ケインのかっこよさに痺れまくってたらいつの間にか手が動いてました。
リコリコもジョン・ウィックも全話見ました。面白かったです!!!
でもこの小説に本物のケインは出てきません。境遇が似ていて、ジョン・ウィックの最新話まで知っている転生者です。因みにリコリコはちょっとかじった程度です。
首席「君には殺し屋兼便利屋として日本に行って調べ物をしてほしい。」
「…誠に残念ながら、俺はもう引退した身だ。他に当たってくれ。」
俺は首席にそう言い放つ。
首席「君にしか出来ない。かつて最強と言われた君にしかね。」
「…だが、引退してもう1年は経ってる。もう体も鈍ったし、感覚も忘れそうだ。」
首席「まだ完全に忘れてるわけじゃないだろう?だったらまだやれるはずさ。」
屁理屈を言うな
「…なぜ俺にしか出来ないと?」
首席「簡単さ。日本は治安8年連続世界1位。これは驚異的だ。なぜ日本はこんなに治安が良いと思う?」
「…日本人がいい奴だからじゃないのか?」
首席「違う。正解は、裏がいるからだ。」
「裏…?」
首席「そうだ。Direct Attack通称DAと呼ばれる組織。これが関係している。本来この情報は知らない人が多い。だが、殺し屋界隈でトップに立つ私が…知らないわけないだろ?」
「DAか…なら尚更やめておく。身の危険を犯してまでやることでh「娘」…ッ!」
首席「娘が大切なんだろ?君なら知っているはずだ。我々はいつでも娘を殺すことができると。」
「チッ…で?何をすればいい。」
首席「その手紙に依頼が書かれてる。読んでおけ。」
「…」
俺は手紙を手探りで手に取り、手紙を手でなぞる。手紙には穴が空いており、これは点字の役割をしている。そして依頼内容は…
首席「わかったか?」
「ああ。本当にクソッたれた依頼だな。」
首席「ハハハッ…口には気をつけたほうが良いぞ。この場合は、なんというのが正解だったか?」
「…私は…首席に従います。」
首席「…うん、素晴らしい!では、吉報を楽しみにしているよ。」
「…はい」
首席「じゃあ日本に着いたら緑髪の真島という人物が待っているから、そいつと接触してね。」
「わかりました…」
クソッ…なんでこうなったんだ…
突然だが、俺は転生者だ。前世では普通にサラリーマンをしていたんだが、ある日突然通り魔に刺されて死んだ。実に呆気ない最後だったよ。
んで、今生の昔の自分は、伝説と呼ばれる盲目の殺し屋だった。任務成功率は脅威の87%を叩き出し、殺し屋の中でも最強と言われていた。
だが、ある日一人の女性の優しさに惚れ、結婚して娘まで出来た。それと同時に殺し屋をやめて、ただの社会人として働き始めた。
が、世界はそんなに甘くなかった。
殺し屋界隈でトップに立つ首席…彼が全殺し屋を支配し、依頼を牛耳る者。奴直々に依頼をされるともう逃げ場はない。奴は必ず弱点を知っていて、拒否しようものならすぐに脅してくる。
俺はこいつがこの上ないくらい嫌いだった。いつしか殺そうとも考えたが、奴の側近にはプロの殺し屋だらけ。俺じゃあ敵いっこなかった。
話は変わるが、俺は非常に似た境遇の人物を知っている。
ケインだ。映画ジョン・ウィック:コンセクエンスにて登場するジョンの友達であり、敵でも味方でもある盲目の殺し屋だ。彼は盲目であるにも関わらず、剣と拳銃で戦うかっこいい戦闘スタイルに俺は惚れていた。
だって本当にかっこいいんだもん。あれは厨二男子なら惚れるよ。
それで、俺はなんの因果かしらないが、彼によく似た人間となってしまった。お陰でジョン・ウィックの世界に転生したと勘違いして殺し屋をやる羽目になったし、ジョン・ウィックはいなかった。ここまではまだ良かった。引退したら首席も何も言わないだろうと、そう思っていた。
だが今はどうだ?依頼内容の
DAの存在も前の世界で聞いたことがある。つまり、この世界はリコリス・リコイルの世界だってことを首席からの依頼で知った。俺あんまリコリコ知らねえんだよ…
だから最初は拒否したんだけど、娘の方が大事だからね。仕方なく了承したよ。仕方なくだけどね!!!
「はぁ…憂鬱だ…」
妻「首席からの依頼なんでしょ?だったらしょうがないよ。私はずっと待ってるから、いっておいで。」
「…ああ。待っててくれ」
俺は引き出しの奥から懐かしいものを取り出す。
「…これを使うのも1年ぶり、か。今の俺に使えるかな…」
殺し屋をやめてからは普通の杖を使っていたが、今取り出したこれは中に剣が仕込まれている殺し屋時代の杖だ。試しに振ってみる。
「…体が覚えてるってやつか。特段問題なさそうだ。依頼遂行中の合間に鍛えたらなんとかなるか?」
俺は荷物をアタッシュケースに入れ、ドアノブに手をかける。
「じゃあ、行ってきます。」
妻、娘「いってらっしゃい。」
妻と娘は笑顔でそう言った。
「お前が真島か」
真島「ああそうだ。お前がケインだな?伝説の殺し屋の手が借りれることを嬉しく思うよ。」
「…一応言っておくが、引退して1年も経っている。全盛期ほどいい動きは出来ない。」
真島「流石にそこまで求めて無いから大丈夫。さて、今からここに行ってほしいんだが…」
「…ここで銃取引をするのか?」
真島「いいや、ここではDAをおびき寄せるための囮として使う。」
「俺はどうすればいい?」
真島「リコリス1人を連れて帰れるなら、後は殺しても殺さなくてもいい。」
「了解」
真島「現地までは俺が車で送ってやる。」
「助かる」
・・・
現地に着くと、まだ戦闘は始まってなかった。
「ここがそうか?」
真島「ああ。じゃ、頼んだぞ」
「…ああ」
モブ「誰ですか?」
真島「こいつはケインだ。お前らも知ってるだろ?」
モブ「ケ、ケインさん!?伝説の殺し屋と呼ばれた、あの…!?」
「…そうだが、もう伝説の殺し屋とは言わないでくれ。一応引退した身だし、その二つ名はあまり好きじゃない。」
本来ジョン・ウィックが持ってるはずだからな。
モブ「こ、これは失礼いたしました!」
「そんなにかしこまらなくて良い。一緒に任務を遂行する仲だ。」
モブ「わ、わかった…」
「…!?伏せろ!!!」
直後、銃弾が頭上を通過した。てかいつの間にか真島いねえし。
モブ「リコリスか…!」
「何人だ?」
モブ「4人です。」
「服の色は?」
モブ「青が3、赤が1です。」
「1stと2ndチームか…結構な精鋭じゃないか?」
取り敢えず牽制でこちらも拳銃を撃つ。これで本格的な戦闘が始まった。
千里side
いつも通りの日常、平和で安全な東京。今日もリコリコでキビキビ働こうと思ってたんだけど…
ミカ『千里、急用だ。大至急来てくれ。』
千里「…なにかあったの?なんだかすごい焦っているように感じるけど。」
ミカ『手短に話す。
千里「ッ!!!」
首席。リコリスで働くなら、誰もがその名を知ってる。ヨーロッパを中心に勢力を広げている、絶対に日本に上陸させてはいけないと言われている殺し屋組織の頂点にある存在のことだ。それに、首席はDAの警戒レベルMAXの超危険な存在なのだ。
ミカ『正式には首席が犯罪者に手を加えてきたの方が正しいか。』
千里「どういうこと?」
ミカ『私も詳しいことはわからん。だが、犯行現場に
伝説の殺し屋、ケイン。彼もリコリスで働くなら誰もがその名を知ってる。盲目でありながら、何人もの人を殺し、任務を遂行してきた人物であり、彼単体でも警戒レベルMAXの超ベテラン。1年前に殺し屋を引退したとかで楠木さんめっちゃ安堵してたって先生から聞いたっけ。
千里「にしても、無理やり戻されたって?」
ミカ『時々引退した優秀な人物を呼び戻すことがあるらしい。しかも戻らなかったら呼び戻された本人じゃなくて、周りに危害を加えると脅してな。』
千里「うわ、陰湿だね~…」
とか思ってると、例の場所に着いた。
千里「何階だっけ?」
ミカ『6階だ』
千里「6階ぃ…」
無駄に面倒くさい階数にしおって…
そして6階に着いた時、数多の銃弾が窓を突き破ってきた。
千里「うっほほほ~^…っは!いやいや、早く行かないと!」
私は勢いよく扉を開ける。
「中々に激しい掃射だな。危うく死ぬ所だったんだが。」
たきな「…生きてたんですね。」
フキ「!千里、援護を頼む!」
千里「まっかせて♪それで?おじさん一人になったけど、どうする?」
「…錦木か。」
千里「え?私のこと知ってるの?」
「当たり前だ。殺し屋界隈では有名だぞ。電波塔事件を一人で解決し、銃弾を避けるリコリスがいるってな。」
千里「…ふ~ん」
ちょっと嬉しいかも…?
「そんな化け物とは戦いたくはないが…これも首席からの依頼だしな。」
突然私達のいた場所を的確に銃撃してくる。
たきな「いっ…!」
2ndリコリスが何人か被弾する。
千里「ッ!」
フキ「目見えてないって本当なのか!?」
「ああ本当さ。現に今何人負傷したかわからない。」
そういうとケインは肉薄してくる。
千里「ッ!」
盲目の人とは思えないほどの剣さばきでこちらを攻撃してくる。なんとか回避は出来てるけど…剣だから弾切れもないし、フキ達の援護を待つしかないか…
「なかなかやるじゃないか?」
千里「そりゃどうも」
私達は物陰に隠れる。
「…こちらとしてはリコリスを1人よこすだけで良いんだ。」
千里「じゃあなんで人質を持って帰らなかったの?」
「あいつが欲張ったからだ。あのクソが…」
千里「…なんでこの仕事をしてるの?」
「好きでやってるわけじゃない。知ってるだろうが俺はもう引退した身だった。それでも呼び戻された。娘と嫁を人質にされてな。」
千里「やっぱりそうなんだね…ねえ、寝返ることは出来ないの?」
「バカ言ってんじゃねえよ。俺にはどれだけの監視役がいると思ってる。」
千里「…嫁と娘をうちで育てるのは?」
「首席共の手は既に日本にまで来ている。そんなことできるわけがない。」
千里「!!それ本当?」
「ああ。大阪にあるぞ。確か名前は“大阪コンチネンタル”だったか。」
千里「…そこを襲撃することは?」
「ほぼ不可能だ。コンチネンタルにいる従業員の約2割がプロの殺し屋。それ以外は中級か戦闘能力のない料理人のどちらかだ。代理人もきちんと強い。それに襲撃が首席にバレたら、リコリスは一気に殺し屋共の餌食になる。千里、特にお前は懸賞金が掛けられるだろうな。弾が当たらないだけでも殺し屋にとっては脅威だ。ざっと1000万は安くない。
さて、再開しよう…と思ったが。」
千里「?」
「今日は帰るとする。生憎復帰してからすぐでね、体を慣らしてたんだ。」
フキ「逃がすとでも…ってうわ!」
千里「!!」
ケインは閃光弾を投げ、その場から逃走した。
千里「…はぁ」
また忙しくなりそうだなと、ため息をこぼした。
真島の話し方わからん…あと長いのは多分今回だけです。
ケイン(殺し屋時代の偽名)
本名 とっくに捨てたから覚えてない
偽名(引退後嫁に付けられた名前) 川辺 望
年齢 39歳
身長 172cm
体重 68kg
人物像
かつて最強と呼ばれた伝説の殺し屋。目は見えないし耳も常人よりちょっとだけいいだけだが、気配察知能力がかなり高い。お陰で戦闘能力は本家ケイン≧偽ケインだが、探知では偽ケインのが上になることが出来ている。しかし、人数が多いと察知能力が弱くなる。
引退後は嫁と娘の3人家族で、盲目でもできる仕事をしていた。
妻は彼を殺し屋と知っていても尚、彼を愛することに決めた。
ある日突然首席に呼ばれ、依頼を課された。お陰で日本に行くことになり、DAとの戦いも避けられないものとなった。