まっ それでもスケベな感じなんやけどなブヘヘヘ
◇◇◇
「外でデートしようぜ!(GOKUSAI書き文字)」
「うん!」
2020年、呪術高専を卒業して数ヶ月の花沢と真依の二人は晴れて東京のマンションに同棲することとなり、毎日の様にベタベタとイチャつきあっていた。しかし部屋の中だけで過ごすのもそろそろ飽きてきたので、久しぶりにお外のデートをしようということになった。
「なんかお外のデートって久しぶりよね…C.D.T.Kの前のあの日以来かしら?」
「ウム…高一の時点で結婚してたし遠距離恋愛だし呪術師で任務ばっかだからお家デートばかりだったんだナァ…」
二人は極めっこしながら言葉と肉体を交わす。皮膚が擦れ、肉を打ち付け合って互いの存在を鮮明に確認し、求め合う。両者の顔が近づくと、極めっこのことなど忘れて舌を絡ませて愛情を交換していく。
チュピ……チャプ…チュクチュク
「……んっ……んぐっ…んんっ…♡」
「……はうっ…あうっ……」
ピュッ……
「はぁ……はぁ…っ」
舌と舌の間に銀色のブリッジがかかり、ねっとりとした口からでは空気を取り込まないので鼻から呼吸する真依と花沢。相手の鼻息がより現在の卑猥な雰囲気をより一層引き立てて胸と秘部がキュンキュンと疼いてくる。
「明日のデート楽しみにしてるわ……おやすみ…愛してr『モミモミ』ひゃんっ♡!?」
「ククク…」
「ち…ちょっと!?明日早いんでしょ!?だから今日はお預k…『モギュッモギュッ』揉む力強くすんな!うっ……んぁぁ~~もう!いっ…一回だけよ♡!!??」
ズドソッ
「んうぉオ゛~ッッあッッ♡」
二人は失神するまで営んだ。
◇◇◇
「うーん、で?家から出たはええけど何処に行くんです?」
「決めてなかったのね……」
獣の様な交尾をした後、結局二人は寝坊し時刻はすでに午前10時半。昼食を取るにも何処かに行くのも微妙な時刻。
何をするか迷っていた時花沢は何かを思いついたのか、神妙な顔立ちで真依に行く場所を提案する。
「真依…禪院の血を継ぐ者には致命的な弱点がある…それは真依自身も分かっとる筈や」
「い…一体どこに行く気よ…」
シリアスな顔をした花沢に若干気圧される真依。花沢は真依の腕を掴んだまま目的地に向かい、到着した頃にようやく口を開いく。
「しゃあっ パチ・ンk『クソボケが───ッ!!』はうっ あうっ」
花沢が近くのパチンコ店に全速力で入ろうとするも、真依の渾身のローキックをお見舞いされてその場に跪く。
「ったく…何処に行くかと思ったらパチンコ?!ふざけないで!禪院家と何の関係もないじゃない?!」
「いやっ 聞いて欲しいんだ ワシのおとんがn『入ったら靭帯破壊するわよ』ひぃっ!」
花沢の父親、伏黒甚爾は生粋のギャンブラー(腕は知らない知ってても言わない)その父親の遺伝子が成人し、法律上パチンコ店に行くことを許可されて覚醒したのだ。もちろん真依は花沢の提案を全力で否定する。
「おーっ タフじゃねぇか?!」
「花澤先輩来てたんですね!」
花沢がパチンコ店前で悶絶していた時にパチンコ店から調子が良かったのか、パチンコ店の景品を袋一杯に詰めた虎杖と、その倍は持っている秤が出てきた。
「な…何故ワシはパチンコ店にいっちゃ駄目なんだ…み、見ろ…金ちゃんと虎杖はパチンコ店に行ってるんだ。しかも意外と勝ってる…」
「花沢君、何が何でもパチンコは駄目よ。あんなの人間で言う所のクズの部類に入る人間がやるんだから」
「「ククク…酷い言われようだな…まぁ事実だからしょうがないけど」」
「真依貴様ーっ 芥○先生を愚弄する気かーっ」
「○見先生って誰よ?!」
「創造主やん……」
駄々を捏ねようと真依は絶対に花沢をパチンコ店に入れようとしない。虎杖と秤はそんな光景を見て苦笑いをしていた。
「花沢先輩…真依さんの言う通りだよ…俺だっていつもこんな勝ってるわけじゃなくてさ…たまには数万円がパーになることもあるんだよ…
まっ それでもパチンコを辞めるつもりはないんだけどねブヘヘヘヘ パチンコは麻薬ですね……」
「も…もう虎杖を殺すしかない……」
ボボボッ パソパソパソ
「あっ もう11時50分になってる」
虎杖達と掛け合ってる内に店に入り、昼食を取るにはベストな時間帯となる。虎杖も今持ってる景品を伏黒達に分かる為に、秤はファイト・クラブの運営の為にその場を後にした。
「タフ〜〜お前随分と彼女とラブラブだな!羨ましいぜバカヤロー!」
「へっ 何が羨ましいや、金ちゃんだってキララちゃんって可愛い彼女いる癖に」
「(綺羅羅は)……男ですね」
「えっ」
◇◇◇
「あの…昼食マク○なんですけど……いいんですかコレ?」
「いいのよ、夫婦にはそれが許される」
秤と虎杖を後にした花沢と真依は、特にランチの店の予定が特にないのでマクド○ルドに行くことにした。
「花沢君いっつもポテトをサラダに、ジュースはお茶にしてるけど…じゃがいも嫌いなの?」
「うまいから喰うんやない…生きる為に食うんy あーっ サラダうまっ うめーよ」
「ゴマドレかけてるからね」
そう言ってチーズバーガーを頬張りながら真依は花沢を見つめる。
「あっ 真依ソース付いてるのん」
「えっ 本当?ちょっと待って今拭くから……」
花沢に注意されて真依は自分のトレーに置いてあるペーパーナプキンで口元を拭いてみるが、ペーパーにはこれといったソースがついている様子はない。この日の為にしておいた口紅が代わりについていた。真依が花沢の方を見ると彼はみんまりと口角を上げている。
「ウムッ!やっぱり真依は口紅をつけていない方が綺麗で良く似合う!」
「は…はぁっ!?何よどれだけ化粧に時間かけてると思って……」
(ち…直球に綺麗だなんて言わないでよ…)
真依は表面上は威嚇しているように見えるが染めている両方の頬のせいでその威圧感は全く持って無かった。
「ヒャハハハハ!綺麗って褒められるだけで頬染めるなんてチョロすぎてオモロイd『それ以上言ったら蹴るわよっ!?』アッ ハイモウシワケアリマセンデシタ」
「いつ見ても強烈ねあのラブラブっぷりは」
「貴様ーっ 兄さんと義姉さんを愚弄する気かあっ」
「伏黒アンタいつのまにシスコンにもなってたのね」
「結局花澤先輩パチンコ行かなかったんだぁ〜…今度コツとか教えよーかな?」
「絶対やめろ」
「しゃけしゃけ」
花沢と真依がマク○でランチしているはるか後ろで虎杖と真希一行が変装した状態で二人の様子を見ていた。
「喜一が幸せそうだ…兄として俺は嬉しいぜ!」
「だな!」
「あぁ〜〜パンちゃん可愛い〜〜」
秤は後方でしたり顔を浮かべ、星の膝に置いてあるパンダは涙を拭う仕草し、その星がパンダを撫で回して可愛がっていた。因みに2020年現在、パンダのサイズは1mにも満たないぬいぐるみの様な姿となっている。
「ねぇ真希さん…こんな変装までして花沢君達を尾行する必要あったんじゃないかな?こんな回りくどいことしなくても普通に会えばいいんじゃ……?」
「バッカ憂太お前 タフと真依とのデートだぞ?私らがあっちまえばデートじゃなくなるじゃねぇk…… ぁあ〜〜……しくった〜〜……」
「えっ どうしたn『花沢はお前の後ろにいるよ』う あ あ あ あ(pc書き文字)」
真希が何かに気づき顔を片手で覆っているのを乙骨は不思議と見つめていると、乙骨の背後に花沢が現れ驚きを隠せない乙骨。真希達の声で花沢にバレてしまっていたのだ。
◇◇◇
「なんかもう…デートじゃなくなってたわね」
「"デート"というより"打ち合わせ"という感覚ッ 多くの戦友でするカラオケやらバッティングマシーンやらボーリングの思い出!! まっ めちゃくちゃ楽しかったから時間返せとは言わんけどなブヘヘヘヘ」
結局花沢と真依は東京校全員と合流してあんなイベントやこんなイベントに参加して午後を堪能しまくったのだった。ぶっちゃけ二人はあのまま二人でいたらグダグダのデートになっていただろうと内心ホッとしている。
そして時間はあっという間に過ぎて、虎杖達と別れて花沢と真依は自宅のマンションに戻る。戻った際隣人から『夜の営みの時の声の音量をもうちょっと下げてくれと苦情が入り、顔を真っ赤にしながら二人はそそくさと部屋に入り、風呂に入って髪を乾かしたらすぐ寝る支度をした。
「あーっ やっぱり敷布団はええなあっ 身体に重力が掛かって寝てる感がしっかりと出るよね真依」
「まぁ私は喜一君と寝られればどのベッドでもいいわ…おやすみ〜喜一君」
「おやすみなのん」
2021年某日、高専を卒業して成人した真依と花沢はマンションに住むこととなり、今日がマンションの寝室で寝る始めての日。広めのスペースの上に二つの布団を敷いてその上で寝ることにしている。明かりを消してバサっと布団を被る音を靡かせて二人は床に着いた。
「…………」
「…………」
モゾ……モゾモゾ
ゴツソ
「あっ」
「っ♡」
明かりを消した暗闇の中、頭と頭がぶつかり合う音が鳴り響く。二人とも相方と抱っこして寝たいのだ。
「あかんやん 暗闇の中で何も見えへんかったら、今まで鍛錬してきた自分が悲しむで」
「喜一君だって見えてないじゃないのw」
「ククク…」
そう言って軽口を叩き合いながら二人は身体を絡ませる。トクントクンと互いの心臓の鼓動が聞こえる程に密着する。暗闇で視覚が遮断され、愛人の身体の感触、匂い、体温がよりダイレクトに伝わり心臓は鼓動の音量を更に増す。
はぁ…はぁ…と小さな吐息がパジャマ越しに身体に触れる度ビクンッと身体を跳ねさせて締め付けを強くする。
「唐突で悪いんだけどね花沢君……貴方よく私に置いてかないって言ってたわよね?」
「そうですけど何か?」
真依の言う通りの唐突な質問に花沢は彼女の意図が分からずに無表情のまま答える。
「あの時の謹慎が終わった後貴方……東京に帰ったわよね?」
「…………あっ」
数秒間『何を言ってるこの嫁は?』状態だったが真依の言葉を理解すると花沢は目に見える程に冷や汗を垂らしながら慌てる。彼女は花沢が自分の事を約束を破って置いていったと言っているのだ。
「えっ あっ いやっ 違うn違うんだ これは違くてだね…置いていくっていうのは見捨てるっていう意味もあるのかもしれなくて…あの えっと、ワシはそっちの方の解釈をしててアハアハ(何を言ってるこのワシは)
えっtだからワシが真依のいる京都から東京に帰ったからと言ってですねぇ…真依を置いていったワケじゃないんですy『………』あのえっといや違うんだ本当に違うんだワシの心信じてください」
花沢は手で意味不明な身振り手振りをして語彙力を崩壊させながら真依に
「嘘つき…寂し…かったんだから」
「あうっ……」
真依の瞳に溜まった涙が花沢のパジャマに触れて、色濃く濡れる。久しぶりの真依のしっとりした雰囲気に花沢はあわあわと狼狽えていた。
「でもね………」
ギュウッ……
真依の花沢の服を掴む力が強まる。
「もう…これからはずっと一緒だね」
掴む力が強まる。
「起きても…ご飯食べてる時も…お風呂入る時も…寝る時も……」
絡みつく力が強まる。
「お家にいる時も…お外にいる時も……」
抱きつく力が強まる。
「幸せな時も辛い時も寂しい時も楽しい時もずっとずっとずっとず〜〜〜っと一緒だね!」
「…………」
「あっ………えっと……ソノ」
真依が花沢にタコのような強い力で抱き締めながら早口で花沢に話しかけ、花沢の感情の読み取れない顔で我に返り、恐ろしい程ヒートアップした自分に真依は引いた。
「ご…ごめんなさい……ちょっと…キモ…かった…y『ガシッ』ひいっ?!」
マネキンの様な顔のまま花沢は真依の手を握り、そのまま真依の身体に絡みつき寝技を仕掛ける。
「すみません…それだけじゃ足りないんです」
「えっ」
「真依ちゃんをひとりぼっちにした分の寂しさを埋め尽くすには…それだけじゃ足りないんです…真依ちゃんが死ぬ時はワシも死にます。真依ちゃんが兆が一地獄に落ちようものならこの身を飛び込ませます。もう絶対真依ちゃんを置いていったりしない‥‥もうワシは真依を一人にしないんです!!」
花沢の言葉に、真依は先程とは違う理由で涙を流し、服を濡らしていた。
◇◇◇
「あの……花澤さん?今回単独任務なのですが…?」
「真依も連れて行くであります」
「いや…あのホント困りますかr『い…嫌だ真依も連れて行くであります』花沢さんその都合が悪い時bot化するのやめましょうよ?!」
花沢と真依はその日から全ての時間一緒にいなかったとは限らないが、周りから見て決して花沢が真依を置いていっているようには見えなかったという。
互いに好意を全面的に放出するタイプの恋愛は麻薬ですね…
見ててたまらなく可愛らしくて…ここんとこ毎日です