芋者奮闘録 作:舞い降りるズゴック
前回の武装再確認計画はビーム重斬脚に全部持っていかれたが、今回はその時の模擬戦で見せた武装の一つ、ビームブーメラン『ヴィーセルナーゲル』に焦点を当てることにする。
ブーメランとは言ったものの、実は芋者のメインウェポンでもある。もちろん投擲武器としても優秀なのだが、この武装の強みはビーム刃のサイズ。ガンダムSEEDの世界では有用な武装の一つとして注目を浴びたビームブーメランだが、芋者のはそんなブーメランの中でも一際デカい。それもビームサーベルとして扱えるレベルには。
それが2本も搭載されており、二刀流や逆手で持てたりなど取り回しもよく、使い勝手のよい装備である。ただしビーム刃を生み出し続ける必要があるため、エネルギー消費は多い方である。まぁ芋者は他のISより燃費が良い方なので正直気にならないが。
あの倫理ガン無視クソデカMSであるデストロイガンダムのぶっとい腕すら両断するこのビームブーメラン。遠近共に優れたこの武装ならIS世界でも大活躍しているだろう。
ところで、ISにはハイパーセンサーという基本機能が搭載されていまして。これは搭乗者の知覚を補佐し、なんと
何が言いたいって?これのせいでビームブーメランの強みが潰されてるんだよ。
まず投擲武器として扱うのであれば、基本的に相手目掛けて飛ばすだろう。相手の目に見える以上、避けるにしろ命中するにしろ当然何かしらの対応はされる。だが、ブーメランは投げれば戻ってくるのが道理。外れたと思った攻撃が戻りの軌道で死角外から襲いかかる凶悪な二段構えが、ビームブーメラン最大の特徴と言っても過言ではない。
なおIS相手だとその死角が無くなっているためブーメランの挙動全て見られる模様。行ってきますからおかえりまで全部バレるせいで戻りブーメランは初見殺しでしか通用しない。この点では劇中よりも弱体化してると言える。
近接戦は足や盾だけでも対応できることが多いので、ブーメランは投げ得ではあるのだが……。
「やっぱブーメランよりもっとちゃんとした武器使おうと思うんだけどどう思う?」
「アンタ逆に今の装備に不満あったの??」
「意外過ぎますわね……」
俺の言葉に二人の代表候補生、鳳 鈴音とセシリア・オルコットは本気で驚いてるようだ。不満しかねぇよ零落白夜一つで完封される武装構成なんて。
「いや鈴ならわかるだろ?二刀流できるし2本連結すればブーメランとしても運用できるし」
「アタシの
嫌味でも言ってるのかと青筋を浮かべる鈴。でもこちらからしたら実体剣である青龍刀の方が魅力的なのだ。エネルギー刃だと零落白夜で消されるからね。
「最近対応されてきてるから困ってるんだよ。戻りブーメランが当たらないならまだしも、投げの前動作すら狙われるようになったし」
「そうでもしないと波状攻撃を仕掛けられて非常に面倒だからですわよ!?ま、まぁ、わたくしのブルー・ティアーズ程ではありませんが」
今セシリアの言った通り、確かにブーメランを絡めて芋者本体も攻撃を仕掛けるのは強いと思ってる。ただ、それを仕掛けるまでの前準備が長く、先ほど出たようにブーメランを投げさせてもらえなかったり、叩き落とされでもしたら破綻する。
これがセシリアの専用機であればBT兵器、つまりビットによるレーザー攻撃を独立して仕掛けられるため、攻撃手段として見るならそちらに分がある。当人曰くBT兵器を動かすのはかなり難しいらしいが。
「…………ブーメランでそこまで言うなら、前聞いた時なんで言わなかったの?」
「「足の方が厄介だからよ(ですわよ)」」
解せぬ。
ビームブーメランの主な戦績(原作イベント準拠)
・セシリア本体を狙い続けることでBT兵器の動きを鈍らせ、接近戦に持ち込ませた(なおゼロ距離ミサイルビット)
・ゴーレムⅠの別個体をダルマにした
・ラウラのプラズマ手刀、AIC対策として使われた
・VTシステムの再現先がヤバいため、投げても弾かれるし斬り合いになれば初手でお陀仏
・セカンドシフトした福音の腕を切り落とした