マイクラアーカイブ   作:ハヤモ

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小出し感。
アリウスに凸する準備。
それぞれの場所で動くアレコレ。

先生はSRTの調整中。
外のクラフターはマヌケ探しへ。
ユメや補習授業部はアズサが絡み。
スクワッドは決起の用意。
何も知らないトリカスとコウモリたち。
軍事部はアップを始めます。


動員と裏手

 

 

「お願いだよリンちゃん。 SRT特殊学園を存続させて欲しいんだ」

「……例の建築魔の影響で、SRTの需要が高まっているのは承知しています。 当校と防衛室のみならず、ヴァルキューレ警察学校や他校、市井からの要望も理解しています。 あとリンちゃん呼びは止めて下さい」

 

 

サンクトゥムタワーを内見していたら、先生が耳長眼鏡と鳴きあっているのが見えた。

互いに疲労困憊の顔で向き合っている。 扉越しにゾンビと目と目が合う瞬間が思い出される。 ドアバンは無いものの。

 

 

「……需要があっても難しいのかい?」

「責任者となる連邦生徒会長が不在の今、問題が起きた時の対処が難しいのです。 SRTはその性質から、練度と装備が卓越しています。 もし暴走を許せばヴァルキューレでの対処が追いつきません。 この事から行政委員会から強い反発が上がっているのを理解して下さい」

「シャーレの預かりには出来ないかな?」

「何を言ってるんです! 私兵にする気ですか?」

 

 

耳長が興奮した。 ユメ相手の時も喧しかったが、それでいてステータス正常らしい。 牛乳が効かなかったからそうだ。

 

 

「失礼しました……確かに、あらゆる権限を与えられたシャーレなら強行も出来るでしょう。 ですが先生とユメさんだけで責任を負える規模とは思えません。 SRTはそれだけの学校なのです」

「うーん。 フォックス小隊と話した雰囲気は、そんな悪そうな子ではなかったと思うけどな」

「爆発騒ぎがあったと聞きましたが?」

「若気の至りだよ。 もう気にしてないよ」

「私達は気にしてるんですが!?」

 

 

或いはこの建物の性質かと疑っている。

天辺からビーコンが出ているし。 途中か最下層にピラミッドでも組まれてるのかも知れない。 未だ確認出来ていないが。

 

 

「それと公安部の情報では、SRTの予算や装備管理に不信点があると。 1年生のオペレーターが横領しているのではと嫌疑が掛けられています。 建築魔が証拠を建物ごと吹き飛ばした所為で、捜査が止まりましたが」

「疑わしきは罰せずだよ。 ただ本当だとしても、私と一緒にいる時は責任とるからね」

「お言葉ですが、口だけでは何とでも言えます。 その証明はどうする気ですか」

 

 

アビドスのオアシスにもビーコンを設置しているが、今度は建物の吹き抜けを利用するのも良いかも知れない。

材料のネザースターは貴重だから、おいそれと作れないのが辛いところだが。

 

 

「……防衛室長のカヤにも話を通してみては如何でしょう。 専門はそちらです。 私からは口添え出来ませんので」

「そうするよ。 またね、リンちゃん」

「ですからリンちゃん呼びは止めて下さい」

 

 

おや。 先生が移動する。

此方も移動しよう。 内装を弄る用事はなくとも、見学は出来る内にしておきたい。 最近は白服達の有名度が下がり過ぎてか、前を彷徨くだけで撃たれる場合があるのだし。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「校庭が騒がしくて、おじさん寝れないよぉ」

 

 

軍事部は祭りの準備をしている。

荒らしを血祭りに上げる準備だ。

 

始まりはユメと共に移動した同志の通報。

鶏学園の地区、その地下鉄に不審な分岐点があったとの旨を受けた。

斥候を向かわすと、地図に載らない秘匿域に接続されており、そこに貨物泥棒が潜伏している可能性が高いとの事。

 

鉄道絡みでハイランダー鉄道学園辺りを怪しむ意見もあったが、規格が合わないし、見つかっていれば大抵は騒ぐ村人の性質が見られないから、戦力は此方に集中された。

 

同地域は現在、村人同士の紛争真只中で非常に危険な為、軍事部が本格的に突入する話に纏まっている。

銃や装備を遂に実戦で試せる。 それも大規模に大々的に、合法的に。 その胸の高まりを秘め、各々はインベントリを整理した。 面持ちは遠征。 あいや遠足だひゃっほい。

 

 

「どこかに出掛けるようですねぇ」

「ん、強盗なら付き合う」

「戦車やヘリまで使うほど!?」

「ああ……またクレームが増えそうです」

 

 

悲しいけど相手、荒らしなのよね。

退治の足で同地域を占拠せねば。 紛争の事情なんて知っちゃこっちゃない。 知らない集落の有名度が下がったところで構わない。

アビドスの校庭は手狭だし、新たな土地が欲しいと思っていたところだ。 邪魔する者は駆逐するのみ。

 

 

「……アヤネちゃん、一応追跡しといて」

「はい。 ドローンで足取りを追ってみます」

 

 

荒らしを殺す時、此方もまた荒らしなのだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「そうか、サオリは予定通りか。 此方も予定通りだ。 当日は催眠弾で混乱を起こす。 その間に誘導。 そちら側でも混乱を……乗じて『彼女』を道連れにするのか」

 

 

ユメの鶏生徒が陰で話している。

月明かりに照らされる白銀の髪が靡いて美しい。 鋏でカットすれば羊毛が取れそうだ。 あいや羽か。 間に合ってる物は要らない。

 

 

「……私は、私たちは仲間の為に仲間を裏切るのか。 いや分かってる。 任務を放棄などしない。 これはヒフミやユメ先生たちを守る行為でもあるのだから」

 

 

相変わらずハァンハァンで分からない。

筆談すれば幾らかは分かるが、果たして必要な時間だろうか。

 

 

「……全てを無に帰す。 そして魂を、囚われた精神を解放する。 救世主の元で」

 

 

悩む間に闇に溶けてしまった。

けれど悪い気はしない。 幻想的な光景は、時に新たな発想へ繋がるものと信じている。




更新常に未定
早回し感。物語を盛り上げたくも難しい。
我々も仲間に入れてくれよ〜(マジキ◯スマイル
パイの取り合いになるかな(震声
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