夢見3兄妹のヒーローアカデミア   作:月神サチ

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難産だった気がするので初投稿です。


第十話 USJ襲撃 前編

――Side 緑谷出久

 

USJ(ウソの災害や事故ルーム)にたどり着いて十三号先生から話を聞いた直後、周囲の電気が落ちた。

 

そして眼下にある中央広場に黒いモヤと共に何十……何百という人が現れた。

 

「「一塊で動くな!――敵の襲撃だ!」」

 

その言葉で僕たちの日常に非日常が襲いかかってきたことを頭で理解した。

 

 

 

 

「綾、奏、【レベル5】の使用を許可する。生徒の安全を最優先だ」

 

「「了解!」」

 

鍛錬の時以上の緊張感を吹き飛ばすように2人が力を入れたのか、周囲の空気が変化する。

 

そして奏さんの側には彼女のスタンドと呼ばれる常闇くんのダークシャドウと似たような立ち位置である3人の女性が現れた。

 

「イオンは第七世界神示の発動して退路の確保よろしく。ぶっぱなしは許可出すまで待機、カノンとネイはイオンの護衛!」

 

「「「了解!」」」

 

「あーちゃんも一番非人道的なヤツ以外の使用許可許可下りたから、アレ使わせてもらうね」

 

ライトブラウンの髪の女性が何かを唱えると、5メートルはゆうにある人型で二足歩行するの半分機械仕掛けのドラゴンが出現した。

 

その上に女性が浮かび上がって肩にのるとドラゴンが動き出し、出入り口へ進軍する。

 

白い髪の女性と紫髪の女性がソレに続く。

 

「退路確保をあの3人がやるんでとりあえず続いてください!私は兄様の手伝いしますので!」

 

「お前は綾と一緒にクラスメイト護衛だと言っただろ!」

 

「十三号先生は綾と奏と一緒に生徒の避難誘導をお願いします。オレと朧でこっちの対処しておくんで」

 

奏さんの言葉に朧さんがツッコミを入れ、ソレをガン無視して相澤先生が十三号先生に方針を伝えていた。

 

「なんで夢見の3人が先生たちと同格扱いなんだよ!」

 

上鳴がそう叫ぶと

 

「彼らは他国ですがヒーローライセンスを持っているからです。日本でもヒーロー活動できるんですよ」

 

と十三号先生が告げたあと、生徒たちについてくるよう告げた。

 

それと同時に朧さんが噴水広場に跳躍して飛び込んだ。

 

「わざわざやられに来たのかこのガキ!」

 

身体に銃や砲台のある異形系個性の敵が発砲する。

 

しかしその砲撃は全て朧さんに切り裂かれ、無効化された。

 

「なっ!?」

 

「ならコレはどうだ!」

 

ときりかかってくる異形系の敵。

 

しかし瞬間的に消えて

 

「峰打ちだ」

 

そう言い終えた時には敵が崩れ落ちて倒れた。

 

「早く逃げますよ!」

 

十三号先生の言葉にハッとして僕も避難を始める。

 

出入り口側までやってこれたけど

 

「な、なにあれ……」

 

入口を塞ぐように巨大な人型兵器がおり、先ほどの半分機械のドラゴンと戦っていた。

 

「そのサイズなら僕のブラックホールで吸い込むのが早いのでどいてください!」

 

十三号先生が前に出てそういうと半分機械のドラゴンとその側にいた奏さんのスタンドがサイドに避けた。

 

そしてブラックホールで吸い込み始めたが――

 

「それはよろしくありませんね」

 

「なっ……!」

 

突然先生の背後に黒いゲートが現れて先生の背中部分が削られた。

 

反射的に発動を止めたので負傷で止まったが、ダメージがデカそうだ。

 

「はじめまして、我々は敵連合――っと、話の途中なのに遮るのは無粋ではありませんかね?」

 

人の形をした黒い霧が十三号先生の前に現れて名乗りだしたが、綾さんと奏さんが襲いかかる。

 

しかしソレを瞬間移動のように回避して離れたところに現れた。

 

「移動系個性持ちは回復持ちに並ぶ最優先撃破対象だからね」

 

「正直生かしておけるか怪しいので遺言あるなら今のうちにどうぞ」

 

そういいつつ十三号先生の傷を見て回復させる2人。

 

「ご尤もな話だ。――まあ一瞬有ればこちらの勝ちといえますがね」

 

その言葉とともに僕たちの足元は黒い霧に包まれた。

 

そして次の瞬間には眼下に水が広がるエリアの上空にいた。

 

「わあああああああ!!」

 

横を見ると峰田君と蛙吹さ「梅雨ちゃんと呼んで頂戴ぃいいい!」梅雨ちゃんがいた。

 

――まずい、このままだと水面に叩きつけられる!

 

僕は反射的に手を伸ばした。

 

手の先から黒い何かが伸び、2人を手繰り寄せるように動いてくれた。

 

僕は2人を抱えて、衝撃を少なくするように垂直に水面へ飛び込んだ――。

 

 

 

 

 

――Side イレイザーヘッド

 

中央噴水広場どの戦況はこちらが有利になっている。

 

オレの個性抹消で敵を翻弄し、朧が敵を峰打ちてノックアウトしている。

 

噴水側にいる手のアクセサリーのようなものを大量につけた男とその側にいる脳が露出してる大男?と何処か人間とは思えない整った顔の女がこちらを見るばかりなのが気掛かりではあるが、一先ずはコレでなんとかなるだろう。

 

そう思っていたが――

 

何かが落ちる音がしたのでそちらを見る。

 

「!? 十三号先生!?」

 

宇宙服といえるコスチュームの後ろ部分がえぐれた十三号先生がそこにいた。

 

「やれ、脳無」

 

その言葉が聞こえてきたとほぼ同時に、オレの身体が吹き飛ぶのを感じた。

 

 

 

 

 

「流石のヒーロー様でも同僚の負傷は動揺するんだな」

 

手だらけの男はそうこぼした。

 

吹き飛ばされたイレイザーヘッドを飛雷神の術で先回りして受け止め、そのまま十三号先生に群がろうとした連中を七の型で吹き飛ばす。

 

「しかし……教師の醜態を見ても動じないお前はなんだ?」

 

オレは返事の代わりに緋空斬を放つ。

 

ソレをサイドステップで避ける手だらけ男と人形のような女。

 

「会話拒否とかコミュ障かよ」

 

「おそらく対話の意味がないと判断しているだけかと」

 

手だらけの男の言葉に女が指摘をする。

 

オレは少し考えた後、須佐之男を発動。

 

上半身フルアーマー状態にし、倒れている2人の治療を始める。

 

「オレたちを無視して治療とはいい度胸だ。――やれ、脳無、ゼロナイン!」

 

その言葉に脳をむき出しのバケモノと女が須佐之男に殴りかかるが――

 

「!?」

 

「馬鹿力2人の攻撃が……効いてない?」

 

その間に2人の気付けと応急処置が終わる。

 

「応急処置は終えました。十三号先生は校長室に飛ばすので詳細連絡をお願いします」

 

「生徒を守りきれぬばかりか、尻拭いまでさせて申し訳ありません」

 

そう答える十三号先生。

 

オレは飛雷神の術を応用して校長室に十三号先生を飛ばす。

 

「増援が来るか?面倒だな」

 

そういいながら手だらけの男のが飛びかかってきた。

 

須佐之男で弾き飛ばすが装甲の一部が砕ける。

 

反射的にその部分をパージして再構成する。

 

「崩壊が伝播するまえに切り捨てたか、頭が回るのは厄介だな」

 

オレは3人まとめて弾きつつ、相澤先生に問いかける。

 

「脳筋2名はオレがなんとかできると思うんで、相澤先生はあの手だらけの男を中距離で対処お願いできますか?」

 

「分かった。あと他視界の隅っこで同士討ちしてるのがいるが、アレはもしかして……」

 

オレはそこで言葉を止めさせた。

 

「アレは放置で。十三号先生と生徒をこのUSJ内部にバラけさせたようですが、奏と綾がフォローしてるはずなので先ずは目の前の対処からで」

 

「……あの3人制圧してさっさと生徒を助けに行くぞ」

 

 

 

 

 

 

――Side 尾白

 

燃え盛る繁華街のようなエリアでオレは敵相手に格闘していた。

 

「クソッ、キリがない……!」

 

炎に耐性があるのか、暑い環境下でも平然としてる連中。

 

一人一人はチンピラ崩れのような強さだから、割となんとでもなる。

 

が、いかんせん数が多い。

 

ジリ貧と言える状況だ。

 

 

 

 

 

 

 

――Side 耳郎

 

山岳地帯みたいなところに飛ばされたウチとヤオモモ、上鳴の3人。

 

「峰打ち、または腱だけ切りましたので御容赦を」

 

黒い刀を納刀しながらそう告げたヤオモモ。

 

周辺に敵はいないけど、念の為地面にイヤホンジャックを挿して確認する。

 

……大丈夫そうかな。

 

「活躍していいところ見せようと思ったのに……」

 

上鳴がしょんぼりしていたので

 

「隣の水没エリアならイケるかもしれんし、行くしかないでしょ」

 

と励ます。

 

「とにかくコレが終わり次第合流を試みましょう」

 

倒れている敵たちに止血と捕縛をしながらヤオモモはそう告げた。

 

ウチらもそれに気がついて慌てて手伝い出した。

 

 

 

 

――Side 轟

 

「ココの敵はゴロツキ崩れ……やっぱり噴水の側にいたあの3人と黒霧とかいう奴以外は大したこと無い」

 

「それはそれとしてすっげえ寒いんだけど」

 

山林地帯を再現したエリアのはずが、周りの木々も地面も凍りついている。

 

瀬呂範太が近くでくしゃみするとどこからかひーんという声がした。

 

「……あの声葉隠じゃね?」

 

「巻き込んだかも。とりあえず氷を溶かさないと」

 

地面にふれるとそこから氷が溶け始める。

 

 

 

 

 

――Side 切島

 

戦闘訓練で使ったような繁華街っぽいエリアにて、オレは爆豪と共にそこで待っていた敵を全滅させた。

 

「ケッ、ザコが」

 

「他の皆が無事か探さねぇと……って何処行くんだよ」

 

切島が何処かに向かおうとしてる爆豪を呼び止める。

 

「正面ゲートだ。夢見の姉妹との決着がついてないならおそらくあの黒モヤ野郎はそこで戦ってるハズだからな。ぶっ潰しに行く」

 

「クラスメイトは放置かよ」

 

「このザコ程度に負けるようなヤツらじゃねぇ。それにあの腐れ三兄妹が何かしら手を打たずにいるとも考えられねぇ。だから後回しでいい」

 

それでも心配ならテメェだけでいけと告げる爆豪。

 

「……分かった。俺も手伝うぜ!」

 

切島は爆豪に続いた。

 

 




夢見コソコソ小話
夢見三兄妹の『レベル5』とは?
非人道的能力の使用について、夢見家での約束事。
どこぞのドフラミンゴの寄生糸やゼブラのボイス流星群などがソレに当たる。
ちなみにレベル6が規定上存在してるが、世羅の穢土転生以外今のところソレに該当していない。

緑谷と麗日強化する代わりにティアキンガノンドロフが敵に参加するインフレは

  • かまわん、やれ
  • だめです
  • お茶子に英傑の加護渡すならあり
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