千早「ネプテューヌ?」 作:Weeds
~765プロ~
千早「ただいま戻りました。」
春香「あ、お帰り千早ちゃん!」
P「おう、お帰り、千早。撮影、着いていけなくて悪かったな。」
千早「いえ、大丈夫です。問題もありませんでしたし。」
P「それならよかったよ。そうそう、さっきコンパイルハートからゲームソフトのサンプルが届いてな。」
さっき事務所の手前でみたドラネコ宅急便のトラックがそうだったのかしら?
少し前に私はあずささんと二人で、ゲームのキャラクターの声優の仕事を受けた。たしか、タイトルは・・・
千早「それって、"超次元ゲイムネプテューヌ"ですか?」
P「ああ、そうだ。何もなければこのまま発売される予定だ」
春香「どんなゲームなの?千早ちゃん」
千早「RPGよ。たしか、"ゲイムギョウ界"という世界にある四つの大陸をそれぞれ守護する"女神様"がいて、それぞれ敵対しているのだけれど、突如現れたゲイムギョウ界の敵に一致団結して立ち向かう話―――でしたっけ」
P「ああ、だいたいそんな感じだな。実際は細かい話もいろいろあるが」
春香「へえ~」
春香に説明していると、事務所のドアが開いた。入ってきたのは・・・音無さんね。
小鳥「ただいま戻りまし―――あ、それは!来月発売の!!」
P「お帰りなさい、音無さん。はい、サンプルがさっき届いたんですよ」
千早「音無さんはどちらに?」
小鳥「ボールペンのインクが切れちゃって、予備もなかったからコンビニにね。そ、それより千早ちゃん!」
千早「は、はい」
小鳥「どどどどうっだった!?」
春香「お、音無さん、落ち着いて・・・」
興奮気味の音無さんを春香がなだめている。そんなに楽しみなのかしら?
千早「いえ、さっき届いたばかりだそうです!それに、私はゲームとかはしませんし、機械は苦手で・・・」
P「まあ、サンプル品って言ってもほぼ製品と同じだから、実際にプレイする必要はないけどな」
千早「そういうことなら・・・?」
音無さんがキラキラした目で私を見つめている。
うっ、その視線はつらいわね。
千早「・・・音無さん、やってみますか?」
小鳥「い、いいの!?ありがとう、千早ちゃん!!」
仕事そっちのけでゲームに食いついてきた音無さんを、律子が制しにかかる。
律子「音無さん!さっきの書類の残りどうするんですか!」
小鳥「は、はいいいい!今すぐ!終わらせます!!」
音無さんは机に戻ると、凄い勢いで書類にボールペンを走らせ、判子を押していく。両脇にある書類の山がどんどん減っていく。音無さんって、本気になると凄いのね・・・。
春香「す、すごいよ千早ちゃん、あの書類の山が・・・」
律子「嘘でしょ・・・」
小鳥「発売前のゲームをプレイできるだなんてウフフフフフ」
音無さんは何か呟きながらも手を休めず、むしろ速度が上がっているように見える。その様子に春香と律子は口を開けて絶句していた。
ほんの数分で残っていた書類はすべて片づいた。音無さんって本当にすごいのね・・・
小鳥「さ~って、どんなゲームなのかしら!?」
千早「そういえば、ゲーム機は事務所にあるんですか?」
小鳥「あ。そ、そうだった、事務所には置いてないんだった・・・」
P「ああ、本体も入ってますよ」
春香「あれ?ゲーム機って別売りじゃないんですか?」
千早「普通そうよね。販売会社も違うんじゃないんですか?」
私が知っている限り、別売りだったと思うのだけれど。
P「ああ、本体同梱版といってな、特別デザインの本体がセットになってるんだ。」
そういってプロデューサーが薄紫の、ゲームのキャラクターが描かれている箱とケーブルを、段ボール箱から取り出す。きれいな色ね。
春香「綺麗な色ですね」
小鳥「ピヨオオオオオオオオ!限定版本体までフラゲ!?」
P「あ、あはは・・・」
千早「ゲームソフトはどれですか?」
P「ああ、これだ」
プロデューサーが取り出したのは小さなプラスチックのカード。そう、デジカメに差し込むものと似ている。
千早「ずいぶん小さいですね」
P「本当に、最近の技術はすごいな。音無さん、ケーブルの繋ぎ方わかりますよね?」
小鳥「モチのロンですよ!ここをこうして・・・よし、できた!さーって、それじゃ、スタート!」
アイデアファクトリーをはじめ様々なロゴが出ては消える。ゲームメーカーかしら。一つのゲームをいくつかの会社で開発するのね。
春香「映像が綺麗ですね~。曲も良いです!」
千早「ええ、そうね。あまりこういうのは聞かないけれど、たまには良いかも」
曲名は・・・早すぎて見えなかった。音無さんなら知っていそうね。あとで聞いてみよう。
小鳥「さ~て、ニューゲーム!あ、そういえば二人とも午後はお休みだけど、つき合わせちゃって良いのかしら・・・それに一応あずささんにも優先権はあるし・・・」
P「はい、わかりました。じゃあまた事務所で。・・・あずささん、先にプレイしちゃっても構わないそうですよ」
律子「確認早いですね」
確かに、気が付いたら確認は終わって電話を切るところだった。プロデューサーも結構楽しみなのかしら?
春香「プロデューサーさん、実は楽しみにしてるんじゃないですか?」
P「いや、まあ。お前達が楽しそうにしてると、つい」
千早「じゃあ私も興味はありますし、けど家ではできそうにもないので、音無さんがするのを見てます」
P「じゃあ俺はあっちで書類を・・・」
小鳥・律子「だめです!!」
プロデューサーが呟くと、二人が同時に叫んだ。
ということはまたかしら。
律子「昨日も深夜までやってたじゃないですか!あの書類の山が無くなってるってことは、私たちが帰った後も遅くまで残っていたんでしょう!?」
小鳥「いい加減有給なりとって休んでください!!体壊しますよ!?」
春香「またですか!?プロデューサーさん、頑張りすぎても体壊しちゃいますよ!」
本当、私たちのために頑張ってくれるのはうれしいのだけれど、それで体を壊したら元も子もない。今日くらい休んでもらわないと。
千早「プロデューサー。あまり無茶はしないでください。私たちは午後はオフですし、他のみんなも珍しく揃ってオフなんですから、今日くらい休んでください!」
P「わ、わかったよ!じゃあ、今日の午後はのんびりさせてもらうよ!幸い、急ぎの仕事も無・・・あ、けどあれは早めに仕上げた方がいいか?そういえばあれも・・・」
律子「プロデューサ!」
小鳥「いい加減!!」
春香「休んでください!!!」
春香も凄い剣幕ね。まあ、当然ね。
小鳥「あ、けどゲーム画面見るのは目が疲れるわね・・・」
P「あ、それくらいなら大丈夫ですよ」
千早「無理しないでくださいよ?」
P「お、おう」
小鳥「ではでは、スタ→ト!」
ノワール『墜ちなさい、ネプテューヌ!!』
ベール『逃がしませんわよ?』
ブラン『どりゃああああああ!!!』
ネプテューヌ『囲まれた!?くっ、ネプテューンブレイク!!』
小鳥「ピヨォ揺れる乳!肌色多め!!千早ちゃんの凛々しい声!!!」
律子「音無さん・・・けど、千早の普段と違う声も格好いいわね。」
春香「キャラになりきれてるというか」
千早「あ、ありがとう。その、収録してるうちにだんだんと・・・。」
P「他にもあんなセリフg」
千早「ちょ、プロデューサー、言わないでください!!!」
ああああ思い出しただけでも顔から火が出そう・・・恥ずかしい・・・
小鳥「千早ちゃんのあんなセリフ、ウフフフフこれは進めるしかないピヨーーー!」
千早「」
P「なんか、すまん・・・」
律子「まったく、やるなら早く進めてください。いつまでコンパの立ち絵表示させてるんですか」
小鳥「はっ!そ、そうね。オートで進めましょうか」
ネプ「ここ何処ー?歩いちゃうよー!?限定版パケ踏んでも知らないよー!?」
?「あの、ネプテューヌさん。」
ネプ「ねぷっ!?こいつ、脳内に直接・・・!?」
?「まああながち間違いではないのですが。ここはあなたの―――」
P「この高さで墜ちたら女神でも普通死ぬんじゃ・・・」
千早「ネプ神家・・・あ、犬神家の一族のパロディですか」
ノワール「いくわよネプテューヌ!アクセス!」
ネプ「わわ!?ちょっと待ってよノワちゃーん!」
ノワ「誰がノワちゃんよ!誰が!」
千早「・・・一瞬で負けたようですけど」
小鳥「何この娘強すぎる!こうなったらクジラを狩ってレベル上げピヨ!でもちょっと時間がかかりそうね」
千早「そう言えばもう夕方ですね、」
小鳥「続きは明日しましょうか」
To be continued...?
思いついて勢いで書き始めたので終着点さえ見えてませんが
たぶん続きます。