もしウィルシア帝国転移にグラ・バルカス帝国がいたら 作:sr
中央世界 神聖ミリシアル帝国 西側群島付近
グラ・バルカス帝国 帝国監査軍は神聖ミリシアル帝国艦隊に向けて攻撃を仕掛けようとしていた。
高速戦艦2、重巡洋艦3、巡洋艦2、駆逐艦5隻、計12隻の艦隊は黒い煙を吐きながら敵に進む。
旗艦となる、ギャラクシー型戦艦ベテルに乗艦する艦隊司令アルテミスは、横にいる艦長ビーグルに話しかける。
「敵船の方が数が多いが勝てるか?」
「この程度の戦力で異世界最強と言われる敵を倒せると、ウィルシア帝国以外敵ではありません。」
ウィルシア帝国の強さはグラ・バルカス帝国軍全員知るところになっていた。
優れた技術・豊富な資源・我が国に匹敵する物量全てがあった。
「そうだな、レィフォルなんて列強と呼ばれるほどの戦力もっていたはずなのに一隻で全て叩き潰せたからな」
「報告!!!」
レーダー監視員の声によって、会話は終了する。
「対空レーダー感知、群島より航空機25機飛来我が艦隊に向かっています。我が艦隊上空へ17分」
「対空戦闘用意!!駆逐艦にあっては、前方に展開!!敵艦隊に対し、水雷戦を実施せよ!!」
グラ・バルカス帝国と対照的な優雅な戦艦へ向けてその牙を突き付けていく
あの程度の航空機の数に対してはグラ・バルカス帝国が誇る近接信管の餌食になるだけだと判断した。
「あの程度の航空機だったら旧型機のアンタレスでも簡単に撃墜できるだろう。神聖ミリシアル帝国はあの程度なのか?」
異世界最強と聞いていたため誰しもウィルシア帝国を想定していたから拍子抜けした。
対空攻撃を実施していた。
実戦経験不足な神聖ミリシアル帝国に対して、異世界で戦争していたグラ・バルカス帝国の対空兵器が襲い掛かった。
これまで同格な相手がいない神聖ミリシアル帝国は近くにかすっただけでも爆発する雨のごときの弾幕に攻撃され
数を減らしていく
まともに攻撃成功できたのは一機のみで戦艦は進軍し続ける。
「この程度か異世界は、魚雷について調べろと本国より司令があったが砲の威力をみせてやれ」
「相手より戦艦の射程は長いな」
戦艦も普通に倒せる敵だと安心した艦隊司令アルテミスは最初のとおりにそのままいこうとする
「敵はおかしいですなー駆逐艦にまるで興味がないようです。」
魚雷は下手な大砲よりも致命的な損傷になる兵器であり、対潜兵器がある駆逐艦狙わないとは
「敵にそういう兵器がないことが確証できるいい機会だ。」
魚雷は面白いように命中し敵艦が沈没した。
「軍の上層部も何かと魚雷のことについて確証得たかったようだし、これだけやれたら成功か」
「航空機動部隊が来ています。あの程度であれば殲滅出来ますな」
グラ・バルカス帝国海軍東方艦隊の空母機動部隊より飛び立った第1次攻撃隊200機は、神聖ミリシアル帝国第零魔導艦隊へ襲い掛かっていた。
「あれは・・・制空に特化した機体か」
ウィルシア帝国から譲り受けたマルチローチ機が大量に襲い掛る。
本来出てくるグラ・バルカス帝国の機体でも無理だったものがさらに無謀な戦いになる。
「速度が速すぎる」
すべての機体に追いつけず、あっさりと後ろ取られて数が少ない航空機は全滅していく
一機一機と次々と減らされていく
爆撃機減らそうとしようとした彼らであったが全てが爆撃できるマルチローチ機の前では、ただ時間を使わせたことしか意味がなかった。
航空機による爆撃と水中に白い線が走った後に次々と沈んでいく。最新鋭の第零魔導艦隊は航空機によって壊滅したのだ
「ウィルシア帝国のボリス・ガルージン殿レィフォル領を貴国へどうでしょうか?」
グラ・バルカス帝国は金銭面でかなり困っていた。神聖ミリシアル帝国の情報の対価でかなり割り引いてもらっているが貿易赤字に苦しんでいた。
「ふむふむ。誰にも手が付けられていない土地をこの価格でいいでしょう。」
グラ・バルカス帝国がレィフォル領から撤退したとしてもウィルシア帝国が堂々と駐在しているので
例の交渉で撤退したとしてもさらにこじれていただろう。条約は一応守っていたのだから。
別の国家が占領していてもグラ・バルカス帝国は撤退しているのである。
「高性能な飛行機を開発したとうちの開発部が言いまして、戦争中の貴国に売ろうかと」
ジェット機を売って問題点を色々と明らかにするため技術指導までするつもりであった。
「それはすごいことですなー」
焦りながら笑顔で取り繕う。
「友好のため、野蛮な異世界人から身を守ろうとする心強い貴国のプレゼントですよ」
会社は技術料高く経営は苦しいみたいだがウィルシア帝国の兵器は強いことが明らかになっていた。
この提案蹴ったら同盟関係破綻するかもしれない。
「兵器は実際見てからですな」
「交渉結果を本国へ返します。お見せする兵器は持ってきていますので返事はすぐに」
ミリシアル帝国が使用しているような外見だった。とても強そうには見えない。
「最高時速1800kmを誇る機体で武装も自慢ですよ試作品ですがレーダーで捉えて追尾し爆発するミサイルと名付けたモノを搭載しています。」
今までのすべての常識が変化していた。
「これが本当ならば是非とも欲しいですなー」
「パイロット連れてきてますので飛行許可下りればまったくのでたらめではないことがわかりますよ」
軍の上層部はこれに注目し、かなりの性能を叩き出していたので改めてウィルシア帝国の恐ろしさを共有された。
飛行させていたワイバーンにかなりの距離から追尾する光景を見せられたら、この一機で既存の機体数100機壊滅できるのではないかと議論された。
この機体を製造する権利はゲールズ社が入札した。
「今後とも良い関係を」
あの帝国と付き合うのがグラ・バルカス帝国としても一番神経使っていた。