ノエルside
『メタグロス戦闘不能、リザードンの勝ち!よって勝者...ホドモエシティのノエル選手!!!!』
「ッしゃあああああ!!!!!」
勝った!ダイゴさんに勝てたんだ!僕は興奮しそのままリザードンに飛び乗った
「リザードン、よく頑張ったね!本当にありがとう!」
「グォオオオ!!!」
もちろん、この結果はリザードン一人の力ではなくここまでつないでくれた子たちのおかげでもある
「おめでとう」
「...ダイゴさん」
僕がリザードンに抱き着ているとダイゴさんがこちらに近づいてきた
「完敗だよ。あの時の少年がここまで強くなっているとはね」
「”あの時の”って、5年前から覚えてくださっていたんですか!?」
「もちろんだよ。あのアウェーの場で一人拍手してそのまま倒れるなんていやでも覚えているよ」
「それは...はは」
「でも君は立派に成長し僕たちチャンピオンと同じ舞台に立ち僕に勝ったんだ。胸を張れそして自覚しろ。君はいま世界でもトップクラスのトレーナーになった」
「...はい」
「でも君はここで満足しないんだろう?目がそう言っている」
「はい!僕は今日ここであの人に勝って、夢を叶えます」
「その意気だよ。なにしろ次の相手はあのグリーンだ。次の試合の準備、しっかりな」
「はい!ありがとうございます!」
「...君の勝利を願っているよ」
そう言ってダイゴさんは控室に戻っていき、僕もそのまま控室に戻ることにした
控室に戻り、次に出るポケモンたちの調整を行っていた
「次の相手はグリーンさん。ダイゴさんと同じくとてつもなく強い人だ」
その言葉を聞き僕のポケモンたちはより一層気合の入った顔になった
「でも同じだ。次の試合でも僕たちの全てをぶつけよう!そして」
僕は腕を前に出すとみんなは腕に一人は頭を、二人は腕を合わせた
「勝つぞ!!!!」
グリーンside
次の相手はあのときの病弱で走ることもままならなかったガキんちょだ。でもアイツはこの数年で成長し俺たちと同じ舞台に登ってきた。
「...面白れぇじゃん」
俺がそうつぶやくと控室の扉が開いた。そこには俺の終生のライバル、レッドがいた
「おい、ノックぐらいしろよ」
「...強くなったね。彼。」
「スルーかよ、ああそうだな。たった数年でこの舞台に登ってダイゴを倒してんだ。あいつの実力は世界で見てもトップクラスだろうさ」
「...手、震えてるけど。もしかしてビビってる?」
「ハッ!そんなわけねぇだろ、むしろメチャクチャ楽しみで早く戦いたくてうずうずしてらぁ!!!」
「同感。正直僕も早く彼と戦いたい」
「悪いが、それはまたの機会になるな。勝つのは俺だ!!」
俺はそう言い調整をしていたポケモンたちをボールを戻し、控室を出る
「さぁあ行くぞお前たち、先輩の恐ろしさ見せてやろうぜ!!!」
ノエルside
『これよりPWTチャンピオントーナメント準決勝第一試合、ノエル選手VSグリーン選手のバトルを行います!!』
控室から出て僕は今スタジアムに降り立った、そして目の前にはあのグリーンさんがいる
「よ!久しぶりだな」
「はい、お久しぶりです。」
「どうだ?俺たちと同じ舞台立った感想は?」
そう聞かれ僕はこれまでの旅のことを思い出す。たくさんの地方を巡り、たくさんの人やポケモンたちと出会い、ゲットしバトルをしてきた。そしてたくさんの夢を打ち破ってきた
「正直、色々な感情が混ざり合っていて複雑です。」
「ああなるほどな、お前がいまどんなことを考えたか俺にはわかるぜ」
「...!」
するとグリーンさんは目つきを変え、僕に威圧感をぶつけてきた
「そうだ。俺たちは色んなやつの思い、涙、悔しさ、夢。こういったいろんなもんの屍を踏み台にしてここに立っている。だからこそ俺たちは全力でバトルするんだ」
「はい、わかっています」
「...いい目だ。ならもう言葉はいらないな!」
「はい!僕たちの全てを貴方にぶつけます!」
『両者互いにポケモンを一体繰り出してください」
いよいよ始まるんだ、グリーンさんとのバトルが
「まずはこの子で勢いを作る!ゴリランダー、君に決めた!」
「頼んだぜ!カイリキー!」
「ラダァ!」
「カイリ!」
僕は一番手にゴリランダー、グリーンさんはカイリキーを繰り出した
「ラダァアアア!!!」
ゴリランダーがボールから出てくると木のドラムをたたき始めた。するとフィールドに草が生い茂った
「珍しいな。”グラスメイカー”のゴリランダーか」
”グラスメイカー”ボールから出てきた瞬間グラスフィールドを展開する特性で僕のゴリランダーは通常特性の”しんりょく”ではなくこの特性を持っている
そしてこのフィールド下では草技の威力をあげることができ、また場にいるポケモンすべてを少しずつではあるが癒すことができる
『ではこれから先行決めのコイントスを行います。ノエル選手が表、グリーン選手が裏でよろしいでしょうか?」
「はい」
「ああ」
審判の方がコイントスを行いその結果、表がでた。つまり僕が先行だ
『ではこれよりPWTチャンピオントーナメント準決勝第一試合をノエル選手の先行で始めます。両者準備はよろしいですね」
「.....」
「.....」
『バトルスタート!!!!」
「速攻行くよ!ゴリランダー、”グラススライダー”!!」
ゴリランダーが緑色のオーラを纏いながらすさまじい勢いでカイリキーに突撃する。この技は”グラスフィールド”の時に打つ時スピードがあがる。さすがに対応できないと僕は踏んでいた。けど現実は残酷で
「カイリキー、捕まえろ!」
「リキィイイ!!!」
「ラダァ!?」
「,,,うそ」
カイリキーは四法の腕でゴリランダーの勢いを完璧に殺してしまった
「そのまま”れいとうパンチ”!」
「カイリィ!!!!」
「...ラダァ!」
「ゴリランダー!」
カイリキーはゴリランダーを拘束している4本の腕のうち一本に冷気を纏いそのまま殴りつけてきた
「”10まんばりき”で振り払うんだ!!」
「ラダァアアアアア!!!」
ゴリランダーはなんとかカイリキーから脱出することができたが攻撃力が高いカイリキー、しかも効果抜群の”れいとうパンチ”を食らってしまったため開始早々大ダメージを負ってしまった
「ゴリランダー、まだいける?」
「...ラダァ」
「よし!近距離がダメなら、”ドラムアタック”」
「ラダァ!!」
ゴリランダーが木のドラムを叩くと地面から根が出現しカイリキーに襲い掛かる
「カイリキー、”ばくれつパンチ”で根を破壊しろ!」
「いまだ!”グラススライダー”!」
カイリキーが根に気を取られている隙にゴリランダーはもう一度カイリキーに突撃していく
「甘いぜ!カイリキー、もう一度受け止めろ!」
カイリキーは根をいとも簡単に破壊してしまい、もう一度ゴリランダーを受け止める態勢をとる。よし、想定内だ
「ゴリランダー、その勢いに乗ってそのまま”10まんばりき”!」
「なに!?」
「ラダァアアアアア!」
「リキィ!?」
”グラススライダー”の勢いに乗りながらの”10まんばりき”はどうやらカイリキーの意表をつけたらしくカイリキーの顔にクリーンヒットさせることができた。けどカイリキーはまだピンピンしている
「ゴリランダー、”グラススライダー”でこっちに戻ってくるんだ」
「ラダ!」
ゴリランダーがカイリキーから距離をとることができたところでフィールドに生い茂っていた草がなくなってしまった
「”グラスフィールド”が切れたな。そしてこれでソイツのスピードは大きく削られる!カイリキー、”ストーンエッジ”!」
「例え”グラスフィールド”が切れてもこの子は早いですよ!ゴリランダー、かわすんだ!」
「”かわす”ね...」
迫りくる岩をゴリランダーは完璧にかわすことができた。そのため岩は遥か彼方に消えると思っていたが突然軌道を変え再びゴリランダーに襲い掛かる
「ラダァ...!」
「なんで、確実にかわしたはず...!」
「フッ、もう一度”ストーンエッジ”!」
「クッ、”10まんばりきで”相殺して!」
「いいのか?”ストーンエッジ”だけに気を取られて、”ばくれつパンチ”!」
「しまった!」
「リキィイイ!!!」
「ラダァアアアア!?」
僕が迫りくる岩ばかりに気を取られているとグリーンさんはその隙を見逃さず、迫りくる岩の対処をしているゴリランダーにカイリキーを近づかせそのまま渾身の”ばくれつパンチ”浴びせた。
ゴリランダーはなんとか倒れないでいるが”ばくれつパンチ”の効果でこんらん状態になってしまった。
正直、グリーンさんのエースのことを考えるとゴリランダーを失うわけにはいかない
「戻れゴリランダー。頑張ったね。少し休んでて」
さっきの”ストーンエッジ”の軌道、もしかして!
「ものは試しだ。頼む、ラプラス!」
「ホォォォォォォ!」
「何かする気だな...カイリキー、ラプラスに何もさせるな!”ストーンエッジ”!」
「ラプラス、”まもる”」
ラプラスは緑色のバリアを張り、迫りくる岩から自身の完全に守った
「ラプラス、上空に”れいとうビーム”!」
「!カイリキー、ガードだ!」
「...やっぱりそうだ」
上空に向けて放った”れいとうビーム”は途中で軌道が不自然に変わりカイリキーに襲い掛かるがカイリキーは腕でガードしダメージを最小限に抑えてしまった。でもこれで確信したカイリキーの特性は
「...ノーガード」
「正解。だがわかったところでコイツには勝てないぜ!”ばくれつパンチ”!」
確かに特性がわかったところで目の前にいるカイリキーは簡単には倒せない。それほどまでに強い。でも僕だってただ特性を確かめるためにこの子を出したわけじゃない!この子にはどんな格上にだって通じる技をもっているのだから
「リキィイイ!!!」
「...ラプラス、まだだ。」
「...ホオ」
カイリキーはラプラスに近づいてきた、でもまだだ。もしこの距離で打ったとしてもグリーンさんは確実に対応してくる
「リキィイイイイ!!!」
「まだ。まだだ」
「ホオ...!」
カイリキーとラプラスの距離はさらに近くなる
「リキィイイイイ!!!!!」
そしてカイリキーとラプラスの距離はほとんどなくなり、カイリキーは拳を振り上げた
「いまだ!!!”ぜったいれいど”!!!!!」
「なんだと!?」
「ホォォォォォォ!!!!!!」
”ぜったいれいど”この技はすごく当てにくい技ではあるが当たればどんなポケモンでも一撃で戦闘不能にすることができる技。この技を食らったカイリキーは声をあげることもできずそのまま凍り付いてしまい戦闘不能になってしまう
『カイリキー戦闘不能!ラプラスの勝ち!!」
「よし!まずは一体。ナイスだよ!ラプラス」
「ホオオオオオ!!」
「...こっちの特性を利用してさらに俺の油断を誘うギリギリの駆け引き。ハハッ面白れぇ...!」
グリーンさんはカイリキーをボールに戻し、次のポケモンを繰り出そうとしていた
「やるじゃねぇか!俺のカイリキーを倒せる奴なんざチャンピオンでもそういねぇぞ」
「ありがとうございます!僕もゴリランダーを止められた時は焦りましたよ」
「ああ~、やっぱポケモンバトルはこうじゃねぇとなぁ!!俺はいま最高に楽しいぜ」
「僕もです。そしてこのまま勝利をいただきます!!」
「いいねぇ...!でもそういう生意気はコイツを倒してから言うんだな!行け!!プテラ!」
「テラァ!!!!」
グリーンさんが次に繰り出したポケモンは”かせきポケモン”のプテラだ。
「コイツは俺の手持ちの中で最速だ。あまりの速さにビビんなよ!プテラ、”アイアンヘッド”!」
「ラプラス...!”まもる”!」
「おせぇ!!!」
「テラァアアアア!!!」
「ホオオオオ!?」
嘘だろ、いくらなんでも速すぎる。プテラはラプラスが緑のバリアを展開する前に”アイアンヘッド”を食らわせた
「”れいとうビーム”!!」
「かわせ!」
ラプラスはれいとうビームでプテラを捕らえようとしたがプテラはあまりに早く当てることができないでいた。でもプテラの弱点はあらかた理解した。弱点は自慢のスピード、早すぎるがあまり動きが直線的だ。だからさっきと同じ戦法で
「これで決めるぜ!”かみなりのきば”!!」
「いまだ!”うたかたのアリア”!」
これだけ距離を詰めているんだ。回避は不可能だ。もらった...!
「プテラ!上空へ飛べ!!」
「...うそ!あの至近距離の攻撃をかわした!?」
「スピードの弱点を俺が理解していないと思ったか?プテラ!そのまま”ギガインパクト”!!」
「テラァアアアア!!!!!」
「ホオオオオオオオ!?」
「ラプラス!」
”ギガインパクト”の技の影響でスタジアムは煙に包まれそしてその煙が晴れ、見えたのは目を回して戦闘不能になってしまっているラプラスだった
『ラプラス戦闘不能!プテラの勝ち!!」
「よくやったぞ、プテラ」
「テラ!」
「戻れ、ラプラス。よく頑張った。ゆっくり休んで」
なんてポケモンだ。あのスピードの加えあの飛行テクニック...僕がこれまでの旅で見てきたポケモンの中で間違いなく一番速く器用だ。
「さぁどうする?お前の残りのポケモンは体力があと僅かのゴリランダーと十中八九エースのリザードンだ。万事休すだな」
「...やっぱり読まれてたか」
確かのこの状況はかなりまずい。グリーンさんが言った通り僕の残りのポケモンは体力が残りわずかのゴリランダー、そしてエースのリザードン。
どちらもプテラとはかなり相性が悪い。確かに万事休すだ。でも、
「確かに大ピンチです。でもこれまでもこのような絶望的状況に遭遇しました。でもその都度乗り越えてきたんだ!僕は絶対あきらめない!応援してくれている人たちのためそして僕を信じてこれまでついてきたくれたポケモンたちのために!」
(コイツ...目が死んでねぇ。この最悪の状況でまだ俺に勝てると本気で思ってやがる)
「ハハ...お前最高だ!来いよ!覆せるもんなら覆してみなこの最悪な状況を!!!」
「ええ...!勝負はこれからです!頼むぞ!ゴリランダー!!!」
こうして僕とグリーンさんとのバトルはさらに白熱することになる
読んでくださりありがとうございました!!!
このままノエルはグリーンに勝つことはできるのでしょうか?次回決着です。
PS ノエルの声優は誰が合うと思いますか?個人的に花江さんか信長さんだと考えています