マイクラアーカイブ   作:ハヤモ

36 / 131
ちょいょい他所の描写を挟みつつ。
拷問な残酷描写は避けたく思います。 クラフター相手なら黒曜石に封印したり、無限リスキルしても良さそうですが……

今回はミレニアム郊外の話。
脚色、想像等が含まれます。 ご注意下さい。
クラフターは各地に散っている筈なので、こうした話を前々にしておいて、後の伏線としたい意図があります。
ただ本編とズレるので、読み辛さの発生は自覚しています。
本当なら、ゲーム本編より前の時間軸、ユメ在学中にするべきでしたね……


廃墟探索と技術装置

戦艦浮かべたミレニアム。

工房に来た太腿と駐在によるハァン口論を他所に、荒廃区画への探検へと切り替えるマインクラフター。

新たな拠点候補地としての調査も兼ねる。

都市部は空き地が無い。 けれど建築には絡みたい。 そんな時、管理が杜撰な区画を再利用する。 最近の流行はコレだ。

 

 

『ピピ……不明な動体を検知』

 

 

建物は荒れ果て瓦礫に塗れる。

そんな廃墟群を敵対的機械人間が跋扈。

いつもの型紙だ。 松明が1つも無いから無理もない。 夜になれば更に増えると予想される。 素材集めには良いが、拠点化するなら湧き潰さねば。

取り敢えず松明を刺しつつ、近場の廃墟へ。

チェストが無いか彷徨いてみよう。 そうでなくても拠点に良さそうなら改修して再利用だ。

 

 

『該当データ:なし』

 

 

何らかの機械がずっと鳴いている。

元の世で聞いた気がする、コマンドブロックの1種だろうと解釈している。 この世界には類似品を多々見かけるから、今時新鮮味は無い。

取り敢えず叩いた。 この手に限る。 好奇心猫をも叩く。

 

 

『未承認。 セキュリティレベル引き上げ』

 

 

轟音と共に防壁が降りた。 閉じ込められた。

面白い。 クラフターもピストンや砂利等を用いた隠し通路や防壁を作った事がある。

ここは秘密基地を意識して設計された建物だったのかも知れない。

取り敢えずツルハシを振るい破壊。 先へ急ぐ。

廃墟に生きた装置があると、ワクワクする。

 

 

『防衛システム起動。 排除開始』

 

 

今度は天井から銃が降りて来た。

咄嗟に丸石の壁を作り、刹那の銃撃を躱す。

なお面白い。 クラフターもディスペンサーで似た罠を組んだ記憶がある。

取り敢えず弓矢で射抜いた。 あっさり沈黙した。 耐久性は無い。 長く使用されてきたのか。 老朽化による破損だ。 勿体無さを感じつつも、ぐいぐい進む。

 

 

『警告:深層ダイバー検知。 AL-1S保護最優先。 安置室ロックダウン。 緊急封鎖シーケンス実行。 隔離完了。 以後のアクセスは不可能です』

 

 

堅牢な扉の前に来た。

でかい。 壁だ。 強そうだ。 壊せるものなら壊してみろと言わんばかりだ。

ダイヤツルハシを振るう。 駄目だ。 効率強化のエンチャントを施しているのに、ヒビの入りが悪い。

頑張れば壊せそうだが……クラフターは端末の前で思い立つ。

 

扉なら。 装置ならアレでイケるんじゃね?

 

クラフター、手にレバースイッチを持った。

扉の前に設置。 レバガチャ開始。

ガシャンと勢い良く開いた。 素晴らしい!

 

 

『オペレーション異常発生。 不明な接続』

 

 

既存の建物や付随する装置群は、非破壊で済むに越した事はない。 一応は作品の一部なのだし。

 

 

『ERROR CODE───shutdown』

 

 

ところが端末は黒煙と火花を散らし、沈黙してしまった。 無造作なスイッチ操作で壊れてしまったらしい。

まぁ……壊れたものは仕方ない。

駆け出しの頃にやらかした、TNTキャノン試射失敗のような大爆発が起きなかっただけヨシとする。

クラフターはレバーの如く切り替えた。 先程から既存の保護が全くなっていない気がするが、過ぎた事を悔やんでも何も生み出さない。 前を向く他ない。

 

そうして邁進していると。

大きな部屋に辿り着く。 中央には椅子ともベッドともつかない家具が備わる。

そこで寝ている村人が1人。 服も着ていない。

クラフターは首を傾げた。

何故こんな所にポツンといるのだろうと。

 

近付く。 起きない。

叩く。 駄目。 パンを捩じ込む。 駄目。

牛乳を浴びせる。 駄目。

宝石。 駄目。 カボチャを被せる。 駄目。

 

取引も出来ない。 動きもしない。

そんな村人は置物でしかない。

ともすれば、縄で引き摺る意味も無い。

ならば放置だ。 捨て置く。 銃を乱射する荒らしより善良だが、こうも自主性皆無だと面白味に欠ける。

そう思ってしまうくらいには、己は村人に毒されている。 独創的な建物だったのは認めるが。

 

よし決めた。

この建物を拠点に改装しよう。 そうしよう。

村人はどうしようもないが、何かと面白そうな装置が多いし、作動しても大した脅威ではない。

別の建物とを往復するより、安全な部屋を確保すれば、そのまま扉を出て冒険に研究に開発にと創造三昧だし。

 

そうしてクラフター、ツルハシ振るう。

壁の崩壊、建築の騒音を間近にしても、やっぱり村人は起きる気配を見せないのであった……。




更新常に未定
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。