?」

 

 西宮はタフのパンダのぬいぐるみをこねくり回しながらもの寂しげな目で見つめてくる。

 

「しかし……真希に武術を教える約束してるし…憂太と映画をまた観たいし……棘とおにぎりを食べたいのです」

 

 「アハハハ冗談冗談!……でも困った時はいつでも相談してね!アンタはもう私の可愛い後輩なんだからね」

 

西宮は触りまくったパンダをタフに渡して次の授業の準備に取り掛かる。

 

 「それにしてもぬいぐるみ作りたいなんて聞いた時はびっくりしたわよタフ君……アンタ裁縫とかそういうの全然興味無さそうなのに……」

 

 その言葉に少し眉をしかめながらタフは儚げな顔をする。

 

 「ワシは灘神影流の使い手や……ワシは灘神影流を使ってアホ程色んな物壊してきた……だけどね 本当はワシ…"壊す"ことよりも"作る"ことの方が好きな人間なんだ。 

 

 人間はね 何も持たずに生まれてきて何も持たずに死んでいく いくらお金を稼いでも持っていくことはできない……だけどね(二度打ち) 必ず残っていくものがあるんですよ。ぬいぐるみも… 料理(TOUGHグミおにぎり)も…戦友も恋人も…… ()()()()()だけはみんな残っていく……

 

どうせなら"作る"人生を送っていきたい……ただそれだけです。」

 

 西宮はタフの言葉に少し心を打たれながらも、何か引っかかったのか疑惑の目をタフに向ける。

「……………恋人?ねぇタフ君恋人ってどう言うこと?」

 

「やばっ あわ…あわわ……」

 

 西宮に詰め寄られタフは露骨に狼狽まくる。ついうっかり口を滑らせてしまったのだ。

  

 

 ガラガラガラガラ

 

 タフが慌てふためいている頃、教室のドアが勢いよく開く音が鳴り響き、東堂が風のごとく入ってくる。

 

 

 「タフ!今日高田ちゃんが京都の観光地に取材に来るそうだ!俺についてこい!!」

 

 東堂はいつもの様に高田ちゃん関連で盛り上がっている。

 

 とまあこの様にタフは三年の二人と良好な関係を築いていた。(加茂)はダメです。会っただけで黒歴史を思い出しますから。

 

 東堂がタイミングよく現れてくれたおかげでタフのこの状況を切り抜ける答えが舞い上がってきた。

 

「おおっ せやっ! 西宮先輩……ワシの恋人になってほしい…それが高田ちゃんです。ついもう高田ちゃんがワシの恋人かの様に言っちゃったんだよね凄くない?」

 

「…………………」

 

西宮は半信半疑の様子でありながらも「あらそう」とそっけなくタフに返し、タフはやりきったと安堵し胸を撫で下ろす。

 

 「フフ…高田ちゃんは魅力的過ぎるからな……つい彼氏面をしてしまうのは痛い程分かるぞタフ……!さあタフ!俺と一緒に

 

『アオヤン……ワシも高田ちゃんのこと大好きやけど…今回は遠慮させて貰うんだ 悔しいだろうが仕方ないんだ。』」

 

その言葉を聞いた東堂は少し不満気な顔でタフを睨みつける。

 

 「この一週間でどうしてもやりたいことがあるんです…ワシの気持ち分かって下さい」

 

「…………そうか…………分かった!ブラザーがそこまで真剣な様子でいるという事は深い事情があるということだな……俺はそれを止めるつもりはない……行ってこいタフ!!」

 

 東堂は渋々ながらもタフの心情を察して要求を受け入れ、気合いを入れる為背中を思いっきりバシッと叩き喝を入れる。

 

「あざーっス!」

 

 そうハッキリとした大声で応え、二年の教室に戻って行った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 ◇◇◇

 

 「……………やっぱり"黒"ね」

 

「へ?何がですか?」

 

 西宮と三輪が食堂で昼食を摂っていた時、西宮は唇に手を当ててそんな事を口にする。

 

 「霞…アンタも聞いたことあるでしょ……!真依ちゃんがタフ君とデキてるって話……!」

「えっ?! そうなんですk ゴホッゴホッゲホッ!!」

 

 三輪は衝撃の事実に戸惑い食べている物を喉に詰まらせ必死に胸を叩いている。

 

 「実はタフ君が意識を失ってる時に真依が何度もタフ君の部屋を出入りしてるって事が噂で流れてて……まぁ私達もタフ君の様子見に行ってたから違うかも知らないけど……

 

 問題はタフ君自身が恐らくうっかり自分に恋人がいるって匂わせちゃったのよ」

 

 西宮は三輪にしか聞こえない様な小さな声でひっそりと囁き、三輪は未だに信じられないのかどうも納得のいかない表情をしていた。

 

 「いやでもぉ──…タフ君と真依ちゃんって私から見るとかなーり険悪そうな雰囲気ですよ?そんなカップルとは到底思えないっていうか…?」

 

「甘いわよ霞ぃ〜…そういう表面上では仲が悪いカップル程裏ではベッタベタな関係だったりするの!私には分かる!」

 

 いつになく西宮は自信ありげな目をしていた。

 

 「えぇ……まぁ…確かに言われてみれば…今日の食堂に真依ちゃんが来てないのもよくよく考えたら変……かも………?」

 

 

 

 

 

 

 

 この時真依はこっそりタフと一緒に昼食をとっていた。

  

 「ねぇ…タフ君……コレ被ってみて」

 

真依は手作りハンバーガーを頬張りながらタフに待っているソレを優しく投げ渡し、タフがいとも簡単にキャッチしてみると、自分と同じ髪色のロン毛のカツラが握られていた。

 

「もちろんいいですよ!」

 

 タフはそのカツラを被るとタフ・シリーズ1のイメ・メンとマネモブからお墨付きを頂いているNEOキー坊と同じ風貌になる。

 

 「フフフ…今のタフ君すっごいエロい……」

 

「ワシと同じ意見だな………あっ 真依ちゃん唇に胡麻付いてるっスよ?」

 

「ひゃっ?!♡♡」

 

 タフは今の顔を真依に近づけ人差し指で胡麻を払いとり口に運ぶと真依は今顔を見られたくないのか両手で必死に顔を抑える。しかし隠しきれていないはみ出た両耳はアッツアツになっていた。

 

 「なんか女王様キャラだったのにどんどんキャラが変わってくるよね」

 

「ふ…ふぇぇ……言わないでぇ……」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ◇◇◇

 

 

 そして数時間後放課後となった。

 

 

 「わたし……き…きれい?」

 

 真依は身体をもじもじさせながらタフに問いかけてくる。胸部はクーパー靭帯を刺激して垂れ乳にならない様にナベシャツを着用し、上下の水色ジャージを来ていた。

 

 

 「真依ちゃんはいつでも綺麗っスね 忌憚のない意見ってヤツっス 」

 

 再度真依は耳を真っ赤にして顔を覆い隠す。今のロン毛タフは真依にとって劇薬すぎるのであろう。

 

 

 「よしっ ゴングを鳴らせっ 修行開始だあっ!!」

 

 

 タフと真依は目的地に走り込み、一時間数十分が経過してそこに到着する。数多の捨てられる予定のタイヤが置かれている廃タイヤ工場である。

 

 「はぁ……はぁ……おえっ……」

 

「ククク…まだ走っただけで修行はこれからやん」

 

全力で走り込み息が上がっている真依を尻目にタフはタイヤを持ち上げては積み上げていく。

 

 「タイヤ・ツリーだっ

 

 真依ちゃん兎に角脚を鍛えて龍を目覚めさせる事が重要なんだ。目覚めさえさせればなぁ…パンチも踏み込みが重要だし……このタイヤ・ツリーを一番下のタイヤから蹴って落としていくんだ。 通称"ダルマ落としキック"」

 

「フフフ…タフ君あんまり私の事舐めないでくれる?一応私も呪術師なのよ? こんなただ積まれただけのタイヤなんてっ!!」

 

 

ドボッ

 

 

 

 シ─────────────ン

 

 真依は思いっきりタイヤに呪力を纏ったローキックを浴びせるがタイヤはびくともせず、辺りになんとも言えない空気感が流れる。

 

 「…………………」

 

「フッ なんだそれは…? もしかしてローキックか?」

 

 ビクともしねーじゃねェーかよ えーっ?!

 

 舐めるなっ メスブタァッ!!

 

 

  ベシィッ

 

  

 「ぎゃっ?!」

 

 タフは持っているハリセンによる地獄の頭部打ち!一時間程前とは打って変わり真依に容赦なく指導していく。

 

 「何よ?!何もそんな急にブツ必要ないじゃない!それに私のローキックでアンタ痛がってたじゃないのよ!?」

 

「真依ちゃんのローキックは痛い…ただそれだけだ。

 とにかく! ツベコベ言わずワシの言うことを聞けよバカヤロー」

 

 

 「チッ……分かったわよ!ったく…こんなか弱いレディーに暴力を振るうなんてホンットに野蛮ね」

 

「ワシはジェンダーレスだぜ男も女も平等に教育してやんのよ」

 

 ◇この男の目的は……?

 

 そういって若干真依のツンデレのツンのキャラが戻ってきた所で真依に修行をさっさと再開する様に促す。

 

 

 

ビシッ ガンッ ボッボッ ドカァアアソ

 

 

 

 真依がタイヤを何度も何度も蹴るが全くタイヤは動く気配を見せずに今日の修行は終了した。

 

 「最悪……すっごい足腫れ上がってるんですけど」

 

「フン!大した怪我じゃない!痛くても我慢して蹴り続けるんだ いずれ感覚がなくなってくるから……」

 

 

 そう言ってるタフを真依はじと〜っとした険悪な目で見つめる。

 

 「たった一週間で強くなれるワケないじゃない……」

 

「逃げるんスか?」

 

 タフは厳格な顔つきで真依を睨みつける。

 

 「 龍腿(ドラゴン・フット)なんて本当はそんなもの無くて私のこと騙してるんでしょ?そうよねそもそも何よドラゴン・フットって?小学生でももっとマシな名前考えられるわよ」

 

突然の猿先生愚弄に若干狼狽えながらもタフは基本的に態度を崩さない。

 

 「おいおいまだ修行が始まったばかりでしょうが。直ぐに修行を辞めようとするなんて…真依ちゃんには失望したよ」

 

「何とでも言いなさい…どうせ私なんて……私なんて…………!」

 

真依は拳を握りしめて声を震わせる。真依は高飛車な態度はとっているが中身は普通の女の子であり、勿論タフもその事を理解している。だからこそ真依のやるきを引き出す方法を編み出しておいたのだ。

 

 

 「実はな………このハリセンの持っていたのは……真希なんだ!!」

 

ピクッ

 

 真希という単語に真依はすかさず反応する。

 

 「本当は真依ちゃんと真希ちゃん両方に灘神影流を伝授しようと思っていたんダァ……

 

 『……………ッッッ!!』

 

  しゃあけど…真依ちゃんがそんなに修行が嫌なら一緒に修行するのは真希ちゃん一人だけになるけど仕方ない本当に仕方なi

 

 

『分かったわよ!やるわよ!!』

 

 

見事やな………(ニコッ」

 

 

 

真依と長い間接してきたタフは彼女がかなり真希にコンプレックスを抱いている事に気づいており、真依が修行を辞めたそうな素振りを見せた時には真希の存在をチラつかせておこうと決めていた。

 

「……もしかして真依ちゃんは真希に劣等感を抱いてるんじゃないんスか?」

 

「はぁ??!! ば…バカなこと言わないでよ?!あんな落ちこぼれに私が………」

 

「過剰な反応は劣等感のあらわれというが…」

 

「………………」ピキピキ

 

真依は青筋を立て、目に涙を浮かべながらタフを睨んでいる。その様子が小動物の様でとても愛らしかったとタフは語る。

 

 「まっ今日の修行はこれで御終了だっ 過度な修行は百害あって一利なしだからね……おいしょっと」

 

 「!!?? ちょっ?! 辞めなさい恥ずかしいから……♡」

 

 タフは両足がボロボロな真依をおぶって工場を離れる。最初は羞恥から嫌がっていた真依だったが両手をタフの身体にしっかりと絡ませていた為満更でもないようだ。真依の身体の柔らかさと髪のふんわりとしたいい匂いがタフの鼻腔を通り抜けて下半身を疼かせながらも歩を進める。

 

 

 

 

 

 

 ◇◇◇

 

 「ねぇ…タフ君……ここどこよ…高専に戻るんじゃないの?」

 

 真依がおんぶされて連れてこられたのは巨大な扉のある薄暗い場所であった。

 

 「この扉の中には"魔物"が棲んでいる

 

 『ま…魔物…?』

 

せやっ 後…三輪ちゃん……姿を現してサングラスを取れよ」

 

(ば…バレてたぁ〜〜………)

 

三輪は帰る途中で偶然タフと真依が走っている所を目撃していた。

 

 西宮の話もあり、役立たず三輪ちゃんは黒サングラスを付け他人のフリをして後をつけていたのだが、尾行を続けて数分で既にタフにバレていたのである。

 

 「まぁこれで呪術高専一年全員揃い踏みか」

 

「揃い踏み…ですか?メカ丸がいませんけど…」

 

三輪はコテンと首をかしげているのを気にも止めず、タフは扉をこじ開ける。

 

 「フンッ!相変わらず貧相で悪趣味な部屋だ…タフ・シリーズはないのか? ……ぶっ壊してやろうか?」

 

 

「タフ……何度でも言うが本当に俺の事は気にしなくt なにっ?!」

 「ああタフ君来たんですか?!」

 

「えっ……誰?」

 

「も…もしかして………メカ…丸……?」

 

そこにいたのはもう一人の灘神影流の使い手天内と、天内の手を借りながら手すりにしがみついて子鹿のように足を震わせながらもリハビリを行っている与だった。

 

 「天内さん…ムター…真依ちゃん…三輪ちゃん…そしてワシだ。最後の一週間を始めるぞ」

 




感想がな…どうしてもほしいんだ モチベと更新速度あがるし

タフ坊のキャラクター・ボイスは誰がいいのか教えてくれよ

  • 岩田光央
  • 小野坂昌也
  • 福山潤
  • 岩崎諒太
  • サクーシャ
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