「オリオさん、こちらのひび割れの処置完了しました」
「ありがとう!ごめんね、子供のアンタにこんな夜遅くに修理を手伝ってもらって」
「いえ、同行することになった以上手伝えることは手伝わせてください。」
ロイと別れた日の深夜、ノエルとオリオは飛行船の修理を行っていた。本来だったらここにフリードもいるはずだったのだがブレイブアサギ号のきのみが不足していたため収穫してきてもらったのだ。その疲れもあってかフリードは船に戻ると泥のように眠ってしまったのである。そこでノエルはまだ体力が有り余っているということもあり飛行船の修理を手伝うと自ら志願して現在に至る
「ひび割れの方は粗方なんとかなったと思うのですが問題はやっぱり」
「...うん。塞いでも塞いでも新しい穴が開いてもうオタチごっこだよ」
二人が上を見上げるとそこには巨大な空気袋があった。この空気袋はブレイブアサギ号が飛行するにあたってとても重要な役割を担っているのだが先の嵐と赤い竜巻によりボロボロになってしまっておりところどころに穴が開いてしまっていた
「これはだいぶ深刻ですね」
「う~ん。でもどうしよう、今の物資じゃちょっとね」
しかも今ライジングボルテッカーズは物資不足にも陥っていた
「だったらポケモンの力を借りましょう」
「ポケモンの?」
「はい、今手持ちを入れ替えますからちょっと待っててください....あれ?スマホロトムが動かない。おーい、ロトム?」
「どうしたの?」
「リザードン以外の手持ちを預けた瞬間なぜかスマホロトムが急に反応しなくなってしまって...ってうわ!?急に真っ暗に!?」
「落ち着いて!どれどれ」
オリオがノエルのスマホロトムを覗くと画面には「アップデート中」と書かれていた。これはこの世界にはよくあることでアップデートをすることで色々なシステムが改善されたりするのだ。だがオリオは画面を見て驚愕した
「アップデート完了まで残り...16時間!?」
補足するとこのアップデートはかなりの頻度で行われており普通の人だったら3~4分で完了するのだがアップデートをサボっているとノエルのようにアップデートまで時間が掛かってしまうケースがあるのだ。それでもせいぜい30分前後なのだが
「アンタ、毎回ちゃんとアップデートしてる!?」
「え、これって自動で行われるんですよね?」
「Ver15.1のとき一回だけ手動で行ってくださいって言ってたじゃん!知らないの?」
「...知らなかったです」
「今、19.6なんだけど!?」
ノエルの情弱が発動してしまいスマホロトムによるポケモン交換を行うことができなくなってしまった。しかも手持ちのリザードンだけになってしまった
「そんな、せっかくビビヨンとバタフリーに手伝ってもらおうと...バタフリー...あ!」
「なんかいいアイデア浮かんだ?」
「今日森の中で仲良くなったポケモンたちで”いとをはく”を覚えている子たちがいました」
「おお!じゃあその子たちの力を借りることができれば」
「ええ、この状況をなんとかすることができます!」
こうして二人は島のポケモンたちの力を借りることに決めた。そのためノエルは明日もう一度森に行きポケモンたちにお願いしてみることにした
「とりあえず案は出たことですし今日は寝ましょう。これ以上はお体に障ります」
「アハハ...気づいてた?」
オリオは船の修理という過酷な肉体労働を島に上陸してからずっと行っていた。しかも一人でだ。そのため彼女の顔からは疲労がにじみ出ていた
「オリオさんほどの腕は持っていませんがこれからは僕も手伝わせてください。」
「いいの?そういうこと言われちゃうと私、遠慮しなくなっちゃうけど?」
「望むところです!こう見えて力には自信があるので」
「そっか!じゃあ明日からよろしくね!」
「はい!」
こうしてノエルはオリオの助手というライジングボルテッカーズにおいて明確な役割を手に入れた
「じゃあシャワー浴びて寝ようか、先入ってきなよ」
「いや、僕はあまり汗をかいていないのでオリオさんの後で大丈夫です」
「ふ~ん。それじゃあさ、一緒に入っちゃう?」
「な////からかわないでください!!!」
「アハハ、顔真っ赤!冗談だって!」
ノエルは動揺しその様子を笑っていたオリオ。こうして平和な雰囲気のまま二人が別れようとしたとき
「うわああああああああ!?」
「「!?」」
「なにいまの!?」
「この声...まさか!?」
二人は部屋を出て甲板に出るとそこにはリコと所々焦げているロイとその上に腕を組んで立っているキャップがいた
「侵入者か!?」
「ピカチュ!」
「でかしたぞキャップ!って...」
「ロイ君!?」
「あ!ノエル兄ちゃん!それにリコも!」
その他のメンバーたちも声に反応し甲板にやってきた。そこでフリードはすでに侵入者のロイを無力化していたキャップに労いの言葉をかける
「知り合い?」
「はい。ホゲータを探しているときに出会いましてこの子が僕たちが見つけるまでホゲータを保護してくれていたんです」
「彼の名前はロイ。でもなんでここに?」
リコがそう聞くとロイは立ち上がりリコに近づく
「リコ!会いに来たんだ!」
(え!?ちょっと待って、何この展開!?)
「ホゲータに!」
「え...?」
「アハハ、ロイ君、君はまっすぐだね。でも」
ノエルは笑顔を消しロイに近づく
「だからと言って勝手に乗り込んだらダメだろう?」
「あ...」
「君がホゲータのことが大好きでもっと一緒にいたい気持ちはわかる。でもこのブレイブアサギ号はフリードさんたちの家でもあるんだ。」
「...!」
ノエルの言葉にロイはようやく自分がやってしまったことの重大さを理解した
「その様子を見るにやってしまったことの重大さを分かったようだね。じゃあ次はなにをするべきかわかるね?」
「うん。皆さん、勝手に乗り込んでしまってごめんなさい」
ロイはフリードたちに向き合い頭を下げた
「フリードさん。」
「わかってるよ、さっきの発言から俺たちも別にこの子が悪意を持って乗り込んできたわけじゃないってわかってるつもりだ」
フリードがオリオ達を見ると彼女たちは首を縦にした
「で、ホゲータに会いたいってのは?」
「ホゲータとこのままお別れしたくないんだ!」
フリードの質問にロイは力強く答える
「もっと一緒に木の実食べたいし、歌の練習もしたい!」
「もしかして、ホゲータのパートナーになりたいってこと?」
「...!そうなのかも!!」
「「待って/待て」」
盛り上がっている二人にノエルとフリード待ったをかける
「お前らだけで勝手に話を進めるな。ロイの気持ちは分かった、だがもう一つ大事なものがあるだろ?」
「もうひとつ?」
「ホゲータの気持ちだよ」
ノエルは自身の胸に手をあてロイに諭す
「パートナーになりたいロイ君の気持ち、そしてホゲータの気持ち。それが互いにピッタリ合って本物のパートナーになれるんだ」
「僕どうすればいいかな?」
「ホゲータに真正面からロイ君の気持ちを伝えるんだ。君がホゲータと一緒に何をしたいかとか、ホゲータをどう思っているかとかロイ君の気持ち100%をね。そうすればきっとホゲータも応えてくれる」
「...僕の気持ち100%」
そう聞くとロイは段々と顔に笑みを浮かべていく。そんなロイを見てフリードはロイにある提案をする
「今夜はここに泊まってけ。ホゲータともう一度あってお前の気持ち全部ぶつけてくればいい」
「いいんですか!?やったー!リコ、ノエル兄ちゃん、ホゲータどこにいるかわかる?」
「うん、当てはあるよ」
「...!行こう!」
「ちょっと待ってロイ!」
ノエルは甲板を走っていく二人の背中を見送った
「お前は行かないのか?」
「はい。これはリコさんにとっていい機会ですので」
「それもそうか。」
「じゃあ僕は部屋に戻ります。マードックさんキッチン借りてもいいですか?」
「ああ、いいぞ」
こうしてノエルたちは部屋の中に入っていくのだった
翌日
「おはよう!ノエル兄ちゃん、リコ!」
「「おはよう」」
「ロイ、昨日は眠れたか?」
「うん、ばっちり!」
「おはよう!」
4人が挨拶をしているとオリオが元気に挨拶をしてきた
「ああ、おはよう。どうした?そんなハイテンションで」
「実は今日からノエルが私の助手になるんだ!」
「え、そうなのか?」
「はい。オリオさんのような腕は持っていませんがとりあえずの応急処置や修理はできるので立候補させていただきました」
こうノエルは言っているがポケモンGメン時代、ノエルは移動手段である車やバイクといった乗り物の修理方法をワタルから伝授されているので十分オリオの助手として助けになっていくことだろう
「そうか、助かるよ!オリオ一人じゃさすがに限界があるからな」
「では早速助手として初仕事を今から行ってこようと思います」
その言葉にフリードたちは頭に?を浮かべたため、ノエルとオリオは昨日話し合ったことを3人に伝えた
「なるほどな、確かにいい案だ。だがそれは俺たちに任せてくれないか?」
「え?」
「ノエルにはもし奴らが追ってきたときのための護衛を頼みたいんだ。」
「わかりました」
こうして役割が決まった。フリード、リコ、ロイは島に上陸しまずはロイの親御さんに昨日の事情を説明した後ポケモンたちの助力をお願いしに行き、ノエル、マードック、オリオ、モリーは船を別の浜辺に動かし待機または護衛を担うことになった
「じゃあ、よろしくな!」
「行ってきます!」
「昨日は泊めてくれてありがとうございました!」
こうして3人は船から降りていった
「それじゃあ私たちも始めよっか!」
「はい!」
そしてノエルたちも行動を開始したのだった
数十分後、ノエルたちは船の移動を完了させていた。本来だったら数時間かかる作業だったのだがノエルのポケモンGメン時代の知識とリザードンのパワーにより予想より早く作業を終わらせることができていた。そのため今は甲板の上でポケモンたちも人間たちもお昼を食べていた
「ありがとう、リザードン。」
「すごいじゃんアンタとポケモンたち!」
「いえ、これはオリオさんの的確な指示があったこそですよ」
「でも船やエンジンの手入れなんてどこで習ったんだ?実家が関係しているのか?」
「いや、これら知識はポケモンGメン時代に習ったものなんです」
「ポケモンGメンってもしかしてアンタがチャンピオンワタルの弟子って本当なの?」
「はい。あの人にはたくさんのことを教えてもらいました。あの人に出会わなかったらいまの僕はなかったと思います」
「ええ、なにそれちょっと教えてよ。ちょうど時間も有り余ってることだし」
「わかりました。実はワタルさんと出会ったのは...」
こうして4人が雑談に花を咲かせようとしたとき、ノエルの目にあるものが写った
「すみません、この話はまた今度にしましょう。彼らが来ました」
「彼らってまさか!?エクスプローラーズか!?」
マードックたちはノエルが見ている方向を見るとそこにはアメジオ達がポケモンに乗りこちらに迫ってきていた
「オリオ、ノエルとりあえず降りるぞ!モリーはポケモンたちを頼む!」
「うん!」
「はい!」
「わかった」
ノエルたち3人自分の相棒を引き連れ船を降りるとそこにはコニアとジルがライドポケモンのエアームドから降り、それぞれサイドンとゴルダックを繰り出し構えていた。そしてその奥のアメジオがアーマーガアに乗り村に向かっていた
「この船は我々が占拠する!」
「馬鹿なこと言わないで!メタグロス!」
「イワンコ、行くぞ!ノエル、船は俺たちに任せろ。お前はアメジオを!」
「はい!いくよ、リザードン!」
ノエルはリザードンに乗りアメジオの前に立ちふさがる
「行かせないよ、アメジオ」
「フン、やはりお前が来たか」
「なるほど。その口ぶりから見るに最初からこっちの戦力を分散させる気だったわけね」
「ああ、お前さえいなければあの船の占拠は時間の問題だからな」
アメジオの発言は的を得ていた。ジル達とマードック達のポケモンは明らかに戦闘経験に差があり普段からバトルを行っていないイワンコ達では恐らくサイドン一匹にも太刀打ちできないだろう。そのためノエルはゾロアークとゴリランダーを船に置いていきたかった。だが昨日のノエルのポンコツにより手持ちはリザードン一体になっているためそれが叶わなかった。だが
「確かにマードックさん達には悪いけど君の言う通りだと思うよ。でもその作戦には大きな落とし穴がある」
「なに?」
「その作戦って君が僕を足止めできなければ成立しないでしょ」
「なんだと...!」
「それに運の悪いことに今目の前にいるのは僕の最強で最高のパートナーときた」
ノエルは淡々とそう告げる。そしてこの発言にアメジオは青筋を立てる
「はっきり言うけど勝負にならないよ。」
「貴様...!」
「この数日ぽっきりじゃ僕たちと君たちの差は縮まらない。そのことを存分に教えてあげるよ」
「やってみろ!」
二人は地上に降り立ち臨戦態勢を取る
「あの時の雪辱ここで晴らす!」
「さっさと来い。僕にはあの人たちの家を守るという大事な使命があるんだ」
「なめるな!アーマーガア、”ぼうふう”!」
アーマーガアは凄まじい風をリザードンに浴びせる。だがリザードンは平然に立っておりダメージも受けていない様子だった
「なんだと...!?」
「リザードン、”かえんほうしゃ”」
「かわせ!」
「”ドラゴンクロー”」
「なに!?」
アーマーガアは”かえんほうしゃ”を躱したがその隙をついたリザードンの”ドラゴンクロー”に引き裂かれ戦闘不能になってしまった
(馬鹿な、効果はいまひとつのはずだ。にもかかわらず一撃でアーマーガアを...!)
本来なら防御に優れておりなおかつドラゴンタイプに耐性のあるアーマーガアが”ドラゴンクロー”の一撃で沈むなんてありえない話だ。だがその現象が起こってしまうほどノエルのリザードンとアメジオのアーマーガアには大きなレベル差があった
「終わりだ」
「まだだ!俺にはまだソウブレイズがいる!」
アメジオはアーマーガアを戻しソウブレイズを繰り出した
「もうやめろ。無暗に自分の相棒を傷つけるだけだ」
「黙れ!ソウブレイズ、”むねんのつるぎ”!」
「つくづく馬鹿な奴だな。リザードン、”フレアドライブ”!」
紫の炎と赤い炎がぶつかり合う。だが数秒も経たず内に紫色の炎は消えリザードンの炎に飲み込まれてしまった。そして次の瞬間炎が消え無傷のリザードンと重傷を負ったソウブレイズが姿を現した。
「ソ...ウ....」
「...ソウ...ブレイズ」
「リザードンの”フレアドライブ”を食らっても立っているなんて...やっぱり君はトレーナー思いのポケモンだ」
ソウブレイズはボロボロになりながらも立っておりリザードンを決して自分の視線から外さなかった。
「まだだ!”つじぎり”!」
「もうやめろ!すでに決着は着いた、これ以上は」
「ソウ..ソウ..ソ」
アメジオの呼び声にソウブレイズは応え、ゆっくりではあるがリザードンに近づき攻撃を浴びせる。だがソウブレイズには力は残っておらず技の威力は0に等しかった
「まだ...動けるのか」
「俺たちは負けない!負けられない!ソウブレイズ、”むねんのつるぎ”!」
「....ソウ!ブレイィイイイイイイズ」
「この力は...!」
ソウブレイズが雄叫びをあげると体全体から白い炎を放出しリザードンに斬りかかる
「リザードン!」
「グオ...!」
「技の威力が上がってる...!それにあの白い炎は」
「ソウブレイズ、もう一度”むねんのつるぎ”!」
「リザードン、”ドラゴンクロー”!」
ソウブレイズの剣とリザードンの爪がぶつかろうとしたその時
「中々面白いものをみせてもらったが邪魔者にはそろそろご退場願おうか」
「「!?」」
二体に龍の形をしたエネルギーが襲い掛かる
「リザードン、大丈夫!?」
「グオ!」
「ソウブレイズ!?」
「...」
リザードンはダメージを最小限に抑えることに成功したがソウブレイズは元々限界が近かったため戦闘不能になってしまう。そして上空からボーマンダに乗った銀髪の女性が二人の間に降り立った
「お前が新星ノエルだな」
「ええ」
「そうか。ボーマンダ”はかいこうせん”!」
「...!”かえんほうしゃ”」
目の前にいる少年がノエルだと確認した瞬間女性はボーマンダに”はかいこうせん”を命じノエルとリザードンに襲い掛かる。ノエルは咄嗟にリザードンに指示をし事なきを得た
「何をするんですかいきなり!?」
「お前に恨みはないがこれも仕事だ。貴様にはここで朽ち果ててもらう」
「待て!貴様よくもソウブレイズを!」
「見ていてあまりにも無様だったのでな、思わず攻撃してしまった」
「なに...!?」
「むしろ感謝してほしいくらいだ。あれ以上無様を晒さずに済んだのだから」
「なんだと...!」
女性の言葉にアメジオは怒りをあらわにする。だが怒りをあらわにしたのはアメジオだけではなかった
「その言葉取り消してください今すぐに」
「なに?」
「ソウブレイズは最後までアメジオの信頼に応え立派に戦った。それのどこが無様なんですか?」
ノエルは女性にソウブレイズへの言葉を取り消すように言う。ノエルは最後までアメジオのために戦ったソウブレイズを敵ながらに尊敬していた。そんな子を無様だなんだと言われノエルは黙っていられなかった。
「”立派に戦った”か、笑えるな。相手のポケモンにほとんど何もできずただ蹂躙される。これを無様以外に何を言う。」
「貴様!」
「この言葉は貴様にも当てはまるのだぞ。あの港町での戦いといい今回の戦いといい貴様はノエルに怯え腕を生まれたばかりのシキジカのように震えさせていたな。あれは見ていて傑作だった」
「...!」
アメジオは何も言い返すことができなかった。なぜなら目の前にいる女性が言っていることは全て自分にとって事実だったからだ
「この様子をギベオンが見ていたらどう思うだろうな?」
「なぜ貴様がギベオン様を!?」
「フン、そんなことはどうでもいいだろう。だがこれ以上奴を失望させたくないのならこれを使い、早々にここから失せろ」
女性はアメジオにげんきのかけらを投げた
「貴様たちのターゲットはすでにフリードと共に船にいる。それでせいぜい役立たずどもを復活させ、任務を果たすのだな。大事なギベオン様のためにな」
「...チッ!アーマーガア!」
アメジオはげんきのかけらを使いアーマーガアを回復させリコたちのいるブレイブアサギ号まで飛んでいった
「待て!」
「行かせん。ボーマンダ、”ぼうふう”」
「くっ...!」
ノエルもリザードンに乗って飛ぼうとしたがボーマンダの”ぼうふう”によって妨害されてしまう
「私の目的のために貴様は確実にここで潰す」
「仕方ない、今はフリードさんたちを信じよう。いくよ、リザードン!」
「グオ!」
リザードンはボーマンダに向き合い戦闘態勢に入る
「やれボーマンダ、”りゅうのはどう”」
「かわして、”ドラゴンクロー”!」
「”ぼうふう”」
ボーマンダは迫りくるリザードンの爪を”ぼうふう”によって防いだ
「そんなものか?」
「まだまだ!”かえんほうしゃ”!」
「”りゅうのはどう”で相殺しろ」
炎と青いエネルギーがぶつかり合う。威力は互角で拮抗した状態が続いた。だが
「リザードン、フルパワーだ!」
「チッ、”はかいこうせん”!」
「それを待ってた!かわして連続で”ドラゴンクロー”!」
「なに!?」
女性は”かえんほうしゃ”に対抗するべく”はかいこうせん”を打ちこむがそそれこそノエルの狙いだった。”はかいこうせん”は威力が絶大な分打った直後は反動で動けなくなってしまう。そのためフルパワーの”かえんほうしゃ”を指示し”はかいこうせん”を打たざる得ない状況を作り出した。そしてその作戦は成功しボーマンダに大ダメージを与えることに成功した
「おのれ...!”すてみタックル”!」
「受け止めてそのまま”ちきゅうなげ”!」
すさまじい勢いで迫ってくるボーマンダをリザードンは受け止めそのままじめに叩きつけた
「これで決める!”フレアドライブ”!」
「”ぼうふう”で守れ!」
ボーマンダは暴風を起こし風の障壁を作り出しリザードンの”フレアドライブ”を止めようとする。だが
「リザードン、突き破れ!!!」
「グォオオオオオオオ!!!!!」
「なんだと!?」
炎は嵐を突き破りボーマンダを貫いた
「くっ...!」
「ボダァアア」
「いいぞ、リザードン」
「グオ!」
「...!」
『いいぞ!ピカチュウ!』
『ピカ!』
「ぐっ...!!!ああ!」
女性はある記憶を思い出し頭痛に襲われる
「同じだ、あの小僧の目と。なんと忌々しい...!」
女性は親の仇を見るような顔でノエルたちの顔を見る
「いいだろう。貴様など私の目的の過程のうちにすぎないと思っていたがここからは徹底的にやってやる!」
「来るよ」
「全てを奪い破壊しろ、ボーマンダ!メガシンカ!!!」
「ボオオオダァアアアア!!!」
「ああああああああああああ!!!!!」
女性が左腕の機械についているキーストーンに触れるとボーマンダは光だし姿を変えていく。光が収まるとそこには羽は一つになり赤い三日月のように変化し顔の形もより鋭利なものになったメガシンカを果たしたボーマンダ、メガボーマンダが姿を現した。そして女性もさきほどの冷静さをなくし体から緑色の光が漏れだす
「貴様の全てをここで壊してやる!このJがな!!!」
「Jだって...!?あの人は数年前に亡くなっているはず!」
「アハハ、壊す!壊してやるぞ!!」
(なんだあの変わり様は...!まるで暴走)
「やれ!ボーマンダ!!!」
こうして二人の戦いはさらに激化することになる。
「はじまったか....」
すみません。はっきり言ってJの口調が分からな過ぎたので暴走させてみました。でもこの暴走は今後のストーリーに大きく関わってくる事象なのでどうかあしからず。
そしてアメジオの超強化のフラグが立ちました
読んでくださりありがとうございました!!!ZZZZZZZZZZZZZZZZZZZZZZZZZZZZZZZZZZZZZZZ