マイクラアーカイブ   作:ハヤモ

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短め。
あまり部活動してると、本編が進まなそうなので、間に挟む等で程々に。
といっても相変わらず小出し……

最初は某名作風な語り。
トレジャーハンターなクラフターは、何やら見つけてしまったようですが……
アビドスでも話は進みます。 まだ本編序盤という事に、色々不安があります……


遺物と異物処理

クラフターは葛藤した。 必ずや超大な大砲を隠蔽せねばと決意した。

クラフターには人の心が解らぬ。 クラフターは、ただの作り手である。 木こりをし、採掘と建築を楽しんで暮らして来た。 けれども他人に対しては、村人の何倍も鈍感であった。

 

今日未明、クラフターはアビドス砂漠へ出発し、砂越え山越え、遠方の谷で遺物を掘り当てた。

軍事部が喧しいのもあり、その超大な棒からして大砲の1種だと当たりを付ける。

発見当初こそ、クラフターは歓喜する。 宝の発掘はサドルや宝石の発見の様だと。

皆に自慢するか独占をと思うと、ふと過ぎる。

クラフターには仲間がいる。 畑違いの同志がいる。 皆は創造力がある。 物資もある。 今や特異な村人らを贔屓にしている。 中には徒党を組む荒らしもいる。

クラフターはそれ故、その隠匿の気配がある遺物を怪しく思った。 ひっそりしている。 もう陽も落ちて、砲身も暗いのは当りまえだが、それでも、なんだか、夜のせいばかりでは無く、装置全体が、やけに寂しく黒い。

呑気なクラフターも、だんだん不安になって来た。 この創作物の意図は何か。 どの様な歴史があるのか。 どんな想いがあって創造され、ここに放置されたのか。

皆目見当も付かない。 クラフターだからとあって、創造物を完璧に理解出来る訳ではない。 それでも、これは特殊だと思った。 荒らしに利用されたら厄介だと。 我々の手には余るのではと。

けれども、創造を愛するクラフターの1人として、破壊は躊躇われた。 だから黒曜石で想いごと覆い隠す事にした。

 

例え見つかっても、直ぐに利用出来ない様に。

来るべき時に備える為に。

 

それがいつなのかは分からない。

分からないが、故にと動く。 考える前に手を動かす。 己の無力と無責任と共に、大砲を黒曜石の中へ仕舞っていく。 臭いものに蓋をするともいえる。

 

まぁ、惜しむらくは。

 

思わぬ不安も転がっていた砂漠だが、同時に益々面白いと切り替えるのもクラフターだ。

まだ見ぬ宝があるに違いない。

クラフターは更なる冒険と発見を求め、朝日と共に自己中心走りをするのであった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「という訳で、おじさんから提案。 カタカタヘルメット団のアジトを襲撃しちゃおう」

 

 

ホシノが鳴くと、取巻きもハァンと鳴く。

普段は昼寝の時間に鳴くから、クラフターは興味を抱いて傾聴する。

 

 

「最近、数日おきに攻撃してきてるからね。 その度に起きるのは辛いよぉ」

「ホシノ先輩が寝たいだけよね……」

「ですが有効な手段です。 学校にいつ甚大な被害が出るか分かりませんし、登校中の生徒が襲撃される事例もあります。 こちらからも討って出るのは賛成です」

「そうですね〜、この人達がいるとはいえ、気紛れでアテに出来ませんし。 ここは1年生の実習も兼ねて、委員会と共に出撃しましょう」

「そう。 委員会の子もそろそろ慣れてきた筈。 この街での戦闘も経験するべき」

 

 

駄目だ。 やはり筆談するしか。

そう思えば、丁度手帳を渡してくるホシノ。

相変わらず表紙の緩い表情の魚モドキの絵が気になるが、本題確認が優先だ。

 

 

「じゃ決まりねぇ。 万が一も考えて、この人達にも来て貰うけど宜しくぅ」

「えぇ!?」

「大丈夫でしょうか?」

「あはは……味方を攻撃しなければ」

「大丈夫。 何とでもなる」

 

 

賊を潰すから同行しろとある。

必要に応じて、生徒の為にトーチカを作るなどの支援や、いつもの様に荒らしを斬ったり撃ったりすれば良いらしい。

好機に会えば、身の丈に合わぬ装備の流通経路や、裏にいる黒幕を調査したいともある。 眠そうな顔をしている癖して、裏は結構思考してる様だ。

 

 

「では委員会の子を集めてきますね」

「まっ、やるなら徹底的によね!」

「本格的な不良討伐となれば、この人達は採算とか度外視で戦車やヘリを動かしてくれる筈です」

「必要なら大砲も使うと思う」

 

 

各々動き始める。 クラフターも準備する。

ダイヤフルエンチャントは当然として、弓矢、クロスボウ、ポーション、鹵獲した銃火器もアイテムスロットに入れる。

軍事部はダイヤ装備より上のネザライト装備に加え、重火器や改造戦車、ヘリも用意。 既に唸りを上げ、今か今かと庭にいる。

数多いる新入生も出撃したいのか。 一部は駆け寄って戦車跨乗。 士気旺盛で結構な事。

 

 

「オペレーターは任せて下さい!」

「委員会の皆さ〜ん! タンクデサントは途中までですよ〜! 戦闘になる前に降りないと、無防備のままやられちゃいますからね〜!」

「……それにしてもなんだか、アイツらの装備……変なオーラを纏ってない?」

「魔法でもかかってる?」

「うへぇ。 おじさん、そういうの疎いから全然分かんないなぁ」

 

 

戦闘前。 遠足や宝探しの様な緊張とワクワク。

間も無く祭りか。 その瞬間を待つ。 滾る。

 

 

「まぁ、使えるモノは何でも使わせて貰うよ」

 

 

加えてホシノは冷酷だ。

昔の強き面影を感じる。

 

ネザライトを与えて、全部任せて良いんじゃないかな、と思った。




更新常に未定
中々進まない……
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