芋者奮闘録   作:舞い降りるズゴック

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 盛り上がったきたところで二ヶ月近く筆が止まるとは思いもしませんでした(主にGジェネエターナルやってました……)
 久々の執筆ではありますが、いよいよ京都編ラストバトル。芋者がメインの作品で、デスティニーはどこまで爪痕を残すのか……。

 


デスティニーvs白騎士

「……あった」

 

 

 地面に転がっていたビームサーベルを拾い上げる。連結されていた二本の内一つは故障したようだが、もう一つはまだ生きている。

 それでも武装という武装を全て失った真由に取っては、攻撃する手段を得ただけでも十分だった。

 

 …………なんのために?

 

 

「こんなところで会うなんて、奇遇ね。……進藤真由さん?」

 

 

「っ!?更織、楯無……!」

 

 

 今の真由にとっては最悪に近い相手だ。国家代表の一人、ダメージを負っているようだが機体も万全に近い。近接武装一つしかない真由に勝ち目はなかった。

 しかし、楯無は警戒こそすれど、真由に武器を向けてはいなかった。

 

 

「その様子だと、アナタも知らなかったようね。デュランダルが裏で何を企んでいたのか」

 

 

 楯無の視線が空に向けられる。夜空に描かれる赤と白の軌跡は、戦いの激しさをそのままに表していた。

 真由は愚か、まだ損害が軽微な楯無ですら割って入ることは難しいだろう。だからこそ、こうして自分にできることを探した二人が顔を合わせたのだ。

 

 

「…………だから、なに。私だって信用しきってたわけじゃない。善意だけで協力するような人がいるなら、私がこうする必要なんてなかったんだから。それに、お兄ちゃんの方がISを潰せるなら、そっちの方が効率が……」

 

 

 亡国機業という組織の力。デュランダルによって差し伸べられたその手は、真由にとっては最後の希望とも言えた。だが、真由が信頼を寄せたのは世間にとってテロリストと呼ばれる組織そのものではない。

 最愛の兄が男性操縦者である以上、欲深い人間の手に晒されるのは間違いない。それは亡国機業の中でも同じだ。だからこそ、デュランダルの目的に真由は賛同したのだ。ISが消えてしまえば、男性操縦者の価値も無となるのだから。

 

 

「ウソね、アナタは飛鳥くんを戦わせたくはないはず。例え連れていく手段が強引なものだとしても、専用機を破壊する必要性はないもの」

 

 

「っ……!」

 

 

 図星を突かれ、真由の顔が歪む。確かに飛鳥はIS操縦者として急激な成長を遂げている。それはブラックナイトスコードを退けたことからも明らかだ。

 それでも飛鳥は苦しむのだ。純粋な試合ではなく、ルール無用で悪意の蔓延る戦場であれば、ISといえど命の保障はない。それ以上に、もし敵が飛鳥のよく知る人物であったならば。そこに迷いが生まれることも真由自身が証明している。負けはせずとも、そんな環境に身を置き続ければ、きっと兄は兄でなくなってしまう。

 だから真由は、もう飛鳥には戦ってほしくなかった。今まで傷つき続けた兄に、幸せになってほしいから。その過程でどんな代償を払うことになろうとも。

 

 

「……アナタも飛鳥くんも真っ直ぐすぎるのよ。だからソレを拾いに来たんでしょ?」

 

 

 楯無が指したのは、真由の左手に握られたビームサーベル。飛鳥の身柄を抑える、という点では目的は達成しているのだ。何事もなく撤退すればいいものを、それを手にした真由にはまだ戦う意志が見える。それは、彼女自身も薄っすらと気づいているはず。

 

 

「…………ふざけるな。お前たちなんかに、私たちの何がわかるっていうの……!」

 

 

「そうね、わからない。でも、お互いに飛鳥くんを助けたいという気持ちだけは同じだと思うのだけど?」

 

 

 真由には焦燥があった。飛鳥とデュランダル、この二つを引き合わせるつもりはなかった。だが、結果としてデュランダルは飛鳥を利用している。

 だからといって、目の前にいるのは自身よりISにも裏の世界にも精通している人間。楯無の言葉を鵜呑みにできるほど、真由の心は開かれていなかった。

 

 

「……口先だけならなんとでもいえる」

 

 

「そうね。だから、こっちはこっちで手を打たせてもらうわ。……アナタにもまだ、チャンスは残されていると思うわよ」

 

 

 生け捕りにすることすら容易かったであろう真由を見逃し、楯無はその場をあとにした。

 空に舞う二機のISを見据えながら、ある人物(・・・・)へプライベートチャンネルを繋げて会話する。

 

 

「……準備は万全ですね?……はい、仕掛けるのはもちろん…………」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『このデスティニーに渡り合えるとは……流石は原初のIS、その力は飾りではないということか』

 

 

 単純なスピードとパワーであればデスティニーが圧倒しているものの、それだけで上回れるほど白騎士は底を見せていない。現に、白騎士は高速で迫り来るアロンダイトの一撃をいなすことができており、速度を落とすことなくあらゆる方向から放たれる『高エネルギー長射程ビーム砲』を避けて自らもビーム射撃を返していた。

 誰もがこの戦いを見ながらも、誰も介入しようとしないのは、その圧倒的な機体スペックによるレベルの違いからだった。

 

 

『機械的だが、それ故に完璧な挙動。まだ無駄の多いこちらには分が悪いか』

 

 

 白騎士の動きに、一夏の意思は一切存在しない。白騎士か、あるいは元の操縦者の残留思念か、どちらにせよ人間らしさが欠けている。

 一方で、デスティニーはスペックの大半を発揮しておきながら、どこか振り回されているような印象を受ける。それもそうだ。飛鳥はデスティニーに一度も乗ったことはない。劣化VTシステムの特性を加味するなら、そこに意識の有無は関係ない。白騎士とは違い、人間的な不完全さがそこにはあった。

 

 

『とはいえ、それも今は些末な問題だな』

 

 

 アロンダイトを下段に構え、白騎士との距離を一瞬で詰めるデスティニー。当然、白騎士は剣を構えて迎え撃つ。防御には成功。

 だが、デスティニーは受けられることを前提に、直前でアロンダイトを逆手に持ち替え、白騎士の剣を正面からどかすようにぶつけた。ガラ空きになった胴体に、すかさず蹴りが入る。

 白騎士の剣を弾くのは容易くはない。故に、蹴りの一撃の重さは大幅に減衰した。しかし、今までの攻防を考えれば、これは戦況を揺るがす一手。白騎士にとってどこまでのダメージかは計り知れないが、攻撃が直撃したという事実に変わりはないのだから。

 

 

『歪な形だが、このデスティニーは確かに進藤飛鳥によって動かされている。君が誰の動きを真似ようと、それはどこまでいっても過去のものであり、その先はない。この差は無視できないと思うのだがね』

 

 

 白騎士の機体に傷が増えていく。目に見えぬ程だが、増える度に傷は大きく、深くなっていく。デスティニーの攻撃は苛烈さを増していく。時にビームブーメランを至近距離で投げ、時に高エネルギービームライフルとビーム砲を乱射し、時にアロンダイトに蹴りを入れることで鍔迫り合いを強引に押し切る。

 もし、進藤飛鳥の意識があり、自らデスティニーを動かしていても、このような戦い方になるであろう。そう思わせる程にデスティニーの動きは洗練されていき、自然なものへと、まるで昔から乗っていたかのような熟練の動きに昇華されていく。

 

 ここでデュランダルは違和感に気づく。それはデスティニーを乗りこなすのが早すぎることでも、白騎士があまりにも呆気なく押されていくことでもない。

 警戒している。ここまでの動きで常に決まった行動をしているのだ。規則的な動きというなら、それは機械的な白騎士にも該当するが、だからといって人間の意志に規則がないわけではない。

 デスティニーは……進藤飛鳥の意志は、白騎士のあるものを恐れていた。だからこそ、それに一番効果的な武装『アロンダイト』を主軸に立ち回っているのだ。白騎士に肉薄する時、あるいは白騎士の間合いに入った時は常に大剣を握っている。

 

 

『…………白騎士にそれが搭載されていたというデータはない。だが君には確信があるのだな。今の白騎士には……零落白夜がある(・・・・・・・)、と』

 

 

 幾度となく一夏に、白式に挑み続けた進藤飛鳥の直感。その警鐘は白式を素体として現れた白騎士にも向けられていた。

 一度当たれば、シールドエネルギーを空にしかねぬ程の単一使用。元々は織斑千冬の暮桜のものであったそれが、白式に継承されている。そして、零落白夜の再現が技術的な面だけで行えるのは、白式以上にラウラを飲み込んだVTシステムが証明している。

 零落白夜の機構など一切搭載していなかったISですら、再現に特化したとはいえ発現してしまったのだ。未だに謎の多い白騎士が、今自身を構成している素となった機体の能力を使えないというのは、虫のいい話ではないだろうか。

 

 ……というのが、進藤飛鳥の本能が出した結論。白騎士がビームを掻き消すような素振りは見せていない。アロンダイトのビーム刃も同様に掻き消されはしていない。ただ、意味のない使用を控えているというのであれば合理的だ。遠距離からのビームは無効化されてはいないものの、その全てが避けられている。それも、剣に全く触れることなく。

 白騎士は温存している。待っているのだ。飛鳥による人間的な動き、それによって生じる決定的な隙を。

 

 

『しかし、その当ては外れたようだ』

 

 

 デスティニーの速度は更に増していた。翼から溢れる赤い粒子が、まるで残像のように空に撒き散らされる程にまで。

 それでも白騎士がデスティニーを見失うことはなかった。致命傷を避けているのがその証拠だ。もっとも、アロンダイトによる重い一撃が白騎士を何度も弾いて体制を少しずつ崩していくことで、攻撃を受け止めた際に生じる隙、その僅かな無防備が徐々に大きくなる。

 そうして握られたままの剣が弾かれることで、白騎士の腕が伸び切った刹那。

 

 デスティニーの掌は、白騎士の胸へと押し当てられていた。

 

 零距離のパルマフィオキーナ。並の装甲であれば融解させることは容易く、ISに絶対防御を使わせるには十分すぎるほどの高威力。

 デスティニーの腕に収束した光は、見事に白騎士の装甲を貫いた。

 

 

『白騎士を打破するとは、やはり君こそ……む!?まだ動くか!』

 

 

 パルマフィオキーナによって胸部装甲に大穴が空き、全身に付けられた切り傷も相待ってほぼ崩壊状態。

 にも関わらず、白騎士はデスティニーへと直進する。操縦者の肉体への負荷を、全ての反動を無視して、腕を突き出した姿勢のデスティニーに剣を突き立てようとする。

 

 とはいえ、やはりダメージは大きいのか動きは僅かに鈍くなっていた。あまりの近さに左手に握られたアロンダイトは振るえずとも、左腕に装備された対ビームシールドで防がれる。

 ただ、剣を逸らされてもなお白騎士はデスティニーとの距離を詰める。剣を持つ右手ではなく、何の変哲もない左手をデスティニーへと差し向ける。その最後の抵抗すら許さず、デスティニーの右手にあるビームシールド発生装置『ソリドゥス・フルゴール』が展開された。

 

 

 

 

 しかし万全を重ねたその最後の障壁は、まるで何もなかったかのように、するりと貫かれた。

 

 

『なに!?そんなことが……!?』

 

 

 デスティニーの代弁者かのように、デュランダルが驚きの声を上げる。何の変哲もないただの左腕、それがビームシールドを無力化したのだ。零落白夜を警戒するのであれば、剣に注目するのは正しかった。実際、今回の白騎士の剣には零落白夜が発動されていた。

 それと同時に、白騎士の左手も零落白夜の刃(・・・・・・・・・・・・・)と化していた。白式も左手の……雪羅の機構によってその発動は可能だった。もちろん白騎士の腕に雪羅のような武装はない。素手で振るわれる零落白夜という無法の一手が、デスティニーの警戒を掻い潜ったのだ。

 

 手刀がデスティニーの胸部に食い込み、膨大なエネルギーが削られ、VPS装甲によって変色した装甲が色を失う。

 

 

『し、しま……ザザ……!……ジ、ザザ……が、乱れ……』

 

 

 デュランダルの声がブツリと途切れる。急激なエネルギーの減少はVPS装甲だけでなく、通信機能にも支障をきたしたようだ。

 こうして白騎士とデスティニーの戦いは、白騎士の決死の反撃によって相打ちに終わる。

 

 ……ことはなく、即座に突き出されたデスティニーの右腕が白騎士の空いた胸部に更に捩じ込まれ、内部にパルマフィオキーナを放った。

 その一撃で白騎士の零落白夜は消え、左手が抜かれると同時にデスティニーの装甲には再び色が戻ってしまう。

 そもそも零落白夜が一撃必殺であるのは、掻い摘んでいえばシールドエネルギーを直接切り裂けることと、それに伴う絶対防御の誘発の相乗効果でISのエネルギーを急速に枯渇させられるからだ。

 デスティニーが無事だったのはそこにある。コア5つ分のエネルギー総量、単純計算なら他のISの5倍の耐久値。さらに、攻撃に必要なだけのエネルギーを確保するため、必要なでない機能を次々にカット。余ったエネルギーを盾にすることで、零落白夜を受けたままカウンターに移れたというわけだ。

 

 

『……力に、魅入られし者よ……』

 

 

 機械的な声が響く。デュランダルのものではなく、ISそのものの意思。白騎士がデスティニーへと…………いや、届くかもわからぬ中の人物に対して言葉を告げた。

 

 

『その運命に、未来は…………ない』

 

 

 力なく堕ちる白騎士。零落白夜を受けてもなお顕在するデスティニー。その強さは、ここに証明された。

 

 

『…………』

 

 

 デュランダルの声も響かぬまま、定められたターゲットを撃破したデスティニーはその場から離れようとする。

 だが、白騎士にトドメを刺したその一瞬の硬直を狙い、奇襲を仕掛けられるだけの実力と機体を持つ人物がこの場に参戦した。

 

 

「捕まえましたよ、進藤くん!」

 

 

 ラファール・リヴァイヴ・スペシャルに搭載された4つの大型シールドが、四方から迫りデスティニーを閉じ込める。

 元が第二世代な上に、普段よりも重武装なその機体ではデスティニーに追いつくことはまず不可能。だが、デスティニーが止まるであろう位置とタイミングを予測し、物陰に隠れ続けて接近することは、ラファール・リヴァイヴ・スペシャルの操縦者である山田真耶にとって造作もなかったようだ。

 

 

「少々乱暴ですが、これで助かるなら!」

 

 

 デスティニーを閉じ込めたシールドの僅かな隙間に、銃口の狙いが定まる。二丁のサブマシンガンというだけでもその弾数は圧倒的だが、さらにシールドによって内側で連続して跳弾。総合火力は数倍に跳ね上がることだろう。

 

 もっとも、それを許すほどデスティニーは甘くない。引金が引かれる前に、隙間に向けてパルマフィオキーナを放つ。シールドの一部は溶けたものの、抜け出せるほどの広さはない。だが、投げることはできる。

 腕が放たれた閃光と共に、回転する刃がサブマシンガンを諸共に切り裂いた。パルマフィオキーナで広げた穴は、ビームブーメランを通すために必要だったのだ。

 

 

「そんな!?なんて対応の早さ……きゃあ!?」

 

 

 続け様に放たれたビームライフルともう一つのブーメラン。両方を対処できるほどの機動力はなく、直撃を許してしまう。

 その際、シールドウイングを繋いでいたワイヤーが焼き切られ、デスティニーは解放され、その翼は再び広げられる。

 しかし、これまでの戦闘を見ながら、この一手だけで事足りるとは誰も思っていなかった。それは、剥がれゆくシールドの裏で槍を構える人物も考えていたことだ。

 

 

「さっきぶりね、飛鳥くん。……耐えて!!」

 

 

 ミストルテインの槍のチャージは既に済んでいる。更織楯無が出せる最大の一撃が、デスティニーの眼前に迫っていた。今から動き出そうとも逃れることはできない。VPS装甲へのエネルギー供給も間に合わない。

 

 白騎士の最後の一手から始まった即死級攻撃の三連打によって、今度こそ長い戦いに幕が下ろされた。

 

 

 

 

 

「…………それが、アナタの選択ね」

 

 

 槍の切先は、デスティニーを外れて地へと向かう。持ち手に残った傷跡は、ビームサーベルによって付けられたもの。

 向かい側のシールドの影から近づいてきたライジング・フリーダムの刃が、最善の一手を阻んでしまったのだ。

 

 

「もう、誰にも奪わせないって決めたんだ。お兄ちゃんは、私が……!」

 

 

 真由の言葉を遮って、アロンダイトによる薙ぎ払いが楯無に当たる。ナノマシンのないミステリアス・レイディの防御力は著しく低下しており、遠くへと飛ばされてしまう。

 

 

『……ジー、ザザ……ザッ……やっと復旧したか。決着はついたようだね。真由くん、キミの働きに感謝しよう』

 

 

「…………やれることはやった。もうこの場に用はないでしょ」

 

 

『その通り、これはまだ下準備に過ぎない。我らの偉業はこれから始まるのだから』

 

 

 その日の夜。夜空に一筋の赤い光が走ったのが、世間で話題になっていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「………………うぅっ」

 

 

「一夏っ!目を覚ましたか!!」

 

 

「ここは、旅館か?……いっ、つぅ…………!」

 

 

 全身に包帯が巻かれた状態で目覚めた一夏。箒を始め、専用機の面々が一夏の安否を確認してホッとする。

 しかし、一夏にとっては自分のことよりもっと重要なことがあった。

 

 

「飛鳥は……飛鳥はどうなったんだ!?」

 

 

『……………………』

 

 

 一斉に口を閉ざす専用機持ち。一夏の疑問には、たった今扉を開けて入室した実の姉によって解消されることになる。

 

 

「進藤は亡国機業の手に堕ちた。追跡は不可能、以上だ」

 

 

「…………そう、かよ」

 

 

 必死に感情を押し殺しているのだろうか、震える声で言葉を紡ぐ一夏。できる限りの手は打った。それは勝手な行動こそしたものの、飛鳥も同じだったろうに。

 向こうが一枚上手だったのだ。実力や性能、数の問題ではない。ただ、飛鳥のことを良く知っていたというだけのこと。

 

 

「……ちくしょう、ちくしょう……ッ!!俺は……守れなかった…………!」

 

 

 結果のみを書き連ねよう。IS学園に潜入していたスパイ、ダリル・ケイシー……もといレイン・ミューゼルと、その恋人であるフォルテ・サファイアの離反。捕らえていたはずのオータムはスコールによって奪取。そして、二人目の男性操縦者である進藤飛鳥は、デュランダルの計略によって攫われてしまった。

 

 勝敗は一目瞭然だろう。IS学園の仕掛けた強襲作戦。拠点こそ一掃したものの、それ以上の被害を被る形で、京都の戦いは幕を下ろした。




 白騎士とデスティニーどっちも操縦者喋らないからデュランダルの一人実況で繋ぐしかないというトンチキ描写になりながら、物語は急展開を迎えることに。
 つまり、ここから先は最終章。物語の締めに入ります。とはいえ、原作の完結がまだなため、必然的にオリ展開となるでしょう。タグ追加はしますが、ネタバレ防止のため最低限にさせていただきたいと思っています。一応、原作ルートの終わりまでの話は独自でそれなりにまとめているのですが、その上で風呂敷を畳むならこのタイミングだと判断しました。

 ここから先、デュランダルは何を始めるのか。飛鳥と真由、二人の兄妹の行末はどうなるのか。芋者の影は果たして残っているのか。
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