【本編完結】呪術高専伝タフ(続編投稿済み)   作:魚の肝

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感想は麻薬ですね……

 


BATTLE.9 しゃあっ ばあっ 超危険特級過呪怨霊折本里香ちゃんでぇーす

 

 ◇◇◇

 

 乙骨タフ真希の三人は任務場所に到着する。

 

 「ここは?」

「ただの小学校だよ ただの校内で児童が失踪する小学校」

「失踪?!」

 

 

「なにっ」

 

 学校や病院などのような多くの人間が滞在する施設は頻繁に負の感情がたまる

 

 

 いじめ 学歴社会 黒歴史 患者の死亡 症状への不安 残業 テスト  健康診断 予防接種 

 

 などなどが何度も思い出されそれらが積み重なると今回のように呪霊が発生するのだ

 

 

 

 「呪霊を祓い子供を救出 死んでたら回収だ

 闇より出でて 闇より黒く その穢れを禊ぎはらえ

 

 

そう五条が唱えると空から黒い液体の様なものが出現し、学校全体を包んでいく

 これこそが"帳"呪術師の外からの視認を不可能とし、呪霊を炙り出す結界である。

 

 

 「帳は内側から簡単に解けるよ そんじゃみんなくれぐれも死なないように」

 

 

 そう言い残すと五条は帳が完全に学校全体を包み込む前に帳の外へ立ち去っていった。

 

 

 

 「死って…先生?!」

 

「待てよ憂太 任務はすでに始まっているんだぜ」

 

「おい転校生共よそ見してんじゃねえよ」

 

 

既にタフと真希は構えをとっていたが乙骨は五条の方を見ていて気づかなかったが真希に忠告され乙骨が前を見ていると何処からかは分からないが すでにそこに呪霊は現れていた。

 

 

 餃子の様な縦に伸びた胴を持ち、それに釣り合ってない細長い手足がついた一つ目で体の正中線に口がついておりそれを糸で縛った見た目をしている呪霊三体がこちらをみるや否や

 

 

 

 「は……い……る…?……は…い……る?」

 

 

 

と両手で糸を引きちぎり、三人を食いちぎろうとしていた。

 

 

 「やばっ 呪霊が3体に見える」

 

 

「こっちに来る!! どどどどどどうしよu「喚くな 呪いってのはな

 弱い奴ほどよく群れる」

 

 

 

  ギュアッ ボッ シュウウウウ

 

   

  

 真希が薙刀を呪霊に振り回すと一瞬で三体同時に祓われた。

 

 

 

  「まぁそりゃ 人間と同じか 」

 

「す…すごい…一振りで」

 

 

 真希の実力に驚いていた乙骨だったがタフもまた神妙な顔つきで真希を見ていた。

 

 

 「ん?どうした熹いt「タフと呼んでくれやっ」チッ……タフ?なんか言いたい事があったら言えよ」

 

 

 それを疑問に思ったのか 真希がタフに問いかける

 

 

 

 

 

 

 

 

 「……………弱い奴程よく群れるって……それは三人で呪霊討伐しようとしているワシらの事を……」

 

「あっ……」

 

 

 

 

 

 

 

 「………………アタシの言った事は忘れろ」

 

 

 

そしてワシらは校内に入っていく 中にも呪霊はうじゃうじゃいる事だろう 乙骨に至っては冷や汗をダラダラ流していた 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

その乙骨を他の二人には目もくれずあの男がニヒルな笑顔を浮かべて見つめていた

 

 

 

 

 ◇◇◇

 

 

 

 

 

 

 

 

 

  カツン…コツン…カツン…コツン…スタ…スタ…タッ…タッ……ドゴオォン ボボボボ  ギイイィ ガシャァァアン パンパン パリン グシャァ ガチャ ドカン ガガガガ パリン ズザザザザ パァン!!ベチャシュウウウ「ヒャハハハ 呪霊と闘うのはメチャクチャおもろいでぇ!!」

 

 

 

 

 

 

  夜の本来なら誰もいないような校内に二つの靴音そして何かを嬲っている喧しい騒音が鳴り響く。真希は額にビキビキと青筋をたてていた

 

 

 

 

 

 「あ…あの…禪院s「アタシを苗字でよぶnドカァァアン

うるっせぇぞタフぅ! 静かに祓えねぇのか?!あーっ?!

 

 

 「うるさいなら 業者(憂太)に頼めばいいのに」

 

 

 「自分で祓えるわ!それに自分がヤりたいって名乗り出たんだろうが!」

 

 

 校内には案の定決して強くはないが机の中、教室のドア付近、教卓の上など至る所に呪霊が点在していた。そして呪霊を祓うことだけを目的とした究極のタフが祓いまくっている。しかし、普段から呪霊討伐の任務を請け負っている真希からすればむしろ少ない方であった。

 

 

 (乙骨がいるからか……?)

 

  

 

 「オイ 「はい!!」……お前何級だ?」

 

 

 「え?」エイケン?

 

 

 「しゃあっ 4・級!」

 

 

 「てめーじゃねぇわ」

 

 

 

真希にそう問われた乙骨は首を傾げる。呪術師における階級を知らないのだ。英検とも勘違いした乙骨に真希は解説する。

 

 

 

 「呪術師には4〜1の階級があんだよ 学生証見せろ バカ目隠しにもらったろ?」

 

そういって乙骨に渡された学生証をぶんどった刹那真希の顔が固まった。

 

 

 (特級?! 特級って一級の更に上だろ?!こんなの冗談でしか聞かねーレベルだぞ?

 

 真希はその学生証に意識が集中していた つまり よそ見をしていたため気づかなかった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

   彼ら三人を巨大な呪霊が見つめていたことに

 

 

 

 

 

 

 

      ガガガガガガ ごくんっ

 

 

 

  真希がそれに気づくも時既に遅し 呪霊は学校をぶっ壊しながら体当たりを三人にかまし空中に打ち上げ丸呑みにしてしまった。さらに悪い事にその際に真希の呪具が外に放り出されてしまった。

 

 

 

 「ゴ……ゴチソウ …様」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ◇◇◇

 

 

 

 

 こうしてワシらはその巨大な呪霊の腹の中へ送り込まれた。

 

 

 「なんだよこのクソ展開! ワシらはキャーとわめいて怪獣に食われる一般市民かあっ」

 

 

 「クソ!!呪具落とした!!出せやゴルァ!!」

 

 

「なにっ 食われたのに軽傷はあるものの重傷がまるでないっ "食われる"というより"飲み込まれる"という感覚っ!!」

 

 

 

「ん…え 何?どうしたの?」

 

 

  ワシら二人が騒いでいる内に乙骨が気絶から目を覚ました。

 

 

 「アタシら全員あの呪霊に食われたんだよ こん位で気絶してんじゃねー テメェ怨霊に守られててんじゃねーのかよ!!」

 

 

「里香ちゃんがいつ出てくるか僕にも分からないんだ!!それよりどうするの!!?」

 

 

  「時間がきて帳が上がれば助けがくる。恥だクソ!!!「いやちょっと待てよ」あ? どうしたタフ?」

 

 

 

 

                「助けて…」

 

 

 

 

タフが指差した所を真希が見てみると呪霊に攫われていた二人の子どもが助けを呼んでいた。

 

 

 「良かった生きてた……」と憂太が安堵するも真希が「よくねぇよちゃんと見ろ」と憂太に指摘する。

 

 

 「二人とも呪いに当てられてる いつ死んでもおかしくねぇ」

 

 

「そんな?! どうすれば……!!」

 

 

 「どうにも!!助けを待つしかねえよ!! それに…誰もがオメエみてーに呪いに耐性があるわけじゃねーんだよ……」

 

 

フラ……フラ……ドサッ

 

 

 

 突然真希がふらつき、遂にはその場に倒れた。右足を見てみると飲み込まれた際に生じた切り傷から目玉の様なものがじゅくじゅくと発生していた。呪いに当てられたのだ。

 

 

 「これ以上は危険だ こいつの腹を突き破るzなにっ」

 

 

 

       ギュアアアアアア

 

 

タフが技を呪霊の腹に放とうとした瞬間、別の呪霊がタフに襲いかかって来たのだ。 

 

 

 

「チィッ なんだって呪霊の中に呪霊がいるんだよっゴッゴッ」

 

 

 学校にいた呪霊が少なかったのは折本里香ももちろん関係しているがこの呪霊が他の呪霊を丸呑みしていたのが一番の原因であった。タフは交戦の最中それを察し、心もとないが子供二人を乙骨達に任せ、呪霊が現れた方向へ少し向かっていくと

 

 

 

 

  カサカサカサカサカサカサカサカサカサカサカサカサカサカサカサカサカサカサカサカサカサカサカサカサカサカサカサカサかサカカサカサカサカサカサカサカサカサカサカサカサカサカサカサカサカサカサカサ

 

 

 

そこには大量の呪霊が蠢いていた。

 

 

 「ふ…ふうん…呪霊を超えた呪霊ならぬ呪霊で肥えた呪霊というわけか」

   

 「えっ 今なんか言ったタフ君?」

 

 「聞き流せ……鬼龍のように」

 

(鬼龍って誰なんだろう……?)

 

 

  タフはこの腹の中の呪霊達を捌かなければならない。しかし子供達や真希が呪殺されるのも時間の問題 結果タ

フは乙骨を頼ることにした。

 

 

 「いいかあっ よくワシの言うことを聞いてくれよ乙骨! 里香を出せ! おそらく里香は今現在ワシらを襲っているかつ的が大きいこの呪霊を襲うはずだ」

 

 

 

 「お姉ちゃん達死んじゃうの?…ねえ 助けてよお兄ちゃん!!」

 

  子供は倒れた真希と今は見えないが呪霊と戦っているタフの身の安否を不安がる

 

 

「そ…そんな事いったって……」 乙骨も今すぐにでも助け出してやりたいが、里香が本当にこの呪霊を襲うのか襲ったとしてもその後タフや真希、そして子供達が次の標的になるのではないかと不安が渦巻いていた。しかしそんな中先程まで倒れ伏していた真希が体を上げ、乙骨の胸ぐらをガッと掴んだ

 

 

 

 「乙骨…オマエマジで何しに来たんだ?…呪術高専によ!! 何がしたい!!何が欲しい!!何を叶えたい!!」

 

 

 

 

 

 「僕は…………」

 

 

 

 

 

 

 その刹那、乙骨は里香が交通事故で死んでから今日までの日々を思い返していた。

 

 同級生の女の子と話そうものなら里香がその子に怪我を負わせ、女の子を泣かせたことで知り合いから失望され、それをネタにいじめられそしていじめっ子たちを里香が傷つけての繰り返し、

 

 

 時が経つにつれ里香による攻撃は弱まるどころかどんどん過激になっていく。

 

 

 それに比例して自分の性格は内気になっていきさらにいじめられやすくなる。自殺しようとも思った…しかし愛人に止められた。今となっては変わり果てた自分の愛人に何と声を掛ければいいかわからない。どうすればいいのかわからない。

 

 

   最強の呪術師 五条悟に出会うまでは……

 

 

 

 

 

 

 

 「僕は………もう誰も傷つけたくなくて……閉じこもって消えようとしたんだ…でも五条先生に「一人は寂しいよ」って言われて…言い返せなかったんだ……誰かと関わりたい!誰かに必要とされて生きてていいって 自信が欲しいんだ!!」

 

 

 「じゃあ 祓え 呪霊を祓って祓って祓いまくれ!! 自信も他人もその後からついてくるんだよ!! 呪術高専はそういう場所だ」

 

 

 

 

 そう言って真希は今度は完全に気絶してしまった。タフの助言を授かり、真希に喝を入れられた。乙骨の目には既に覚悟が宿っていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

       「…………………里香ちゃん」

 

 

 

 

 

 

    

 

            なぁに?

 

 

 

 

 

 

        「…………力を貸して」

  

 

 乙骨は今も尚自分の身に存在している愛人に彼女から授かった指輪を通して助力を望んだ。そこには畏怖や恐怖、不安など微塵も含まれていなかった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

  特級過呪怨霊 折本里香が顕現した。「いけーっ 怨霊の娘ーっ」

 

 

 

 

 

 

 

 その怨霊が姿を現すと同時に巨大な呪霊は腹を突き破られ、その怨霊の大きなおもちゃとして愚弄されることとなる

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 あの男は折本里香を見て満足したのかその場から姿を消した 乙骨憂太の学生証を手に取りながら………

 

 

 

 

 

 

◇◇◇

 

 脱出した乙骨は真希と子供二人を連れて一刻も早く帳の外へ向かっていった。

 

 

 

 

 

 

  「はあっ はあっ み…皆……もう少しだから!!」(早く皆を先生に診せなきゃ!! 呪霊が里香ちゃんの気を引いているうちに!!)

 

 

 

ズシッ プルプル ガクガクガク

 

 

 しかし三人を肩に乗せるのは流石にきついのだろう もう乙骨は立っているだけでも精一杯であった しかしそれで倒れないのが乙骨憂太なんだ

 タフという言葉は乙骨憂太のためにある。

 

 

 

 「まだ 倒れるな! …まだ……!! ここで変わるって決めたじゃないか!!!」

 

 

 

 

 

          がんばれ 憂太

 

 

 

 

 

 

 彼女の声が確かに聞こえた

 

 

 「………うん!! 頑張るy……えっ……」

 

 

 

 

 

 

 

 

 乙骨が確固たる意思が形成された瞬間に絶望が訪れる事となる

 

 

 

 

 

カサカサカサカサカサカサカサカサカサカサカサ

 

 

 

 

 

 

 腹の中の呪霊も自分達と同じ様に脱出したのだ 数は十数体はくだらない

 

 

 

 (クソっ………折角……折角………ここで変わるって決めたのに……こんな……ところで……)

 

 

 

呪霊達が今まさに乙骨達を襲おうとした瞬間

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

   しゃあっ 灘神影流  釘突き ドパアァン  シュウウウウウ

 

 

 

 

 

 

 タフも一緒に脱出していたのだ 何も乙骨だけに絶望が突然訪れるとは限らないのである

 

 

 

 

 「おいおいワシと闘ってる最中でしょうが!!

 

 ……ふうん まだすごい数の呪霊が残っているっ……いいんすかコレ まあええやろ 

 

  フッ⋯ 弱い生物ほど群れを作りたがる⋯ 仲間を作りたがる

 

 もう胃の中にいないとはいえ子供たちが今死んでもおかしくないと考えられる 憂太お前の出てくる幕じゃない

 

 さあ 呪霊ちゃん達 おやすみの時間ですよ しゃあっ 連続風当身」

 

 

 タフが拳を突き出すことによって発生した呪力を帯びた強烈な突風は瞬く間に呪霊達を四散させた

 

 タフが呪霊達を一瞬で倒すなんて衝撃的すぎてトリック使ったみたいだが…これはリアルなんだ

 

 

 

 

 「タフ君……助かっ…た……あり……が……ドs「一人でこれ以上は危険だ 二人で担ぐぞ」

 

 

 

 

 

 

 乙骨は安堵して思わず倒れそうになるがそれをタフが受け止め、二人で肩を組み合い、エッホエッホと息を合わせて歩いていく

 

 

 

 

 

 「それに……憂太が里香ちゃんを顕現してくれたからワシは無事やったんやでっ 君に勲章を与えたいよ」

 

 

 

 

「えへへ……」

 

 

 

 そして遂に帳の外へ到着し五条先生の「お疲れ様」という言葉にワシらはその場で倒れ伏した。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 (今更感あるけど………タフの顔………どっかで見たことあるんだよなぁ~~……)

 

 

 

 

 

 

五条は知る由もないだろう たった一人の親友であるあの男が自分に薦めた格闘漫画の主人公とほぼ同一人物である事に

  

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 





 タフはタフ・シリーズ作中全般の技は使えますが大抵は灘神陰流を使うっ キー坊のナリしとるからのおっ

 まっ ワシがタフ・シリーズの技を全然知らんだけなんやけどなブヘヘヘ

タフ坊のキャラクター・ボイスは誰がいいのか教えてくれよ

  • 岩田光央
  • 小野坂昌也
  • 福山潤
  • 岩崎諒太
  • サクーシャ
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