IS学園の各組は各々の役割に応じて分けられている。各組にはその組の役割応じて適性がある者が集められており、精鋭化させている。
1組は『第1調査部隊』
『AIS部隊』に入隊時時点での身体能力、精神性、及び各種能力が一定基準に満たない者達が集められ担任教官である織斑 千冬の指導の下、訓練に明け暮れる訓練生と言う側面を有している。
2組は『第2防衛部隊』
その名の通り、IS学園をISから防衛する事に主任務とする者達が集められた組。基本的に専守防衛を優先する為に機動力よりも防御力を優先する傾向が採られている。
3組は『第3遊撃部隊』
一言で言えば平凡な組。平均基準値の者達が集められた作戦区域では民間人の救助や、小型ISの撃退と言った任務の中では比較的、簡易なモノが割り当てられている。裏を返せば、尖った部分が無く様々な状況に柔軟に対応可能な部隊と言える。
4組は『第4解析部隊』
確認されたISの情報を解析する事を主任務とした情報処理専門の組。当然ながら、クラッキングスキルや演算処理、情報解析と言った能力が高い者が集められたクラッカー気質集団の集まりと言える。当然ながら後方支援が主となる。
5組は『第5医療部隊』
医療支援を主任務とする組。作戦区域での負傷者の回収や治療、修復を主目的としている。
その為、迅速な行動力に加えて医療知識が必要となる。その一方で、マッドサイエンティストな気質があり気狂いの巣窟と言われる8組と双璧を成す程に(命が)危険な組。
6組は『第6斥候部隊』
斥候部隊としての役割を担う組。主に先行調査や拠点作成、安全確保を主任務。当然ながら、危険領域にいの一番に飛び込む必要があり部隊長の気質もあってか軍の気質よりとなっている。
7組は『第7支援部隊』
後方支援を主任務とし、前線部隊を援護する役目を担う組。主に後方からの狙撃や支援物資の速達、更には広報と言った幅広い分野を担当している。その為、この組は『容姿』の概念が選定基準に含まれている。
8組は『第8強襲部隊』
主に危険な任務を担当する組でありIS討伐を主任務とする組。なのだが、その選定基準は常軌を逸しており犯罪者や倫理観を無視する問題児しか居ないと言う有様でありながら、そう言う基準故に狂化版3組とも揶揄されている。
任務内容から殉職率も高いと言う指折りの(命が)危険な組である。
8組で担当教官であり、師でもある時鳥 鈴晶から第8部隊の部隊長に任命された宵咲 和奏。奇しくも8組に集められた面々は和奏にとっては知己の間柄であった為に自己紹介は無しとなった。その後、鈴晶先生から『今代の部隊長同士の顔合わせに行くわよ』との事で集合場所に向かう事となった。
「……和奏。今まで、何処に居たのかしら?」
「女尊男卑の世の中故に、世界各地を転々としていましたよ。同じ国に留まり続けても、
女尊男卑の世の中では男性の地位は塵芥に等しい。マトモな生活も望むべくも無い。ISが人類に反旗を翻した為に返って生きやすいと言う状況はある意味、可笑しいのは間違っているのだろうか。
「成程……その過程で、あの娘達と出会って縁を結んだのね」
「ええ。生き残る為に共闘したり、殺し合ったり……よもや全員と此処で再会する事になるとは、思ってはいませんでしたよ」
——1人や2人なら兎も角、全員が参戦しているって何かのバグじゃねぇのかって思ったよ。……敵より味方の方が怖いって言う件もバグだと信じたい。
「まるで運命の導き、ね」
「……師匠もロマンを語る時が、ああ、いえ何でもありません」
無言で威圧された為に口を噤んだ。下手な事を言えば其の儘、首を落とされても文句は言えない。物理的にも言えなくなるが。
「だったら尚更、貴方が部隊長を務めないとね。全員と接点があるならば、癖だらけの彼女達を纏めれるのは貴方しか居ない事になるわ」
「殆どの連中は1人でも大変なんですがね……。まぁ、師匠からの無茶振りは慣れているので、やるしか無い訳ですけど」
「分かっているならば良いわ。さて、集合場所に到着したわ。8組として相応しい態度をなさい」
「8組はイカれ軍勢なので相応しいもクソも無いと思うのですが……」