もしウィルシア帝国転移にグラ・バルカス帝国がいたら   作:sr

3 / 4
先進11ヵ国会議

ウィルシア帝国の同盟国グラ・バルカス帝国は神聖ミリシアル帝国での先進11ヶ国会議に呼ばれていた。

 

グラ。バルカス帝国によるとあの国は魚雷という概念を持たないこと、対空攻撃が低いという情報が伝わった。

 

「見れば見るほど変な設計思想した戦艦だなー」

 

対戦艦能力しかないと思われる戦艦たち

 

「これはジェット機!神聖ミリシアル帝国がこんなものまで大量配備しているとは」

 

対空能力が周辺国と高すぎて航空機の攻撃なんて考えてなかったのかなー

ムーやこれまでの国々と段違いすぎる軍事技術だな。

 

ウィルシア帝国も各地に原子力潜水艦を使って偵察していた。

 

 

 

 神聖ミリシアル帝国 港町カルトアルパス

 

 

 広大な港湾施設を持つ港町カルトアルパス、先進11ヵ国会議には、各国の軍が威信を見せつけてくるため最新の艦を引き連れてくるため、すべてが収容できるよう、開催地には、この港町カルトアルパスが選ばれた。

 

「第1文明圏 トルキア王国軍、到着しました!戦列艦7、使節船1計8隻」

 

 

 

「了解、第1文明圏エリアへ誘導せよ。」

 

 

 港に着いた船を、適切に誘導していく。

 

「第1文明圏 アガルタ法国、到着、魔法船団6、民間船2」

 

「了解」

 

この辺りは代わり映えしないなー

 

 

港湾管理者ブロンズは、この先進11ヵ国会議が好きだった。各国の使者を護衛するという名目で、最新の艦隊がやって来るこの時間はミリオタの彼からすれば天国の時間であった。

 

ワクワクしながら待つ

 

レィフォルを陥落したグラ・バルカス帝国。

パーパルディア皇国を分裂させた日本国その二つがやってくるのだ

 

 

 

あまりにもでかい船が近付く

 

「あれがグラ・バルカス帝国の船なのか・・・?」

 

神聖ミリシアル帝国の船を見慣れた彼すらあの大きさに絶句する。

 

「なんてでかい砲を積んでやがるんだ!!!」

 

45口径46cm3連装砲を3基、旧世界最大の砲を積んだ、グラ・バルカス帝国製の大型戦艦グレードアトラスターは、この世界に誇らしげに入港した。

 

港湾管理者ブロンズは、唖然としてその威容を見つめていた。

 

 

「まさか、各国すべてが砲艦外交のような事をしているのか。」

 

港町カルトアルパスの光景を眺め、外務省の近藤はつぶやく。

つくづく地球の常識に縛られていると実感していた。

 神聖ミリシアル帝国 港町カルトアルパス 帝国文化館

これほど根回しがない外交は初めてだった

パーパルディア皇国のように舐められないか心配していた。

 

特殊な民族衣装まとった人が来た

 

 

「日本国の方ですね?」

 

 

 

「はい、そうです。」

 

 「私は中央世界のアガルタ法国の外交庁に勤める、マギと申します。以後、よろしくお願いいたします」

 

こんな丁寧な外交は少なかった。この国に好感を持った。

 

「近藤殿、お会いできて光栄です。日本国の戦闘法術は、中央世界でも噂になっていますぞ。この、魔法文明の世界において、科学文明のみで成り上がり、東の文明圏外国家でありながら、列強パーパルディア皇国に挑み、完膚なき勝利した国だと。日本国は、ほぼすべて科学技術のみで成り立っている国だと聞いています。私たちの今までの常識では、魔法が使えなければ、ろくな文明を築く事が出来ず、聞こえは悪いが、蛮族というイメージが強い。しかし、日本国は魔法無しで、高度な文明を築いていると聞き、我がアガルタ法国は、日本国に対し、非常に興味を持っています。今度、是非日本国にも伺ってみたいものです。」

 

「ありがとうございます。日本に一度いらしてください。我が国を案内しますよ。初参加なのでどうぞよろしくお願いいたします。」

 

「間もなく、先進11ヵ国会議が開催されます。

 

 関係者の方は、席へお戻り下さい。」

 

常時参加国

神聖ミリシアル帝国(中央世界)

 

エモール王国   (中央世界)

 

ムー       (第2文明圏)

 

 

グラ・バルカス帝国(文明圏外、第2文明圏西側)

 

日本国      (文明圏外、第3文明圏東側)

 

トルキア王国   (中央世界)

 

アガルタ法国   (中央世界)

 

マギカライヒ共同体(第2文明圏)

 

ニグラート連合  (第2文明圏)

 

パンドーラ大魔法公国(第3文明圏)

 

アニュンリール皇国(文明圏外、南方世界)

 

まず初めに発言した国はエモール王国であった。家の人口がたったの100万人であるにも関わらず、列強に名を連ねる強国である。

 

「エモール王国のモーリアウルである。今回は、皆に伝える事がある。重要な事であるため、心して聞くがよい。・・・先日、空間の占いを実施した。」

 

空間の占いは、的中率98以上誇り各国の代表は彼の言葉に聞き及ぶ日本やグラ・バルカス帝国からすれば意味不明な行動だが

 

「その結果だが・・・ラヴァナール帝国が復活することがわかった」

 

会議がざわついた。

 

「ラヴァナール帝国の伝承が正しいとすれば我々に対抗する手段などないぞ!」

 

「信じられないことだがそのラヴァナール帝国すら滅ぼす存在が出現する!そいつは魔帝どころか世界中ありとあらゆる文明国を滅ぼすだけのものらしい。我らの計算だと今から4年から17年までの間にこの世界の何処かにこの両者は出現するだろう。各国は軍備増強し争いをさけないと支配されるか破壊されるだけだけである。」

 

シエリアは文明の低さに内心現地人のことを下に見ていた。こんな会議が文明国の内容なのか

 

「くっくっくっ……ハーっはっはっは!!!」

 

グラ・バルカス帝国の外交である20代位の女性が笑い始めた。会場参加者の多くが、非難的な目で彼女をみる。蛮族どもの非難の目なんてどうでもいいと思いつつ

 

「いやいや失礼、私はグラ・バルカス帝国外務省、東部方面異界担当課長のシエリアという。魔帝だがなんだが過去の遺物に恐れるとは、現地人のレベルに驚くところだ!

列強レィフォルとか言ったか?あんなの我が国の前では100国集めても弾薬代を心配する程度の国を列強と言われていたらしいが

そもそも国際会議で占い結果を発言する神経が理解できないよ」

 

「新参者が!無礼な」

 

エモール王国と同盟国、トルキア王国の使者がグラ・バルカス帝国のシエリアを罵る。

モーリアウルは、ゆっくりと口を開く。

 

「貴様ら新参のグラ・バルカス帝国は、魔法知らぬ人族主体の国らしいな魔力数値低い貴様らに期待していない。」

 

「科学技術を理解できない亜人風情が我が帝国に侮辱できる口を持つとはな滑稽だな」

 

「亜人は、人間以下という意味だ。我が国は竜人族ぞ、下種が!」

 

会議はヒートアップし議長が鎮める。

 

「グラ・バルカス帝国はこの会議に出席してない大国がいるとはいえすごい上から目線ですねぇ」

 

衛星で一応グラ・バルカス帝国とは違う大国がありそこと衝突していないことから同盟関係にあると考えられていた。

 

議長の制止で漸く場が静まったこで、ムーが手をあげ発言権を得る。

 

「我が国ムーはグラ・バルカス帝国に関する非難声明を発し、同国に対する懲罰のため2年以上の交易制限を発議いたします。

 

理由としましては第2文明圏イルネティア王国、王都キルクルスに対する大規模侵攻です。国家間同士の戦争ではあるが、このところ彼らは、やりすぎだ。このまま彼らを許すと、世界秩序を破壊する可能性があります」

 

「確かに、グラ・バルカス帝国は世界秩序乱しすぎている。このまま第2文明圏国家を侵攻し続けていると、我が神聖ミリシアル帝国も介入せざるを得なくなる。我が国は、ムーの提案に賛成するとともに、グラ・バルカス帝国に関し、第2文明圏の大陸から即時撤退を求める。」

 

この世界では誰もが恐れる世界最強の国の介入。普通なら震えあがるがまったく意に返さず多くの視線集めながら、グラ・バルカス帝国の美しき外交官シエリアは発言した。

 

「一つ伝えておこう。我が国が占領した領土は全てわが国の領土である。撤退の必要は感じられない。

そもそも意見を言いに来たのではない。通告にきたのだグラ・バルカス帝国 帝王グラルークスの名において、貴様らに宣言する。我らに従え。 我が国に忠誠を誓った者には、永遠の繁栄が約束されるだろう。ただし、従わぬ者には、我らは容赦せぬ。沈黙は反抗とみなす。まずは尋ねよう。今、この場で我が国に忠誠を誓う国はあるか?」

 

「バカか?あの女は」

 

 

 

「下種が!」

 

 

 

「蛮族が何をのたまっているのだ?」

 

 

「やはり、今従属を誓う国は現れぬか。まあ、当然だろうな。

 

 帝王様は寛大だ。我が国の力を知った後でも構わない。

 

 その時は、レイフォルの出張所まで来るがよい。

 

 まあ、かなり自国が被害を受けた後になりそうだがな。

 

 では、現地人ども、確かに伝えたぞ!!日本よそんな会議なんぞ抜けてわが国と手を組まないか?」

 

日本に注目が集まる

 

「いいえ我が国としては侵略には反対なのでお断りします。」

 

「残念だ」

 

そう言い残すとグラ・バルカス帝国外交団は出ていった。

 

「日本よ我々に味方しなかったことを後悔するんだな」

 

 

 

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。