アリウスの幸薄、苦痛、恵まれない子達を助けて、反旗を翻す展開が良かったのかなと。 エデン条約編は人気のようですし。
本編を思えばコレも一興……(驕るなー!
でもまだ、そこまで辿り着いてないという。
本編に戻ります。 PMC何とかせんとアカン。
「ここまで分かった事は、カイザーがアビドスの土地を手に入れようとしていること。 借金の回収は二の次で、邪魔者の私達とアイツらを排除しようとしている」
「はい。 ヘルメット団が良質な装備で襲撃してきたこと、便利屋と傭兵まで襲撃してきたのは、裏にカイザーがいる為だと思われます」
ホシノらが毎度の様にハァン会議を始めたから、聞き取れないし興味も無いクラフターらは暇を持て余す。
街へ繰り出し、破損箇所の修復作業を進め、その過程でラァメン取引所を建て直した。
ラァメン犬が戻って来てくれる事を願っているが、今のところ兆しは無い。
おのれ。 許さんぞ陸八魔アル。
余計な真似をしたばかりにラァメンが食えなくなりそうだ。 それくらいには割とショックな出来事であった。
一方で軍事部。 庭で戦車やヘリ、銃のクラフトを試みている。 いつまでもツギハギな物を改修して使い続けるにも思うところがあるらしい。
取り敢えずは型式の違う部品同士を組み合わせたニコイチな兵器を作ろうとしている。 上手く動けば良いが。
「カイザーグループって大きな企業よね。 なんでアビドスの土地を欲しがってるのかしら」
「砂漠に油田でもある?」
「それは無いね。 昔に調べたけど、お金になりそうなのは無いよ」
「でも、あの人達は何処からともなく大きな石炭や宝石を採掘してきますよね。 抱えるくらいの、それも沢山」
「ノノミちゃん、細かい事を気にしてはいけない」
「いや細かくないでしょ!? デカい問題でしょ!」
砂漠の荒らし拠点を滅ぼさないのは、その為の兵器や火薬、部品類が目的だったりする。
スポブロを敢えて破壊せず、トラップタワーを作り、経験値やドロップ品の生産拠点にするようなものだ。
塩梅を見つつ、定期的に狩り立てる。 場合によっては拠点に透明化ポーション等で忍び込んで戦車やヘリ、装備品を強奪している。
そうして未だクラフト出来ない品の数々を確保しているのだ。 兎死狗烹というべきか。 狩り過ぎてはいけない。 荒らしにも利用価値がある内は完全には潰さない。 だが生かさず殺さず。 絞り過ぎて利用価値が無くなったら、その時は皆殺しだ。 その時は今まで奪ってきた物を使おう。 実験も兼ねて。
「歩く大問題達はさておいて、カイザーとは現実的な問題だよん」
「どちらも現実よ!?」
「まぁまぁ……で、話を戻すけど。 カイザーは何で砂漠の土地を欲しがるんだろうね。 柴関ラァメンの土地もそうだし」
「そこは例の人達が店を再建した。 設備はまだだけど、箱は出来てる」
「早ッ!?」
「ですが、大将さんは引退するおつもりです」
「怪我も、あの人達の薬で完治したのに」
「店が木っ端微塵になる爆発を生き延びただけでも奇跡なのに、怪我を一瞬で治すって、ヤバい薬なんじゃ……」
暴走したり、我々を上回る兵器を繰り出したりして手に負えなくなったら、荒らし拠点を爆破する。
予め地下にTNTを詰めている。 スイッチを入れたら、一瞬で吹き飛ぶ。 生産拠点を潰すのは勿体無いが、その時は仕方ない。 所詮は荒らし。 遅かれ早かれの運命だと諦めよう。
「砂漠にカイザーPMCの基地が点在しているのは分かっています。 2年前から例の人達との小競り合いを繰り返していますが……どうにも何かを捜索しているようだと、対策委員会の皆さんから報告を頂いています」
「うへぇ、宝探しでもしてるのかな?」
「金銀財宝? 大企業が探すほどの?」
「基地の近くまで行ってみますか〜?」
「気乗りしないけど、また襲撃されても嫌だし、本腰入れるわよ」
「先生、それでも良いですか?」
「う〜ん、危なくなったら直ぐ逃げるんだよ」
未だ慣れないハァンに振り返る。
我々同様の外様村人が鳴いていた。 今のところ取引も出来ないしクラフターでもなく、存在感が希薄な為に眼中に無かった。
今もだが。 各々直ぐにもクラフト夢想へ戻る辺り、察して余りあるものがある。
「あ、ごめんね先生。 別に空気にしたりハブってたワケじゃないんだ〜」
「気にしないで。 あの人達みたいに直接は戦えないし、不思議な力もない。 仮にあっても、それは私の力じゃない。 でも生徒の事は想っている。 ギリギリまでは意見を尊重するよ」
「ここぞとばかりに言うねぇ。 まぁ、政治的な事とか、戦闘指揮とか、面倒な事は任せちゃうよぉ。 なんたって権限色々持ちなシャーレの先生だからねぇ」
まだ色々やりたりない。
あれもやりたい。 これもやりたい。
想像出来るなら作れる筈だ。 村人にしか出来なくてクラフターには出来ないなんて認めたくないものだな。
ただし、興味ない物はとことん興味ない。 その辺は好きにすれば良いとさえ思える冷たさは持ち合わせている。
「そうだ。 シャーレといえば、新しい人が来るよ。 私の補佐になるんだけど」
「へぇ〜、なんて人なのかな?」
「梔子ユメっていう子なんだけど……」
「ふぇぇ!?」
今度は変な声で我に返った。
ホシノが奇妙なハァンを鳴いたのだ。 中々にレアな音ではなかろうか。 音ブロックで再現出来るだろうか。
「急にどうしましたか先輩!?」
「ユメ。 2年前の、卒業生」
「えっ! じゃあホシノ先輩の先輩!?」
「うん。 おじさんより歳上の、頼りなぁい先輩なんだぁ。 不安しかないよぉ」
「そういって、どこか嬉しそうですね〜?」
いつもの口調に、いや。
どこか嬉しそうに鳴くホシノ。
その表情も中々にレアではなかろうか。
「来るのはもう少し後だけど。 そうか、ここの卒業生だったんだね。 会うのが楽しみだよ」
「期待しないでね先生。 あの人、ふわふわしていて、頼りないから。 連邦生徒会に入って、もしかしたらイメチェンしてるかもだけどぉ」
「ホシノは詳しいんだね」
「そりゃあね。 当時の生徒会長だし。 ユメ先輩と私しかいなかったし」
らしくないが、新鮮味が良かった。
常に新しい風を取り込みたい。 そうして想像(創造)力も鍛えられる事もあろうて。
「いんや、あの人達もいたんだけどねぇ」
目が合う。 経験から反射的に咄嗟に逸らす。
向こうか、我々がベッドにワープするような新鮮味まで味わいたくは無かったので。
更新常に未定
ヒフミやペロロ、黒服との出会いと別れが雑過ぎて、影が薄いさんなまま進んでもうた……
他にも色々ツッコミはあると思います。
もっとこう、心躍る展開や派手さが足りないとか。 指摘もあったりでツライさん。
次のクラフターは、きっと上手くやってくれるでしょう(他力本願で逃げ下手のハヤモさん