芋者奮闘録 作:舞い降りるズゴック
今回は芋者の装備の中でも、俺が太鼓判を押している装備を紹介しよう。シールドブーメラン『フラッシュエッジ4』である。冗談抜きにこの武装の有無で芋者の性能は大幅に違ってくる。
まずこの盾、実弾どころかビームへの耐性も高く、半端な攻撃は通さない優れものなのだ。VPS装甲があるため実弾は受けれるとはいえ被害はゼロではないし、ビームに至っては普通に効くのでマジでありがたい。
それに加え、ブーメランと名のついた通り投擲武器として扱うこともでき、盾ではあるものの小型のスラスターとビーム発生器、さらにウイングが内蔵されている。ビーム刃は短いものの攻撃力は非常に高く、それを相手の機体に高速で叩き込めるのは凶悪の一言に尽きる。しかもこれ、芋者の第三世代兵装の一部であるため、簡素ではあるがドラグーンのように遠隔操作して軌道を変えることも可能だ。
また、腕部のアーマーに接続する形で装備できるため、上下入れ替えてビーム刃のみを展開したまま盾としても機能する攻防一体の使い方までできる。
正直これと言った弱点はないのだが、強いて言うならブーメランとして投げたら芋者本体のビーム耐性がほとんど無くなってしまうことだろう。
いや、本当にそれぐらいなのだが、これが致命的になるのが零落白夜とかいうヤベーヤツ。投げたら最後、エネルギー無効攻撃を防げる武装がないためそのままゲームセットである。まぁそんなのわかりきってるから一夏との模擬戦ではグリップまでガッチリ握るほど盾を固定しているのだが。
「耐久面不安だから何かアドバイス欲しいんだけど」
「……えっと、それ飛鳥の話?一夏じゃなくて?」
「アドバイスと言われてもハッキリしないな。もっと詳しく話せ」
今度はシャルロット・デュノアとラウラ・ボーディッヒの金銀コンビに協力を求める。妾の子だったりデザイナーベビーだったりと出生に闇がある二人だが、色んな武装を使いこなすといった点でも共通点があるため知見は深められるだろう。
もうすでに先日のセシリアや鈴と似た反応を返されてるが気にしないこととする。
「いやほら、俺の盾投げたら基本的にビームに対して弱くなるからさ。なんか小手先の技術や妨害手段あったらいいなー、と」
「つまりあの盾が避けられて迎撃された時の対処法か…………でも、盾に構ってたらその間に斬りかかるか射撃してくるよね?相手に求めるレベル高くないかな?」
そりゃ攻撃に使ってるんだから、下手に防御姿勢取るより接近戦仕掛けたりビーム撃ったりする方が強いに決まってる。ビームブーメランの時に出た投げの前動作と言った弱点は、小型スラスターによって盾を飛ばせるため解消できる。しかし、そこから戻ってこさせるにはこちら側から動きを制御しなければならない。
そういった点を考えると、芋者が盾を投げてから攻撃を挟めば挟むほど、盾が帰ってくる時間が伸びてしまうのだ。相手のレベルが上がれば上がるほど、こちらの操縦精度も相応に求められていくので、他の要素で補えるのであればそれに越したことはない。
「ふむ、追加の武装が欲しいというわけか。だが攻撃特化のISを防御に回すとなれば、もはやパッケージを検討するレベルだぞ」
「好きで攻撃特化にしてるわけじゃないけど、パッケージレベルの改修はちょっと難しいな……」
パッケージとはSEED風に言えばシルエットのようなもので、追加の武装を換装して強化するといった認識でよい。
パッケージの使用には、ISに装備を搭載させるためのバススロットに空きがあることが条件だが、芋者はある第三世代兵装にその枠を割いてるため普段使いは困難である。
「そうなるとIS以外、操縦者本人の技量を上げる方向になるのかな?」
「なるほど、ならば一つ良い案がある。つい最近クラリッサから聞いた話なのだが……」
「なんでも日本のニンジャというのは分身の術ができるらしくてな。その技術を身につければ」
「そんな寝ぼけた理論が、通用するかぁぁぁあああああああああああ!!!」
芋者の話なのにデスティニーでしかできんこと言わないでもらいたい。いやホントなんで分身できるんだろうねアレ?
オチが思いつかなかったのでシュバルツェ・ハーゼのお二方にはアホの子になってもらいました(元々な気がしないでもないが)
あと今回の話で判明しましたが、芋者は第三世代のISとなっております。どこが第三世代だよって部分は追々言及します。