――Side 緑谷出久
母さんが作ってくれたコスチュームを身に纏い、グラウンドβにたどり着く。
「……朧さんたちのコスチューム……ネットで調べた欧州時代からデザイン変わってないな……」
朧さんは紺色の縁取りがされた白い服の上下に黒革のブーツ、白銀のファーがついた黒のロングコート。目線を誤魔化すためのバイザータイプのサングラスを付けている。
腰の左には1本の刀を履いていて、反対にはナイフが数本ベルトに付けられ、腹側には灰色の小型のポーチが付いている。
綾さんは白シャツの上に上着を羽織っており、膝下くらいまである髪色と同じピンク色のスカートとしっかりとした靴を履いている。
腰には朧くんと鏡合わせのように左右逆で刀とナイフを付けていて、ポーチは半分白で半分黒のデフォルメされたクマっぽいデザインになっている。
奏さんは全体的に紺色系でまとまった落ち着いた色のコスチュームだ。
八百万さんのようなお嬢様な雰囲気なのにインファイトがメインだから動きやすい?ミニスカートで両手にはバンテージが巻かれている。
そして朧さんや綾さんのようなナイフ類を付けてない代わりに色々な小道具を腰のベルトに下げている。
「……オイラにはわかるぜぇ……轟、プロテクターとサラシで抑えてるが……八百万っぱいに届きうるポテンシャルがあるってこと……!」
なんか峰田君が血走った目で口走っていた。
ソレに対してジト目を向ける轟さん。
「……変態」
「「ありがとうございます!(流れる動作での土下座)」」
「しれっと上鳴も土下座してるあたり同類だったか……」
瀬呂君の言葉に切島君や尾白君がなんか納得した顔をしていた。
青ベースの服に上半身、首にプロテクターを付けた轟さんはしれっと土下座組2人から距離をおいていた。
「ヤオモモ、露出激しくない??」
耳郎さんの声に反射的に頭を上げての方を向く土下座組2人。
声の方をそっと見ると赤のストラップレスブラ*1みたいな上半身にマント、下は普通に同色のハーフパンツで腰には朧さんたちの刀と似たデザインの刀を履いており、他には小物類が入りそうなポーチがベルトに下げられている。
……肌の露出が必要なせいでヤバすぎるくらい肌見せすぎて法律案件になった当時のミッドナイトといい勝負してるんだけど、そのコスチューム作った人の頭から抜け落ちたのかな?????
「……雄英高校側からチェックが入ってるはずなので大丈夫かと。……そちらの2人は何故こちら向きに土下座を?」
しれっと土下座と言うか平伏?する向きを八百万さんに変えてる2人。
「天国は!」
「ココにあった!」
「……最低ですわね」
「「ありがとうございます!!!」」
「……注意される未来しか見えない……」
そんな風に話してると残りの面々もやってきて――おもむろに綾さんがその面々から何故か目を逸らしてる朧さんを目潰し(ガチ)した。
「!?」
「綾さんどないしたん!?」
「朧さんに何を……!!」
困惑する過半に綾さんの乱心を心配?する麗日さんに怒りを見せる八百万さん。
「……あっ、もしかして?」
困惑してた奏さんは合流した中にいるクラスメイト――葉隠さん――を見てそうこぼした。
「奏正解〜。あーちゃんとお兄ちゃんね、持ってる力の派生で、人より色々見えるんだよね〜。……そんなお兄ちゃんにそのワガママボディ見せ続けるのはやばいかな〜って」
「なんかそんな予感したので目線逸らしてたのに目を潰されたのは理不尽では?」
「ってか目が潰れるのはやばいんじゃ……?」
耳郎さんが指摘すると
「いや、放っておいても半日有れば治る。無理に治すなら数分欲しいが」
「再生力の化け物かよ……」
皆ドン引きしてる。
「それより葉隠ちゃんの痴女スタイルだよ。お兄ちゃんに身体を見せつけたいなら止めないけど」
「……でも服は透明化できないし」
「ならアレ渡そうかな」
綾さんが何処からともなく朧さんの服の色違い(黒い服に白のファーがついた白銀のロングコート)を取り出した。
「インナー類は……あーちゃんより胸周りと尻周りがデカイねぇ。まあなんとかなるけど」
「新手の公開処刑かな????」
なんか葉隠さんの声が震えてる気がするけど、見えないので恥じらってるのかわからない……。
「ほほう……綾さんよりデカイのか」
「スタイルいいなぁ」
あの2人は平常運転か……。
「取り敢えず着替えさせてくるから、センセきたらちょっと遅れるって伝えてね〜」
そういうと綾さんは葉隠さんを連れて近くの建物に入っていった。
「ちなみに葉隠ってどんな顔なんだ?」
コソコソと朧さんに近寄る峰田君たち。
「……ヤオモモ」
「はいっ!」
朧さんの呼びかけですかさずスケッチブックとえんぴつを作り出して朧さんに渡す八百万さん。
……色々歪な関係が見えた気がするけど見なかったことにしよう。
朧さん、手元が見えない速さで手を動かして――
「……顔はこんな感じ」
と2人に見せる。
「ふぁっ!? めっちゃ美少女やん!」
「朧、目が潰れてるのにどうやって……まさか感覚で書いたのか!?」
「……この程度なら造作もない」
葉隠さんを描いたと思われるスケッチブックのページを切り取り、2人に渡す。
それに興味を示して皆が集まる。
「……ほら」
2人に追加で何か描いたページを切り取って渡した。
「……これは……オレたち2人!?」
「そっくりだなぁ……ってことはこっちの葉隠の顔もそっくり……ってコト……!?」
「唐突なちいかわ構文に困惑を隠せない。ほら、ココにいる全員分描いた」
朧さんはスケッチブックから20枚弱の頁を切り取って放り投げた。
それは吸い寄せられるようにそれぞれの手に渡る。
「うわ、コレ短時間で仕上げたん!?」
「ボクのエレガントさが完璧に描かれてるね……!」
「しかもヒーローコスチュームだよコレ」
「……ケッ」
「……良い絵だ。貰いたいんだが」
飯田の言葉に
「構わない」
と返す朧さん。
僕のやつもちゃんとあって、今の自分を傍からみたらこうなるんだろう、ってのが手に取るような絵だった。
「絵の具とかを使うと何故かゴッホとかピカソ方面の画伯になるので、デッサンばっかりやって上達した成果ですよね、兄様」
「……ノーコメント」
とか言っていたら、綾さんと葉隠さんが戻ってきた。
((((着替えたのかわかんねぇんだけど、本当に着たの????))))
見た目がさっきと変わらないのだけど。
「ちゃんと着せたよ。ほら」
綾さんが何かを剥ぎ取る動作をすると、彼女が掴んだ部分から先程のロングコートが現れた。
「身につけると体の一部として認識するようにちょちょいっと頑張ったよ」
そう言ってコードを着せ直したのか葉隠さんの手袋が袖を通るのが見えたあと、コートが透明になるのが見えた。
……やっぱり規格外だなぁ。
とか思っていたらオールマイトがやってきた。
戦闘訓練……何をするんだろう。
そう思いながらオールマイトの言葉を待った。
こっちを見て吹き出しそうになってたあと、しれっと綾さんから「オールマイト意識してるの気が付かれたねぇ」と言われて穴があったら入りたいと思ったのはココだけの話。
夢見コソコソ小話
八百万のコスチューム製作者
天才に一目置いてる天災がやりました。
「覚醒したら遠隔創造できるから、それまでその痴女スタイルで頑張れば?」
朧の美術成績は平均すると低い
デッサン系は最高点叩き出せるのだが、絵の具を使うと評価が大暴落する。
彫刻系はムラがあるけど平均すると中の下くらい。
夢見朧と綾の眼
「縁」を見ることができ、同時に秘匿された真実を見ることができる。
隠蔽系個性などはだいたい無自覚に看破出来る。
これは二人が縁結びと縁切りという「縁」に関わる力を持ってるが故である。
代わりに閃光系で目が使えなくなる時間が人より長かったりする。
緑谷と麗日強化する代わりにティアキンガノンドロフが敵に参加するインフレは
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かまわん、やれ
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だめです
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お茶子に英傑の加護渡すならあり