まさか本当にここに来ることになるとは…
"さっ、行こっか"
バレるのも時間の問題ですかね…
こんにちは、またはこんばんは、黒服ことフクです
私は今アビドス高校に来ています
理由ですか?隣の馬鹿な大人に聞いてください
先生曰く、「同じ見た目してるのは本人と何か因果があるのでは」とのこと
ありませんよ、そんなの
私の意思ですから
でもまあ、適当な理由付けとすればいい案ですがね
"さっき連絡したから多分教室にいると思う"
そう言いながら学校の中へと入っていく
砂がすごいですね、これを定期的に掃除するのは骨が折れますね
コンコン
"ホシノ、いるかい?"
がらっ
ホシノ「やあやあ先生おつかれさまー」
"ごめんね、急に呼び出して"
ホシノ「いいよー」
ホシノ「それで、紹介したい子ってその子のこと?」
"うん、そうだよ"
「初めまして、黒井フクと申します」
ホシノ「…お堅いねー、もっと楽でいいんだよ〜」
ホシノ「おじさんは小鳥遊ホシノ、ここの三年生だよー」
ホシノ「よろしくね」
ふむ、私と会っていたときとは全く違う態度ですね
こっちが素…いや
どっちも素なのでしょう
ホシノ「それで、どうしておじさんに会わせに?」
"何かしらの因果関係があるかもと思ってね"
"ここ最近で何かおかしなこととか変なこと起きてない?"
ホシノ「特にはないかなー」
"フクも何かある?ホシノについて"
「ふーむ、いえありませんね」
あります、実験しようとしました
もしかしたらこの女体化現象はその報復?
ないですね、やめときましょう
"ないかー…じゃあさ"
"戦ってみればわかるんじゃない?"
「…はい?」
ホシノ「え?」
ということで今から何故か私とホシノさんで戦うみたいです
なぜ?なぜ?なぜ?
理解に苦しみますね、貴方という人は
"よーい、スタート!"
まあ、やるからにはしっかりやりましょう
…そういや、銃の扱い方なんて知りませんね
護身用として持ってはいますが…
うだうだ言っても仕方ありません、やりましょうか
さて、どこに居るのでしょうか
物陰に隠れながら様子を伺ってますが、全く気配がないですね
「出てきてくれません?ホシノさん」
ホシノ「それで馬鹿正直に出てくる人なんていないよ、フクちゃん」
声のした方向的に二時方面でしょうか…
牽制攻撃でもしておきましょう
バンッバンッ
ホシノ「そこにはもう居ないよー」
移動しましたか
にしても早い、流石は最高の神秘の持ち主…といったところでしょうか
私も移動しましょう
ホシノ「遅い」
後ろに…っ!
バンッバンッ
「くっ…!」
吹っ飛ばされる程の火力…これも神秘の力?
攻められてばかりでは防戦一方ですね、こちらからも仕掛けにいきましょう…か
「!?」
なんですか…?これ…
この感覚は…神秘…?
なにが起こって…
「!!」
ホシノさんの後ろを取れた!?この一瞬で!?
なぜ、なぜなぜなぜなぜ…
そんなの今は考えなくていいですね!
バンッバンッ
ホシノ「!?」
ホシノ「嘘でしょ…っ」
バンッバンッ
おっと銃が…
「!?掴ま」
ホシノ「ほいっよっ…と!」
ドゴッ
「がっ…」
痛い…ですね…
一本背負い…近接もいける口ですか貴方
「ギブですね…これは…」
"しゅーりょー!"
"お疲れ様二人とも!いい試合だった!"
「一方的でしたよ、普通に」
ホシノ「…」
"で、どうだった?なにか感じ取れた?"
「いいえ、何も」
"うーんそっかぁ、生理現象的な感じなのかな…"
「さあ、どうなのでしょう」
"ホシノ、今日はありがとね!今度水族館でも行こうね!"
ホシノ「…へっ?あ、うん、よろしくね〜」
"それじゃフク、帰ろうか!"
ホシノ「ばいばーい」
ホシノ「…」
ホシノ(あの裏取りの仕方…)
ホシノ(まんま私と同じやり方だった…)
ホシノ(コピー?私の姿と酷似していたし)
ホシノ(それにしては弱い…力を発揮できてない?)
ホシノ(他人の姿になってしまう神秘…姿が変わるだけじゃない…?)
ホシノ「まるで複製みたいな感じだったな…」
うぐぐぐっ
ホシノ「よし、少し寝てからパトロールしに行こうっと」
黒井フク、所属高不明、年齢不明、性別不明
何も分からない生徒、いや生徒ですらないのかもしれない
だけど困ってる子供を放置するわけにはいかない
もしかしたらアイツが関わってる可能性もあるのか…?
こんな子供を実験対象にするなんて…許せない
腹パンしてやる、絶対
(なお本人の模様)