前回で1章は終わりました。
時系列を変えて、このまま2章も考えましたが、スランプなのもあり味変。
原作の文を少し変えつつ使用していますが、己の文才の無さ故に自虐ネタにもなっておりますね……
黒々太陽と前兆
この物語は改変された。
脈絡、構成、ジャンル、意図、解釈。 全てが再構築され新たな創造の道を歩む。
その意味と因果は複雑に絡み合い、混ざり、撹拌され、褪せる事なく、しかし統制出来ない程に眩く輝いた。
先生よ。 これまでの物語は忘却するが良い。
貴方と創造主の登場は未来を変化させたが、これから起こる事は些細な物語にすらならないのだから。
主人公も悪役も事件も葛藤もなく、全てが分解され縫れ合い、脈絡も構成も必然性も無くなってしまった作為的に作られた世界。
そうして果ては意味を失い、無秩序な創造性が暴れ回るだけの、理解不能で不条理な世界へと。
嗚呼、そうだ。 元よりこの世界は、そのように存在していた。
我々は皆、それを忘れているだけ。
しかし始めるのだ。
物語と呼ぶに満たない、歪な創作を。
全て失い、敵対し、裏切り、覆った、絶望に沈み逝く物語を。
哀れで未熟で物語に値しない歪な創作を。
観客を冒涜し、登場人物をも侮辱する、叛乱の物語を。
……それでそろそろ。
語部をも弄るのは勘弁願いませんでしょうか?
私の頭に絵画や額縁を当てがわないでください。
"そういうこった!"
byデカルコマニー
黒い太陽。
現世に顕現した黒々巨球を、マインクラフターはそう呼んだ。
だがキヴォトス人は其れを色彩と呼び、恐怖の塊、象徴として恐れ、狂乱のままに逃げ惑う。
なにせ接触した者、目視した者、絶望した者を取り込むと、その肉を捻り、精神を蝕み、異物として俗世に吐き戻すのだから。
そんな曠古の災禍だが起源や目的は不明で、人格や意志が備わるかも不明。
だが本来それが、キヴォトスを見つける事など不可能に近いのだ。
にも関わらず来訪した。 考えられる原因は、何者かがソレを引き寄せたか、本当に数奇な巡り合わせか。
トリニティのティーパーティが1人、セイアもまた、予知夢の不思議な力があったが為に、運悪く関与してしまう。
直接曝露された訳ではない。
アリウスを支配していた頃のマダムを視た際だ。 彼女は色彩を呼び力を得ようと愚かな行為をしていた。
その儀式という窓越しに、セイアは影響を受けてしまったのである。
(儀式自体はマインクラフター率いるレジスタンスの激しい抵抗で半端に終わり、怪物化したマダムもクラフターに遊ばれるように倒された)
直接ではないが故に、精神を蝕まれるには至らなかったものの、肉体の崩壊が始まり、元々病弱な体が更に衰弱。
本来ならそのまま精神と肉体が乖離。 表面上は死に、幽霊のような存在になっていたかも知れない。
(BAD END)
けれど、そうはならなかった。
白昼夢で出会った百鬼夜行の預言者、クズノハとまみえた事で、知識を授かり、セイアの未来視能力と引き換えに、肉体の崩壊を止める事に成功したのだ。
更に言えば、マインクラフターが献上したベッド(セイアはそう解釈したが、実際は「なんか衰弱永続デバフ狐がいるなぁ。 せや! リスポーン実験したろ!」の精神)で寝ていた事もあり、文字通り生まれ変わったのだ。
だが能力を失い、生まれ変わる際の反動に、最後の予知夢が発動。
それは色彩により崩壊するキヴォトス、恐ろしい光景の数々。 そして。
悲壮の顔で先生に銃を向ける死神───。
砂狼シロコの姿だった。
その夢は、先生にも波及し。
2人は内容を共有。 それぞれが不安感と共に対策を模索する事になる。
「キヴォトスの終焉が、先生の身に危険が迫っている……!」
「連邦生徒会に、リンに伝えないと」
キヴォトス人VS色彩VSまたしても何も知らないマインクラフター。
そんな稚拙で幼稚で物語にならず、けれど愉快な喜劇に作り変える創造劇が始まろうとしていたのであった。
後書き
更新常に未定