【本編完結】呪術高専伝タフ(続編投稿済み)   作:魚の肝

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ハイパー・コングの攻撃力はファンパレで実装したら試しに使ったYouTubeだろの実況者がその火力の高さにツボってしまう程にあるらしいよ
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BATTLE.46 しゃあっ ファントム・トォー

 

 ◇◇◇

 

 

 「ぅ………うぁ………ぅぁぁぁぁ……

 

 う あ あ あ あ あ あ あ あ

 

花沢は戦友との別れを改めて実感し、ただただ泣き叫ぶ。左腕は消失、拳のない右腕もシン・ブラックの強烈な反動で塵となって風に乗って流れていった。しかし、シン・ブラックをもってすれば、コング一匹を葬ることなど……拳がなくともワケなかったのだ。

 

 

 

 

 

 

 ドソッッッッッ!!!!!!!

 

 

「………………えっ」

 

 …………本来ならば

 

プシャァアァァァァ───ッッッッ

 

 

突如花沢の上半身の左半分が消し飛び、後ろの瓦礫こど遥か彼方へ消し飛んだ。虚空から内臓がボドボドと溢れ出る。両腕を失った彼はただその惨劇を目に映すことしか出来なかった。

 

 

 

ホッ ホッ ホッ ホッ ホッ  ホッ ホッ ホッ  ホァアアアア──ッッッ!!!!!

 

 

 

 

 

 花沢の敗北はただ一つ………コングの前で技術を多用したこと。

 

 

 ハイパー・コングは弾丸滑りでシン・ブラックを滑らせ、幻突で自身の呪力を高速で飛ばした。

 

 

 

 

 

 (な………なんでや……ワシは………結局このまま死ぬんか……?今までやってきたことは……全て………無駄やった………………か…………)

 

 

 ガクッ………………

 

 

花沢はその場で膝から崩れ落ち、倒れることなくその場で瞳の光を失った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ◇◇◇

 

 

 (ん……?ここは………ここは……何処や……?)

 

 気づけば花沢は見知らぬ場所の上に大の字になって倒れていた。周りを見渡すと飲食店やマンション、ショッピングモールなどの様々な建物がズラリと並んでいる。不可解な点はそれだけではない。

 

 (どわ──っ?! ワシのボディが元に戻ってるやん?!)

 

 先程の身体中の傷が嘘の様に消え去っていたのだ。心なしか身体も軽く感じる。花沢は瞬間歓喜するも、周りを見渡して違和感を孕む。

 

 (……ん?このステーキ屋……確か数年前に閉店しちゃったっスよね…?このモールもついこの間無くなったってニュースで見たっスね 忌憚のない意見ってヤツっス)

 

 どこにある店も、前に知る限り閉店して無くなった店ばかりが並んでいる。そしてタフは一つの結論に達する。

 

 

 『自分は改めて死んで、あの世に来てしまったのだ』と

 

 

 異世界転生も自分の思い違いだった為、今回もどうせそういう感じだろうと踏んでいたが、その考察を裏付けるには決定的な根拠がありすぎるのだ。

 

 花沢は此処なら真希達もいるかもしれないとあちこちを走り回って見渡した。何分も、何時間も、何十時間も、それでも皆は見つからない。

 

 

 全く見つからないのでやがて花沢はゴリラに初めて襲われたあの時から先程のゴリラ呪霊に負けた時までのあの時間はただの走馬灯で、乙骨や五条先生、おとんや真希や真依や狗巻やパンダ、その他の皆んなも存在しておらず、自分の空想の人物なのだという結論が浮上する。

 

 

 

 (そうや………そうや……!!!あの日々は刹那ワシの描いたただの物語やったんや………そもそも呪力とか術式とかってなんやねん世界観がファンタジーすぎやろ!あ─っそう考えたら気持ちが楽になってきたなあっ せやせや! あのみんなとの暮らしは全部………………

 

 

 

『おい熹一!なんだこの点数は?!今日はみっちりとしごいてやる!来い!!』

 

 『い や あ あ あ あ あ あ(pc書き文字)』

 

…………………

 

 

『お見事ですタフボーやっぱり君は僕が睨んだ通り素晴らしい呪術師だ』

 

『嘘つけっ ワシの評価めちゃくちゃ低かったヤンケ!!』

 

………………………………

 

 

『しゃけ!タフ!すじこ!』

 

『『『ギャハハハハハハハwww』』』

 

『出○イングリッシュは麻薬ですね……』

 

………………………………………

 

 

『タフ君……絶対に生き残ってよ!』

 

『マイ・ペンライ!』

 

 …………………………………………

 

 

『絶対に生き残ってよ!私まだタフ君としたいこと沢山あるんだから!』

『お前なぁワシを誰だと思ってるんだ "悪魔を超えた悪魔"と呼ばれた男だぜ?』

 

 

……………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………もう……いい……もういいんだ)

 

花沢にはもう、あの日々に縋る意思など………

 

 

(…………あっ)

 

花沢が何も考えずに視界に入れた店は………パチンコ屋だった。

 

(そういや………もうワシ死んどるんやったな………は───っ 今考えてみたら全てがどうでもよくなったなあっ 一発やってみるかあっ)

 

 

そうヤケクソな状態で花沢はパチンコ屋のドアに近づk

 

 

ウィ─────ソ

 

 彼がパチンコ屋に入る前に一人の男が出ていった。

 

 

 

 

 

 「…ったく!なんだよあのクソ台!!俺はヒャッハーって言いながら金を搾り取られる雑魚キャラかあっ!! 舐めてんしゃねぇぞこらあっ!!」

 

 

 

 

 

 

 

「…………………ッッッ!!!??」

 

 

 

 

 

 

 

 花沢は()()()の顔を見た瞬間、生気のない無表情から目尻が裂けるかの様な怒りの表情に変わるやいなや、溢れ出る怒りの呪力でその男に蹴りを喰らわせようとする。その顔は花沢が生前の母がよこした写真に乗っていた顔であり、花沢は写真を何度も何度も見つめて脳裏にその顔を苦悶の表情を浮かべながら焼き付けていた。

 

 

 

 

 パァソ

 

 

 

 

 

 男の方も瞬時に蹴り上げ、二人の()()がパァソと音を立てて激突する。

 

 

 「な なんだあっ」

 

 

 

 

「はじめまして タフです()()()をぶっ殺しにきました」

 

 

 

 

(なんだコイツ?!俺がおとんだと?!それに……この感覚は……)

 

 

 

 

 

花沢喜一はファイティング・ポーズを取り殺意の籠った眼差しでその男を見つめる。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 伏黒甚爾 前姓 花沢甚爾

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




タフ「ワシのおとんはめちゃくちゃ糞ギャンブラー極限まで糞ギャンブラー」
加茂「タフ君…君のことがどうもただの他人とは思えないんだよねおかしくない?」
タフ「もしかしてワシは禪院家の血筋なんじゃないスか?」
タフは異世界転生しておらず、この世界の人間である。
甚爾はタフを読んでいた。
タフは闘う銃でも刃物でもなんでも使い、事前に作戦を建てることもある。
天与呪縛
女たらし

これら全てが花沢が甚爾の息子であることの伏線として支える……ある意味"最強"だ。
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