ポケットモンスター 覇者への道   作:鴨凹

35 / 57
正直に言いましょう、スランプです!特にこの原作15話、16話はやばい。なんかツッコミどころ多すぎちゃって下手に整合性を取ろうとすると原作とずれまくちゃうし、てかそもそもなんで逃げるのに貨物船使うんだよ!オーベムのテレポートを大人しく使えばいいじゃん、それのせいで書くの難航してるんだよ!テレポートが使えない理由考えないといけないし


という作者の愚痴でした。そんなことよりUA40000突破&お気に入り200突破しましたありがとうございます!これからも私のご都合主義が続く作品となりますが何卒よろしくおねがいします!


鮮明で歪な欲

「...............」

「こうなってしまった以上計画を変更しましょう。いきなさい、ブラッキー、レアコイル」

「...............」

「ブラッキー、”バークアウト”、レアコイル、”でんじほう”」

 

2体はリザードンに向かって攻撃を放つ。だがノエルはリザードンに指示を出さずリザードンもそれに従い避けようとせずそのまま二つのエネルギーを食らった

 

「........!」

 

リザードンが攻撃を食らった瞬間ノエルは胸を軽く抑えた

 

「どうしました?指示も出さずに...ああ、忘れていましたこの路地裏ではそのリザードンは不用意に攻撃できないんでしたね」

「..........」

「お兄ちゃん...」

 

リザードンは二体の攻撃を受け続ける。その様子を見てスピネルは怪しく笑う

 

「判断を誤りましたね。この間のようにミミロップを出せばこうはならなかった」

「........」

「怒りに身を任せた行動がこの結果。やはり子どもですね」

「........」

「それに彼女のようなちっぽけな存在の記憶が消えたからなんだと言うのですか」

「........」

「彼女の冒険の記憶などこれから長い人生において一瞬のもの。それを消されたからといって」

「.....黙れ

 

ノエルの冷たく低い声が響く

 

「もう僕の前で喋らないでくれ。僕はお前のように他人の思いや気持ちを踏みにじったり侮辱する奴が一番嫌いだ」

 

その言葉と共にノエルから発せられる光の勢いがさらに強まっていく

 

「それにお前はいまリコをちっぽけな存在と言ったな」

「実際そうでしょう?貴方の後ろにいる少女はどこにでもいる普通の少女。この世界には彼女の代わりなんていくらでもいる」

リコは僕にとって大切な存在だ、代わりなんていない!僕だけじゃないライジングボルテッカーズの皆もそう思ってる!

 

ノエルはついに堪忍袋の緒が切れ赤と青のオッドアイを光らせながら激昂する

 

「僕たちの大切な仲間に手を出し泣かせたんだ。このままで済むと思うなよ」

「グオオオオオオオ!!!!!」

 

リザードンも咆哮をあげブラッキーたちを見る

 

「終わらせてやる。リザードン、ブラッキーを捕まえて」

「ブラッキー、避け」

「右に避けるよ、回り込んで」

「なに!?」

 

ノエルはブラッキーの進行方向を先読みしリザードンに先回りさせブラッキーを捕まえようとする

 

「ブラッキー、今度は...」

「今度はあの屋根に移動するよ」

「くっ...!レアコイル、」

「自分に”かえんほうしゃ”」

「な!?」

 

スピネルはレアコイルに”でんじは”を指示した。だがノエルはまたしても相手の指示を先読みし的確にリザードンに指示していく。電気の波はリザードンが纏う炎によって霧散する

 

(なぜだ...なぜ私の指示を先読みすることができる!?)

「いまだ、捕まえろ」

「ブラ!?」

(それに指示の伝達が早すぎる!あのリザードン、彼の考えていることがあらかじめ分かっているというのか!?)

 

リザードンはついにブラッキーを捕らえる

 

(不思議だ、いつもより思考と視界がクリアに感じる。まるでリザードンが見ている景色が流れ込んでいるみたいだ。それに相手の一挙手一投足で次にどういった行動をするかが読める)

 

ノエルは不思議な現象に見舞われていた。いつもより思考と視界がクリアに感じ相手の一挙手一投足がいつもの何倍細かく見えていた。まるでリザードンとしてフィールドに立っているかのように。だがそれはリザードンも同じでノエルが考えていることが直接頭の中に響いており自分の頭の中にノエルがいるかのように感じていた

 

「リザードン、ブラッキーを上空のレアコイルに向かって投げて!」

「グオオオ!」

「ブラ!?」

「レア!?」

 

ブラッキーはそのまま上空にいたレアコイルにぶつかってしまう

 

「これで建物を気にせず技を使える」

「...そうか、それが狙いか!」

「これで終わりだ。”フレアドライブ”!」

「グオオオオオオオ!!!!!」

 

リザードンは黄金の炎を纏いブラッキーとレアコイルを貫く。大技を食らった2体はそのまま地面へと激突し戦闘不能状態になる

 

「馬鹿な...」

「逃走手段を持つオーベムも戦闘を担うポケモンたちも倒れた。詰みだ、大人しく捕まり自分の行いを悔い改めろ」

「...!」

 

ノエルとリザードンに睨まれスピネルは尻もちをつく。だが彼はノエルの瞳を見て恍惚の表情を浮かべていた

 

「お疲れさま、リザードン。リコ、ニャオハ」

「お兄ちゃん!」

「二ャ!」

 

リコはノエルに、ニャオハはリザードンにそれぞれ抱き着いた。その時、ノエルから発せられていた光は消え目の色も元のエメラルドグリーンに戻っていた

 

「二人とも怖かったね、でももう大丈夫。もうじきフリードさんもここに来る」

「うん。助けてくれてありがとう!」

「気にしないで。だって僕たち仲間でしょ?」

「おーい!」

 

ノエルはリコの頭を優しく撫でる。すると二人の頭上から聞き覚えのある声が聞こえてきた

 

「フリード!」

「リコ!よかった無事だな?」

「うん。お兄ちゃんが助けてくれたから」

「そうか、ノエルよくやった。そしてアイツが」

「はい。アイツがレアコイルとオーベムのトレーナーで名前はスピネルです」

 

フリードはリザードンから降り、スピネルに視線を落とす

 

「フリードさんはリコを連れ先に船に戻ってください」

「お前はどうするんだ?」

「僕はこれからアイツをジュンサーさんに引き渡します。あのオーベムがリコに向かって危害を加えていた映像も撮ってあるので証拠はばっちりです」

「わかった。だが気をつけろよ」

「はい」

「それじゃあリコ、俺たちは先に船に戻るぞ」

「うん。お兄ちゃん、気を付けて」

 

こうしてフリードたちはリザードンの背中に乗り船へと戻っていった。ノエルはスマホロトムを使い警察へと通報した

 

(敵が警察組織を乗っ取っている以上安心はできないけどこれで一旦は解決だな)

「情けないぞ、スピネル」

「.....貴方は」

「レオン!」

 

ノエルが見上げるとそこには腕を組んで仁王立ちをしているレオンと臨戦態勢に入っているカエンジシがいた

 

「せっかく私が時間を稼いだというのにこのザマとは」

「くっ...!」

「なによりお前はノエル君をただの子供だと侮った。自分以外を下に見て過信する、お前の悪癖だ」

 

レオンは失望を露わにしたような目でスピネルを見る

 

「すまないノエル君。本来だったらあれ以上君たちと接触するつもりはなかったのだが急遽予定が変更になってね、誠に勝手だがその男を回収させてもらよ」

「ふざけるな、この人を放置すればリコいや、ライジングボルテッカーズの皆が危険な目にあってしまう」

「確かにこれでは不平等だな。う~ん...あ、そうだ、君にこれを渡そう」

 

レオンはポケットからあるものをノエルに投げ渡した

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

時は少し遡り

 

「.........」

(...無理もないか)

 

二人はリザードンの背に乗り船へと移動していたがさっきの出来事がトラウマになったのかリコはずっと腕を振るわせ口を開くことはなかった。

 

「大丈夫か?」

「...うん.でもまだ腕が震えちゃってて」

「自分の記憶を消されかけたんだ俺でもそうなる」

「ねぇ、フリード」

「なんだ?」

 

リコはフリードに疑問をぶつける

 

「フリードたちはこれまでにエクスプローラーズみたいな悪い人と戦ったことある?」

「まぁ何度かあるな」

 

冒険をしていると物資を狙う賊やポケモンやふねそのものを狙う犯罪者たちと応戦することがある。ライジングボルテッカーズは極力そういった存在達を避けてきた。だがやむを得ない理由で戦闘を行うこともありそれは船の甲板や船の装備からそれをうかがうことができる

 

「そのときフリードは怖くないの?」

「そりゃ怖いさ」

「え?」

 

想定とは違う答えが返ってきてリコは声をあげる

 

「平気で人を傷つけるやつがいてソイツが武器を持ったり凶暴なポケモンを引き連れてこっちに襲ってくるんだ、普通怖いだろ?」

「うん」

「でも不思議なことに怖いと思うのはいつも解決した後なんだ」

「え、それって..」

「もちろん自分たちの身を守るために必死になってるのもあるがそれよりも...」

「ガァアアアアア!!!」

「...!リコ、つかまれ!」

 

二人の横をドンカラスがものすごい勢いで横切った

 

「なんだあのドンカラス」

「フリード、後ろからまた来た!」

「なに!?リザードン!」

 

ドンカラスは青いオーラを纏い突撃するがリザードンはなんとかそれを回避する

 

「今のは”ブレイブバード”!くそっ、リコ今から地上に...リコ?」

 

フリードが後ろを振り向きリコの様子を見ると彼女の目は虚ろになっており体もフラフラになっていた

 

「おい、リコ!どうしたリコ!?しっかりしろ!」

「ガァアアアア!」

(また”ブレイブバード”か....いや、あれは!)

 

フリードはドンカラスの青いオーラの中に小さな紫に怪しく輝く光を発見する

 

「そうか...技の同時使用。こんなこと野生のポケモンにはできない....てことはエクスプローラーズか!」

 

ドンカラスは”ブレイブバード”と同時に”あやしいひかり”を発動していた。そのため”ブレイブバード”を用い高速で二人に近づきリコに対してのみ”あやしいひかり”をぶつけており意識を刈り取っていた。そしてこの技の併用を見たフリードは目の前のドンカラスは野生ではなくエクスプローラーズのポケモンであると確信する

 

「リザードン地上に降りるぞ。このままじゃ一方的にやられるだけだ」

「グオ!」

「ガァアア!ガァ!」

「な、速度が上がって...!」

 

ドンカラスは先ほどよりも早くそして力強くリザードンに体を当てた。その影響でリザードンの態勢は崩れフリード、リコと共に落下してしまう。その隙にドンカラスはリコからペンダントを奪いそのまま”サイコキネシス”を用いリコ達をゆっくり地面に置きそのまま拘束する

 

「ガァ」

「クッ....ノエル、すま....ない」

「グオッ...!」

 

そしてドンカラスは”あやしいひかり”をフリードとリザードンに当て二人の意識を奪ってしまう

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「これは...!お前、あの二人に何をした!」

 

 

ノエルが受け取ったもの、それはリコが身につけているヘアピンとフリードが愛用しているゴーグルだった。そしてレオンはこれ見よがしにリコのペンダントと見せつける

 

「安心したまえ彼らは傷一つついていないし今はもう病院へと運んである。目が覚めるのも時間の問題だろう」

「リザードン!」

「グオオオオオオオ!!!!!」

「42秒か....初めてにしてはもった方だな」

「何言って....!なんだ...これ」

 

突然ノエルとリザードンに強烈な疲労感、頭痛、吐き気が襲い掛かる。そんな彼らの前にレオンは降り立つ

 

「はぁ、はぁ、はぁ」

「グ.....オォ」

「君はこの冒険の中心がリコ君とロイ君だと考えているのだろうが一つ教えておこう」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「君だよ。君こそがこの冒険いや、この世界の中心だ」

「何を言って....」

「いずれわかるさ」

 

レオンはノエルの横に落ちたスマホロトムを手にし先ほどのオーベムの動画と今、撮っていった動画を削除した

 

「私が現れた瞬間、録画を開始するとは。君は本当に油断ならない。ボール借りるよ」

 

レオンはリザードンをボールの中に戻す。すると周りからサイレンの音が鳴り響く

 

「それでは、おやすみ第三特異点、ノエル・スカーレット

「ク......ソ.....」

 

こうしてノエルは完全に気を失い倒れてしまう。そんな中ジュンサーが駆け寄ってきた

 

「すみません、ここで催眠強盗未遂の通報があったのですが...」

「.....私がここに来た時にはすでにこの有様だったよ」

「えっと、申し訳ありませんが貴方は?」

「私はこういう者だ」

「国際警察の方だったんですね!?お疲れ様です!」

「ああ、お疲れ様。とりあえずこの子を病院に。そこにいる彼を犯人から守ったのだろう」

「ええ。彼には感謝してもしきれないですよ」

 

スピネルは服に着いていた汚れをはたきながら立ち上がる

 

「そうですか...とりあえず救急車を手配します。はぁ、まったく今日は色んな事が起きるわね」

「何かあったのですか?」

「はい。実はついさっき野生のドンカラスと男性と女の子を乗せていたリザードンが衝突しましてね、幸い二人にはケガもなくドンカラスも申し訳ないと思ったのか二人とリザードンをそのまま病院まで運んでいったんです」

「そんなことが。はぁ、今日は大人しく家で過ごした方が良さそうですね」

「あ、救急車が到着したようだ。君はこの子を病院へと頼む、私は彼の事情聴取を行う。資料はあとで送らせてもらうよ」

「助かります!では私はこれで」

 

ジュンサーはノエルを背負いながら去っていった

 

「...助かりました。まさか貴方が手を貸してくださるとは」

「次はない。それとこれを渡しておく」

 

レオンはスピネルにペンダントを投げ渡す

 

「いいのですか?てっきりルアンさんの研究に使うものかと」

「必要ない。そのペンダントはあくまでノエル君たちが成長させるための道具に過ぎない」

「そうですか。ではこれはありがたく頂戴しましょう」

「それと忠告だ」

「はい?」

 

レオンはスピネルに近づく

 

「ノエル君に余計なちょっかいを出すな。もし彼の身に何かあれば私自らお前を粛正する」

 

そういいレオンはその場から去っていく

 

「彼に手を出すな、ですか...フフフ、アハハ!」

 

スピネルは手を目に当てながらその場で笑い出す

 

「そう言われると余計に欲しくなります!あの純粋の塊のような忌々しい目に全てを飲み込もうとする暗闇が生まれた瞬間、私の心は震えたのですよ!美しい...実に美しい!欲しいなんとしてでもあの少年を私の手に.....!」

 

スピネルは3体をボールに戻し路地裏をでていく

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ここは...あの時の....」

やはり目覚めたか...

「....!」

 

僕の目の前にはあの時の緑色の巨人が立っていた

 

汝は今この時をもって運命に選ばれた

「運命?」

心せよ。汝の行動一つ一つが家族、友、仲間、そして世界を大きく変えていく

「待って!」

 

僕が声を掛けたけど巨人は消えてしまった。それと同時に世界がどんどん崩れていった。そしてその先にあったのは僕の知らない天井だった

 




読んでくださりありがとうございました!この話を描いていて一番に思ったのは
速くガラルの古城編書きてぇ!ですね。そこで物語がめちゃくちゃ動くからです。




















実はもう書き終わってるんですけどね★ だってこの作品で書きたかったこと山盛りだし
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。