失踪するつもりは毛頭ないので、気長に待ってくださると嬉しいです
続き早よも受け付けてます
追記
12月中に出そうと思ったのに一月になってしまった
今年こそは…とは思ったけど今年が一番忙しかったりはする
待ってくれてる読者には申し訳ない
やっぱ掛け持ちなんかするもんじゃないね
どうもこんばんは、黒井フクです
勝手に実験台にされた挙句、今ちょっと気まずい空気です
全く、どうしてくれるんでしょうかね
いやしかし、この姿の言い訳が出来たのはいい事です
実験の記録を集める、ふむ。なかなか良い理由付けですね
"フクは…実験のこと、知ってたの?"
「ええ…まあ」
"そっか…"
おや?疑わないのですね
いや、そうでしたね。この人は生徒を疑うことなどしない人でした
"ごめんね、私が気づけなくて"
「いえ、先生のせいでは」
貴方のせいではないのに、なぜ貴方はそこまで何かを背負おうとする?
理解出来ません
"確かに私のせいでは無いのかもしれない、けど大人のやらかした事は大人が尻拭いしなきゃいけないから"
貴方がする必要はないのに
「…貴方はどこまでいっても、先生なのですね」
私が言い訳を考えていたのが馬鹿らしくなってきたじゃないですか
はぁ…なぜなのか
「先生、過ぎ去ったことを悔やむのもいいですが、今後を考えるべきですよ」
"うん、そうだね"
"フクは、とりあえず元に戻りたいんだよね?"
「ええ、もちろんです。自分の身体が一番ですから」
"なら、あの二人に元に戻すよう説得してみるよ"
「あー、えっと多分なんですが、時間経過だと思われます」
先生には悪いですが、こんな貴重な実験体をみすみす見逃す訳にはいきませんので
"いや、一応聞いておくよ"
「まぁ、あるに越したことはないですからね」
あの二人が都合よく元に戻せるとは思いませんが一方は作品が納得いかなかったら放棄しますし、一方は何考えてるか分かりませんから
今後の予定が決まったところで、お開きです
さて、部屋に着いたことですし、私の荷物を解いていきましょう
色んな実験道具を持ってきたのでね、色々試していきましょうか
まずは、身体能力から
身体に微量の電気を流し込んでみましょうか
少しずつ、大きくして…
ぐっ!?
やり過ぎましたね…いえ結構
お次は銃弾…は流石に音でバレてしまうので
物を壊してみましょう
そこら辺の少し大きめな石を置き、構えます
ふぅ…
はっ!
ほう!これはこれは…
割れていますね!しかも私は痛みがありません!
やはり神秘の力でしょうか…
お次は…神秘の量を測っていきますか
これを使うのは二度目ですかね?*1
いえ、あの時は阻止されましたし、今回のはあの機材のプロトタイプ
初めてですが、簡単な計測ぐらいはできるでしょう
うーん…この量は…どうなのでしょう?
サンプリングが少ない、というか無いので比べようがありませんね
これは毎日調べる必要がありそうです
お次は運動能力を見たいところですが…正直今までの戦闘から得られるものがありますね
書き記しておきましょう
…
…
…
実に、実に面白い
生徒の神秘とはこれほどまでに不可解なのか
ふふふ…クックック!!ぐぅ〜…ん?
ふむ…少しお腹が空きましたね
夜も遅いですが、コンビニにでも行きましょうか
「い、いらっしゃいませー!」
こんな時間までバイトを…疲れないのでしょうか?
いや、それもまた神秘の力?
「こんばんは、こんな遅くまでご苦労様です」
「い、いえ!学費の為ですので…!」
「そうでしたか」
…先生はこの事実を知っているのでしょうか?
あそこまで生徒に固執していて……
…
生徒第一は、何にでも対応する…?
この子が働きたいと言えば、自分の意思で退勤するまで働く…?
「あのー…お客様?」
「失礼ですが、先生はご存知でしょうか?」
「え?ま、まぁシャーレのコンビニで働いてますからね、当然ですよ」
「貴方がこの時間まで働いてることは、先生は知っているのですか?」
「はい、私のわがままで、働かさせてもらってます」
「…そうですか」
とはいえ彼女はまだ子供…それに今は深夜
…まあ後で問いただすとしましょう
「ありがとうございましたー」
「頑張ってくださいね」
さて
執務室へ向かいましょう
まだ部屋には明かりが灯っている
白くて眩い光がドア越しに溢れている
音が聞こえる
キーボードを叩く音
紙が擦れる音
時計の音
静寂に等しい部屋に一人、ただ仕事をこなす人がいた
「失礼します、先生」
"ん、フク。どうしたの?"
「少しお話したいことがありまして」
"…わかった。とりあえずソファに座ってて"
先生はデスクから離れ、給湯室に向かった
言われた通りソファに座り、先生を待つ
レンジがチンと音を鳴らし、両手にカップを持ってソファに座った
"はい、ホットミルク"
「コーヒーではないのですね」
"この時間帯にコーヒーは寝れなくなるからね"
「ええ、それもそうですね」
一口、喉に通してから話の本題を切り出す
「少し前、コンビニに寄りました」
"うん…シャーレの?"
「ええ、小腹が空いたので立ち寄ったのですが」
「学生さんがまだ働いていたのですよ」
"…もしかして、ソラのこと?"
「ソラさん、というのですね」
"あの子がどうしたの?"
「単刀直入に言いましょうか」
「何故容認しているのです?」
"………"
「貴方がどれほど生徒を大事に想っているかはわかります、なのに」
「どうして、まだ子供が働いているのですか?」
"…そうだね。本来なら、早めに閉店するか、家に帰すことが私のやるべきことだろうね"
でも私には出来ない
だってそれは、生徒の自主性を咎めてしまうから
「これは、やりすぎですよ」
「理由がどうあれ深夜に起きているのは異常です」
正論だ、ごもっともだと思う、反論の余地もない
私の悪い所でもある
それでも、生徒の為にと思う、思ってしまう
"でも、彼女的にはこれが一番良い「良くないから言ってるんです」
「貴方は先生ですが、それ以前に大人でしょう」
「子供を躾けるのは大人の仕事ですよ」
鋭い眼差しでこちらを見やる
ああ、この子はとても大人らしい
私なんかよりも、ずっと
「…貴方は生徒に対し、過保護すぎる」
「彼女達は子供ですが、大人になり始める手前なのです」
「ソラさんだって、働き続けるのは大変なはずです」
「そうでないにしろ、そのうち身体が持たなくなりますよ」
悪い大人の餌にされても
右も左も分からないまま転がってきても
先生も生徒も関係なく、人一人を心配している
「道順を示すのは良いですが、誤った道を通さないで頂きたい」
真剣な、でもちょっとどこか哀しそうな顔で話す
…何か思い当たる節でもあったのだろうか
少なくとも、今の私には分からない
"…うん、ごめんね"
"ソラにも伝えておくよ"
フクに言ったってしょうがない謝罪をし、ソラについて考える
「先生」
"うん?"
呼びかけられたので考えを止める
話し足りないのかな…?
「一発殴らせて頂いてもよろしいでしょうか?」
"うん!?"
えっ??今この子殴るって言った??え??
「了承ありがとうございます、では」
え??聞き間違い??
いやもうなんか構え取ってるし待って待って!!
"待って待って待っt「問答無用」
"ぐふぁ??!"
ストレートグーパンは良くないよぉ…
「…くっくっくっくっ!!」
思う所は言いましたし、あの
生徒第一精神…その心意気は尊敬します
ですが、行き過ぎた善行はもはや愚行
そういったところのブレーキ、リミットは必要です
私が居て良かったですね、先生
……何故私は先生や生徒の事を考えて…?
黒服も一応大人だからこういうことも起きるとは思うんだ
起きるかな…?起きないかも…
ちなみにタイトルだけならあと六話ぐらいあります