翌日、学校にて上条恭介が学校に来ていた。
「あれ、上条君、ケガ治ったんだ」
「さやか…あんたの願いって」
「あはは…」
そう、さやかがキュゥべえに願った物は、事故で腕が動かなくなってしまった上条恭介の腕を治すことだ。
「あたしは後悔してないよ。また恭介のバイオリンが聞けたからさ」
「さやかちゃん…」
まどかも何となく察したみたいだ。…よし。
放課後、とある人物を屋上に呼び出していた。
「ごめんなさい、待たしてしまいましたか?」
「別にいーわよ、よんだのは私なんだし」
呼んだのは仁美だ
「それで、大事な話と言うのはなんでしょうか?はっ!?もしや!」
「ちがうから」
やっぱり下駄箱に手紙を入れて呼んだのはマズかったか。そういう勘違いをされてもしかたないし。
「あんたさ、上条の事が好きなんでしょ?」
「!どうしてそれを!?」
「見てれば何となくわかるわよ」
本当は原作知識です。
「たしかに私は上条さんをお慕いしていますが…それがなにか?」
「さやかもさ、上条の事が好きなのは知ってるでしょう?」
「はい…」
もうすぐ原作だとさやかが魔女化してしまう。ソウルジェムの真実を知らないし、マミさんも生きてるから原作よりも精神的には余裕があると思うが、念には念をいれておく。
「今さぁ、さやかはやらなきゃいけない事があんのよ。それで精神的に余裕がない状態だからさ、上条に告白するのは最低一か月は待ってほしい」
私はワルプルギスの夜を倒したら、さやかに魔法少女をやめてもらおうと思っている。その為の方法もすでに考えてある。
「そうでしたの…わかりましたわ。本当なら今日にもさやかさんに、私も上条さんの事をお慕いしてると言うつもりでしたが、ほかならぬ紅葉さんの頼みですもの。一か月待つことにしますわ」
「ありがと」
これでどうにかなった?
「それに、恋の勝負は正々堂々としたいですもの」
「あっそ」
私は最大のミスをした事に気づいていなかった。屋上の扉の後ろに誰かいるなんて思ってもいなかった…
「ただいまー」
家に帰った私は、今日は各々の都合でみんなで集まるのに時間があるので、春花にあの事を聞く事にした。
「春花、ちょっといい?」
「なぁに、お姉ちゃん?」
「昔さ、春花からきれいな宝石をもらったことってなかった?」
「うん、あったよ」
あったんだ…
「不思議だったよね。お姉ちゃんに渡したら消えちゃったもん…覚えてないの?」
「いや、思い出した」
これで私にもなぜ魔法が使えるかわかったな…何で一個だけ宝石があったのかという疑問は捨てる。
「思い出したってことは忘れてたってことだよね」
「ごめんなさい」
家で時間をつぶし、もうすぐ出かけようかと思っていた時に、まどかから電話があった。
「どしたのまどか?」
「さやかちゃんがそっちに来てない!?」
「どうして…!?」
まさか!?
「さやかちゃんが仁美ちゃんも上条君の事が好きって言ってて…私に色々言ったあと、どこかにいっちゃったんだけどそっちに来てないかなって!」
「なんでさやかがそのことを!?」
仁美が言った?いや、それはない。あの子は約束を破る奴じゃない。だとしたら考えられる可能性は一つ!
「(聞かれてた!?)」
もうすこし周囲を確認すべきだった…いや、今は後悔をしているヒマはない!
「さやかちゃん、すごく落ち込んでて…私、どうしたら」
「とりあえず、さやかを探す!まどかもお願い!」
「うん!」
最悪な事態はさける!