ポケットモンスター 覇者への道   作:鴨凹

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10000UAありがとうございます!
そして今回はかなりキャラ崩壊があります。でも僕のイメージ的にこうなりました




 

「みんな、お疲れ様」

 

グリーンとの試合が終わりノエルは控室に戻ってきており手持ちの6体をボールから出し労い言葉をかけていた

 

「ここまで来れたのはみんなのおかげだよ本当にありがとう」

「「「「「「.......」」」」」」

「でもやっぱりまだまだあの人には届かないね」

 

ノエルは今回の試合で憧れのレッドに挑むにはまだまだ実力が足りないと実感した

 

「でも次はグリーンさんに勝ってレッドさんに挑戦するよ!そして勝つんだ!そのために今は残りの試合を見て勉強しよう」

 

ノエルはリモコンを取りそのままモニターの電源を入れ、椅子に座る。6体のポケモンたちもノエルに集まりモニターを見る

 

「あれ、なんだろう?モニターの調子が悪いのかな?なんか画面が全然....見えないや」

「グオォ」

 

リザードンがノエルに抱き着くと残りの5体のポケモンも抱きついてきた

 

「くっ...ごめん、みんな。しばらくこのまま...」

 

ノエルは6体のポケモンの胸の中で泣いた。6体のポケモンたちも目に涙を浮かべノエルに力強く抱き着くのだった

そしてノエルが泣いている間に今回のPWTチャンピオントーナメントをレッドの連勝記録更新という結果で幕を閉じた

 

 

 

 

 

「はぁ、いつの間にかもうこんな時間。僕って相変わらず泣き虫なんだな...」

 

ノエルが会場から出てきたのはトーナメントが終わってから2時間が経っていたころだった

 

「スマホロトムもすごい量の通知だ。あ、ツルギさんも見ててくれてたんだ」

「こら、歩きスマホとは感心しないな」

「あ!すみません。ってワタルさん!?」

「やあ、さっきぶり。そして、おつかれ」

「はい、お疲れ様です。」

「突然なんだが今から時間あるかい?」

「え、はい。あとは家に帰るだけだったので特に予定は」

「それはよかった、じゃあちょっと付き合ってくれないか」

「?わかりました」

 

そういいワタルは歩き出しノエルはそれについていった

 

「それにしてもたった数年でここまで立派なポケモントレーナーになっているなんて驚いたよ」

「ありがとうございます。これもワタルさんのご指導のおかげです」

「ははっ、そういってくれると師匠冥利につきるものだ」

 

ノエルはこの数年間色々な地方を旅をし、ワタルとはジョウト地方で出会った。その時にワタルとノエルは短期間ではあったが師弟関係を結んでいた

久々の会話に花を咲かせながら歩いていると二人の前に人だかりができていた

 

「あれは一体?」

「はぁ、全く彼らがいる場所は大変分かりやすくて助かるよほんと」

 

ワタルは小言を言いながら人だかりの中に進んでいった

 

「あ、やっと来た」

「すまない、待たせた。」

「いいえ、大丈夫よ。それでどうだった?」

「ああ、来てくれたぞ」

 

すると人だかりの中からスワンナを彷彿させる服を着た大変美しい女性が出てきた

 

「あ、本当だ。」

「カルネさん!?」

「こうして話すのは初めてね。改めて自己紹介させてもらうわね、カロス地方でチャンピオンを務めてるカルネよ、よろしくね」

「こ、こ、こちらこそよろしくお願いします。あ!僕はホドモエシティのノエルです!」

「ふふ、そんなに緊張しなくていいのよ?」

 

ノエルはカルネのあまりの美しさに気が動転してしまっていた

 

「そ、それでこの人たちは一体?」

 

ノエルの質問にカルネは苦笑いをしながら話し始める

 

「えーと、これは、その...」

「?」

「コホン、まぁあそれは後から説明するとして貴方に声をかけた理由はね、これからトーナメントに参加した人たちとご飯を食べに行くのだけど貴方も招待したいからなの」

「え!?僕をですか!?」

「ええ、そうよ」

 

カルネのまさかの誘いにノエルは嬉しさと驚きに襲われた

 

「どうかしら?」

「その、僕なんかでよかったらぜひ参加させてください」

「フフ、ありがとう。でもその前に一つ言わせて」

 

カルネは笑いながらノエルの腕引っ張り、人だかりの中に入っていく

人混みから抜けるとそこには今日のトーナメントに参加した世界トップクラスのポケモントレーナーたちが立っていた

 

「”なんか”じゃない。私たちは””と一緒がいいの」

「...カルネさん」

「やっと来たな、今日の主役が」

 

カルネの言葉にまた泣きそうになったノエルにグリーンが近づいてきた

 

「グリーンさん、今日の主役って?」

「なんだ知らねぇのか?ほらこの記事見てみろよ」

 

グリーンは自身のスマホロトムをノエルに見せるとそこにはノエルのことが大々的に掲載されていた

 

「な、なんじゃこりゃ!?なんでレッドさんより僕の方が取り上げられて....」

「初出場ながらに世界第四位の成績を収めたんだ。だからマスコミも優勝経験があるレッドより君を取り上げたんだろう」

「ダンデさん」

 

ノエルが驚いているとガラル地方のチャンピオン、ダンデが近づいてきた

 

「それにこの大量のマスコミはな、君を待ってたんだ」

「え?」

 

そう言うと大量のカメラがノエルを囲み始めた

 

「ハハハ、まぁあこれからきっとたくさんの人からか声をかけられると思うから練習だと思って頑張ってくれ」

「え、え!?ちょっ、ダンデさん!?」

「ノエルさん!今日のトーナメントについて一言お願いします!!!」

「世界4位になった今の心境をお願いします!」

「最後のあのリザードンの姿についてコメントを!」

「「「「「ノエルさん!!!!!!」」」」」

「あの、その、すみません。ゆっくりお願いします。」

 

大量のカメラに囲まれしどろもどろになっているノエルを遠目にダイゴはある一言を投げかける

 

「...今日の食事会をリークしたのは一体誰だい?」

 

その質問にある者が片手で目を覆いながら手を挙げていた

 

「...シロナさん、なにやってるんですか」

「....今日行くところ私がずっと楽しみにしていた場所なの。それで舞い上がっちゃってつい...」

「後で彼に謝罪しておけよ」

「...はい」

 

カメラに囲まれて30分、ノエルはやっと解放された

だがノエルはもうフラフラになってしまっていた

 

「カメラ怖いカメラ怖いカメラ怖い」

「中々上手だったぜ。でもファンサはもっと派手にやった方がいい、こんな風にな!!」

「ファンサ怖いファンサ怖いファンサ怖い」

「だめだこりゃ...カメックス、頼む」

「ガメェ!」

 

グリーンに繰り出されるとカメックスはノエルの顔面目掛けて水流を放った

 

「ブフッ、は!僕は一体何を」

「レッドもそうだがお前は少しマスコミの対応やファンサを学んだ方がいいな」

「...精進します。あ、そういえばレッドさんは?」

 

ノエルが周りを見わたすとレッドの姿だけなかった

 

「悪いな、一応誘ったんだがアイツこういう集まり苦手でな」

「そうですか」

「それに...」

 

 

 

 

 

 

 

 

大会が終わった直後

 

「レッド、これからちょっと付き合え。これから打ち上げってことで参加者で飯行くんだと」

「...いやだ。」

「おいおい、今回はさすがに来いよ。なにしろ半分はノエルのためなんだからな」

 

そう。実は今回の打ち上げは初出場ながら好成績を収めたノエルを祝うためのものでもあった。そのためノエルの憧れのレッドにはどうしても参加してほしかったのだがレッドは断固として首を縦に振らなかった

 

「だったら僕は彼のために少しでも早くシロガネ山に戻って修行を再開するよ」

「いやだから今日ぐらいはな」

「グリーンだってわかってるだろ?最後のあのリザードンの力。」

「...ああ」

「あの時のリザードンは僕のどのポケモンより強かった」

 

ノエルとリザードンが見せた最後の力は自分を遥かに超えたものだったとレッドは語る

 

「今日で確信した。近い将来あの子は間違いなく僕に匹敵するトレーナーなる。だから僕はあの子のために今よりもっと強くなる。」

 

そう言ってレッドはシロガネ山に戻っていった

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「それに?」

「いや、なんでもない。とにかくお前はカメラに慣れること。いいな?」

「はい」

「じゃあ皆!ノエル君も来てくれたことだしそろそろ行くわよ」

 

そういいカルネは自身の相棒サーナイトをボールから出した

 

「みんな、サーナイトを囲んで」

 

カルネの指示に従いノエルたちは円状になりサーナイトを囲んだ

 

「じゃあ行くわよ、サーナイト”テレポート”」

「サナッ!!!」

 

サーナイトが両手を挙げるとノエルたちは一瞬でホドモエシティを離れ次の瞬間、豪華な内装が施されている部屋が全員の視界に映っていた

そしてノエルはこの部屋に既視感を覚えていた

 

「ここってもしかしてヒウンシティの」

「あら、来たことあったの?」

「はい、一回だけ」

「そうなの。じゃあここは知ってる?」

 

カルネが部屋の奥に進むとそこには大きな食器棚があった

 

「支配人さん、ここ使うわね」

「かしこまりました。それともうすでに飲み物の方の準備はできております」

「ええ、わかったわ。ありがとう」

 

カルネは食器棚の中にあった大きなお皿を押すと棚は横に動いていった。するとそこには大きな扉があり、その奥には店の内装とは比べ物にならないくらい豪華な内装の部屋が広がっていた

 

「ここは私が特注したプライベート空間。しかも防音だからどれだけ騒いでも大丈夫よ」

「騒ぐといっても俺たちはもういい大人だ。そんな心配はいらないと思うけどな」

「ええ、その通りよ。一人の大人としてそこはしっかりしているから安心して」

 

カルネの発言にワタルとシロナは心配ないと答えるがそんな二人にダイゴとグリーンは何か言いたげだった

 

「それにこっちにはテラスが広がっているから大きなポケモンも大丈夫よ」

 

そう言いカルネは手持ちのポケモンをボールから出した

 

「頑張ったのは私たちだけじゃない。だから皆でお祝いしなきゃね」

「確かにその通りだぜ。」

「ほら、ノエルもおいでよ。...ノエル?」

「ああ、すいません。あまりの衝撃でちょっと思考が」

「気持ちはわかる。でも今はとにかくこの宴を楽しもうぜ」

「はい」

 

グリーンはノエルの肩に手を乗せそのまま部屋に一緒に部屋に入り二人は皆と同様自分の手持ちをボールから出した

中に入るとそこにはたくさんのお酒やジュースが冷えた状態で置いてあった

 

「好きなのを一本選んでちょうだい。でもノエル君はジュースだけよ」

「わかりました。でもすごい数なので迷ってしまいますね」

「このぶどうジュースなんてどうかしら?甘酸っくてとてもおいしいのよ。私のおススメ」

「じゃあこのジュースをいただきます」

 

ノエルはぶどうジュースの瓶を一本持って席に着く

 

「お隣失礼します」

「そんなかしこまらなくていいのよ?今日は無礼講なんだし。」

「すみません。正直まだ緊張してて、それにこんなすごい方々と一緒に食事ができるなんて夢にも思わなかったので」

「でもワタルとはご飯一緒に食べてたんでしょ?一時期一緒に動いてたんだから」

「いや、ノエルは俺と食べていた時も相当緊張してたよ。まともに目を合わせて喋ってくれたのは別れる2日前だった」

「あら、そうなの?」

「....お恥ずかしいかぎりです」

「まぁ俺はその謙虚すぎるところも気に入っているけどな」

「そう?確かの可愛らしいとは思うけど少し壁を感じてしまうわ」

「な!?僕、そんなつもりじゃ」

「ええ、わかってるわ。でももっとフランクでいてもいいということは覚えていてね」

「わかりました。あ、お二人ともよろしければお酒お注ぎいたしましょうか?」

「「そういうところな/ね」」

「あ...」

 

ノエルがフランクに人と接することができるのはどうやらまだまだ先のようだなとワタルとシロナは今の行動を見て感じた。そしてノエル自身もこういうところを直さなければなと感じながらグラスにぶどうジュースを注ぐのだった

 

「じゃあみんな、グラスは持ったわね」

 

カルネは周りを見わたし全員がグラスを持ち、全員のポケモンがこっちを向いたのを確認した

 

「今日はトレーナーもポケモンもどちらもおつかれさまでした。みんな今回の試合で様々な経験をして様々なものを得たと思います。それらを糧にしてこれからもさらなる高みを目指していきましょう。でもそのために今は思い切りこの会を楽しみましょう!乾杯!!!!」

「「「「「「乾杯!!!!!!」」」」」」

 

ノエルたちトレーナーはグラスを掲げ、ポケモンたちは各々ポケモンフーズが入っていたお皿や腕など挙げていた

 

「あ!ごめんなさい、一つ大事なことを忘れてたわ」

 

そういいカルネは自身のスマホロトムを両手に持った

 

「せっかくだからこの会をポケスタに載せてもいいかしら?」

「俺はかまわないぜ。」

「俺もだ」

「僕もです」

「カルネさん、その写真あとで俺にも送ってくれよ」

「ええ、もちろん。シロナとノエル君もいいかしら?」

「私はかまわないわよ」

「全然大丈夫ですよ」

 

全員が了承したがとある人物が”ポケスタ”という聞きなれない単語に?を浮かべていた。

 

(ポケスタってなんだろう?あとで聞いてみよう)

 

その人物とはノエルだった。彼はこれまでの旅で様々なことを学んできたが最近の流行というもの全く本当に全く知らないのである。

 

「じゃあいくわよ~、はい、チーズ。ありがとう皆とてもいい写真が撮れたわ!」

「このメンバーだこれはトレンド間違いなしだな。そうだカルネ、その写真俺にもくれないか?弟やソニアに自慢する」

「ええ、というよりこの写真グループに送るわね。そっちの方が楽だし」

「ああ、助かる。あ、ノエル!ちょっと来てくれ」

 

ノエルはダンデの元に近づいた

 

「じゃあひとまず俺とフルフルしようぜ。グループに招待するから」

「...フルフル?」

「ん、知らなかったのか?メールアプリを開くだろそしてこのボタンを押してスマホロトムを振ると、ほらこれで連絡先の交換ができたぜ」

「え、このアプリってそんなこともできるんですか!?」

 

ノエルは今起きた出来事にピジョンがタネマシンガン食らったような反応をした

 

「...この機能が実装されたの一昨年よ」

「え、皆さんご存じだったんですか?」

「多分知らない方が少数派だ」

 

こうして少し微妙な空気になりながらもノエルはここにいる人たちの連絡先をゲットし、今度こそ楽しい宴が始まった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ノエルside

 

どうしてこうなってしまったんだ。

宴が始まって1時間。僕はここで色々な話を聞いたり、話をしたりして大いに楽しんでいた。料理もおいしいしカルネさんおすすめのぶどうジュースも絶品だった。そして大いに盛り上がっていたけど今は

 

「だから!俺は嬉しかったんだ!!!!かつての弟子がここまで成長していることに感動したんだ!!!!!!」

「それでねカミツレがね~~~」

「え~うそ~!!!!」

「zzz」

 

ワタルさんは泣きながら声をあげながらお酒を飲み、シロナさんとカルネさんは僕には刺激が強すぎる話を笑いながら大きな声で話し、ダンデさんは寝てしまっていた

 

「...これは」

「これがチャンピオン(お酒に負けるダメな大人の姿)だよ」

「ダメな大人って」

「でも世間にさらしちゃいけないのは確かだ」

「それは~、確かに?」

「全く、あれほど未成年のノエルが来るから飲みすぎるなって言ったのに」

 

ダイゴさんは手を額に当ててそう嘆く

 

「しかも今回はストッパーのカルネさんまであっち陣営に参加しちまってる」

「...それにあんな話題をしている二人に近づくのはちょっと」

「「確かに」」

「ほら!!!ノエルこっちに来るんだ!!!!師匠の隣があいてるぞ!!!!!」

「は、はい!今行きます!!」

「待て!絶対に行くな!」

 

ダイゴさんはものすごい剣幕で僕の腕を掴んだ

 

「絶対に行くな。行ったなら最後、彼が潰れるまで絡まれるぞ」

「しかも相当暑苦しいぞ」

 

それは...ちょっと嫌かも。すみません、ワタルさん

 

「でもこのままだと本当に収集がつかなくなっちまう。本当だったらカルネさんとガブリアスが止めてくれるんだが」

 

グリーンさんが指を指した先にはガブリアスがアマルルガに寄り添ってぐっすり寝ている。そしてそれは他のポケモンたちも同じでみんなすごいいい顔で寝ている。かわいいなぁ。って今はそんなこと言ってる場合じゃないんだった

 

「今回の大会でみんな疲れがたまってしまっている。そんなあの子たちを起こすのはしのびなさすぎる」

「とりあえず今はウェイターさんを呼んでお水をもらいましょう」

「そうだな」

 

僕たちはウェイターさんから水をもらい、ダンデさん以外の3人の前で構える

 

「水をもらったはいいものの誰が誰を担当する?」

「恐らく一番難易度が低いのはカルネさんだ。だから彼女はノエルに任せる」

「わかりました」

「それでグリーンはシロナさんを落ち着かせながらノエルのサポートを」

「了解だ。だがそれだとお前が」

「この作戦の立案者は僕だ。だからその責任は僕が取る」

「「ダイゴ/ダイゴさん」」

「この作戦がうまくいったら3人だけで乾杯しよう」

「...ああ」

「はい...!」

「じゃあ行くよ...!」

 

そこからの僕たちの行動は速かった

 

「カルネさん、お話し中失礼します。実は相談したいことがあるんですけどよろしいですか?」

「え、なに~そんな改まって~もしかして恋の悩みか~?」

「なに~その話すごい興味ある!私も混ぜてよ~」

「ああ、シロナさん。悪いな実は俺も相談したいことがあるんだけどいいか?」

「へぇ~もしかしてグリーン君も恋の悩み~?」

「え、ああ、そうなんだよ。実は俺も恋してるんすよ」

「「えええ~ちょっとなんでそんな大事なこと早く言わなかったのよ~!!!」

「なに!?ノエルが恋の悩みを!?だったら師匠であるおれが...」

 

まずいワタルさんが近づいてくる...!

 

「待ってくれ、ワタル」

「なんだ?ダイゴ。俺は今弟子のために胸を貸そうと」

「実は前々から君とノエルの出会いとかいろいろ気になってたんだよ。だから少し話してくれないか?」

「....!いいだろう!俺とアイツが出会ったあの日から今日に至るまでの物語をおまえに聞かせてやろう!!!」

「ナイスです。ダイゴさん」

 

ワタルさんはダイゴさんに任せるとして、僕たちは

 

「さて君たちは一体何に悩んでいるのかしら」

「根掘り葉掘り聞こうじゃない!」

 

え、なんだ?お二人の様子が変わった。まるでポケモンバトルをするみたいに鋭い眼光に

 

「貴方達の話が私たちをどれだけドキドキさせてくれるか期待しているわよ」

「ないと思うけど、もし下卑た話や下衆じみた話をしたら」

「「ちぎるから」」

「「何を!?」」

 

しまった...!もっと別の話題をするべきだった!!!超怖い

 

「じゃ、じゃあ、ノエルお前から話せ」

「え、」

「俺のはほら、あんまり二人の期待に添える話じゃねぇからさ」

「ちょっと待ってください...!僕だってそんな」

 

そんな話なんてない。そうだない。ないないないないない.........あ。そういえば旅立ちの前。

 

『こ、こういうことだから!!!!/////』

 

僕、タロに....

 

「おい、どうした?顔から湯気が出てるぞ」

「い、いやなんでも」

「「その感じなんかあるのね!?」」

 

そう二人に詰め寄られ僕はタロにキ、キスされたことを話した。するとお二人は手を額に当てて悶えている

 

「なんて純粋無垢な恋愛なの。まるで少女漫画ね」

「最ッ高ね。それで君はなんて返したの?」

「いや、まだ返事はしていないんです」

「「は!?」」

「ひっ」

「つまり告白されてから5年くらい返事をしていないってこと!?」

「はい」

「「ノエル君」」

 

え、なになんでお二人とも肩をつかんで。てか力つよっ...!

 

「「今すぐ返事しなさい。いま、ここで」

「今ですか!?」

「そうよ!女の子はねどんな返事だろうと早くほしいものなの!」

「でも、もう夜遅いですし。」

「絶対出るわ100出るわ確実に出るわ、だから、ね?」

「グ、グリーンさん...!」

「まぁ待ってくれよ二人とも。確かに5年は待たせすぎだと思うが、ほらコイツにはコイツのタイミングがあるんだ。ほらこの水を飲んで落ち着いてくれよ」

「そうね、少し熱くなりすぎたわね」

「ありがとう、グリーン君。あとごめんねノエル君」

 

う、うまい!二人を自然に誘導した。これで少しは

 

「でも5年は待たせすぎだと思うの~!!」

「シ、シロナさん!?」

「わかってるわ!君はいま夢に向かって一生懸命走ってる。だから恋愛のこと考える余裕がないことぐらい!」

「シロナさん...!落ち着いてくださ...わぷ」

 

シロナさんは泣きながら僕の頭に抱き着いてきた

 

「でもねその子にもね君の隣に立つっていう夢があるのそれを忘れないであげて!!!」

「シロナさん、落ち着いてくれ!色々と絵面がやばい」

「そうよ落ち着いて。今あなた大変まずいことしてるわよ」

 

頭になんかやわらかいものが、まさかこれって。おっp

 

「やべぇ!ノエルが爆発した!!!」

「え、ちょっと大丈夫!?」

「ノエルぅううううううう!!!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ん、う~ん」

 

目が覚めると知らない天井が広がっていた。辺りも僕の家やブルーベリー学園の僕の部屋にはない豪華な家具が広がっていた

 

「お目覚めになりましたか?」

「のわああああああ!?」

 

突然僕の目の前には見覚えのある初老の男性が現れた

 

「貴方は...確か。あのレストランの」

「ええ、支配人を務めている者でございます」

「...!そうだ僕途中で気を失って!皆さんは一体どちらに」

「もう皆さま帰られましたよ」

「そうですか。はぁ、僕はなんて失礼なことを」

 

せっかく招いてもらったのに途中で寝てしまうなんて

 

「皆さん怒っていらっしゃいましたよね」

「いえ。むしろ皆様申し訳なさそうな顔をしていらっしゃいましたよ。そこの手紙を見ればわかるかと」

「手紙?」

 

ベッドの横にある机に手紙が置いてあった。その手紙には感謝や謝罪の言葉が綴られていた

 

「皆様。この後ご予定があることをとても残念がっていましたよ。できれば直接言葉を送りたかったと」

「そうですか。よかった~」

「お目覚めになられましたら朝食いえ、昼食はいかがでしょうか?」

 

時計を見てみると昼11時になっていた

 

「ああ、もうお昼になってたのか。どうりでお腹が」

「ただいまの時間ですとランチ限定のフレンチトーストを販売しておりますがいかがでしょうか?」

「そうですね。じゃあお願いします。あ!というか昨日の分のお金」

「そこに関しては大丈夫です。シロナさんから今回の昼食代含めていただいておりますので」

「シロナさんが!?どうしよう、どうやって返せば」

「私からのお願いです。どうか今回は何も言わずごちそうになられてください」

「え?それはどうして」

「大人になると面子というものが大事なってくるからです」

「?」

 

最後まで支配人の方の言葉を理解することはできなかったけど僕はお昼ご飯にフレンチトーストをいただきお店を出た

 

「とってもおいしかったね、リザードン」

「グオ♪」

「経済的に余裕ができたら学園のみんなや父さんと一緒に来よう。そしていつか母さんとも...」

 

この5年間僕は色々な地方を旅してきたけどやっぱり母さんとは会うことはできなかった。正直旅をしていればいつか会えるのではないか?戻ってきてくれるのではないかと考えていた。でも現実は甘くなかった

 

「はぁ、結局僕は今でも母さんのことが好きなんだな」

「...グオ」

「ごめんね。じゃあ船場に行こう。タロ達が待ってる」

「グオ!グオオオン!」

 

僕が船場に歩き出そうとするとリザードンは自身の腕を胸に当て翼を広げた

 

「もしかして飛んでいきたいの?」

「グオ!」

「...そうだね、久しぶりにそれもありか。」

 

僕はリザードンに促されるまま背中に乗った

 

「じゃあお願いするねリザードン!!!」

「グオオオオオオ!!!!!」

 

リザードンは僕を背中に乗せ大空へ飛びだった

 

「リザードン、ここからまた僕たちの冒険を始めよう!!!!!」

「グオオオオオオオオオオン!!!!!」

 

ひとまず今は皆が待っているブルーベリー学園を目指す。そして近い将来これまで味わったことのない大冒険をすることになるなんて僕は予想していなかったんだ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

おまけ

 

時は遡り、ノエルがチャンピオンたちと食事を楽しんでいるときブルーベリー学園にいる二人の乙女は自室でポケスタグラムを開いていた

 

「このワンピースかわいい、あ、新しい投稿だ」

「黒と白、アイツはどっちの方が...、ん、新しい投稿ね。今回は一体どういうファッション」

「「は!?」」

 

カルネはチャンピオンと同時に世界トップクラスのモデルのため全ての乙女の目標になっており、そして彼女が着た服や身につけたアクセサリーはそのまま流行になる。そのため意中の男子に振り向いてもらうために乙女たちはカルネのストーリーや投稿を見て日々勉強しているのである。タロとゼイユ、この二人もその乙女の一部なのである。そして二人がカルネの投稿で見たものは

 

「な、ノン君すごい人たちとご飯食べてる。というか」

「なんか遠いところに行っちゃったわね。てか」

「「ちょっと、近すぎない?」」

 

チャンピオンたちとの集合写真の際のノエルとシロナの近すぎる距離感だった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




読んでくださりありがとうございます!
個人的にワタルとシロナとダンデは酒が弱いイメージがあります(笑)
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