マイクラアーカイブ   作:ハヤモ

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改変:生徒会継続
アリスや舟、列車砲等が発掘/解決した描写なくここまで来ました。
作中時間約2年、クラフターは好き勝手してる筈ですが、そうした大きな変化が無いのは惜しくもあり。
けど物語が破綻するのも怖く……。
今のところ、微妙に台詞改変しつつゲームシナリオに倣おうとしていますが、ご意見募集中。


耳長猫耳と挑戦

 

 

「やぁやぁ待ってたよぉ〜奥空アヤネちゃんに、黒見セリカちゃん! ようこそアビドス生徒会へ。 まぁ気楽にねぇ」

「は、はい! 宜しくお願いします!」

「ありがとうございます」

 

 

ホシノらが詰める部屋に、赤縁2眼ガラスを装備した耳長と、シロコ同様に獣耳を生やす者がやってきた。

この世界には知識に住まう通りの姿から、村人型と様々だから、関係性が読めず面白い。

取り敢えずお辞儀する。 しつつも魚を見せびらかす。 どれ食べたかろう。 反応すればそうだろう。

 

 

「えっ、ちょ、なんですかこの人!? 急に魚を振り回して怖いんですけど!」

「あー、気にしちゃ駄目だよ。 こういう人達だからさ。 噂くらい聞いてるでしょ?」

「まぁ多少は……中学時代から何度も見かけました。 凄い勢いで砂掻きしたり、建物を改築したりと怒涛の勢いでした」

「私も同じです。 奇行が多く近寄り難い雰囲気でしたが、街を綺麗にして砂漠をも開拓して凄いと思います。 文字である程度意思疎通が出来るとも聞いているので、上手く交渉すれば、アビドスを盛り上げられるのではと考えています」

 

 

駄目だ。 興奮するが食べない。

逆に耳長は妙に冷静だ。 何をすれば喜ぶのか、手帳もなしには分からないのが残念だ。

猫といえば魚で懐柔と相場が決まっていた。

程度の差はあれ、何度か与えれば懐く生物だ。 そうして確保したら家に待機させる。 クリーパー避けになるのだ。

魚は釣竿で地道に確保する分、骨より面倒だが価値はある。 愛玩用としても悪くない。

ところが、村人形態に対して成功した試しがない。 なんだったら我々を避けている。 街中の者を縄で持ち帰った事もあるが、翌日までには逃げていた。 野生生物とは違う引き方に首を傾げるばかりだ。

 

 

「……まぁ良い事ばかりじゃないけどね。 住居不法侵入に違法建築。 街中を松明だらけにして、時々市民にちょっかいを出す。 真相は不明だけど拉致被害とか、苦情もあるんだよぉ」

「えぇまぁ……中学校の敷地も松明だらけ、屋上にヘンテコな大砲を設置されました」

「実力行使で排除を試みた生徒もいましたが、成功しませんでした」

「でしょ〜? ウチもそうなんだぁ。 まぁ、そういう苦労を分かち合って解決するってのが、生徒会の仕事かなぁ」

 

 

銃火器や手榴弾とかいうTNTモドキによる建物の損傷が日常な世界だ。 猫はそうした存在から建物を守るのに有効なのではと睨んでいる。

元の世では照度さえ確保すればクリーパー被害を格段に減らせたが、照度関係なく荒らす連中には、もしかしたら有効ではなかろうか。

信憑性は微妙だが、実験する価値はある。

この個体が当収容所に残留するならば、このまま観察するのも良いだろう。 懐柔が無理そうなら尚更だ。

 

 

「あとは〜……そだねぇ、急速に拡大する街の問題対策かなぁ。 地図もないから迷子になる子も増えたし、業者も困ってる。 だから対策委員会を別に作ろうとしてるんだぁ。 そっちは意欲溢れる新入生がメインになりそうだけど。 おじさんともなると、新しい事は苦手だからさぁ」

 

 

特に旧市街地に位置するラァメン屋だ。

爆破されて良い所は無いが、あの施設は死守して貰いたい。

重要な取引所だ。 あの二足歩行の犬に頼らないクラフトをしているものの、未だにラァメンの再現に満足していない。

この前は失敗作が出来た。 うどんとかいうパチモノだ。 食べて処理した。

美味かった。 また作ろうと思う。

 

 

「この人達の行動を抑制するのは?」

「それ思った。 先輩方は試したんですか?」

「……とっくに。 生徒手帳なりメモ書きなりで、勝手な建築や改装を止めるよう言ったんだけどね。 どうも物作りは譲れないんだってさぁ」

「な、なによそれ……」

「束縛が嫌いなのは分かりますが、法律とか、何事にも決まり事があるのに……」

「この人達の故郷は、その辺ルーズだったんだろうね……おじさんよりも」

 

 

だから黒曜石で店舗を覆う案もあった。

実際にやった。 そうしたらハァンと吠えられてしまった。 相変わらずワンワンかウーではない事に慣れなかった。

 

 

「逆にソレで助けられる場面もあったけど」

「そうなんですか?」

「うん。 悔しいけどね。 大人の権力、そのいざこざの時とか特に」

 

 

いっそ縛り上げて収容所送りにしようとした。

或いは地下でラァメン労働して貰おうとも。

だが、あの犬が牙を剥く度に有名度が下がる気がして気が引ける。

ラァメンをクラフトして貰えなくなったら詰む。 耐えられない。 それは避けたい。

 

 

「法より暴力が解決手段だなんて、後輩ちゃんには教えられないけどねぇ」

「言ってるじゃないですか!?」

「あはは……」

 

 

何事も試さずにはいられない。

街も食糧も。 想像出来るなら創造出来る。

そう信奉して作り続ければ、きっと叶う。

叶わずとも夢は見れる。 その方が楽しい。

 

クラフターの挑戦は続く。

クラフト意欲のある、その限り。




更新常に未定
登場人物が増えると、立ち回りが大変で、減らせそうな時は減らしたい(殴
そこの見極めも難しい……クラフターのクラフト要素も捨てられませんが、最近薄味じゃないかと不安も。

そろそろゲーム本編軸へ行きたいところ。
やはり先生を出さねばならぬか……
ユメ先輩を補助役につけて出せたらとも。
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