マイクラアーカイブ   作:ハヤモ

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前話にてハルカの名を誤り修正……
誤字修正報告の皆様、ありがとうございます

ゲーム通り過ぎないよう、改めて考えねば。
今回は黒服と暁。
キャラ崩壊等の不安もありつつ(今更感


エンダービルと密会

 

 

「何の用だ」

 

 

荒らし系団体が運営管理するビルに、ホシノが入っていったから、クラフターは訝しんで跡を付けた。

入口の防備が固そうなので、透明化のポーションで堂々侵入。 最上階の部屋へ行く。

そこで鎮座する黒々とした者。

遂にか。 クラフターは目を見張った。

 

 

「ようこそ暁のホル……いえホシノさん。 まだキヴォトスに慣れていないので、ご無礼をお許し下さい。 クックックッ」

 

 

エンダーマンだ! エンダーマンがいる!

この世界にもいたのかひゃっほい!

 

クラフター、興奮で頭をグリグリ動かした。

今まで何処へ行けどもゾンビもスケルトンも大蜘蛛も見ないから、遂に存在しないものだと思っていた。

例によってハァンハァン鳴いているのが玉に傷だが、緊迫した状況に変わりない。 元の世同様に油断はしない。

 

 

「話す事なんか無い」

「先ずは聞いて下さい。 キヴォトス最高の神秘をお持ちのホシノさんに、決して拒めないであろう提案を1つ」

「ふざけるなッ!!」

 

 

エンダーマンが紙を出し、ホシノが吠える。

分かる。 クラフターとしてもエンダーパールを出せと思う。 けれど無理はいけない。

インベントリと確立した対抗手段を見直す。

コイツと関わる時は先ず視線を合わせてはいけない。 先制を許す真似はいけない。

弓矢はなし。 銃もだ。 コイツは中立だが目を合わせれば敵対する為である。

攻撃力も機動力もあるし、何よりテレポート能力まである。 しかも飛び道具が効かない。 無理に放とうものならテレポートで回避される。 兎に角当たらない。 当たった試しがない。 飛翔物に対しては、ほぼ無敵といっていい。 スプラッシュは兎も角。

 

 

「まぁまぁ落ち着いて。 大変興味深い内容だと思いますよぉ?」

「くっ」

 

 

間違いなく強敵の部類。

深淵なるジ・エンド世界で数多く棲息しているコイツらだが、時々元の世でも見かけた。

ただし水に弱く雨の日はいない。 今回もその類なら救いはある。

 

 

「……梔子ユメか私がカイザー側に?」

「はい。 そうすればアビドスの土地や借金の問題の半分は、此方で受け持ちましょう。 法的責任能力も、これ以上の賠償金を問う事もないよう取り計らいますよぉ。 全てを水に流せるチャンスだと思いますが」

 

 

最悪、水バケツを足下にぶち撒ければ良い。

そうすれば接近出来ない。 対TNT水流装甲の様に拒絶可能。

 

 

「断る!」

「ほぅ。 例の人達の影響でしょうか」

「関係ない。 私はユメ先輩も皆も、アビドスも護って見せる。 例え私1人になっても!」

「クックックッ。 素晴らしい意気込みです。 陳腐に言い表せばまさしく愛ですよホシノさん」

 

 

間も無く透明化の効果が切れる。

戦闘準備をしておく。 一応カボチャも用意する。 被れば視線は合わない。

 

 

「ですがねぇ、あの人達がいたからこそ今のアビドスなのですよ」

「どうしても責任を取らせたいなら、アイツらに聞け! 筆談は出来るんだ、この紙切れでも使えば良い!」

「クックックッ。 ご理解頂けてないようで」

「なんだと」

 

 

戦利品はなんだろうなぁ。

ちょっと見た目が違うから、パールじゃないかもなぁ。 それはそれで楽しみだ。

 

 

「梔子ユメ。 今では連邦生徒会にいるようで」

「それがどうした……手を出す気なら!」

「もう手垢塗れでは? ああ、あの人達風に言えば牛乳塗れとでも表現しましょうか。 砂漠にいた時からね」

 

 

牛乳は……一応いるか。

未知の状態異常を受けるかも知れないし。

 

 

「さっきから何が言いたい」

「何でも砂漠で倒れていたところを、例の人達が助けたとか。 もしそれが無かったら、どうなっていたでしょう。 貴女は護ると息巻いていながら、彼女も土地も、何でしたら全て失っていたかも知れません」

「それは……連中がいなくても、必ず見つけていたはずだ」

 

 

万が一敗北し、こんな所でアイテムをロストしたら回収出来るか不安だ。

そうなりそうなら逃げるが勝ちだ。

 

 

「そうかも知れません。 助けられたかはともかく───今後も恵まれるとは限りません。 近々梔子ユメは、シャーレの補佐としてアビドスに戻る筈です。 その時までに、いえ、その後も貴女は何を成し何を守れるのでしょうか。 失礼ながら経過を観察させて貰いますよ。 大変興味深いのでね」

「ッ、勝手にしろ!」

「僭越ながら応援していますよ。 ですが辛くなったら、いつでも私の下に来てくれて構いませんからね。 クックックッ」

 

 

効果が切れる。

カボチャを被る。 ダイヤ鎧を着込む。

 

 

「おや。 おやおやおやおや」

「へ……まさかずっと部屋に居たの!?」

 

 

大層驚かれた。

やぁ。 初めまして。 マインクラフターです。

取り敢えずこの水バケツは無料だから、一杯喰らってダメージを受けて欲しい。

 

 

「素晴らしい。 やはり貴方達は興味深い」

「ゴプッ、待て待て!?」

 

 

そう。 ホシノにはすまないと思っている。

エンダードラゴン討伐による経験値取得も早い者勝ちだったからね。 鳴いて懇願されてもくれてやろうとは思ってない。

でも我々の出現に刮目した時、君達は、きっと筆談では言い表せないドキドキを味わえたと思う。

暴力や欺瞞を当然とする殺伐とした俗世で、そういう気持ちを忘却しないで欲しい。

結局決め手は君達好みの暴力になりそうなのは、実に嘆かわしいのだけれどね。

これも愛だ。 遠慮しないで受け取って欲しい。

 

 

「ごほっ、こ、殺す気!? 冗談じゃないよ!」

「クックックッ、聞く耳を持ちませんねぇ」

 

 

そう思って武装したんだ。

じゃあ……戦利品を貰おうか。




更新常に未定
黒服の強さは一体……
たぶん、戦闘はパスしますがね。 クックッ(逃
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