ポケットモンスター 覇者への道   作:鴨凹

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今回は初のバトル描写があります
またリコロイ編をはやく始めたいので原作前の話は結構はやく時が経ちます


波乱のポケモンスクール

ノエルside

 

「じゃあ僕は行くね」

 

僕がヒトカゲとじゃれているとレッドさんはリザードンをボールからだした

 

「カゲ~~!!!」

 

ヒトカゲはレッドさんのリザードンを見た瞬間目を輝かせた

 

「わかるよヒトカゲ!かっこいいよね」

「カゲ~」

 

その様子をみて、リザードンは僕たちに近づいてくる

 

「グゥオ」

 

そしてリザードンは手を差し出した

 

「カゲ!カゲカゲ!」

 

ヒトカゲが何を言っているか僕はなんとなくわかったため、僕はヒトカゲを抱っこした

 

「カゲ!」

「グゥオ」

 

ヒトカゲはリザードンの手に小さなハイタッチをした

 

「そうだね、リザードン。僕も同じ気持ちだよ」

 

そういいレッドさんも僕に手を差し出してきた

 

「...待ってるよ」

「...はい!」

 

僕とレッドさんは握手をし、レッドさんはそのままリザードンに乗ってどこかへ飛んで行ってしまった

 

「レッドさん、ありがとうございました」

 

僕は見えなくなるまでレッドさんの背中を見ていた

 

「カゲ?」

「...ヒトカゲ!」

 

「ここが僕たちのスタートだ!!!」

「カゲカ!!!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

「この子がノン君のパートナー」

「そう、僕の相棒のヒトカゲだよ」

「カゲカ!!カゲカゲ」

「かわいい~!しかもこの子普通のヒトカゲと色が違う」

「父さんが言うにはポケモンは稀に通常のポケモンとは違う色で生まれることがあるらしいよ」

 

レッドさんとのやり取りから3日後、僕はいまタロの家でヒトカゲの自己紹介と"チャンピオンズトーナメント"のとき一体何があったのかを話していた

 

「でもレッドさんにポケモンをもらえるなんてすごい経験したね」

「ホント、すごい経験したよ」

 

今考えると僕ってすごい恵まれてるな

 

「それで僕もポケモントレーナー目指すことにしたんだ」

「それを聞いた時は本当に驚いたよ」

「レッドさんと約束したんだ、この子と必ず立派なポケモントレーナーになって貴方を超えるって」

「カゲ!」

「...ノン君」

「だから!」

 

レッドさんを超えるポケモントレーナーになるために!

 

「...この宿題の解き方をおしえてください」

 

そういうとタロとヒトカゲは肩を落とした

 

「せっかくかっこよかったのに色々残念だよ、ノン君」

「カゲ~」

 

仕方ないだろう!ヒトカゲをもらった翌日に父さんがポケモンスクールに入学させてくれたはいいものポケモンの知識なんて0に等しかった僕がポケモンに関する授業についていけるわけなく、成績はクラスで一番下で毎回のテストで赤点地獄

幸いタロも僕と同じポケモンスクールに通っており成績はいつもトップ。だから勉強を教わりに来たというのも今日タロの家に来た大きな理由だ

 

「...だって難しいんだよ」

「もう、不貞腐れないの!ほらちゃんと教えるから」

「ありがとう、タロ」

 

そこから僕はタロに教えてもらいながら宿題を解いていき、その甲斐あって次のテストでは赤点を回避し少しではあるものの成績もあがった。それでもクラスで二番目だったけど。下から

 

 

 

 

タロside

 

ノン君が入学してから一か月経った。

ノン君はどんどん成績を伸ばしていきテストでも赤点を取ることななくなり、成績もクラスで上位に食い込むようになった

だけどそれは座学の話でここのスクールでは「座学」と「バトル実習」があり、二つの総合点数で総成績が決まるようになっている

私は座学でこそクラスで一番を取り続けているけど

 

「モグリュー"メタルクロー"!!」

「リザード"ほのおのパンチ"!!」

「リュー!!!」

「ザード!!!」

「いけ!、リザード!!!!」

「...!ザード!!!!!」

「リュー!?」

「モグリュー!?」

「リュ~」

「モグリュー戦闘不能、リザードの勝ち!よって勝者はノエル!」

「やったね!リザード!」

「ザード!ザドザド!」

 

勝利したノン君とリザードがハイタッチをした

そう、ノン君はバトル実習において成績1位を取り続けている

一か月の間にヒトカゲはリザードに進化しそこからは誰にも負けなくなり先生ですらノン君には勝てなくなった

 

「モグリュー、ありがとう。さすがだねノン君」

 

私は頑張ってくれたモグリューを戻し、ノン君に近づいた

 

「ありがとうタロ、モグリューまた強くなったね」

「うん、"ひっかく"から"メタルクロー"に進化して今回こそ勝てると思ったんだけどな」

「僕も驚いたよ、いきなり新技を繰り出すんだもん。ね、リザード」

「ザド」

 

こうしてノン君と話していると

 

「おい!調子乗んなよな!」

「「そうだ!そうだ!」」

 

ある3人がノン君にそう言ってきた

 

「貴方達また...!」

 

ノン君はほとんどのクラスメイトと親しいがこの3人だけはノン君を毛嫌いしている

 

「体弱いくせに生意気なんだよお前!!!」

「ちょっと前まではビリッけつだったお前がポケモントレーナーになれるもんか!」

「まぐれで勝ってるからって調子乗んなよ!!」

「ちょっと!いくらノン君に勝てないからって」

「うるせぇ!女は黙ってろ!」

「「黙ってろ、黙ってろ!」」

「コラ!お前たち!!またそうやって」

 

先生が3人に注意をするが3人の勢いは止まることなくノン君に罵詈雑言をぶつける

その時授業が終わるチャイムが鳴った

 

「はぁあ、タロ行こ」

「う、うん」

「コラ、逃げるな!今すぐ俺とバトルしろ!」

「「逃げるな!」」

「いやだよ、君とバトルしても楽しくない」

「な、なんだと~」

「ほら、タロ早くいかないと昼ご飯食べる時間なくなっちゃうよ」

 

そうして私たちは教室に戻りお昼ご飯を一緒に食べていたが3人はまたノン君にちょっかいをだしてきて一人がノン君に大量の水を頭からかけた

 

「あ、悪い手がすべっちまった」

「いまのは絶対にわざとでしょ!」

「いいや~、本当にうっかりしたわ~」

「ああ、いいよ別に。うっかりは誰にでもあるものだからね」

 

ノン君は何事もないように接するけど

 

「ザードォアア!!!!」

「うわ、何だこいつ!?」

 

リザードがモンスターボールから出てきて今にも襲い掛かりそうだったが

 

「リザード、僕は大丈夫だから。心配してくれてありがとう」

 

ノン君はリザードの頭を撫でて落ち着かせボールの中に戻した

 

「お、おい!あぶねぇな!ちゃんと教育しろよな!」

「「そうだ!そうだ!」」

「うん、今のはこの子トレーナーである僕が悪い。ごめん」

「ちょっとノン君!?」

 

あろうことかノン君は3人に頭を下げたのだった

 

「へ、そうだ。それでいいんだ」

 

ノン君が頭をさげたことに満足したのか3人は私たちから離れていった

 

「ノン君、大丈夫?」

「ああ、別に大丈夫だよ。それより保健室に行って着替えをもらってくるよ」

 

ノン君はそういい保健室に向かっていった

 

「...ノン君」

 

お昼の時間が終わり午後の授業も終えたためノン君と一緒に帰ろうとするとあの3人が待ち伏せをしていた

 

「おいおい!待てや」

「また貴方達!」

「何か用かな?」

「ああ!大ありだよ!!さっきも言ったろ俺とバトルしろってな」

「僕もさっき言ったよ、君とバトルしても楽しくない」

「お前またそうやって俺を見下して...!チッこうなったらいけ!エレブー!!」

「エレブ!!!!」

 

3人組のリーダー格の子がエレブーを出してきた

 

「ほら!お前も出せよポケモン」

「嫌だよ、こんなことで僕の相棒を戦わせたくない」

「チッ、エレブー!"電気ショック"!」

「ブー!!」

 

エレブーがノン君の足元に電気ショックを放った

 

「ほら!ポケモンだせねぇとケガしちまうぞ!」

「ちょっといい加減にして、今のはさすがに見逃せない!先生に報告するから!」

 

私は今の出来事を先生に言うためスクールに戻ろうとすると

 

「チッ邪魔すんな!エレブー!あの女に"電気ショック"!」

「ブー!!」

 

エレブーが私に電気ショックを放ってきた

私は目をつぶり、痛みを覚悟した

けどいつまでたっても痛みがやってこなかった

なぜなら目の前に膝をついているノン君がいたから

 

「ノン君!?大丈夫!?」

「はぁ、はぁ、はぁ...!うん。大丈夫だよ」

「ザード!?ザードザード!!」

「リザードまた勝手に...うん。リザード大丈夫だよ。ありがとね」

 

ノン君は立ち上がり3人に近づいていった

 

「今のはどういうつもりだ?」

「な、なんだよ」

「僕に攻撃する分にはいい。けどいまお前は彼女を攻撃しようとしたな」

「あの女が余計なことす...」

「ふざけるな!タロは僕の大事な幼馴染だ。彼女を傷つけることは絶対に許さない!

「...ノン君」

「いいよ、やってやるよバトル。ただ僕が勝ったら金輪際僕たちにちょっかいかけるな」

 

冷たい目、怒りに満ちた顔、荒々しい口調あんなに怒ったノン君みたことない。

私はあのノン君を見てドキドキしていた。それは初めて見たノン君に対する驚きなのか、私のために怒ってくれている嬉しさ故なのかこの時の私にはわからなった

 

「ようやくその気になりやがったか!じゃあ俺が勝ったらお前学校やめろ!」

「ああ、わかった」

 

こうして私たちはスクールのバトルフィールドに向かった

 

 

「へへ、ようやくお前をここで潰せるな」

「御託はいいよ早く始めよう」

「ッ気に食わねぇなその態度!いけ!エレブー!!」

「「行け!ダンゴロ!!」

 

リーダの子がエレブーを出すと他の二人もポケモンを出してきた

 

「貴方達なにしてるの!?」

「誰が一対一で勝負するって言ったよ!」

「そんなこと誰も行ってないもんね~!」

「この卑怯者...!ノン君私も」

「いやここは僕たちだけで大丈夫。ね、リザード」

「ザード!!!」

「そんなの無茶だよ、ノン君!」

 

あの三人は座学の成績は褒められたものではないがバトルの成績は一人一人が上位に食い込んでいる

いくらノン君が強いからって無茶だよ

 

「タロ、僕たちを信じて。行くよリザード」

「ザド」

 

バトルフィールドに四体のポケモン繰り出され、バトルが始まった

 

「いけ!エレブー!"電気ショック"」

「リザード!"りゅうのいぶき"!」

 

リザードが口から紫色の炎を吐き、その炎と電気がぶつかり合うが炎は電気を飲み込みそのままエレブーに向かっていった

 

「ダンゴロ前に出ろ!」

「お前もだ!」

 

すると二体のダンゴロはエレブーの前に出て、エレブーを守った

 

「...ゴロッ」

 

けどそのうちの一体が"りゅうのいぶき"の追加効果により麻痺状態になった

 

「クソ!ダンゴロ、"ロックブラスト"!」

「お前は"どろかけ"だ!」

「"あなをほる”で避けて!」

 

岩と泥が迫ってきたけどリザードは"あなをほる"でうまく回避した

 

「クソッどこ行った!?」

「馬鹿!慌ててんじゃねぇ!」

 

ダンゴロのトレーナー二人はリザードが地面に潜り、場所がわからなくなったため慌ててしまった

 

「今だ!リザード」

「ザードォォ!!」

「「ゴロ!?」」

 

効果抜群の技を食らい二体のダンゴロは目を回し戦闘不能になってしまった

 

「「なに!?」」

「チッ使えねぇ、"かみなりパンチ"」

「”ほのおのパンチ"で迎え撃て!」

 

エレブーの”かみなりパンチ”とリザードの”ほのおのパンチ”がぶつかり合い、小さな爆発が生まれた

その爆発で二体とも吹っ飛んでしまった

 

「”かえんほうしゃ”!」

「”でんげきは”!」

 

炎と先ほどより強い電流がぶつかりあう

 

「今だ!リザード、"あなをほる”」

「なに!?」

 

リザードは”かえんほうしゃ”を止め、地面に潜り”でんげきは”を回避したと同時にエレブーに攻撃するチャンスを作った

 

「ザァァァァドォ!!!」

「エレ!?」

 

エレブーは"あなをほる"を食らい体がよろめいた

 

「これで決める!”ほのおのパンチ”!!!

「俺が負けるかぁ!!!”かみなりパンチ”!!!」

 

リザードとエレブーの渾身の一撃がぶつかりあう

 

「ザドォォォォ!!!!」

 

だがリザードがエレブーの拳を押し切り"ほのおのパンチ"が決まり、エレブーは戦闘不能になった

 

「やったね!リザード」

「ザド!」

 

ノン君とリザードはハイタッチをした

 

「そ、そんな俺が一撃も与えられず負けるなんて」

「「う、嘘だ」」

3人はリザードに一撃も与えられずに負けたことにショックを受けていた

そんな3人にノン君は近づいていった

 

「く、どうせお前は俺たちのことを見下してんだろ!?才能があるやつはいいよな!?」

「それが僕にちょっかいを出してきた理由?」

「ああそうだ!お前は一か月足らずで俺を抜きやがった!それが気に食わなかったんだよ!」

 

ノン君はこの一か月誰よりも努力してきたそれは私が一番知ってる。

それを知らずに勝手なことをいうあの子に私は怒りを覚えた

 

「...僕は一か月前までは落ちこぼれで成績もビリだった。だから座学もバトルも目標を立てて自分なりに努力してきた座学はタロ、そしてバトルは君だったんだよ」

「は?」

「君のエレブーの"かみなりパンチ”それを参考にリザードは”ほのおのパンチ”を習得したんだ」

「な、なんだと」

「だから僕は君やみんなのことを見下したことなんて一度もないよ」

 

そういいノン君はリザードを戻し3人から離れた

 

「お待たせじゃあ帰ろうかタロ」

「う、うん!」

 

こうして私たちは帰路についた

そしてこの日以降あの3人がちょっかいをかけてくることはなかった

 

「ねぇ、ノン君」

「ん~?」

「...今日すごいかっこよかったよ」

「かっこよかったのはぼくじゃなくてリザードだよ」

「ううんノン君、私を守ってくれたじゃない」

「それは...」

ノン君は顔を赤くしてそっぽを向いてしまった

「フフフ、ありがとね」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




ありがとうございました!
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