ポケットモンスター 覇者への道   作:鴨凹

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コニアとジルっていい人だけど一応犯罪者なんですよね..............



では本編どうぞ


バトルシンドローム

「ここがガラル鉱山」

「大きい...」

「「............」」

 

リコ達はミブリムを仲間に加えた後、険しい山道を超えついに念願のガラル鉱山の入り口までやってきた。初めて見る鉱山の大きさにロイとリコは圧倒されているがノエルとフリードはその場で黙り込みお互いの顔を見る

 

「フリードさん...」

「ああ、いるな」

「お兄ちゃん、フリード?」

 

トレーナーとしての第六感。これはトレーナーが長年の経験から自然と身に着くものであり、長年旅をしてきたノエルとフリードの第六感が入り口に着いた瞬間警鐘を鳴らし始める。二人は確信する、ここにはファイヤーがいることを。

 

「それに」

「ミィ、ミィ~」

「ミブリム、どうしたの?」

「もしかして僕の強い気持ちに反応しちゃった?」

 

リコのジャケットのフードにいたミブリムが怯え始める

 

「もしロイの強い気持ちに反応したんなら道中でいくらでも反応したはずだ」

「じゃあやっぱり彼女はここにいる奴に反応しているってことですよね」

「それってファイヤーの気持ちに反応したってこと?」

「多分な。二人とも、特にロイ。今回はこれまでとは比べ物にならない危険が潜んでいる。だから絶対に俺たちから離れるな。いいな?」

「「うん!」」

「それじゃあ行くぞ!」

 

こうして4人は鉱山内部に足を運んでいくのだった

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「へぇー」

「鉱山の中ってこうなってるんだ....」

 

一行は整備されたトンネルをトロッコの線路沿いに進んでいく。リコとロイは鉱山という初めて見る景色に夢中になっていた。すると前方からトロッゴンが脂汗を浮かべながら勢いよく走っていた。そしてその数秒後にその背後からモグリューとディグダも慌てた様子で一行の横を駆け抜けていく

 

「驚かせちゃったかな?」

「いや、普段はここで数多くの作業員の人たちが働いているから人には慣れているはず」

「やはり奥か...」

 

フリードは先ほどの3体が逃げてきた道を見る。このまま足を止めても仕方がないため一行はさらに奥へと進んでいく。すると広い空間へと出てそこの壁はキラキラと光る鉱石で埋め尽くされていた

 

「すごいキラキラ!」

「綺麗!宝石みたい」

「そっかだからレックウザもこのガラルに...」

「どういうこと?」

 

ノエルの呟きにロイは反応する

 

「レックウザは空に飛ぶ塵や地球に落ちてきた隕石を食べていると言われている。特別な力を持ったガラルの鉱石に興味を持ったと考えればここに来た理由に繋がるかもしれない」

「それにホウエン神話にはレックウザは隕石と所縁のあるポケモンと語られているんだ。そして特殊な隕石と共鳴することで強大な力を得るとかなんとか」

「ほう、強大な力か...」

「でも残念ながらレックウザに関する資料はいま全て封鎖されてしまって一部の人しか閲覧ができなくなってしまったんですよね」

「そうだったのか?でも一体どうして」

「わかりません。噂によると一人のトレーナーがレックウザを.....ってフリードさん!」

「ん、どうし....ってあれ、アイツ等どこいった!?」

 

二人が鉱石とレックウザについて説明しているあいだにリコ、ロイ、ニャオハ、ホゲータがいなくなってしまっていた

 

「アイツ等、離れるなって言ったのに...」

「.......................」

「あ、あの、ノエル...さん?」

はい?

「その、怒ってらっしゃる?」

「ええ、そりゃあもちろん」

 

ノエルは見たことのない黒い笑顔を浮かべそう答える

 

「はあ、ゾロアークに匂いを辿ってもらいたいけどこの土や炭、鉄とかの匂いが邪魔するしな」

「スマホロトムも出ないか。仕方ない、地道に探していこう」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「一体どこまで行ったんだ?二人とも」

『ロトロトロト』

「フリードさん」

 

ノエルたちが二人を探しているとノエルのスマホロトムが鳴る

 

「お前たち、いまどこにいる?」

『ごめん、迷っちゃった...』

「....周りに目印とかあったりする?

ひっえっと、こんな感じ」

 

リコは自分たちのいる場所の写真を送ってきたが正直どこも同じような構造のためまったく参考にならなかった

 

「全くわからん」

「ピカッ」

 

キャップは二人に道が分かれているため二手に分かれたらどうだと提案する

 

「そうだな、ここは二手に分かれよう。それでいいか?」

「はい。僕は大丈夫です」

 

こうして二人は一旦別れ別のトンネルに進むことにする

 

「探しに行くからそこを動かないでね。絶対」

『う、うん、わかった』

「それと合流したらちょっとお話しようか。もちろん、ロイも」

『..............はい』

「それではフリードさん、また後で」

「おう」

 

ノエルは通信を切りフリードとは別の道を進んでいくのだった

 

「....はあ、でもまあ自分からどんどん行動するようになったのも一種の成長なのかな....いや、ダメだ。ここはちゃんと叱らないと,,,,ッ!」

 

しばらく歩いているとノエルは激しい頭痛に襲われる。すると頭の中にある声が響く

 

「なんだ、これ....」

『高を括るな。相手はレックウザだ』

「この声........アメジオ?彼もここにいるのか」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

同刻

 

「レックウザはどうしてここに来たのでしょうか?」

「居心地がいいんじゃないか?」

「アンタに聞いてないわよ。でももしそうならまどろんでいるところを簡単にゲットできちゃったりして」

「高を括るな。相手はレックウザだ」

 

アメジオ達もガラル鉱山の内部に足を進めていた。だがその先に二つのトンネルが現れた

 

「道が分かれてる」

「二手に分かれるぞ。お前たちは左の俺は右に行く。異常が発生したらすぐに撤退し潜水艦で待機しろ、いいな」

「「はっ!」」

 

こうして3人は別の道を進むことになる

 

「ソウブレイズ」

「ソウ」

 

アメジオはボールからソウブレイズを出し警戒しながら進んでいく

 

「.......ッ!これはさっきの」

 

アメジオは入り口でも味わった頭痛に再び襲われる

 

『....はあ、でもまあ自分からどんどん行動するようになったのも一種の成長なのかな....いや、ダメだ。ここはちゃんと叱らないと』

「これはアイツの声....やはりここに来ているのか」

「........!」

「ソウブレイズ!?」

 

突然ソウブレイズが走り出す。アメジオは声をかけるが見向きもしなかった

 

「ソウブレイズ、一体何が起こっている...!」

 

アメジオはソウブレイズの後を追い駆け出していくのだった

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「こっちの道じゃなかったか...」

 

しばらく歩き続けるとノエルは先ほどよりも広い空間に出た。だが目当てのリコ達は見つからなかった

 

「二つの道がここで交わってる。ということはフリードさんは先に奥まで進んだのか。それにしても」

 

奥に進めば進むほど気配が強くなっているのをノエルは感じた

 

「お願い、リザードン!」

「グオオ!」

「これから先さらに危険になるから十分気をつけていこう」

 

ノエルはさらに奥まで進んでいくとまたしても広い空間に着いた。だがそこにはあるものがあった

 

「この爪痕」

 

岩に大きな4つの爪痕があった

 

「かなり大きいし鋭い。そしてこの爪の数ファイヤーのものと一致してる。やっぱりここにいるんだ」

「....ッ.........ッ............ッ」

 

ノエルは背後から走ってくる二つの足音が聞こえたため振り返る

 

「心配したよ、二人とも。まったく、離れないでって言った...」

「ソオオオオオウッ!」

「ソウブレイズ!?」

「グォオオオオ!」

 

ソウブレイズはノエルに斬りかかろうとするがそれをリザードンが防ぎ、そのままソウブレイズを弾く

 

「君がいるってことは....」

「ソウブレイズ!一体何が....」

 

走ってきたアメジオはなぜソウブレイズが走り出したのかを理解した。なぜなら目の前になによりも会いたくそして倒したかった相手

 

「ノエル...!」

「アメジオ...!」

 

ノエルの気配を感じ取ったからだ。そしてこの瞬間、アメジオの頭の中から尊敬する祖父とペンダント、そしてレックウザの存在が完全に消え去り過去の辛酸とノエルに対しての執念だけがアメジオを支配した

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ああ、どうしよう。お兄ちゃんすごく怒ってたよ」

「大丈夫だって。兄ちゃん、優しいからきっと許してくれるよ」

「ロイは知らないかもしれないけどお兄ちゃん怒ると本当に怖いんだよ!」

 

はぐれたリコ達はノエルたちとの通話のあとさらに鉱山の奥まで足を進めてしまっていた。理由はロイがポケモンの鳴き声を聞きそれに反応してしまったからだ

 

「スピネルって人と戦ってた時.....ああ、思い出すだけで体が震えてきた」

「そ、そんなに怖いの?」

「うん、まるで別人みたいだった」

 

リコはあの時のノエルの目を思い出しロイに告げる。ロイはその言葉を聞き足を止める

 

「わかった、ここで大人しく待つよ。そして怒られるよ」

「私も...」

 

この後のことを考えるとため息が止まらない二人だった。だが彼らの耳は2つの足音を捉える

 

「あ、もしかしてお兄ちゃんたちじゃない?」

「ごめんなさい!一週間掃除当番変わるから許して!」

「私も!心配かけてごめんなさい!」

 

だが二人は誠心誠意謝るが二つの足音はなんの反応もしなかった

 

「ねえ、これって相当」

「うん。怒ってる....どうしよう、もしかして嫌われちゃったかも...!」

「そ、そんな!」

「二ャ!?」

「ホンゲ!?」

 

リコの言葉にここにいる全員が焦り始める

 

「本当にごめんなさい!もう二度とこんなことしないから嫌いにならないで!」

「二ャ二ャ!二ャー!」

「僕の宝物なんでも一つあげるから嫌いにならないで!なにがいい?島で拾った大きいどんぐり?それとも綺麗な貝?」

「ホンゲ!ホゲホゲ!」

「私も!....ぐるみんの4000人限定のポストカード?いや、でもそれは....う~ん」

 

 

 

 

 

 

 

「なら、ペンダントをくださるかしら?」

「「え?」」

 

聞こえてきたのは女性の声でノエルやフリードのものではなかった

 

「そしたら貴方達のこと好きになっちゃうかも」

「ついでにそのぐるみんのポストカードもくれよ。そしたら多分ハグぐらいはするぞ、割とガチで」

「私の同僚がまさかロリコンだったなんて...」

「うるせえ、ニャンニャン若作りババア」

「殺すわよ?」

「貴方達は!」

「エクスプローラーズ!」

 

足音の正体はエクスプローラーズのコニアとジルのものだった

 

「お久しぶり」

「こんなところで出会うなんてな」

「で、どうする?大人しくペンダントを渡す気は」

「「ない!」」

「でしょうね。ゴルダック、”ねんりき”!」

 

コニアはボールからゴルダックを出しすぐに指示をだした。いきなりということもあり、リコたちは反応できずニャオハとホゲータはゴルダックの超能力によって拘束されてしまう

 

「な、卑怯だぞ!」

「だから?」

 

コニアはロイの批判にあっけらかんとした態度で返す。だがこの場で正しいのはコニアである。いまライジングボルテッカーズとエクスプローラーズがペンダントを巡って行っているのはバトルではなく戦いだ。もちろん戦いには決まったルールなど存在しない。そのためロイはコニアを非難する権利など当然ないのだ

 

「性悪女...アメジオ様が見たらなんて言うか」

「うるさい。無駄口はいいからさっさとやっちゃってよ」

「わかってる。出てこい、サイドン!」

「サアアイ!」

 

ジルはサイドンをボールから出す

 

「まずはニャオハからだ。”つのドリル”!」

「サイサイサイ!」

「お願い、動いてニャオハ!」

「リザードン、サイドンに”ドラゴンクロー”!キャップ、ゴルダックに”かみなりパンチ”!」

「ゴルダック!」

「チッ、新手か!」

「やっと見つけた!無事か、お前ら?」

「「フリード!」」

 

既でのところでフリードが現れサイドンはリザードンによって弾かれ、ゴルダックはキャップの”かみなりパンチ”をまともに食らい大ダメージを受ける。そしてダメージを受けた拍子にニャオハ達の拘束を解いてしまう

 

「やってくれたな!」

「よくも横やりを入れてくれたなってか?まさか卑怯だなんて言わないよな」

「...ええ、そんなこと言わないわ。これはルール無用の戦いですもの」

(こいつら、ポケモンもトレーナー自身も強くなってやがる。こりゃ油断したら一気に潰されるな)

 

フリードは目の前にいる二人が以前とは比べ物にならないほど強くなっていることを瞬時に理解し心の帯を締めなおす

 

「お前ら、油断するなよ。アイツ等格段に強くなってるぞ」

「強くなったのは僕たちもだ。これまでの特訓の成果、見せてやる!な、ホゲータ!」

「うん!いくよ、ニャオハ!今の私たちなら勝てる!」

「ふっ、頼りにしてるぜ。キャップ、リザードン行くぞ!」

 

三人はコニア達と向き合い気合を入れる

 

「アンタたちを必ず倒し、ペンダントを回収する!」

「アメジオ様のためにお前たちをここでぶっ潰す!」

 

静寂がこの空間を支配する。だがそれをロイが破った

 

「いけえ、ホゲータ!”かえんほうしゃ”!」

「リザードン、お前も続け!”かえんほうしゃ”!」

「サイドン、”ロックブラスト”で防げ!」

 

2体に迫りくる大火炎をサイドンは岩の壁で防ぐ

 

「ニャオハ、”でんこうせっか”で回り込んで!」

「来るわよ、ゴルダック。”ひやみず”!」

「”このは”!」

 

ゴルダックがニャオハの方に向くと別方向から黄色い閃光が駆け抜ける

 

「キャップのことを忘れてただろ?」

「忘れてないわよ!ゴルダック回転しながら”ひやみず”!」

 

ゴルダックは回転しながら水弾を飛ばすことでニャオハが技を出す前にダメージを与えキャップとの距離を保つことに成功する

 

「”ひやみず”。厄介な技を覚えてやがる...!」

「だったら、”このは”いっぱい、目隠し!」

「二ャアアアアアア!」

 

ニャオハは大量も葉でゴルダックとコニアの視界を塞ぐ

 

「”ねんりき”で葉を散らして」

「ダック~!」

「ピッカアアア!」

「.......!」

 

葉を散らすと目の前には拳に雷を纏っていたキャップの姿があった

 

「そうか、この目隠しはピカチュウの...!」

「決めろ、”かみなりパンチ”!」

「ピッカアアア!」

「ダックアアア!?」

 

キャップ渾身の一撃がゴルダックに突き刺さる。決まったと二人は確信したがその予想を大きく裏切られることになる

 

「ダ....クッ」

「そんな...!」

「なんだと!効果抜群の”かみなりパンチ”を二発も受けて耐えられるわけが」

「ふふ、”ひやみず”の効果をお忘れ?」

「”ひやみず”だと!?あの時、キャップは確かに全弾かわしたはずだ」

「最初に触れたじゃない。ゴルダックに」

「あの時か...!」

 

最初の”かみなりパンチ”を食らった時、ゴルダックはキャップに少量の”ひやみず”を浴びせていたのだ。この技は威力が低いため少量であれば食らったことに気づかない。だからフリードとキャップは自身の攻撃力はさがっていないと錯覚してしまったのだ

 

「でももうゴルダックは動けないはずだよ」

「ええ。確かにあと技を一発撃ったらゴルダックは倒れるでしょうね。だから....!」

 

コニアはキャップを見て笑みを浮かべる

 

「ゴルダック、最後の力を振り絞って!ピカチュウに”ねんりき”!」

「ピカッ!?」

「そのままあっちに吹っ飛ばして!」

「キャップ!」

 

キャップは超能力によってサイドンの方へと吹き飛ばされる

 

「あっちには...!ニャオハ、”このは”!素早く!」

「もう遅い。ジル!」

 

リコは相手が何をするのかにいち早く気づきゴルダックに止めを刺したため超能力は切れる。だがキャップはそのままサイドンの真上で落ちてしまう

 

「オッケーだ!サイドン、”ロックブラスト”でやつらの動きを封じろ!」

「クソッ!」

 

サイドンはホゲータたちに岩を障害物のように放出し動きを封じる。そしてピカチュウ目掛けて自身のドリルを回転させながら突進をする

 

「”つのドリル”!」

「ピカアアアアアア!?」

「「「キャップ!」」」

 

ドリルに貫かれたキャップはその場で戦闘不能になり倒れてしまう

 

「そんな、キャップが...」

「ジル、あとは任せるわね」

「ああ。サイドン、戻れ」

「サイドンを戻した?」

 

ジルは体力がほぼ満タンだったサイドンをなぜかボールに戻す。この光景に3人は疑問を浮かべる。だがこの時気づいていなかった。相手がサイドンのままだったらどれだけ幸せだったのかを

 

「ああ、可哀想に。貴方達はこれから悲劇を目の当たりにすることになるわ」

「初陣だ。いけ、イワーク!」

 

ジルは先日ゲットしたイワークを繰り出した。その大きさはとてつもなくその姿を見たニャオハとホゲータは委縮してしまう。そしてそれはトレーナーも同様だった

 

「お、大きい...!」

「こんなやつに僕たち勝てるの...?」

「折れるな!心まで折れたら勝てるもんも勝てなくなっちまうぞ!」

 

リコ達を鼓舞するがフリード自身ものイワークはこれまで戦ってきたどの相手よりも強いと見ただけでわかってしまった

 

(くっ、こんなときノエルがいてくれたら...!)

「まずは様子見だ。”ロックカット”」

「させるか!リザードン、”かえんほうしゃ”!」

 

炎が直撃するがイワークは特に気にした様子などなく自身の体を研いでいく

 

(いくら、効果がいまひとつだとしても全くのノーダメージかよ...!)

「”このは”!」

「”ハイパーボイス”!」

 

効果抜群のニャオハとホゲータの技も直撃するがイワークはなんともないようにただ3体と3人を見据える

 

「そ、そんな」

「僕たちの攻撃が全部通じない....」

「クソ....!」

「終わらせろ!”アイアンテール”!」

「イワアアアア!」

 

イワークはその巨体と見合わない素早さで3体に近づき鋼鉄化させたしっぽを全力でニャオハ達にぶつけた

 

「ニャオハ!」

「ホゲータ!」

「リザードン!」

 

ニャオハとホゲータは意識を失い戦闘不能になり、リザードンも膝をついてしまう

 

「くっ、やるしかない...」

「それってお兄ちゃんが持ってた」

「テラスタルオーブ!」

 

フリードはテラスタルオーブを構える

 

「リザードン、可能性を超えろ!」

「来い!」

 

テラスタルオーブが輝き始めそれをいま投げようとした瞬間

 

ファアアアアアアアアアアアア!!!!!!

「「「「「!?」」」」」」

 

赤黒い炎を纏った巨大な鳥ポケモンが飛来する。そうこのポケモンこそが

 

「ファイヤーだ!」

「この子がファイヤー...!でもなんだか」

 

リコはファイヤーの様子が変だと気づく

 

「怒ってる?」

「ねえ、あれ見て!」

 

ロイはファイヤーの足に着いていた古のモンスターボールに指を指す

 

「間違いない。あれが六英雄の一人、ファイヤー!」

ファアアアアアアアアアアア

 

 

だが次の瞬間リコたちの目に映ったのは慌てた様子で近づいてくるフリードと禍々しく光る炎だけだった

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

時は少し遡り。別の空間ではノエルとアメジオがにらみ合っていた

 

「久しぶりに会うのに随分なご挨拶だな」

「.......ッ」

「さっきの一撃と今のお前の態度から僕たちへのリベンジを望んでいるのはわかってる。悪いけどいまお前たちに付きあってる暇はない」

「なんだと」

「僕の大事な仲間たちがはぐれてしまったんだ。だから早く見つけ出したい。ここにはとんでもない存在がいることだし」

「...............」

 

確かにアメジオもノエルたちと同様に内部に入る前第六感が働きここに何かいるということを感じ取っていた。だがそんなことノエルの一方的な都合にすぎなかった

 

「だからなんだ?それはお前の都合だろう、俺たちには関係ない。それに世間では”目と目があったらポケモンバトル”と言うだろう?」

「確かに。わかった、いいよ。その勝負受けて立ってやる」

 

ノエルはリコたちの安全を考えるとこれ以上時間をかけていられない。だが逃げた瞬間、アメジオは何があっても自信を追ってくるだろうと考えたノエルはアメジオを速攻で倒してリコ達と合流するプランを実行することにした

 

「時間はかけていられない。僕たちの今出せる最高の力でお前たちを倒す!」

 

ノエルはメガリングを掲げキーストーンに触れる

 

「頂への道を拓け、メガシンカ!」

「グオオオオオオオ!!!」

 

リザードンはメガリザードンXにメガシンカする

 

「この時をずっと待っていた。いくぞ、ソウブレイズ!」

「ソウ!」

 

ノエルとアメジオ、二人の少年いや、運命の担い手、特異点同士の戦いが始まった

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

第三特異点ノエル・スカーレットと第四特異点アメジオの衝突を確認。これより計測を開始します。

 

 

 

 

.........第五特異点、メンタル値減少。及び二つの高エネルギー反応が第三、四特異点に接近中。以上の不確定要素を確認。これら要素を排除しますか?

 

 

 

.............No、ノエルの観測を最優先に。他の要素は放っておいても構いません

 

 

了解しました。

 

 

 

 

現在の乖離率.........13%。因果率の変化......0.0012%     

 

 

 

断定......ノエル・スカーレットは一年以内に死亡します

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ガラル鉱山入り口。そこにはある一匹のポケモンがある人物を探していた

 

「..................」

『この時をずっと待っていた。いくぞ、ソウブレイズ!』

「................!」

 

目当ての人物を見つけたポケモンは蒼いオーラいや、波動を纏い鉱山の中に入っていった

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




読んでくださりありがとうございました!
ちなみのこの世界は誰かさんのせいで原作より相当ハードモードになりますので何卒ご容赦ください。その分リコたちは強くなります。




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