BATTLE.4 しゃあっ は───っ 完全復活だっ
◇◇◇
呪術高専に連れられた花沢喜一こと宮沢熹一ことキー坊はまず呪霊の交戦中に受けた負傷を高専の医者 家入 の反転術式により、治療されていた。
「はい、治療おわり。後はこの子が目覚めるのを待つだけだよ。はー疲れた。」
「本当ですか家入さん?! 良かったぁ…」
「フーッ…それにしても"タフ"だね。この子。こんな重症…普通の人間だったらとっくに死んでるよ。」
家入はタバコをふかしながらキー坊の治療が終わった事を伊地知に伝えると伊地知は安心した様子で胸を撫で下ろしてホッとしていた。
「おーっす 伊地知〜! この子の治療終わった〜?」
「えっ?!五条さん?!いつからそこに居たんですか?!」
この男は五条悟。特級術師の一人。
曰く、
「最強=神 五条悟は現代術師の中で最も神に近い人間なんや。」
曰く、
「六眼、無下限呪術、そして屈強な肉体が五条悟を支える…普通に"最強"だ。」
曰く、
「力のある者ほど傲慢になるもの その究極が"五条悟"だ。」
そして当の本人曰く、
「大丈夫。僕、最強だから。」ニーッ
自他共に認める最強である。
呪術高専一年の担任であり、自分の生徒の育成に注力している。
「へえ〜〜 こいつが棘の言っていた二級呪霊とほぼ互角に渡り合っていた呪力を認識してから僅かな時間しかたってない少年か…どれどれ…」
五条は呪力を視覚情報として詳細に認識できる六眼という目を持っている。
対象の呪力を精細に読み取れる為、初見の術式でも構成や条件を把握可能。
反面、情報量が多すぎて裸眼だと疲労が溜まるので、普段から目隠しやサングラスで眼を覆う事で情報量をセーブしている。
この状態でも建造物など呪力の無い物も呪力の流れや残穢を視認することで、周囲の空間を把握している。
常に目隠しをしている不審者だと周囲からキモがられている五条に悲しき現在…。
五条は目隠しをとり、その六眼でキー坊に関する情報を見るやいなや
「フッwwwwフヒッwwアッコリャダメダギャハハハハハハwwwwww」
めちゃくちゃ爆笑していた。それはもう笑い方が十数年前の高校生の時のソレに戻ってしまう程に。
「ギャハハハハアハアハwwww 伊地知何この子めちゃくちゃ面白いじゃんww!!メッチャウケルwwギャハハハwwあ〜っ腹痛ェ〜〜wwアハハハハwww」
「面白いってどういう事ですか五条さん?何かおかしい術式だったんですか?」
伊地知は28歳とは思えない程に笑いまくる五条に若干引きながら質問する。
「いや…wこの子は術式持ってないよw…
はひーっはひーっ一旦深呼吸しよう深呼吸…。
…ん? 「はひーっ」?
あっw 待ってw アッwアハハハハwwフヒヒwwふうーっw ふーっ ふう…………代わりに天与呪縛がかかってる。
"身体能力が向上する代わりにタフ語録しか喋れない"って縛りがかかっててさ…
タフ語録ってなんだよ?って思って天与呪縛の詳細見てみたんだけど……wwwwwwクククク…wwあぁダメだわw思い出しただけで笑っちまう…w セリフが独特すぎるし面白すぎるだろwなんだよ
う あ あ あ あ あ (pc書き文字)
ってwwギャハハww」
伊地知だけでなく家入も今まで見たことのない五条のツボり具合に完全に引いていた。
◇◇◇
ワシが路地裏呪霊に殺されてから夢を見ていたんや。
夢の内容はほぼワシがゴリラに殺された時の記憶のフラッシュ・バック。あの時は田舎道に急にゴリラがいたもんだから焦りまくってたけど、いくつか思い返してみると二つ変な所があったんや。
一つ…ゴリラがマジの意味で"急に"現れた事や。近づいてきたとかじゃないんや。ワシはその時タフを読んでたけど人にぶつからないようにちゃんと前はちょくちょく確認しながら読んでたんだよね。ゴリラに遭遇する数十秒前に前を確認してみたけど誰もいなかったんや。普通だったらその時にゴリラが田舎道を練り歩いている事に気づくと思う…それが僕です。
二つ…ゴリラがめちゃくちゃでかい。普通に7mくらいはあったんだよね。
世界最大のゴリラでさえ2m弱だってのに。こ…こんなの納得できない。
三つ…なんであんな所にゴリラがいたのか。猿展開じゃあるまいし。
改めて考えてマジで謎なんだよね猿くない?
そう困惑を超えた困惑を抱えたタイミングでワシは夢から覚めた。
パチッ
「は────っ 完全復活だッ」
「ギャハハハハハハハwwww ハヒーっwハヒーっwヒーっw」
「えっ」
この男は五条悟。自他共に認める最強である。性格の話はするな。五条は今めちゃくちゃ機嫌が良いんや。
タフ語録しか喋れない…それってもう"呪い"ですよね。
タフ坊のキャラクター・ボイスは誰がいいのか教えてくれよ
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岩田光央
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小野坂昌也
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福山潤
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岩崎諒太
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サクーシャ