マイクラアーカイブ   作:ハヤモ

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自然な形で、けれど楽しいマイクラ感を出す事の難しさ。 作者の文才の無さに自己嫌悪して涙が出ますよ……
キャラ/物語崩壊注意(今更感

?:この世には苦しみしかない。全ては虚しい
なのにコイツらときたら……。

作中時間で2年もの間、ブラックマーケットを知らないクラフターもいたのに、なぜそこに行ける者がいるのだというツッコミはしないで下さい(甘え
寄り道と風呂敷、妄想が広がるばかり。
伏線回収出来るのか?(今更自爆)


貧困街と抵抗

懐古と陰湿の街。

それがクラフターの、最初の感想である。

 

 

「虚しい。 全ては虚しいものだ……」

 

 

ユメより先にアビドスを離れ、キヴォトスを散策し、穴掘りを楽しんでいた一部が迷い込んだのは、秘匿された某区画であった。

アンデッドの様な呻き声や悲鳴が彼方此方から聞こえ、廃墟が多い。 荒廃具合が良い。 雰囲気がある。

 

 

「寒い……お腹空いた……辛いよぉ。 うえぇん」

「ただ苦痛が繰り返されるだけなのに。 どうして生きていなきゃいけないの? どうしてこんな苦痛を皆は強要するの? それに何の意味があるの?」

 

 

レンガ作りの建物。 通り。

薄暗さは別世界にいる錯覚さえあった。

特に古く趣がある点を気に入ったマインクラフターは、近くの廃墟にベッドを設置。 リスポーン地点を再設定して廃墟見学。

全体にヒビを走らせる壁に拘りを感じる。

良い。 クラフターは満悦のまま頷き回る。

 

 

「2度と大人の言葉を破りません。 反抗しません。 将来に希望を抱かないよう努めます……2度と幸福を望みません。 祈りません。 だから慈悲を……どうか、慈悲を……」

 

 

ヒビ入り石レンガや、苔生す石レンガの類が多様され、歴史ある雰囲気を醸し出す。

そうした遺跡や荒廃をテーマとした作品は今までも見ては来たが、ここは湿度があるというか、他に無い魅力を感じた。 エンドポータルがある遺跡とも似て非なる魅力だ。

 

 

「死にたい……生きる意味なんて……」

 

 

評価中なのに村人が煩い。 取引でもなしに。

改めて見やれば、ボロ布を纏う大小のひょろひょろ村人がいて、中には状態異常を来す者までいる。

腐った肉でも食べたのか。 あり得る話だ。 場所が悪いし。 畑を見かけないし。

郷愁に似た感覚がある。 他に食べる物が無かった頃はしょっちゅうだ。 昼夜問わず彷徨っては、夜や地下でゾンビに襲われ、返り討ちでドロップする腐肉を集めて、纏めて食べて空腹の状態異常を甘んじながら飢えを凌いだものだ。

 

 

「ふぇ……?」

 

 

ベイクドポテトを与えてみる。

これで黙れば安いものだ。

 

 

「…………ッ!」

 

 

凄い食いつきだ。 魚もこうなら良いのに。

面白いから牛乳を与えた。 パンも与えた。

ポークステーキや牛ステーキも与えた。

どさくさに紛れて謹製のうどんも与えた。

 

 

「美味しい……悔しい……!」

「パンを丸ごと食べられる日が来るなんて」

「お肉って、こんな美味しいんだ……」

「白くて太い紐みたいのも食べれるぞ!」

 

 

群れ始めた。 皆して食うのに無我夢中。

何でも良く食べる。 余程空腹だったのか。

 

 

「……どなたか分かりませんが、貴重な食べ物を割いてくれて、ありがとうございます。 対価として、私達は何をすれば良いでしょうか」

「庇護してくれるなら、マダムに従う連中に反旗を翻す事だって厭わない」

「どうせ死ぬんだ。 延びた寿命分、いや、命をくれてやっても良い」

「少なくともマダム、いや、クソババアに殺されるくらいなら……」

 

 

餌付け扱いになったらしい。

狼の様に後をついて来る。 首輪も縄も無いが、リードもなしに村人を連れ回せる日が来ようとは。

 

取り敢えず……松明撒こうかな。

その勢いで街を改修しよう。 そうしよう。

 

それが2年前の、閉鎖的な自治区の出来事。

アリウス分校周囲での出来事なのであった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「……私が転校する前の所は、寒くてひもじくて、争いの絶えない所だった。 薬もなくて、明日が無いって思ったのも1度や2度じゃない。

でもある日、無口な人達がやって来て、貴重な筈の食べ物や白い飲み薬を皆に配り始めた。 人からの恵みや、希望を持つのは厳禁だって教えられていたけれど、みんな飢えには勝てなかったから、無我夢中で食べ物を口にした。

その後も、その人達はマダ……独裁者達に迫害されながらも、食べ物を運んできてくれた。 畑も作ってくれた。 街を、争いを、頑張って正そうとしてくれた。

その時に学んだ事がある。

時に服従や忍耐は美徳じゃない。 どんな言葉より行動が1番信頼出来る。

そして、どんな苦難を前にしても、虚しくても、徒労に終わるかも知れなくても。

努力を諦めて良い理由にならないって」

 

 

───激しい銃火。 中々進まない復興工事。

 

尚もクラフター、ツルハシを振るい続ける。

地下室を拡張し、坑道を街中に張り巡らし、荒らしに長らく対抗を続けている。

 

 

「私達には教師がいる! 飯も武器もある!」

「凄い勢いで地下道を作った時は驚いたが」

「もう憎悪、軽蔑、呪詛を謳う私達じゃない!」

「偽りの教えは、もう要らない! 今はこの人達が模範だ! ツルハシ奮って汗水たらして何かを作るんだ!」

「いやー、なんかそれは違うような、真似出来ないと言いましょうか……」

 

 

入口が見つかっては、爆発物を投げ込まれたり、遂には火炎放射器なる凶悪な兵器で放火される事もあるが、そういう時はさっさと黒曜石なりで封鎖し、別の入口を開けるだけだ。

 

 

「レジスタンスの連中め! 地下でどれだけ息が続くんだ! いくらゲリラ戦に特化してるとしても……潰しても潰してもキリがない、補給路はどうなってる!?」

「レジスタンスなんて言うな! 奴らはマダムに銃口を向ける裏切り者だ!」

「2年もこんな状態だ。 マダムの怒りも相当だぞ。 エデン条約の妨害どころじゃ……」

「馬鹿! 何とかしないと、私達のヘイローが破壊される! 戦うしか道は……!」

 

 

地主が荒らしの首謀なのも大体知り得た。

さっさと汚物は死んで貰うなりで退場願う。

そうすれば、この地は我々の物だ。 その意味で土地の分譲を渋って、同志や軍事部は呼んでいない。

その代わり、餌付けで仲間になった村人が共に戦ってくれている。

とはいえ、そのままだと弱過ぎる。 なので鉄防具を装備させたり、一応クラフター製ベッドに寝かせてリスポーン出来る可能性に賭けたり、不死のトーテムを持たせてみたりしている。

 

 

「忌々しい……! 何処までも崇高へ至る道を邪魔してくれますね!

……おのれ、マインクラフター!!」

 

 

汝、悉くを希求し邁進せよ。

希望の創造主達よ、大志を抱け。




更新常に未定
ばにたす。 ばにたす。
風呂敷の雑な広げ方。 味変への恐怖。
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