芋者奮闘録 作:舞い降りるズゴック
進藤飛鳥の朝は早い。毎朝5時起床、朝食までの時間を軽いトレーニングに費やす。ISの機能によりサポートがあるとはいえ、操縦にはかなりの負荷がかかるため、筋力と持久力は欠かせないのだ。
今日は芋者の整備に集中する予定なのだが、整備室が利用できる時間までは基礎的なトレーニングに費やすつもりだ。
まずは軽い準備運動とランニング、そしてシャドーボクシングを行う。俺の戦闘スタイルは基本的にキックボクシングがベースである。独学のため荒さマシマシなのでほぼ喧嘩殺法ではあるのだが、それでも継続している内にフォームは安定するようになりキレも増した。
前に一夏を始めとした専用機持ち達に蹴りを披露した時には、お前武器いらないだろと言われた。じゃあお前らもメインウェポン封印しろよ。特に零落白夜。
「ほう、やはり中々のものだな」
「ん?ラウラか、おはよう。今日は一夏の部屋には忍び込まないのか?」
「嫁の部屋に行く途中でお前を見かけたのでな。噂には聞いていたが、これもお前の強さの秘訣ということか」
一応トレーニング自体は中学から行ってはいた。ただ形を意識するようになったのはISに触れ始めてからだ。普通に鍛えるだけじゃ芋者は扱い切れないと判断したので、考えうる限り効果的なトレーニング法を編み出した。
そうでもしないと入学前のコンパスでのIS指導期間マジで着いて行けなかった。転生してから一、二を争う程の山場だったかもしれない…………。
「まぁ、ラウラほどじゃないさ。そっちは軍仕込みだろ?今まともにやったら普通に負けるさ」
「む?確かに隠密行動が主体とは聞いているが、それが白兵戦が苦手な理由にはならないだろう?」
「お、隠密?俺そんなイメージ付けられるようなことしたか……?」
「いやイメージも何も、
「何言ってんだお前」
何言ってんだお前。思ったことを秒で口に出すぐらいの衝撃発言なんだが?一夏が嫁判定されるのは原作での当然の流れだとして、俺が忍者呼ばわりされるのは理解できない。
アレか?ラウラと戦う時はブーメラン投げまくったり小刻みに動いているからそんなレッテル貼られたのか?
もしかして前に分身の術とか抜かしてたの、忍者だからできるかもと思われてたからか?(シールドブーメラン回)
「あぁ、すまない。ニンジャは身分を隠しておくものだったな。私も知らぬフリを続けておくとしよう」
あ、コレ誤解解けないヤツだ。
忍者ではないと言う→正体バレしちゃいけないから否定が正しい。
実は忍者です!→やっぱりニンジャじゃないか!!
とかなるだろ絶対。なにこのタチの悪い勘違い。
「ところで、やはりニンジャというからには爆発するクナイとか持ってたりするのか?」
「持ってたまるかそんな危ないの!」
そんなもん扱う忍者いて堪るか!…………いやいるわ、ガンダム作品だけに絞っても。よりによってドイツ繋がりのゲルマン忍者。割となんでもアリな作風だからか、MSでも分身の術や代わり身の術ができたりするやつ。
だが残念ながら俺の専用機はイモータルジャスティスであってシュピーゲルではない。当然そんなものできないわけで…………。
そういえばシュピーゲルって実体剣あったよな?
「……今度試してみるか」
「爆発クナイをか!?」
「違うわ!!」
目をキラッキラさせてるラウラには悪いがそんなもの使う予定はない。
あと
ドイツ繋がりでガンダムシュピーゲルの話題出せそうだけどどうやって話作ろうか考えてたら、飛鳥をニンジャ(笑)にする案が思いついたのでノリで書きました。
あと数話で夏休み編終わりますが、新生芋者はどうなることか。