ポケットモンスター 覇者への道   作:鴨凹

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評価が赤色になりました。本当にありがとうございます!
今回のお話の流れは原作とほぼ変わっていませんが一点だけ改変を加えてみました。




目標

ロイが島を出て数日、ブレイブアサギ号はパルデア地方に向かって飛んでいた。

 

(ニャオハは毛づくろいが大好き。ほっておくと一日中やってます)

 

リコは船の甲板でニャオハの観察日記を書いていた。そしてウィングデッキには

 

「ノエル兄ちゃん!バトル教えてよ!」

「そうだね。じゃあ今日から本格的な特訓に入っていこうか」

「はーい!」

「ロイ、朝から元気だな~」

 

ノエルとロイが特訓を行おうとしていた

 

「いいなぁ、私もロイみたいにお兄ちゃんともっと仲良くなりたい」

 

ロイはこの数日間ずっとノエルにくっついていた。ノエルの冒険の話やゲットしているポケモン、そしてなによりリザードンの話で二人(主にロイが)はよく盛り上がっていた。そんな様子を見ていたリコはロイに少しいや、かなりジェラっていた。

 

「リコ!」

「うわぁ!?」

 

リコが小さくつぶやいていると後ろの扉が開き、ロイが大きな声をあげながら出てきた

 

「ロイ、どうしたの?」

「今から僕たちノエル兄ちゃんにバトルを教えてもらうんだけどリコも一緒にやらない?」

「...!やる!」

「じゃあ行こう!」

 

こうしてリコもウィングデッキにあがりノエルにバトルを教えてもらうことになった

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ノエル兄ちゃんー!リコも特訓するって!」

「うん、わかったよ」

「先生、よろしくお願いします!」

「うん、こちらこそよろしくね。ではモリーさん、お願いします」

「オッケー」

 

モリーはスマホロトムをカメラモードに移行し録画を開始した

 

「まずはリコさんとロイ君にはバトルをしてもらう」

「バトル!」

「バトルが終わった後はモリーさんに録画してもらった映像を見て改善点や自身とポケモンたちの長所を見つけていこう」

「「はい!」」

「じゃあ早速始めようか」

 

リコ達はバトルコートに自身の相棒を繰り出しバトルの準備をする

 

「ホゲータ、頑張ろうな!」

「ホゲッ!」

「ニャオハ、先生の授業で学んだことを活かしていこう」

「ニャ!」

 

そしてニャオハ達は臨戦態勢を取る

 

「これよりニャオハ対ホゲータのバトルを開始する。二人とも準備はいいね」

「「........」」

「よし、では始め!」

「こっちから行くよ!ホゲータ、”ひのこ”!」

「避けて!」

 

ニャオハは飛んでくる小さな火の玉を軽やかに躱す

 

「まだまだ!”ひのこ”!」

「ニャオハ、右に避けて!」

「”ひのこ”!”ひのこ”!”ひのこ”!」

「ニャオハ、今度はジグザグに避けて!」

「当たらない...!」

 

ニャオハはジグザグに移動し全ての火の玉を避けた

 

「”このは”!」

「っ!”ひのこ”!」

 

”このは”と”ひのこ”がぶつかり小さな爆発が発生した。

 

「今だよ!ニャオハ、駆け抜けてそのまま”ひっかく”!」

「ホゲ!?」

(今のは...)

 

ニャオハは煙に紛れてホゲータに接近しそのままダメージを与えていく。そしてニャオハが煙の中に入る前に見せたスピードを見てニャオハの新たな可能性を見出していた

 

「ホゲータ!?....”たいあたり”!」

「下がって!」

 

ホゲータの”たいあたり”もニャオハ後ろの下がることで見事にかわしてみせた。そして攻撃が外れたことによってホゲータは体制を崩しそのまま転倒してしまう

 

「これで決めるよ!”このは”!」

 

ニャオハは大量の木の葉を生み出しそれをホゲータにぶつける。葉がすべて消えるとそこには目を回し戦闘不能になっているホゲータが倒れていた

 

「ホゲータ戦闘不能、ニャオハの勝ち。よって勝者はリコさん!」

「やったね!ニャオハ!」

「二ャア!!」

 

リコ達は抱きつき勝利を喜んだ

 

「クッソ~!一発も当てられなかった~!」

「ホゲ~!」

 

ロイ達は寝ころび敗北をかみしめていた

 

「どちらもよく頑張ったね」

「ロイ、ホゲータをこっちに。いま、回復させるから」

 

ロイはホゲータをモリーに預けリコに近づいていった

 

「リコ、すごいよ!僕たち手も足も出なかった」

「ありがとう。これも先生の授業のおかげだよ」

「いいな~、僕もはやくノエル兄ちゃんに色々教えてもらいたいよ!」

「そう言ってくれるなんて嬉しいな」

 

リコ達が話しているとノエルが近づいてきた

 

「リコさん」

「は、はい!」

「授業で学んだことを活かせていたいいバトルだったよ」

「...!ありがとうございます!」

 

リコはノエルの言葉に歓喜し笑顔を浮かべていた

 

「ロイ君、よく頑張ったね。ニャオハの弱点である炎技で攻撃していったのはいい判断だったよ。でも」

「でも?」

「技は闇雲に打たせてはいけないよ。闇雲に打ってしまうと隙が生まれたり無駄な体力消耗につながってしまうからね」

「わかった!」

「それとこれはリコさんには伝えてあるんだけど、ポケモンバトルで重要になってくるのは”視ること”」

「視る?」

「そう。自身のポケモン、相手のポケモン、フィールドの状況や特徴。これらをしっかりと視るんだ。そしてこれができるようになったらロイ君の課題も自ずと解決できるはずだよ。だからまずは”視る”ことを意識して特訓してみようか」

「うん!」

ロイはノエルの話を聞いて自身の目標を定めることができたため特訓へのモチベーションがさらに上昇していた。さっそく録画してもらった動画モリーにみせてもらおうとしたその時

 

「その前にフリードがミーティングルームに集合だってさ」

「わかりました。じゃあこの続きはまた後でってことで、まずはミーティングルームに行こうか。あ、そうだリコさんは何か欲しいものあったりした教えてね」

「え、どうして?」

「バトルに勝ったごほうびと授業をしっかり聞いてそれを活かしてくれたお礼かな」

「え、ええ!?」

 

こうして4人はミーティングルームに入っていくのだった

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「アップデート完了だ」

「ポケモン図鑑が入ってる!」

「なにこれ?」

「船のマーク?」

「フリードさん、このアプリは?」

 

ミーティングルームに入った4人はフリードにスマホロトムを預けた。数分後フリードはアップデートが完了したスマホロトムを3人に返した。だがその中には見たことのないアプリがインストールされていた

 

「これは船のマーク?」

「”ライジングボルテッカーズアプリ”をインストールした。このアプリは仲間の証。お前たちが正式にこの船の一員だ」

「メンバー同士で連絡を取り合えるグループ機能もあるから何かあったらすぐにメッセージを送るように」

「ありがとうございます、フリードさん!」

「堅っ苦しいのなしだ。フリードでいいぞ」

「わかった、フリード」

「「順応早ッ」」

 

ロイの順応性にモリーとノエルは少し驚く

 

「メンバー同士フレンドリーにいこう。リコとノエルもな」

「あ、ありがとう...フ...フリード」

「お、いいねぇ!だんだん俺たちのやり方に慣れてきたな。で、ノエル?」

「え!?いや、あの...」

「ほら、フリード」

「フリード...さん」

「なんでだよ!?」

「すみません。今まで目上の人にはずっと敬語だったのでその癖が抜けなくて」

「この真面目ちゃんめ!」

 

 

元々の真面目な性格もありノエルは中々敬語が抜けなかった。これに関してはノエルもまだまだ修行不足ということなのだろう

 

「まぁまぁ少しずつでいいんじゃない?あ、私はオリオ姉さんがいいかな」

「は、はい。オリオ...姉さん」

「やった!弟ゲット!」

「お、早速進歩あったぞ」

「まぁあ、これもノエルらしさか...」

「でも僕のこういう固いところは直した方がいいってシロナさんに言われているので少しづつではありますが直していこうと思い...思うよ」

(いま、さらっとシロナさんの名前が出てきたことには突っ込んだ方がいいか?)

(いや、今はとりあえず流しておこう)

 

予想外のビッグネームに大人たちは吹き出しそうになったがそれをなんとか我慢してスルーすることにした

 

「僕のポケモン図鑑...!ここに絶対にレックウザを登録してやるんだ!って言ってもどこに行ったんだろう?」

「確かに。探しようがないかも」

「じゃあ、聞いてみるか?」

「「え?」」

「この船にはもう一人”ドット”っていうメンバーがいる。担当は情報収集」

「でも滅多に姿を見せないよ」

「うん。会えたらレア」

「そしてアプリのシステムを開発したのもその子なんだ」

「その子ってことは...」

「俺の姪っ子でね、ちょうどリコとロイ同じぐらいの歳なんだ」

「すごいですね。僕なんてまだスマホロトムすらまともに扱えないのに」

「いや、それは本当にやばいから。」

 

モリーが淡々とノエルに突っ込む。その言葉にノエルは少しばかりダメージを食らってしまった

 

「こほん、まぁあとにかくドットに聞けば何か情報が聞けるかもな。部屋に行ってみたらいい」

「うん!」

「そしてノエルもドットにスマホロトムの使い方を聞いてきたらいい。というより聞いてこい」

「...はい」

 

こうして3人はドットの部屋に向かうのだった

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「フリードさんが言っていたのはこの部屋だね」

 

そんな訳で3人はドットの自室までやってきた。ノックをし中にいるドットに声をかけようとすると聞き覚えのある音楽が聞こえてくる。

 

「この曲...ぐるみんの!」

「ぐる...みん?」

「え、知らないんですか!?」

「う、うん」

「そんなのもったいないよ!ぐるみんは今すごい人気な配信者でポケモンのあらゆるポケモンの知識を動画に~~~~~~」

「へ、へぇ、それはすごいね」

 

リコはノエルがぐるみんを知らないことに驚きすごい熱量で説明する。そんなリコにノエルは少したじろいでしまう

 

「あ、曲が止まった」

「とりあえずノックしてみようか。あとリコさん、ぐるみんについて説明してくれてありがとう。また今度教えてほしいな」

「あ////は、はい」

 

リコはさっきまで自分のテンションと熱量に恥ずかしさを覚えてしまいその場でうずくまってしまうのだった。そんな彼女をスルーしノエルはコンコンコンと3回程扉をノックをする。だが返事は一向に帰ってこなかった

 

「返事がないね」

「すみませーん!ロイって言います。ライジングボルテッカーズの新人です。黒いレックウザについて知りませんか?どうしてももう一回会いたくて!」

 

返事がない事にしびれを切らしたロイが大声を出し呼びかけると扉の下のペットドアから一体のポケモンが勢いよく出てくる

 

「クワーッス!

「なんだクワッスか~、びっくりしたー」

「ん、クワッス何か持ってる」

「あ、本当だ」

 

ロイはクワッスの胸に挟み込まれていた紙を手にしそれを広げるとそこには

 

「これって」

「ロイとホゲータだよね。でも...」

「バトルでやられてるってことだよね?なんか失礼なやつ!」

 

ロイは少しいや、かなりムカついていた。だがムカついていたのはロイだけではなかった

 

頑張っているロイ君とホゲータをこうやって馬鹿にするんだ~、へぇ~~~

「ノ、ノエル兄ちゃん?」

 

ノエルは満面の笑みを浮かべていたがその笑みにはどす黒いなにかが混じっていた

 

「ロイ君、この絵を見てどう思った?」

「...悔しい、それとかなりムカついた」

「そっか。それじゃさ、ロイ君はドットさんを見返したい?」

「うん。僕だけだったらいいけど、ホゲータのことまで馬鹿にするのは許せない」

「ロイ...」

「ホゲ!ホゲホゲ!」

「ホゲータ?」

「どうやらホゲータも同じ気持ちみたいだね」

 

ロイがホゲータを馬鹿にされたことに怒ったように、ホゲータもロイを馬鹿にされて怒りを抱いているようだ。ロイとホゲータの関係は正直まだ浅い。にもかかわらず二人の絆は十分強固なものになっていた。

 

「ホゲータ~!」

「ホゲ~!」

「よし。それじゃあ早速特訓の続きをしよう!」

「うん!」

 

ロイ達は駆け足でウィングデッキに向かっていった

 

「先生...」

「ごめんね、リコさん。無責任なんだけど今日はロイ君の方に集中してもいいかな?」

「はい、大丈夫です!でももしよかったら私もロイの特訓を見てもいいですか?学べることもあるかもしれないし」

「全然いいよ」

 

二人もウィングデッキに向かおうとしたがノエルは再び扉の正面に立った

 

「今日の13時30分....今から4時間後。その時だけでいいからウィングデッキに来てくれないかな?きっといいものが見れるから」

「.........」

「そしてもし君のお眼鏡にかなったらどうかロイ君の話を聞いてほしい。彼の夢のために」

「..........」

 

相変わらず返事はなかったがそんなこと気にせずノエルたちはその場から去っていき、ミーティングルームに向かっていった

 

「........もう行った?」

「クワ!」

 

部屋の前に人がいなくなったのを確認するとゆっくりと扉が開かれる。そこから紫色の髪をした小柄な少女が顔を出しノエルたちの背中を見ていた。

 

「あれが新星ノエル.....世界4位のポケモントレーナーか」

 

彼女こそがドット。この船の情報担当である。そして

 

「やっぱいいなぁ」

 

ライジングボルテッカーズにいる二人のノエルファンの内の一人である

 

「でも絶対に怒らせた...どうしよう」

「クワ~」

「わかってるよ。あの絵は.....やりすぎた」

 

ドットはその場でしゃがみ込み頭をかいた

 

「13時30分か...少しだけ見に行ってみようかな」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「フリードさん」

「お、どうした?」

「少しお願いがあります」

 

ミーティングルームについたノエルはフリードにあるお願いをするのだった

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ここはエクスプローラーズの訓練室。今この部屋は3人のトレーナーがぶつかりあっている

 

 

「サイドン、”ロックブラスト”!」

「ゴルダック、”みずのはどう”!」

「かわせ!ソウブレイズ!」

 

迫りくる岩と水の球をソウブレイズは次々にかわしていく

 

「サイドンに”つじぎり”」

「メガホーンで迎え撃て!」

 

ソウブレイズの剣とサイドンの角がぶつかり合う

 

「今よ、”みずのはどう”!」

「”ゴーストダイブ”で回避しろ」

 

ゴルダックはサイドンとぶつかりあっているソウブレイズに水の球を飛ばす。だがソウブレイズはゲートの中に入ることで攻撃を回避した

 

「今だソウブレイズ!」

「ソウ!」

 

ゲートから出てきたソウブレイズはサイドン、ゴルダックの順に切り裂いていき二体を戦闘不能した

 

「よくやったぞ、サイドン」

「頑張ったわね、ゴルダック」

「お見事です、アメジオ様!まさか俺たち二人を同時に倒しちまうなんて」

「ええ。それに私たちもこの短期間でかなり成長できたんじゃない?」

「ああ、今の俺たちなら簡単にアイツ等を倒せる!」

「...無理だ」

 

ジルとコニアは自分たちの成長を感じており今ならライジングボルテッカーズの面々を倒せると思っていたがそんな考えをアメジオは否定した

 

「まだ足りない。確かに今の俺たちならライジングボルテッカーズを倒せるかもしれない。だがノエルには勝てない」

「それは...」

「少し休息を取ったあと、再開する。いいな」

「「はっ」」

(待っていろノエル...!俺は必ずお前を倒すぞ。全てはおじいさまの為に!)

 

アメジオは拳を固め心のなかでそうつぶやく

 

「.......」

 

そんな様子のアメジオをソウブレイズはただじっと見つめていた

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

違う、私はただ彼らに勝ちたい。誰のためでもない自分たちのために。それは貴方も同じだろう?アメジオ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




読んでくださりありがとうございました!
リコは一か月ノエルの授業を受けていたためバトルの基礎は完璧とまではいきませんがかなり身についています。そのためこの時点で原作よりかなり強くなっています。
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