【本編完結】呪術高専伝タフ(続編投稿済み)   作:魚の肝

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しゃあっ 最終章
R18阪やっぱり遅くなるかもしれないんダァ…だから…すまない



BATTLE.40 しゃあっ 異常猿愛者

 

 

 ◇◇◇

 

 医務室にて無事タフは反転術式により完全に回復した。

 

 「は──────っ 完全復活だっ」

 

「ったく……こちとらタダでさえ忙しいってのに任務の負傷ならともかく、誰がドッキリで勝手に重傷を負った患者を診なきゃならないんだか……」

 

 

 家入は憎まれ口を叩きながらも治療を行い、その後タフを視界にも入れずに椅子に腰掛け足を組みタバコをふかしている。やがて廊下をドタドタと駆け抜ける音が鳴り響きドアがガラッと開いた。

 

 「お〜い弱wきw者w……クククッ……授業終わったから外出るぞww」

 

ふぁふ(TOUGH)〜〜〜!!」マグマグ

 

「大丈夫NEO …プフッ…ヒヒヒ…TOUGH…君w?」

 

 「いや〜すまん⭐︎」

 

 「は⋯敗北でワシの自尊心が傷つくことはない」

 

狗巻はタフにお土産の豚まんを貰い、すっかり機嫌は良くなったのだが、真希と乙骨(他の二人)はそう簡単にはいかず、タフを真希はストレートに煽り、乙骨は一見気にかけてそうであるが内心ではタフをかなりバカにしている一番心にクるタイプである。

 

 初めて会った時は純朴な好青年だったのに…いつからこんなヤンキーの取り巻きの様になってしまったのだろうとタフは嘆くが、自業自得である。

 

 二人の総叩きにパンダは合掌することしか出来なかった。

 

 (そして……やっぱり真希が持っていたのん…… 虎腿(タイガー・フット))

 

 虎腿(タイガー・フット)

 

 タフ・シリーズに出てくる四種の剛脚の一種。

 

 200万人に1人の武術家が持つとされる、地を駆ける虎の如き力強さを誇る最高・最上の剛脚である。

 

 (それにしても…禪院家に剛脚持ちヤケに多くないっスか?)

 

玄脚を持つタフが転生してから出会った剛脚持ちは鷹腿の禪院直哉、龍腿の禪院真依、そして虎腿の禪院真希の計三人。そのいずれもが禪院家の術師である。

 

 (もしかしてワシは禪院家の人間なんじゃないスか?(アルミホイル書き文字)まっ タフ・シリーズのキー坊も灘の人間じゃなかったし第一ワシは転生せし者だからあり得ないんだけどね)

 

 と、無駄な考察を脳内で繰り広げていく中で、真希と乙骨の煽りに耐えながらも高専の外に出る

 

 

 「だいたいなんだよそのファッションはwえ〜〜っとなんだっけ?ロングコートにレザーのパンツとブーツ…中折れ帽子って……クヒヒww思春期迎えたての中学生かよwwクッソ痛かったわww ハハ ゲホッ…!オエし…しかも地味に身長が伸びるタイプのブーツだしwwwギャハハハww」

 

「ちょっ…w…やめなよ真希さん…カハハ…w…タフ君だってドッキリの為に着てるだけでしょw…ヒーッヒーッえ…えwまさかこれが普段着とか言わないよねww?」

 

「真希はともかく憂太ってやつは結構鬼畜だな」

 

 「ふぁへふぁへ(しゃけしゃけ)」ハフハフ

 

 「まぁまぁ元気出せってネオタフ(笑) 『はうっ』 こうみんなイジって構ってくれるってことはめちゃくちゃお前好かれてるってことだぞ もし嫌いな奴が俺にドッキリ仕掛けてきたら数日間は口聞かねーし」

 

「グルル…!!」

 

タフは必死に威嚇使用にも二人は気にも止めずにツボに入りまくっている。

 

 「は────っ…w笑った笑っt………ん?」

 

 乙骨はやっと落ち着いたかとおもむろに空を見上げた。

 

 「どうしたんスか変幻自在のクソ野郎」

 

 「あぁNEO TOUGH君…なんかちょっと嫌な感じが」

 

「気のせいだ」

 「気のせいだな」

 「気のせいっスね」

 「おかか」

 

 「えぇ…ちょと皆ぁ…」

 

 「だって憂太の呪力感知超ザルじゃん」

 

 四人は乙骨をフル無視して置き去りにしようと早足になり乙骨がそれを必死にとてとてと雛の様に追ってくる。

 

 「まぁ里香みたいのが常に横にいりゃ鈍くなるわな」

 

「ツナ」

 

 「ワシと同じ意見だn

 

 な なんだあっ?!

 

「「「「ッッッ??!!!」」」」

 

タフの驚愕を孕んだ声と共に指された指の先の方向を見てみると、巨大なペリカンの様な呪霊と袈裟の男が高専内に接近している。

 

 

 

 ブァサッ バァサッ バァサッ バサッ トッ………

 

特級呪詛師"夏油傑"及び"夏油一派"現着

 

 

 

 

 

 カモ(乙骨憂太)ネギ(折本里香とキー坊)しょってやってきたねぇグヘヘへへ……!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ◇◇◇

 

 「関係者…じゃねぇな」

 

「見ない呪霊だしな」

 

「すじこ」

 

「ほう呪霊使いか……」

 

 「わーでっかい鳥」

 

 真希ら四人が戦闘体制に入る中、乙骨はペリカン呪霊の巨大さに圧倒されていた。そのペリカンの中から夏油一派がゾロゾロと現れる。

 

 「フンッ 相変わらず悪趣味な所だ…ぶっ壊してやろうか?!」

 

「ねぇ〜美々子ぉ〜今日の夏油様ヤケにテンション高くない?」

 

「うん…夏油様…ちょっと喋り方変…」

 

「んもぅ!アンタ達さっさと降りなさi……えっ?!」

 (き…キー坊?!)

 

ラルゥは高専辺りを見渡すと視界の中に夏油が読んでいた漫画の主人公"宮沢熹一"が飛び込み思わず声を上げる。現在のタフはカツラをかぶってロン毛であり、タフ・シリーズはたびたび三次元と見間違えてしまう程のリアル・フェイスが描かれるので、NEO キー坊しか"宮沢熹一"のデザインを知らないラルゥも簡単に認識できた。

 

 「何だあいつら……?」

 

「恐らく呪詛師だと考えられる 本人は国士を気取っているが、はっきり言って国賊よ 選りすぐりの悪人だけで構成されている超極悪集団…それが呪詛師ですわ まるで蛆虫の集まりだな あ────っ 見ろよコイツらの顔を 愛とか平和とは無縁そうな顔してやがる」

 

 

 

  「「あ゛?」」

 

 

 東京に帰ってきて早々真希と乙骨にボコボコにされ、不機嫌だったタフはキレッキレのタフ語録で呪詛師に喧嘩をふっかけ、タフの言葉にミミナナ・シスターズが強く反応する。

 

 「は?何アイツ クッソムカつくんだけど何アイツキッショ」

 

「ウザ……」

 

「笑えるな 呪詛師のクソにもプライドがあるらしい ああそうか お前はクソではなく クソにたかる蛆虫だったな か──っ "直ぐ"に"キレる" これだから蛆虫とは付き合いたくないんだ シャレが通じねぇ」

 

完全に激怒し、二人はそれぞれ縄とスマホを取り出す。

 

「吊るす…?菜々子?」

「はーマジキレたコイツ殺す夏油様を愚弄しやがって殺す殺す殺す」

 

 

 「面白い 殺して貰おうか!憂太さん=神…お前らなんてワン・ショット・イコール・ワン・キルなんや」

 

「ええっ?! 僕がやるの?!」

 

 突然のタフによる流れる様なバトン・パスで憂太は思わず聞き返す。

 

 「侵入者は憂太さんが許さんぞ!」

 

「パンダ君?!」

 

「コンブ!!」

 

「狗巻君?!」

 

「憂太さんに殴られる前にとっとと帰んな!!」

 

「真希さんまで……」

 

 四人から突然のバトンを受け取り放心状態となっていた乙骨の手を、高速で接近した夏油が優しく掴む。

 

 「僕ゥ?乙骨君だね? 私は夏油傑っていうの」

 

「ふうん ああそう」

 

「「「速いッッッ!!!」」」

 

 真希、パンダ、狗巻は反応が遅れて咄嗟に視線を夏油の方へ向ける。

 

 (そう、他の三人には私の姿が捉えられなかった……ただ一人を除いて)

 

「ふんっ ()()()()()()()()()()()()()()に比べたらお前の動きなど止まって見えるわっ」

 

 (見事だね……(ニコッ……あーっキー坊!君のサインが益々欲しいねe あ〜ダメだダメだ!目的に集中しないとだね!)

 

キー坊(偽)に見惚れながらも、夏油は乙骨に自分の目的を長ったらしいスピーチとして聞かせる。

 

 要約すると、

 

 「"非術師狩り"をします。呪術師だけの世界を作るんダァ 君には協力して貰おうカァ」

 

という事らしい。

 

 当然周りは(こ…こいつ変な薬でもやっているのか…)(どうして病院に行かずにこんな場所に来たの)(痛々しいくらいに必死だな)と言った困惑と哀れみの感情しか湧かなかった。

 

 

 五条や夜蛾学長、その他の多くの呪術師達も遅れて駆けつけてきた。

 

 「やぁー悟!久しいねぇ〜〜!!元気してる?」  

 

 「僕の生徒にイかれた思想を植え付けるのをやめて貰おうか傑…直ぐにその子達から離れろ」

 

目隠しを外さずとも五条の眼光は夏油を威圧し畏怖させる。

 

 「……今年の一年は粒揃いと聞いたが…なるほど君の待ち受けか…

特級被呪者 突然変異呪骸 呪言師の末裔 灘神影流継承者 そして、禪院家の落ちこぼれ……ある意味"最強"だね!!」

 

 「ッッッ………テメェ!!」

 

「発言には気をつけろ…君のような"猿"は…退場ッ

 

 

 バチィイイン

 

 ッッッ??!!」

 

 夏油のセリフを乙骨は平手打ちをかまして遮った。

 

 「ごめんなさい 夏油さんが言っていることはまだよく分かりません

 

 ……けど………

 

 友達を愚弄する人の手伝いは…僕には出来ない!!」

 

 夏油は乙骨の恫喝にたじろぐ仕草を見せた。

 

 「君を不快にさせるつもりはなかった…だから…すまない……私は参戦しにきたんだ!」

 

 夏油は袈裟を靡かせてより一層声のボリュームを上げて高らかに宣言する。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 「来たる 12月24日! 我々はCurse spirits parade Dedicated to Tokyo and Kyoto 略して C.D.T.Kを行う!私は術式でアホほど呪霊を取り込んでいたんだ……その内の数……1000体を呪霊の坩堝東京と呪術の聖地京都に放てっ!超危険生物による地獄絵図を描きたくなければ死力を尽くして止めるしかないんだ。悔しいだろうが仕方ないんだ 急げっ 呪い合い遅れるな! カース・スピリッツ・ラッシュだ!!

 

 じゃっ………呪術師の皆々様…キー坊…待ってるよ…消えるっ」

 

 「なめてんのかチンピラ ワシから逃げられると思ったのか あ──っ

 な なんだあっ」

 

タフが応戦しようとするも、全方位に呪霊が現れ、取り逃がしてしまう。

 

 「ファ────ック!!」

 

 「ねぇ…タフ君……あの時言ってた()()()ってま…まさか……」

 

「欺瞞だあっ」

 

 

 

 C.D.T.Kまで僅かな時間しか残されていない。呪術師は各自来たる決戦の為準備を進めた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ◇◇◇

 

 

夏油襲来から数時間後、ガラリとなった教室でタフは真希に呼び出される。

  

 「おいタフ……聞きたい事がある」

 

 「な なんだあっ」

 

 

 

 

 

 

 「………なんでお前が直哉のドブカス野郎の事知ってんだ?」

 

 「あっ」

「それに最近の真依の様子もおかしい…LINEでお前の話題になるとあからさまに返信の文字数がバカみてぇに多くなるんだ。」

 

「やばっ」

 

「………お前…京都で何した?」

 

「……………」

 

「……………」

 

 

 

 

 

「…………………消えるっ」

 

 

ビュソ

 

 「あっ逃げた!待てゴラァ!!」

 

 タフは全速力で教室のドアに向かい脱出を試みるも

 

ガラガラ

 

 「熹一!京都でお前が数日間昏睡していた事に関して話がある…!」

 

 「ひぃ────っ」

 

夜蛾正道が先にドアを開けて教室に入ってくる。瞬間タフは真っ二つに割れたかと思いきや夜蛾の後ろを走っていた。

 

 「これが幽玄のかわし このまま逃げ切るのn

 

『タフ君……真依さん?のこと好きでしょ』

 

う あ      あ

 

  あ   あ

 

 あ   あ     あ

 (pc書き文字)」

 

そして極め付けはパンダ、狗巻、そして五条を連れた乙骨が廊下を封鎖している。

 

 「タフ君が真希さんの口から真依さんの名前が出た時すっごい耳赤かったよね? ねぇ実際のところどうなの教えてよ」

 

「い…嫌だ き…京都での事は言いたくなi

 

『HA NA SE』

 

その呪言はやめろ───っ!はうっ?!」

 

 

そしてタフは皆の前で全て話した。

 

 




ぶっちゃけこの小説のラブコメがどうだったか教えてくれよ
ラブコメなんて見たこともないし書いたこともないからハタからみたらキツいかもしれないんだ心配なんだ

タフ坊のキャラクター・ボイスは誰がいいのか教えてくれよ

  • 岩田光央
  • 小野坂昌也
  • 福山潤
  • 岩崎諒太
  • サクーシャ
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