ミレニアムのゲーム開発部。酷い目に遭ったアリスとの出会いをつくらねば(歪
と、その前に。闇市に魔の手が及んだ蛇足。
市場破壊(物理&価格)
キモい鶏がいた養鶏場。 否、村人市場。
今やクラフターの善意により、新鮮な風が吹き荒れ、生まれ変わっている。 街のリスポーンともいえよう。 憑き物が取れた様に真新しい姿と相成り、心も入れ替わったかのよう。
具体的には、物が散乱する乱雑な道は綺麗に掃除され、荒らされたまま修復されてない建物の類は、瞬く間に建て直された。
どう見ても場違いな自己中ビルは、いっそ解体も考えたが、どうも村人の密度が高くて興が乗らない。 建物自体も中々に立派なのも悪い。
ならばと周囲を綺麗な建物や白樺の植林場とする事で、明るさと低密度建造物との隙間を埋め合わせ、調和を得る。 中々良い仕事をしたと自負している。
満足だ。 クラフターはその場でジャンプした。
「スラムなブラックマーケットの雰囲気を壊すんじゃないよ!? アタイらみたいなはみ出し者は綺麗な場所じゃ生きていけねぇんだよおおお!?」
「銀行の隣近所に木を生やすなよ!? あと中途半端な雑居ビルみたいの建てるな! しかも渡り廊下で繋げるな!?」
村人も歓喜している。 天に祝砲を上げている。
クラフターは莞爾として頷いた。
頷きのまま、鉄ブロックとカボチャを組み立てる。 勢いでアイアンゴーレムをクラフトしてやった。 折角の集落だ。 あって困るまい。
「急にロボットが、いや生き物なのか!?」
「なんでポンポン簡単に作れるんだよ!?」
「カボチャを材料にするのも変だろが!?」
「薔薇を渡してきた!? 意思がある!?」
歓声を存分に浴びて尚、礼は求めない。 創造に生きれば良しとする。
様々な反応を受けていると、初心を想う。
互いに学び合う姿勢は世を発展させてきた。
そうして創造力は豊かになり、生活や建築様式も豊かになった。 それは今尚止まる事なく続く勉学の1つである。 マルチならではの光景と原動力も生まれ続けている。
ここキヴォトスに住まう者達も、きっとそうだと信奉している。 姿形が多少異なれど、希求する姿勢は似通っている筈だ。
筆談出来るように、我々の心根は何処かで繋がっているものだと信じている。
「理事、ブラックマーケット内の金融取引にも影響が! 例の者達が様々な物を買い漁る過程で、大量の金塊や宝石が流通! 値崩れによる市場崩壊を招き、今までの貨幣価値が著しく不安定に! 人口が外部、特に発展著しいアビドスに流出、市場の孤立化が懸念されます!」
「愚連隊や裏組織への支援金にも悪影響が!」
「マーケットガードが契約変更をと……!」
「この混乱に乗じ、証拠が漏れた模様! カイザーローンの取引が露呈! ヴァルキューレ公安局に動きありと情報が!」
荒らしも我々の意気込みに改心したのか。
大人しくなり、気迫が失せた。 威嚇も発砲もしない。 代わりに虚無感が漂い始める。
そのまま一部は元廃墟の空家に住み始め、またある者は何処かへ去っていく。
クラフターは目を閉じ、つらつら思う。
きっと何処かの街で、この建築様式や経験を元にして生きていくのだ。 何なら腕試しに新築に挑むかも知れない。 あり得る話だ。
新たな門出。 弟子の背を見送るよう。 この心境は郷愁にも射幸心にも似る。 不思議なものだ。
「馬鹿な……こんな怒涛の勢いがあり得て堪るか! 経営も金も、行政や政財の何たるかも分からん連中に! 箱庭で一喜一憂しとれば良いだけの学生以下の存在共に! 塵芥に、社会の塵屑に、野蛮人共に!! こうも一方的に蹂躙されて堪るかあああ!!?」
ただ残念な事がある。
例の鶏が見当たらない事だ。
もしかしたらレアスポーンだったのかも知れない。 キモい顔だったとはいえ、捨てた事を軽く後悔した。 村人避けに一定の効果を認めたから余計に惜しい。
「おのれ、何処までもカイザーの邪魔をする! 砂漠の件といい、どこかで挽回せねば。 理事の席をいい加減に失いかねん……!」
まぁ良いや。
生きていれば出会いも別れもあるさ。
そうしたワクワクやドキドキも楽しもう。
「連邦生徒会長が行方不明の内ならば……戦力を集め直し、いずれ仕返しをしてやる。 待っていろ、マインクラフター共ぉ!」
そうだ。 新しい物品ならミレニアムにも多い。
同志が戦艦浮かべたり、眠りこけた村人に悪戯して遊んだと聞くが、その程度しか無い場所とは思えない。
思い立つ日が吉日。
改修を楽しみ終えた者から、次々移動する。
物資、装備を整えて次の街へ。
どんな出会いや創造があるのだろう。
あれこれ想像する。 今からも楽しみだ!
更新常に未定
闇市→ヤミ市→(牛耳る企業らが)病み市(殴
スランプ感は否めず。