短め。
アリウス編が終わりとなれば、次はSRTの子たちにスポットを当てたカルバノグの兎編となりますね。
ここまでの展開からして、だいぶ歴史改変出来そうな物語に。
ただマイクラ要素などの低下も否めず。どこまでモチベがあるか、書けるか、面白く書けるか等の問題も深刻に。
さても少し蛇足しながら。
「アツコちゃんはロイヤルブレッド? でお姫様だから、皆に新生アリウスの生徒会長になって欲しいってお願いされてるんだって」
「ユメ先輩、それを言うならブラッドです! パンのお姫様ってのは逆に気になりますが」
「ひぃん……ごめんねホシノちゃん……」
「ははは……分かっているのは、スクワッドも皆もこれまで以上に支え合うだろうって事かな……サオリは自分探しの旅に出てしまったようだけどね」
「アズサちゃんからは教えるのが上手い子だって聞いたよ。 色んなところで学んで、将来は先生になるのかも知れないね」
アリウスは大々的にリフォームされた。
軍事部の新たな拠点になったし、通常の建築にしても村人は好意的で助かる。
あの暗い雰囲気は松明やグロウストーンで払拭され、綺麗な舗装路と窓硝子が貼り直され、枯れていた用水路と噴水には決して穢れぬ水が透き通るがまま流れ始めた。
トリニティの地下通路の先という妙な立地だが、それ故に他所の嫌がらせは皆無なのも素晴らしい。 村人の射撃訓練の音こそ響くが本格的な荒らしはない。 漸く平穏が訪れたようで気分が良い。
「トリニティとゲヘナも無事、エデン条約を締結した。 逃げたマダムが気掛かりだけど、もう戻って来ないのを願うばかりだ」
「例え戻ってきても大丈夫! またクラフターさんがやっつけちゃうんだから!」
「先輩……自分の事じゃないのに、その根拠の無い自信は相変わらずですね」
「ひぃん、ホシノちゃんのイジワル!」
「まぁでも……きっとそうするでしょう。 今じゃ彼等の土地でもありますから」
村人も様々に興味を示して行動し始めたし、その過程は我々に学びを与えた。
ナイフという剣より短くリーチもないがコストが低く素早く振れる武器の作り方や使用法を学んだり、擲弾銃や罠を教わった。
これらは軍事部の好物だったから、今後とも仲良くやれたらと思う。 取引相手としても有用であるし。
後は来訪したゲヘナのフウカが齎したチョコレイトウなる甘味も興味深かった。
「トリニティとも和解した。 過去の事から納得していない生徒もいるみたいだけど、立地やクラフターがいる関係で嫌がらせ出来そうにないし。 それに出入口はシスターフッドの管轄になっている。 政治的な干渉も受け難いだろうね」
「……ティーパーティのミカちゃんが内通していた事は、同じパデル派からも非難されたみたい。 首長を辞めるまでいかなかったのが幸いかな。 補習授業部の方は功績や条約締結で落ち着いたのもあって退学は取り消されたよ。 アズサちゃんも今まで通り在学になって良かった!」
「結果論ではありますが、長年の問題を解決するキッカケを作った訳ですし……っと、着きましたよ。 サンクトゥムタワー。 連邦生徒会に報告書を提出するんでしたね」
「うん。 ここまで護衛、ありがとうね」
僻地であろうとどこであろうと学びは続く。
この世界から、後どれだけの知見を得られるか計り知れない。 そうとも。 何もかも学ばせて貰うぞ村人よ。
「───なんですか、この経費の書類。 請求書の内訳が全てアラビア数字になっています。 公文書に手書きで金額を記入する時には、漢数字での記載をお願いします。 他にもこの捺印。 空欄から3cmずれています。 修正して下さい。 それだけではありません。 どうしてこういった報告書において、くだけた言葉で書くのですか。 分からない場合は以前お渡しした連邦生徒会の公文書規定第15条に……」
「ひぃん、またリンちゃんの説教だぁ!?」
「誰がリンちゃんですか!」
「あー……規定の紙は以前、クラフターさんがかまどの燃料にしちゃって……」
「何故です!?」
そうした果てに見る最高の創造とは何か。
この答えを見つけ出すまでは我々に退屈する暇なんて無い筈だ。 生きているその限り。
後書き
更新常に未定。
クラフターも先生とユメも学生なのだ(遠い目