ポケットモンスター 覇者への道   作:鴨凹

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今回めちゃくちゃ速足です。
ではよろしくお願いします!


特別講師

 

 

「...ついた」

「グォ」

「お疲れ様、リザードン。ゆっくり休んでね」

 

PWTも無事に終わりノエルは第二の家、ブルーベリー学園に戻ってきた。

 

「確か、タロがリーグ部に来てほしいって言ってたな」

 

移動中タロから連絡が来てブルーベリー学園に着いたらリーグ部の部室に来てほしいと言われたためノエルはエレベーターに乗り部室に向かう。そして部室に到着したがノエルはあることに気づいた

 

「あれ、部室の明かりがついてない」

 

いつも賑やかな部室とは違い、今は人の声も聞こえず電気もついていなかった。もしかしたら何かがあったのかもしれないという心配を抱きつつノエルが部室に入るとけたたましい音が部室に響いた

 

「「「「「ノエル(さん)(君)(先輩)!!!ベスト4おめでとう!!!!!!」」」」」

「え、」

 

突然のサプライズにノエルは少し固まってしまったがすぐに状況を理解した

 

「さぁさぁ!ノエル先輩!こっちこっち!!!」

「アカマツ君、ちょっと待って」

 

自分の後輩のアカマツに手を引かれノエルは椅子に座らされた。そして目の前の机には大きなケーキが置かれていた

 

「オレ、あんまりスイーツとか作ったことないからさこのケーキは皆で作ったんだ」

「これをみんなが」

 

ノエルは目の前にケーキや部屋の装飾といった自分のためにここまでやってくれた学園の仲間たちに対して感謝の気持ちでいっぱいになった

 

「兄ちゃん、これ」

「スグリ」

 

スグリはノエルに「本日の主役」と書かれた襷を差し出してきた

 

「俺が作ったんだ。少し汚いけど」

「ありがとう、スグリ。全然汚くないよとても素敵だね」

「...へへへ」

 

ノエルはスグリの頭を撫でながら感謝を伝える。そして頭を撫でられたスグリは久々の兄と慕う人との再会と頭を撫でられたことに喜びを感じていた

 

「さぁここで本日の主役様の一言をもらおうかねぃ」

「カキツバタ先輩」

「ほら、頼んだぜ」

 

カキツバタにマイクを渡されノエルは席を立ちみんなの顔を見わたした

 

「みんな、僕のためにここまでしてくれてありがとうございます。本当に僕は幸せ者なんだなと感じました。今回は優勝することはできなかったけど、僕を支えてくれるみんなのためそして僕の夢のために次は必ず優勝します!」

 

ノエルの言葉を言い終わったあと会場は拍手に包まれ、ノエル世界4位を祝う会が始まった

 

「いい!?次はグリーンもシロナもレッドも倒して絶対優勝しなさいよ!!!」

「はい、もちろんです。次は必ずこの部室に大きいトロフィーを持って帰って見せます」

「よく言ったわ!それでこそ私の好....じゃなくて弟分/////」

「...ゼイユ、そのままだと卒業するまでに伝えられなくなりますよ」

「わ、わかってるわよ!////」

 

ノエルの周りにはたくさんの部員が集まっており、隣には先輩のゼイユがノエルに喝を入れそして自爆していた。そんなゼイユをネリネは陰ながら応援していた

 

「そっか~、じゃあオイラはそのトロフィーを見るためにもう一回留年...」

「先輩、それは本当に良くないと思います」

「馬鹿なの?」

「今すぐに口を閉じなさい」

「...はい」

 

いつも通りの軽口を言おうとカキツバタだったがノエル、ゼイユ、ネリネの鋭いツッコミに負け口を閉じてしまった。そしてそのまま時間は過ぎていった

 

「はぁ」

「どうしたの?ノン君」

「...タロ」

 

ため息をついているところにタロが近づいてきた

 

「いや、僕のために開いてくれたんだからせめて僕も片付けぐらい手伝おうとしたんだけど全員に断られちゃって」

「違う違う、ノン君のために開いたから片付けはさせたくないんだよ。」

「う~ん。でも僕だけボーっとしているのもな」

「...じ、じゃあさ、ノン君にお願いがあるんだけどいい?」

 

タロは顔を赤めながらノエルの顔を見つめる

 

「もちろん、僕にできることならなんでも」

「その、お願いっていうのはね、5年前の...」

「タロ先輩!これってどこに...あ」

 

アカマツは目の前の光景を見て自分がやらかしたことを察した

 

「そ、そのごめんなさい」

「アカマツ~よくやったわ」

「ゼイユ先輩」

「タロ~人手が足りないから手伝ってほしいんだけど    いい?」

「じゃあ僕が手伝いますよ。ボーっとしているのも悪いですし」

「ううん、ノン君はここにいて。」

「え、でも」

い・て

「...はい」

 

タロはゼイユ、アカマツと共に備品の片づけに向かっていったがタロとゼイユの間に火花が散っていた。その光景を見たアカマツは戦々恐々としていた。そして遠目にその光景を見ていたノエルは二人の間になんかあったのではないかというマジで見当ちがいなことを考えていた

 

「...5年前か///」

 

だが先日のシロナたちとの会話の影響で5年前タロとキスしたことを思い出してしまい、一人顔を赤くして悶えるのだった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「やぁ、おはよう!エルちゃん」

「おはようございます。シアノ先生」

 

翌日、ノエルは大会を頑張ったということで休みをもらっていた。だが放送で校長室にまで来るように言われたため今は校長室でこの学園の校長で創設者のシアノと対面していた

 

「ごめんねお休み中だったのに」

「大丈夫です。ちょうど暇を持て余していたので。それで本日はいったいどういったご用件でしょうか」

「ああ、そうだね。でもその前にこれだけは言わせてほしい。この前はよく頑張ったね。エルちゃんはこの学園の誇りだよ」

「ありがとうございます。」

「昨日は祝勝会に参加できなくてごめんね。ちょっと立て込んじゃってさ」

「いえ、大丈夫です。でも珍しいですね。シアノ先生が業務に追われるなんて」

 

シアノは普段からおちゃらけており、仕事や面倒事はタロやノエルに半ば強制的に押し付けていたが実際は超優秀な人でありその気になれば学生が1時間かかる作業をたったの10分で終わらせてしまうということもざらだった。そんな人が大事な生徒であるノエルの祝勝会に参加せず業務に苦戦していた状況にノエルは少し驚いていた

 

「いや~本当に大変だったよ。ほら見てこれ」

「これは?」

 

シアノは机に大量の書類と手紙を机の上に置いた。

 

「今日君を呼び出したのはこの書類のことなんだ。ほら見てみて」

「わかりました。え~と、これはポケモンスクールのパンフレットと推薦状?」

「そう。これ全部がそうだよ」

「え、これ全部ですか!?」

「この大量の書類に書かれてあることの内容は全て一緒でね、要はエルちゃんにスクールの特別講師になって欲しいんだって」

「僕が特別講師に」

 

スクールに通う生徒たちと年が近く初出場ながらホウエン地方のチャンピオンを倒し世界第四位にまで上り詰めたノエルを特別講師として招待することで生徒たちに刺激を与えモチベーション向上や知名度向上を目指す学校がこぞってブルーベリー学園に問い合わせた結果がこの書類の山なのである。それにこの季節は新入生が入学してくる、その新入生向けてのサプライズというものも兼ねているのだろう

 

「どう受けてみない?きっといい経験になると思うよ」

「...わかりました。僕やってみます」

 

正直不安はある。だがノエルは一人の人間として成長するためにポケモンスクールの特別講師になることを引き受けた

 

「フフ実はそういうと思ってね、おすすめの所を絞ってたんだよね」

 

シアノは3つの書類が入ったクリアファイルをノエルに差し出した

 

「もちろんこれはあくまで僕のおすすめ。もし気になるなら他のところでもいいし自由に選んでね」

「わかりました。」

 

こうしてノエルは学校選別を開始した。そして開始から2時間たったころ

 

「シアノ先生、決めました」

「随分長く吟味してたね、どれどれ。おおセキエイ学園ね。」

「結局自分では判断できなかったので先生のおすすめの中から選びました。そういえばどうしてこの学校がおすすめなんですか?正直他二つと比べてあまり特出しているところはないと思うのですが」

 

シアノおすすめの3つの学校の内二つは卒業生に名の知れたトレーナーがいたり、超有名どころであるといった特徴があったがセキエイ学園はその二つに比べてこれといった特徴がなかった

 

「う~ん、勘かな?」

「勘、ですか」

「この学校はね何かをエルちゃんにもたらしてくれるって気がしたんだよね。第六感ってやつ?」

 

シアノの予想外の答えにノエルは面を食らってしまった

 

「大人になるとねこういった勘がよく当たるようになるんだよ」

「はぁ、」

「まぁその話はいっか。じゃあこのセキエイ学園に連絡入れておくね」

「お願いします。」

 

いずれノエルは思い知ることになる。シアノの勘、いや大人の勘を侮ってはいけないことを

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「へぇ~ノン君が特別講師に」

「うん、一か月後ここを発つよ」

「アンタやっと帰ってきたと思ったら次は特別講師になるなんて忙しないわね」

「...寂しくなるべ」

 

シラノとのやり取りの後ノエルは食堂でタロ、ゼイユ、スグリとご飯を食べていた

 

「ごめんな、スグリ。バトル教えるって約束だったのに」

「ううん、大丈夫。だってこの一か月の間に先生になる準備とかしなきゃだもんな」

「...お詫びに帰ってきたら思いっきりバトルしよう」

「...!それ本当?」

「もちろん。約束だ」

「うん!約束。やった

 

スグリはノエルを兄と慕っておりそんなノエルとバトルする時間がなによりも好きだった。ノエルにバトルを教えてもらう時間がなくなったのは確かに残念だが帰ってきたら思いっきりバトルするという約束しスグリは小さくガッツポーズをとった

 

「スグばっかずるい!私ともなんかしなさいよ!」

「ノン君、帰ってきたら久しぶりに一緒にライモンシティでショッピングしよう」

「ああ、もちろん」

「...フフン」

「な...!」

 

タロは自らの恋のライバルであるゼイユよりも先にショッピングの約束を取り付けたことで勝ち誇った笑顔をゼイユに向けた

 

「ぐっ...だったら今度の収穫祭一緒にまわりなさい!!」

「ちょ...!」

「僕でよかったら構いませんよ」

「...よし!」

ノン君のばか

 

ついでに言うとノエルはゼイユからの好意に全く気付いておらず、収穫祭もスグリを含めた3人でまわるのだと考えていた。そしてスグリはノエルの様子を見て絶対に自分の姉の発言の真意を理解していないと確信した。

 

「ねぇちゃんも大変だな」

「なんか言った?」

「いや、なんでも」

 

こうして4人は食事を終え、各自部屋に戻っていった。

 

 

 

 

 

そして月日はどんどんと流れていき気づけば一か月が経っていた

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

リコside

 

「ここセキエイ学園で絆を結んだポケモンと一緒に夢を見つけてください」

 

私はリコ。ここセキエイ学園の新入生です。今は入学式に参加しています。

 

「では私の話はここまでにして、次は皆さんに特別講師の方を紹介します。ではどうぞ」

「...特別講師?そんな話あったけ」

「どんな人なんだろう、楽しみ~!」

 

突然の特別講師の紹介に周りの子たちもざわついき始めた

 

「どんな人だろうね!」

 

すると私の初めての友達のアンが話しかけてきた

 

「特別講師ってイケメンとか綺麗な人を期待しちゃうよね~」

「ハハハ...」

 

アンと話していると後ろの扉が開いた音がした。一体どういう人なんだろう?できれば優しい人がいいなと考えていると

 

「え!?」

「マジか!?」

「うそ、これ夢じゃないよね!?」

 

突然後ろから大きな声が響いてきた

 

「なになに?一体何ご...と」

 

アンは後ろを向いたまま固まってしまった。私も気になったため後ろを向いてみるとそこには驚きの人物がいた。そしてその人は階段を下っていき校長先生の隣に立った

 

「では自己紹介をお願いします」

「特別講師として参りましたノエルです。1か月という期間になりますがよろしくお願いします」

「「「ええええええええええええええ」」」

 

お父さん、お母さん、私いきなりすごい人に出会っちゃいました

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




読んでくださりありがとうございます!!!
やっと、やっと!!リコを出せた。なんで主人公出すのに十数話使ってんの?って書いてて思いました。

そしてノエルは旅立つ前日にタロとゼイユとある会話をします。その話はいずれ投稿するつもりです。(もしかしたらしないかもしれないけど)

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