【本編完結】呪術高専伝タフ(続編投稿済み)   作:魚の肝

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R18版御投下だあっ

今回はタフとの同級生との絡みが少ないと感じたから日常回なのん

※田代さん時空注意(2024年のドラマが御登場だッ)


BATTLE.41.5 しゃあっ 一日呪術高専録 タフ

 

 

 ◇◇◇

 

 C.D.T.Kが始まる一週間前の日曜日、普通の高校生は期末テストを終えて、冬休み何をしようと計画を建てる者、課題を早めにやっておく者、受験に向けて勉学に励む者に分かれるのだろう。

 

 しかし、乙骨 タフ 真希 パンダ 狗巻は月曜から土曜まで、夏油傑の呪術テロに備える為に、普段は午前中数学や英語などの授業を行うのであるが………

 

一時撤廃……!スパーリング……!!

 

 そして昼食を食べ終えると

 

 再び………!スパーリング……!!

 

 放課後になるt

 

スパーリング……!!朝・昼・夜……!!!ずっと……!!!スパーリング……!!!!

 

 さらに時々呪霊討伐の任務も請け負い、過酷な六日間を過ごしたタフ達の疲労は何の義務も果たす必要もない日曜日に雪崩の様に襲いかかる。

 

 

 「はぁ〜…………………」

 

「…………………………」

 

「ふぃ〜…………………」

 

「…………………………」

 

「………ツナ………………」

 

 計五名…ただただほぼ無言…お疲れのご様子……!!

 

  静寂した寮のリビングに聞こえてくるのはもう少しも喋りたくもないと察せられるため息のみ。五人の心は雑念がなんぴとたりとも入る事も許さないゾーンに入っていた。

 

 しかしながらこのままボ〜っとしているのも退屈なので、五人は各々の方法で時間を潰していた。

 

 「…………………」キュッキュッ

 

 真希は別に刃こぼれを起こしていたり汚れている訳ではないが呪具の手入れを行い、

 

 「………………」モサ…モサ…

 

パンダは自分の身体に付着しているホコリや毛玉をむしりとり、

 

 「………………」ポチポチ

 

 狗巻はスマホで 「おにぎり 具材 一覧」と調べてサイトを開き、自分の語彙の再確認及び拡張

 

 そしてタフと乙骨は

 

 『殺してみろ!俺を殺してみろ!!俺は不死身の○元だ!!』

 

「……………」

「……………」

 

 

woww○wでゴールデン・カム○の実写ドラマをタフのスマホで見ていた。

 

 以前タフが京都で真依とデートという名の呪力操作の鍛錬を行っていた時、真依がタフに推薦した映画が『ゴールデン・カム○』である。因みに真依の好きなキャラは尾形百○助という凄腕のスナイパーらしい。それがとても面白くかつドラマがやっているのを聞いてタフは原作を完結まで読み終わった乙骨と一緒にそれを見ることにしたのだ。乙骨が好きなキャラは坂本○一郎、タフの好きなキャラは牛山辰○である。

 

 この様にリビングでそれぞれ独立した過ごし方をしている中、パンダが口を開く。

 

 「なぁ……今……何時だっけ……タフ……」

 

タフは画面をタップして現在の時刻を見る。

 

 「えっ…‥午…午後五時……十一………分………」

 

 「そんなに経ってんの!?……う〜ん……夕飯どうする?」

 

 

それを聞いた四人は徐にパンダに視線を向ける。

 

 「それは…まぁ…マッ○とか……」

 

「昨日食ったばっかろ」

 

「塩むすび」

 

「具は?」

 

「しゃけ!」

 

そういって狗巻が冷蔵庫の方に移動して冷蔵庫を開けるとしゃけの切り身が五キレほど入っていた。

 

 「しゃけしゃけ!!」

 

「でもなぁ〜〜…夕飯におにぎりか〜〜…まぁ…おにぎりでもいいk」

 

「待ってくださいパンダ兄ィ!」

 

 

 パンダがおにぎりで妥協しようとしたところ、タフが横に割り込んでくる。

 

 「"石狩鍋"をやります」

 

 石狩鍋

 

 鮭を主材料とし味噌で調味した日本の鍋料理であり、北海道の郷土料理で、鮭の身や骨などのアラと豆腐、タマネギ・キャベツ・ダイコン・シイタケ・ニンジン・長ネギなどの野菜を、昆布で出汁を取った味噌仕立ての汁で煮込むものとされている。また、汁へ酒粕を加えたり、バターや牛乳などを隠し味に使う場合もある。最後に山椒の実か粉をふりかけて食べる。(wiki書き文字) 

 

 タフはゴールデン・カム○の影響で猛烈に北海道の料理が食べたい気分だったのである。

 

「石狩鍋…かぁ……まぁ…いいかもしれんな……!疲れてるけど鮭と野菜切ることくらいは出来るしな……!よしっ!石狩鍋にするかあっ!」

 

 「しゃけ!しゃけ!」

 

 「じゃあ私ジュース買ってくるわ」

 

「え〜っと鍋何処やったっけな……」

 

「いつでもクラ○ルで石狩鍋のレシピを開ける状態にある…()()は本気だ……!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ◇◇◇

 

 

そして数時間後………

 

カタカタカタカタカタカタカタ………………

 

 カパッ

 

 グラグラグラグラグラグラグラグラグラ

 

 「あ───っ はよ食べたいのおっ」

 

 

 タフがグラグラと揺れている蓋を開けると、人参、豆腐、キャベツ、大根、シイタケ、鮭を味噌で溶いたコンブ出汁でしっかりと煮えている石狩鍋が完成していた。こたつの上には石狩鍋と真希が買ってきたジュース、狗巻が炊いたご飯が並べてある。因みに野菜と魚は乙骨とパンダ(毛が混入しないよう手袋をしてある)がぶつ切りにして、具材を鍋に入れて火にかけ調理する行程と調味料による味付けタフが行った。

 

 

 「クククク…石狩鍋はビタミン ミネラル タンパク質 そして塩分が含まれている完全食だァ」

 

 

 「それじゃあ……

 

 

「「「「生命(いのち)を…いただきます!」」」」

 

「しゃけ!」

 

「これがご飯食べる時の決まり文句になってるワケだが…いいのかコレ?」

 

 「あぁ 食への感謝を述べてるから問題ない あぁ後鮭は一人二つまででお願いしますね…二等分してあるんでね」

 

 

 カンッ     ドボドボ

 

 ズズーーーッ  

 

       カッカッカッカッカッカッカッカ………………      

 

  モムモム………… シャキシャキ……………

 

 辺りにお玉でスープと具を掬っては器に注いでいく音、スープを啜る音、箸が茶碗の底を米を掻き分ける音、鮭や野菜を噛み締める音の四重奏が寮内に奏でられる。タフは未だに鍋に手をつけずに四人の感想を頬を突きながら待っている

 

 

 「どうやみんな 鍋がうまいやろ?」

 

「………うん……まぁ……おいしい…」

 

「しゃけ…しゃけ……」

 

「キャベツと鮭って正直合わないもんだと思ってたけど意外と合うんだな………うまいな…まぁ……うまいわ」

 

「まぁ うまいかマズいかっていったら……うまい方だとは…思う…うん」

 

 四人ともうまいとは言ってはいるものの顔を歪に歪ませている。まるでこれ以上食べたくないとでも言ってるかのようであった。

 

 「どうしてそんな変な顔をしているのか教えてくれよ もしかしてうまいってのは欺瞞なんじゃないスか?」

 

 

「いや……不味くはないんだけど……

 

なんか……やけにしょっぱいなぁ…って……」

 

「「うん」」

 

「しゃけ」

 

 

 狗巻を除く乙骨、真希、パンダの批評にタフは困り眉でため息をついた。

 

「はぁ───……せっかく作った鍋にケチをつけるとは……立派な心掛けや……ズズ…おげえっ おがあっ しょっぱっ しょっぺーよ!!

 

予想以上の塩味にタフはむせて咳が止まらなくなり冷たい視線を送られる。

 

 「タフ……お前味見してなかったのかよ」

 

「ごめーん めんどくさいから省いちゃった! しゃあけど…ちゃんと調味料は測ったわ!……ん じ…じゃあこのキツすぎる塩味の原因は ま…まさか……」

 

恐る恐るタフはよそった器の中の鮭を口に運ぶ

 

 「ぐあ───っ?! 塩鮭やないかい! 石狩鍋には生鮭を使うんだ

 塩鮭なんて使ったら血圧がバーストするんだっ」

 

「このドジ!さっさと鍋に水入れて薄めやがれ!」

 

「しゃけしゃけ!」

 

「棘貴様ーっやけにしゃけしゃけうっさいと思ったら鮭三つもとっとるやないかっ 鮭は一人二つまでってルールっスよね?」

 

今読んでいる読者はお気づきだと思うがこの五人、任務やスパーリングの影響でかなりストレスが溜まっている為大変ピリピリしてグダグダした雰囲気になってしまっている。しかしそれはこれほど遠慮なくものを相手に言える程には仲がいいということでもあるのだ。

 

 ジョボボボボボボ

 

 クルクル ズズ……

 

 「お湯を入れてお玉でかき混ぜて塩分濃度を調節したんだ 満足か?」

 

「ねぇ……お玉でかき混ぜちゃったせいで鮭がもっとバラバラになっちゃってるんだけど……もしかしてこの鮭の残骸二かけらで一人分なんて抜かさないよね?」

 

「う あ あ あ あ あ あ あ(pc書き文字)」

 

 タフはストレスが限界突破して思わず発狂。寮内が混沌に満ちながらも四人はなんとかその鍋を食べ終えた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ◇◇◇

 

 

 

 「……タフ君……さっきはごめん……おいしかったよ石狩鍋……いやほんとごめんごめってだから"視殺"してこないでほんとごめん」

 

「私も……すまん……ちょっと疲れちゃってて……」

 

「ってゆうかこの場にいる皆疲れてちまってるな……いいかせっかくの待ちに待った日曜日だぜ?明日からまたあの地獄の日々が待ち受けてるんだ。今のうちにしっかりと休まねぇと」

 

「しゃけ……」

 

「ウム……ワシも取り乱しすぎたんだナァ……申し訳ありませんでした!!(ルーセー書き文字)」

 

皆で反省するから尊いんだ 絆が深まるんd

 

 

「ところでテレビつけたいんやけどゴールデン・カム○のドラマ観ちゃっていースカ…皆 コキッ」

 

 

 この言葉を堺に再び口喧嘩が勃発する

 

 「あ゛?あと十分でイッテ○始まるんだよ お前スマホで観ればいいだろわざわざテレビで観る必要ねーじゃん」

 

「確かにそうだったと思う反面……今日のゴールデン・カム○のドラマが殺人ホテルの所だから爆発するシーンをダイナミックにテレビで観たいという衝動に駆られるっ!  憂太はどう思う?」

 

「ごめん僕今日ポツンと一軒○観たいんだけど…」

 

「なにっ "ポツンと一軒○"を"観たい"? 怒らないで下さいね…ただの赤の他人の家を解説するだけの番組なんてバカみたいじゃないですか」

 

「タフ君貴様ーっ ポツンと一軒○を愚弄する気かあっ」

 

「しゃけしゃけ!」

 

「録画してる金○ーのマイゴ○はこの前ワシ憂太と一緒に前DVDで観たし録画したものなんていつでも観れるんだから退場ッ!」

 

「怒るなよ……お前のゴールデン・カム○のドラマも別に今日観なくても後で見ればいいじゃねーか」

 

「すみません間違ってたら謝ります……でも……それは真希姉が観たいイッテ○にも言えることですよね?」

 

「ゴングを鳴らしてっ チャンネル権争奪戦開始だあっ」

 

「グッチャグッチャに潰してやるよ」

 

 「ククククありがたく思いなNEO TOUGH(笑)…あの時みてーに下衆以下の無様なアヘ顔晒させてやるよ」

 

 「てめーっ それを言ったら殺されても文句は言えねぇぞ(ゴオッ」

 

 

「しゃきぃぃぃぃいやぁぁぁぁ!!」

 

ワーッ

 

      ワーッ

 

 狭い寮の中で激戦を繰り広げている四人を尻目にパンダはコタツに入って熱いお茶をズズズ…と啜っていた。

     

 (まともに休める日が今日しかないから皆のやりたいことが渋滞起こしてて……もうめちゃくちゃだな……俺別に観てーもんねーけど新聞で番組表確認しとくか………ん?!)

 

「おいお前ら一旦静かにしろ!」

 

「あ?」

「なに?」

「なんスか?」

「しゃけ?」

 

 

「今日のイッテ○ 出○イングリッシュやるらしいぜ!」

 

 

 

そして五人の腹筋は絶命した。




伊地知さんが魚の肝空間送りにされてたから書くのん

おまけを超えたおまけ『やさしい』

 これは伊地知がタフ君を任務場所に送迎した時の話である。

タフ「伊地知さん…コレあげる」

伊地知「えっ…これは…コーヒー…?」

タフ「伊地知さんいつも仕事ヘトヘトヤンケ だからこのコーヒー飲んで元気出して欲しいヤンケ シバクヤンケ」

伊地知「……っっ!あ…ありがとうございます!」

タフ「いつも送迎してくれて感謝するよ伊地知さん!」

 伊地知 (や…やさしい……!)

 タフ (クククク…補助監督に優しくするのは面白いぜ 簡単にワシの忠実な下部になるんだからな……!)



 〜数時間後〜

 タフ「ふぃ〜っ 呪霊の討伐は地獄やのぉ」

伊地知「タフ君お疲れ様です…!」

  タフ 「……?な なんだあっ?」

伊地知「あぁ…コレさっきのお返しのエナジードリンクです コーヒー本当にありがとうございました!」

タフ (や……やさしい……!!!)

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