我々は望む。 数多の創造を。
我々は解釈する、幾多の生き様を。
理解出来ない物を、思うがままに。
人の数だけ辿り着く解釈と真実がある。
確かに、不可能な事は早期に断念した方が賢明だし、客観的に見て立場を弁えるのは大切だ。
その上だと、君達から見て我々の創造は理解困難で邪魔な存在だし、三文芝居と唾棄される鶏肋以下の概念かも知れない。
けれど、人の創造を踏み躙る者が、自分こそ崇高だと他者を貶める嘲笑者が、何より建物も何も創らない偏在者が。
まして世を照らせぬ者共が、規範と証明になり得るとは到底認められない。
だから我々の方が何百ラージも正しく強いと信奉し、慈愛し、前を向く。
空に大地にと生きた証を打ち立てる。 欺瞞なく、その想いを抱いたまま死して尚諦めない。
だが強要された物は何1つとて無い。
やりたいからやった。 作りたいから作った。
生きたい様に生きた。 これからもだ。
選択は常に胸中に夢幻に、どこまでも。
今こうしている事さえ、単なる通過点でしかない。 線路の先。 何れ来るような、創造の終着点は希求しない。
君もそうだ。
好きな様に、自由に生きて良いのだ。
そんな訳でカステラ食べる?
byマインクラフター
いただきます。
RE:生徒会長
「……という事がサンクトゥムタワーとシャーレの部室であってね。 たまたま苦じょ……訪問していた生徒の力と、この人達の仲間の力を借りて何とかしたんだ」
新人らのハァン談義を無視しつつ、クラフターは次なる目標を掲げている。
道路を敷設した次は線路を延線しなければ。
更なる事業と街の発展を決意したマインクラフターの動きは早かった。
「コイツらがキヴォトス中にいるって話は、誇張でもなさそうね」
「生徒会長の失踪も、彼等の仕業でしょうか」
更なる独自発展を促す為、地下鉄を整備。
貨物路線とは別に旅客路線を敷設していく。
線路に用いる鉄は雑多な銃や鉄屑と化した戦車を溶かすだけでは到底足りぬから、元の世から遥々輸入している。
「どうかな。 私もキヴォトスの多くを知らないから。 彼等にしても、来るまでに少し知った程度だし」
「見たまんまよ。 急にヘラヘラするの」
「ご覧の通りの変態、いえ変人です」
完成したらアビドス市街地で試験運行した後、都市部へ接続。 村人を拉致ないし誘致する予定だ。
上手くいくかはさておき、創る喜びが今か今かと迫る興奮。 堪らない。
「確かに変な人達かも知れない。 でも良い面もあるみたいだね。 今のアビドスがあるのは、彼等のお陰だってシロコから聞いたよ」
「それは……そうね。 困った事をするけど、人が集まるキッカケになったし」
「はい。 彼等の物作りの姿勢は並々ならぬ熱意を感じます。 私もその心意気を学べたらと思っています」
同時に街の改修だ。
松明だらけで見栄えが気になる。 照度は大切だが建築家として外観を無視出来ない。 両立してこそ真の建築家といえるだろう。
そこで松明からグロウストーンに切替工事。
余裕が有ればレッドストーンを組み合わせオンオフ出来るランプとし、更にクォーツを用いてクラフトした照度センサーをも組み合わせ、昼夜における自動化を図る。
「今も外でやってるわね。 あれは……街灯?」
「同時に周囲の松明を撤去してます!」
「どうやら綺麗に直してるみたいだね」
差別化としては、洒落でジャックオランタンの照明が商店街を照らし始めている。 今のところ村人の困惑あれど苦情はない。 あっても聞く耳がないが。
「やっと苦情が聞き入れられたのかしら」
「どうかなぁ。 同じ単語でも、違う意味で捉えちゃう事もあるみたいだから……」
「1つずつ前進してるで良いんじゃないかな」
とにかく、改修工事は加速する。
ネザーからグロウストーンを大量に仕入れ、木のフェンスを柱とし、枝部分にゲートを使用した街灯が並び始める。
場合によっては道路に直接埋め込まれた。
地下鉄のメンテナンス通路と併用する事で、レッドストーン回路の確認、調整、改造、増設等を安易にする意図がある。
「あれ? 今度のは明かりが消えるのね」
「これで夜間の苦情は減りそうです」
「眠らない街だったんだね……」
「眠れない街の間違いよ」
「道路に直接埋めてもいます。 耐久性や砂塵による心配は……良いんでしょうね。 彼等の製品は変な信用性がありますから……」
これはコストダウンも狙った。
些細な工事なら大して気にしないが、広大なキヴォトス中に張り巡らすのを見越すと、ちょっとどころではない量の資材を浪費するのだ。
個人のストレージでは話にならない。
一先ず目指すは、主要な路線。 運用が上手くいったら、そこから更に枝分かれして、他の街や未開拓地に手を広げていく。
「うーん……でも明かりの源はなんでしょうか。 太陽光パネルのような物や、赤い砂の様なモノを確認出来ますが」
「ミレニアムなら分かるかしら」
そうだ。 ビーコンを設置しよう。
本来なら作業範囲に置くべき装置だが、空高く貫く光は大変目立つ。
同時にそれは強者の証。
かの最凶の化物、ウィザー討伐の証明光。
暴力を当然とする村人ほど本能で理解を示し、集まってくれそうだ。
問題は場所だ。 ユメがいる都心だと、サンクトゥムタワーと名のあるビルに設置されている様子であった。
アレは雲を貫く高度だ。 確かにそうした建物ならば目立つだろう。
だが敢えてクラフターは挑戦する。
在り来りではいけないと。 街の象徴ともなるような場所に設置しようと。
「あれ? 空高く光が伸び始めたよ!」
「えっ!?」
「あの方向は……!」
そこはオアシスだ。
ガラスドームに覆われて綺麗だし既存物だ。
これはクラフターなりの拘りもあった。 元々あった物への敬意なのだ。
オアシスそのものを、これ以上弄る予定はないのだが、集合地点としては誂え向きだ。
「なんだろう……涙が。 目に砂が入っちゃった」
「私も。 眼鏡なのに……光が染みちゃったかな」
「やっぱり、良い人達みたいで良かった」
人の集まり次第では花火でもあげてやろう。
幸い、火薬は手に入り易いのだし。
更新常に未定
陳腐な感じになってしまいましたね……