「さっきはここに結界があったけど…移動はしてねーみたいだな」
「いこう!」
私達は結界の中に入った。
「使い魔は出てこないわね」
「生まれたばかりの魔女だから、まだ使い魔を生み出してないんでしょう」
扉についた。
「この先にさやかちゃんの魔女が…」
「作戦はどうするの?」
「
それが一番シンプルでやりやすい!
「あたしらやることねーじゃん!」
「みんなはまどかの護衛をお願い!」
「わかったわ、万が一の時の援護はまかせて!」
「じゃあ、開けるわよ…」
扉を開けると盛大なオーケストラが聞こえてきて、舞台の中心に人魚の魔女がいた。
「あれがさやかちゃんの魔女…」
「コンサートホールかここ?」
回りには演奏している人の絵が見える…なんで私はこういう状況でも回りの景色をのんびり見たりしちゃうのかな。
「里村さん、お願い!」
「わかりました!
並行世界に私の体を置いて、一気に人魚の魔女まで走る!
「元に戻れ!さやかぁぁぁぁぁぁ!!」
人魚の魔女にたどり着いた私は、
「ぜぇ…ぜぇ…」
無事に結界は消え、私の前にさやかのソウルジェムが落ちてきた。
「や…やったー!」
「紅葉!早くさやかを!」
「わかってるっての!」
「うっ…あれ?あたし…」
「さやかちゃん!」
まどかが泣きながらさやかに抱きついた。
「よかった!よかったよぉ…」
「ちょっとまどか、どうしたの?いったい何が…」
「私が説明するわ。つらい話になるけど…」
さやかに今までの経緯を話した。
「そっか…心配かけたね」
「ごめんさやか…私の所為で…」
「ううん、気にしないで。仁美は今日にも話す気だったみたいだしさ。むしろ直接聞かされなくてよかったよ」
さやか…
「こんなゾンビみたいな体だったら恭介のことが好きなんて言えないし、仁美みたいな可愛い彼女がいるなら、あたしはあきらめるよ」
「さやかが望むなら魔法少女をやめられるんじゃないか?」
「魔法少女ってやめることできるの!?」
「紅葉の
それは私も考えてた。
「それは困るな、僕としては魔法少女をやめてもらいたくない」
「キュゥべえ!?」
出たなインキュベーター。
「魔法少女が魔女になる前に減ったら、宇宙の「黙れ」きゅっぷい!?」
キュゥべえの話をさえぎってグリモワールで撃った。
「魔法少女になるデメリットを説明しないくせに、グダグダ言ってんじゃないわよ!」
「これは君達の宇宙の問題なんだよ?自分達の住んでる世界がなくなってもいいのかい?」
「なっ!キュゥべえが二匹!?」
「そいつは宇宙人よ。体のスペアが無限にあるからいくら殺しても意味ないわ」
今まで黙っていたほむらが話した。
「ほむらちゃん、宇宙人って?」
「こいつらの目的は魔法少女が魔女になった時に出る、希望から絶望に変わる瞬間の感情エネルギーを集めることよ」
「僕達インキュベーターはそのエネルギーで宇宙を持続させているんだ」
「だからあたしに魔法少女の真実を話したの!?」
「どういうこと?」
原作と流れが違う?
「いろいろと考えたくて駅でぼーっとしてたらキュゥべえが来たの。それでいきなり魔法少女の真実を語ってきて!」
「このままだとまどかが契約しそうになかったからね。すこしでもエネルギーを稼ぐために美樹さやかに絶望してもらったのさ」
こいつ!原作よりもタチが悪い!
「ひどいわキュゥべえ!どうして何も話してくれなかったの!?どうして美樹さんにそこまでひどいことができるの!?」
「魔法少女が魔女になることを話したら君達は契約をしてくれないじゃないか。それにひどいなんて心外だなぁ、僕達は君達の宇宙を守ってあげているんだよ」
こいつらには感情というものが存在しない。だからこうしてひどいことも平気で出来る!
「僕達は君達の願いを叶える。そのかわりに僕達はエネルギーを得る。立派なギブ&テイクじゃないか」
「うるさい、これ以上殺されたくなかったら消えろ」
「しょうがないな。まどか、いつでも宇宙の為に自分の命を使いたくなったら言ってよ」
キュゥべえは消えた。
「あいつは無視するとしてさやか、どうする?」
「えっ?」
「魔法少女を続けるかやめるか」
私はさやかの意志を尊重する。
「…ちょっと考えさせて。明日には答えをだすから」
「わかった」
「今日はもう遅いから解散しましょ。細かいことはまた明日で」
次の日、マミさんの家にて。
「さやか、どうするか決めた?」
「うん、一つ聞きたいんだけど、魔法少女をやめた場合叶えた願いはどうなるの?」
「…さぁ?やってみないとなんとも」
本気でわかんないです。
「よし、決めた!とりあえずワルプルギスの夜を倒すまでは魔法少女を続ける!」
「さやかちゃん、いいの?」
「うん。災害クラスの魔女が来ると聞いてほおっておけないし、ワルプルギスの夜を倒さないと恭介達も死んじゃうしさ」
さやかも強くなったな…精神的な意味で。
「明日、ワルプルギスの夜が来るわ」
「いよいよ明日か…」
「ワルプルギスの夜と戦う時、私もついていっていい?」
「いままでの魔女と規模がちがうのよ。正直、鹿目さんを守りながら戦える自信はないわ」
何を言おうとまどかは戦場に来ると思うけど…
「私はいいと思うわよ。勝手な行動をとられるより、最初から目の届く範囲に置いておいたほうが安心できるし」
「一理あるな。なんだかんだいったって戦ってるとこに来そうだしよ」
「でも…」
「まどかの護衛はほむらに任せればいいんじゃない」
時間停止のスキルをもつほむらが一番いいと思う。
「私もまどかを連れていくのは反対だけど…たしかに里村紅葉の言うとおりね」
「なら、まどかを連れていった場合の作戦を考えよう!」
決戦は明日だ!