ポケットモンスター 覇者への道   作:鴨凹

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すみません。「あかずの扉のひみつ」ほぼ割愛しました。ていうかマジでアマプラ早く復活してくれ。じゃないとこの作品詰みなんですけど。

もし打開策があるのでしたらどうか教えていただけたら幸いです


動き出した物語たち

特訓の翌日、ロイはいつもどおり目覚めベッドから起き上がらろうとしていた。だがその途中で彼は自身の枕元にある一枚の紙を発見した

 

「なんだこれ、レックウザとどこかの地図?」

 

紙にはレックウザのイラストとどこかの地図が描かれていた。

 

「あれ、裏にも何か書いてある」

 

紙を裏返すとそこには『この間はごめん』と書かれていた。そのためこの紙が誰によって送られてきたのかすぐにわかった

 

「ドット...!はは」

 

ロイはその紙を持って軽い足取りでミーティングルームに向かうのだった

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「みんな、おはよう!」

「おはよう、ロイ」

「ああ、おはようさん」」

「朝飯、できてるぞ」

「やったー!いただっきまーす!」

 

ロイはライジングボルテッカーズの面々に挨拶したあとすぐに席に着き朝食を食べ始める

 

「んん~美味しい!あ、忘れるところだった。皆これ見て」

 

ロイは今朝見つけた紙を机に広げた。その瞬間リコはすぐにこの紙に書かれている情報を読み取った

 

「この地図...パルデアのもの。つまりレックウザはパルデア地方にいるってこと?」

「レックウザがパルデアに!?」

「きっとそうだよ!この紙ってもしかして」

「うん!ドットがくれたんだ」

「なに!?ドット部屋から出てきたのか!?」

 

マードックが問いかける

 

「いや、直接はあってないけど裏にほら」

「そうか。よかったな、ロイ」

「うん!ってそういえばノエル兄ちゃんは?」

「アイツは朝練でかいた汗を流してる」

「朝から特訓してたの?ええ、誘ってくれればいいのに」

「5時30分からだけどいける?」

「...前言撤回で」

 

まさかすぎる時間にロイは肩を落とす

 

「すみません、シャワーお借りしました。あ、ロイ君にリコさ...じゃなかった...リコ、おはよう」

「おはよう、お兄ちゃん!」

「「「「「お兄ちゃん?」」」」」

「実は...」

 

ノエルは昨日の夜にあったこと出来事を説明した

 

「へぇ~、よかったねリコ」

「えへへ」

「だったら僕のこともロイ君じゃなくて”ロイ”って呼んでよ!」

「もちろんロイ君がよかったら....」

「全然いいよ!ほらっ呼んでみて!」

「ええ、それじゃあ...コホン、今日は確かオンライン授業の日だねロイ」

「...!やばいそろそろ時間だ!」

「あ、私もそろそろだ!」

 

こうして二人は急いで授業の支度をしていくのだった

 

「ていうかなんでこのタイミングでそれを言うの~!?」

「だって成績を落としたらまずいだろ?」

「正論過ぎてなにも言えない...」

 

こうしてライジングボルテッカーズの朝が始まるのだった

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ソウブレイズ、”むねんのつるぎ”!アーマーガア、”てっぺき”!」

 

ソウブレイズは紫色の炎を纏った剣をアーマーガアに振り下ろす。だがアーマーガアも身を固め防御をあげたことでダメージを軽減した

 

「アメジオ様、ああして何時間ぐらい経った?」

「ざっと3時間ほどね。ソウブレイズたちもアメジオ様も早朝からずっとあの調子、少し心配だわ...」

 

アメジオとそのポケモンたちの疲弊した様子を見てジルとコニアは心配していた

 

「アメジオ様、少し休憩なされた方が...」

「必要ない...」

「でもアメジオ様もそれにソウブレイズたちも疲れが...」

「必要ないと言っている!!!」

「「!!!」」

 

アメジオは荒々しい声でコニア達にそう告げる

 

「...すまない」

「随分荒れていますね、アメジオさん」

「貴方は!」

 

そんな中一人の女性が訓練室に入ってきた

 

「ルアンか」

「貴方自身にもポケモンたちにも相当の疲労が見られますよ」

「何をしに来た」

「今日は貴方に二つお伝えしたいことがありまして。でもその前に。サーナイト」

「サナ」

 

サーナイトは手の平に緑色の光を生み出しその光は部屋全体を包む

 

「これは...!」

「ソウブレイズとアーマーガアの傷が」

「”いやしのはどう”か」

「”ポケモントレーナーたるもの自身と手持ちの体調は何よりも気を遣うべし”これはポケモンスクールで一番最初に習うはずなのですが」

「...礼は言わないぞ」

「ええ、これは私が勝手にやったこと。どうか気にしないでください」

 

そう言ってルアンはサーナイトをボールに戻しアメジオの前に立った

 

「それで用件はなんだ」

「ではまず一つ目、これをご覧ください」

 

ルアンは欠けているサングラスをアメジオに見せた

 

「こちらは先日貴方が遭遇したポケモンハンターJの遺品です」

「遺品?」

「もしかして!」

「実はあのJは私の部下だったのですが現場に着くなり暴走、どうやら躾が足りなかったようです。その結果アメジオさんに迷惑をかけ任務を外されたと聞きました。本当に申し訳ありません。ですので償いにもならないかもしれませんが彼女はこちらで処理させていただきました」

 

そう言いルアンはある写真を3人に見せた。その写真には見るも無残な肉塊しか写っていなかった

 

「おい...マジか!」

「ゔぅ...アメジオ様、ルアン様...すみません...!」

 

その写真を見たコニアは手で口を抑えながら部屋から出ていった

 

「すみません。私としたことがさらに気分を害してしまったようですね」

「もしその趣味の悪い写真を見せるためだけに俺たちの元に来たのなら早々に失せろ。気分が悪い」

「いえ、むしろこれからが本題です。貴方が追おうとしているレックウザについてです」

「なに?」

 

ルアンの言葉にアメジオは反応する

 

「私はあのレックウザがどんなポケモンか知っています。そして彼らライジングボルテッカーズはあのレックウザとペンダントに導かれ近い将来私たちと戦うことになることも」

「レックウザとペンダントはやはり関係があるのか?」

「ええ。そしてレックウザが発するエネルギーをガラル地方で観測しました」

「それじゃつまりガラルに行けばレックウザに会えるってことですか!?」

「可能性はあるかと」

「アメジオ様!」

 

ジルは興奮した様子でアメジオを見やる

 

「その情報が本当だとしてなぜお前が俺を助けるような真似をする?俺は任務を外された身だ。そんな俺と接触するとなるとお前の立場は危うくなるぞ」

「そこはご心配なく。私は彼の部下などではありませんから」

「なんだと」

「私とギベオンはあくまで対等です。そのため私が何をしようと彼がこちらに干渉してくることはありません」

 

ルアンは淡々とそう告げる。だがそれにアメジオは待ったをかける

 

「ギベオン様とお前の関係性はわかった。だがお前が俺たちを助ける理由はなんだ?」

「理由などとんでもない。これもお詫びの一つですよ」

「その言葉を完全に信用することはできないがとりあえず情報提供には感謝する」

「いえ、どうかお気になさらず。では」

 

ルアンが部屋から出ようとした時

 

「アメジオさん、貴方は自分自身が何者か理解していますか?」

「何を言っている?」

「...ソウブレイズはわかっているようですよ」

「.............」

「ソウブレイズ?」

 

そう言い残しルアンは部屋を出ていった。その入れ違いでコニアは部屋に戻ってきた

 

「コニア、大丈夫か?」

「はい。すみません、私...」

「無理もない。ジル、お前は」

「俺は大丈夫です。驚きはしましたが」

「お前たち、あの女のことをあまり信用するな。アイツは危険だ」

「「はい」」

「戻れソウブレイズ、アーマーガア」

 

アメジオは二体をボールに戻す。だがその数秒後ソウブレイズはボールから勢いよく飛び出てきた

 

「ソウ!」

「何をしているソウブレイズ。戻れ」

『このままでは勝てない...』

「....!」

「アメジオ様?」

(二人には聞こえていないのか?)

 

突如アメジオの頭の中に声が響く。そして二人の反応を見る限りこの声は自分にしか聞こえていないことに気づく

 

「ソウブレイズ...わかった。ジル、コニアお前たちは出立の準備を頼む」

「「はい!」」

 

二人は一度部屋から出ていきガラルに向けての準備を進めるのだった。そしてアメジオはソウブレイズの横に座り語り掛ける

 

「ソウブレイズ、お前は俺に一体なにを伝えようとしているんだ?」

「............」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「はぁ」

 

一日が終わり辺りがすっかり暗くなったころリコは自室でため息をついていた。理由は自分の旅がそろそろ終わりを迎えてしまうからだ

 

「もしパルデアに着いたら私の旅は終わる。そしてライジングボルテッカーズのみんな、ロイ、そしてお兄ちゃんともお別れ」

 

自分の安全と周りの人のことを考えると自分は実家に帰り大人しく過ごすのがベストだというのは頭ではわかっている。だがそう考える度胸がチクリと痛む

 

「私、どうしたらいいんだろう...」

 

リコはベッドから起き上がりある人物の部屋に向かっていった

 

「お兄ちゃん、リコだけど今いいかな?」

「リコ?大丈夫だよちょっと待ってて」

 

ノエルは扉を開けリコを中に案内した

 

「ごめんね、夜遅くに」

「大丈夫だよ。それでどうしたんだい?」

「実は...」

 

リコはパルデアに着けば自分の旅が終わってしまうこと、その時、自分はどうしたらいいのか分からずに悩んでいる事を全て包み隠さず話した。

 

「なるほど...」

「ねぇお兄ちゃん、私どうすればいいと思う?」

「リコさん、そう言うときは”どうすればいい”じゃなくて”どうしたいか”で考えてみればいいんじゃないかな?」

「”どうしたいか”...」

「そう。今の僕に言えることはこれぐらいかな。でもリコがどのような決断をしてもそれは間違いなんかじゃない、むしろ自分で下したその決断はとても尊いものなんだ」

 

ノエルはリコの手を両手で包んでそう諭す

 

「さぁ、もう夜も遅い今日はもう寝よう」

「うん...」

 

リコはノエルに言われた通りは部屋を出て、外に広がる星空を見上げここまでの旅の出来事を思い出していた。そして

 

『怖いのは最初の一歩だけ。踏み出せば見たことない景色が広がっていて怖かったことなんて忘れてしまうもんさ…ポケモンが一緒ならきっと大丈夫』

『そう言うときは”どうすればいい”じゃなくて”どうしたいか”を考えてみればいいんじゃないかな?』

「ありがとう、おばあちゃん、お兄ちゃん。私決めたよ...!」

 

こうしてリコはあることを心に決め部屋に戻っていく

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

とある地方のとある村。そこではとある少年少女が出会いを果たしていた

 

「あんたがパルデア地方の...アカデミーの生徒ってやつ?」

「はい、アオイです!よろしくお願いします!」

「すごい元気だべ...」

「ええ、よろしく。あたしはゼイユ。そして残念だけどよそ者はスイリョクタウンに入れてあげないの」

「え、でもここの公民館の管理人さんに色々伝えないといけないことがあるんですけど」

「それでもよ」

「ええ~どうしよう、困ったな」

「.....どうしても入りたいならあたしと勝負しなきゃダメ」

「ねーちゃんはいじわる。こんなところ兄ちゃんに見られたら」

「スグ、うっさい!それにもしアイツに告げ口したらどうなるかわかってるわよね?」

「うぅ..」

 

ゼイユはスグリをものすごい形相を睨みつける。そしてこの様子を見ていたアオイは苦笑いを浮かべるのだった。

 

「とにかく位置につきなさい。じゃないといつまでもここは通れないままよ」

「仕方ない。やるからには全力でいきます!」

「ふふ、遊んであげなさい。グラエナ!」

「いっくよー!パーモット!」

 

こうしてもう一つの物語が動き出す。

 

 

 

 

 

 

 




読んでくださりありがとうございました。ノエルたちがパルデアに着く前に二つの物語が動き始めました。あらかじめ言います。










スグ、ごめん。

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