最近のマイクラ事情に疎く……。
MODなのかと疑いたくなるアプデ情報をチラ見しつつ、改めて広がる自由度を感じております。 当作ではどこまで許されるものか……。
一方、ブルアカ先生の過密スケジュールの話題がツライさん。過労で人生が終わりかねない過酷さ。
でも死が解放概念は否定されている可能性も。ヘイローなくてもアロナバリア的な力で死ぬな、生きろと強制労働されてそうで残酷で笑えない……。
クロス的には、不死のトーテムやベッド、ポーションで無理矢理働けそう。それもまた悲惨。先生にも救いは無いんですか!?
さても本編を進めねば。
「コードネームAL-1S起動完了」
マインクラフターは思考する。 アリスの敵対条件は何であるかと。
中立モンスターなら、例えば昼間の大蜘蛛であり、目を合わせぬエンダーマンであり。 ネザーにおいては手を出さぬゾンビピッグマンである。
最初から敵対してる魑魅魍魎よりマシな存在であり、素材がいらなければ無視する手法も取れた。
キヴォトス人も似た存在であった筈だ。
ところが、目前の例はどうだ。 今まで友好的であり続けたアリスは突如として、敵対的視線を向け始めたではないか。
レッドストーンとは異なる、ピンクのような妖しい光を放っている。
何故こうなった。 コレが分からない。
クラフター、疑問のままに傾げるしかない。
だがまぁ、それはそれとして……。
「わわ、髷の無いロボットも動き出した!」
「アリスちゃんの様子もおかしい……」
「一体、これは……」
トーチより出力が強そうな照度だ。
事実、トーチを外したペットが再起動。 しかも間に回路がない。 無線回路である。 挙句にアリス共々反抗的な目を向けてくるまである。
マルチでも別のクラフターを飼主とする犬に敵対されて問題が起きた事はあれど、まさか盗られるとは夢にも思うまい。
ペットとは1度懐柔すれば飼主に一途であり、ステーキを食わされようが腐肉を食わされようが決して他者に靡かぬ。 その筈だ。
ところが驕りと先入観が砕かれてしまった。
益々村人とは分かり合えない。 加えてペットとも。 そんな疑心暗鬼に目眩すら覚える。
「プロトコルATRAHASISを実行します」
「あとら……はしーす?」
「無名の司祭の要請、その最大級の障害排除を優先……ッ! 今すぐ消えなさい、マインクラフターッ!!」
「ッ! みんな私の後ろに!!」
取り巻きから光線が飛んできて、その隙を縫い、磁力の鉄槌が創造手に浴びせられる。
ユメが先生と生徒を庇うように咄嗟に盾を構えたが、我々は飼犬ならぬ飼機に咬まれる悲壮感に打ちのめされるがまま反応が遅れた。
そのまま部屋ごと吹き飛ばされてしまう。
死因は"電磁砲に吹き飛ばされた"だった。
そのままながら地味にレアな死因ではないか。 ペットに殺された、となるよりはマシだとしたい。
「い、一体何が起きてるの!?」
「突然ロボットが再起動、攻撃に爆発……」
「明確な攻撃です」
「攻撃命令を出してたのはアリス……!?」
「アリス! どうしちゃったのさ!?」
「あ、あああ……」
「先生! 建築魔がし、死んで……!」
リスポーン地点が空中戦艦内の自室だ。
比較的近くに設定していてよかった。 これがアビドスやアリウスだったら面倒だった。
「大丈夫。 落ち着いて」
「クラフターさんはね、死んでも復活するの」
「何を言ってるんですか!?」
「あれって噂や空似じゃなかったの!?」
「そ、そんなゲームみたいなこと……」
急いで身支度を整える。
フルエンチャントのダイヤ一式を着込む。
ポーションと金林檎で予めドーピング。 攻撃力と体力値を底上げしていく。
その他諸々も合わせて攻略方法を夢想する。
あわよくば、予備の金林檎とポーション、或いは実績と信頼の牛乳バケツを駆使して敵対したアリスとペットの正常化、不可能なら最悪始末する。 荒らしなら妥当な判断だろう。 部屋の惨劇が世界規模で起こされたら敵わない。
取り敢えず機械にどうしてか有効なダメージが入るレッドストーンもアイテムスロットに加えつつ、エリトラとエンダーパールも備える。
空中からのスタートは、エリトラやエンダーパールによる現場への速やかな復帰が可能だ。 自由落下からの水バケツで着地という手段もとれる。
取り敢えずエンダーパールを現場に投擲。
派手に黒煙が上がる瓦礫の山が見えるので、狙いを定め易くて良い。
「有機体の生存反応を確認。 目標のマインクラフターの消失を確認。 第1目標の排除に成功……!! 引き続き王女を辱めた者共への粛清を成しながら世界を…………は?」
ただいま。
ワープの衝撃ダメージを甘受しつつ、挨拶がてら、惚けるその顔に一閃を食らわした。
ノックバック強化のままに、アリスは吹き飛んでいく。 また詰まらぬ瓦礫と煙が増えてしまった。
「生き返ったああああ!!?」
「えっ嘘!? さっきと同じ人だよね!?」
「ど、どういうこと……!?」
「ほらね。 こういう人たちなんだ」
「うんうん、私は信じてたよ。 帰ってくるって」
煙の中でガラリと鳴る。
その中に揺らめく人影を睨む。
「どこまでも! どこまでも王女を! 無名の司祭を愚弄し! 驕り昂る許されざる者共!
おのれ、マインクラフタアアアアッッ!!」
そのハァン、聞き飽きた。
鳴きたい事がそれだけなら仕方ないが。
後書き
更新常に未定。
弄ばれた鍵で開いた宝箱から漏れ出したは災厄ではなく笑劇。キヴォトス全土に希望を齎す夢なんやなって(白目